ベテランレーサーが円熟の技を競う 実りの秋10月、平和島ボート では、ベテランレーサーが円熟の 技を競う「匠シリーズ第6戦」が、 12日から6日間シリーズで行わ れる。地元東京勢はSGタイトル ホルダー・トリオの熊谷直樹(51)、 三角哲男(49)、矢後剛(49) が出場してシリーズを引っ張る。 匠シリーズの中心となるマスターズ世代、東京支部には何人も のSGタイトルホルダーがいる。その中で熊谷、三角、矢後の3 人が今シリーズに出場する。熊谷は初G1を95年の平和島周年 で、初SGを97年の平和島オーシャンカップで制している。文 字通り「平和島の顔」である。 熊谷直樹 三角は平和島で通算14回優勝と、回数では熊谷を上回る。矢 後もコース不問の変幻自在な巧ターンは色あせない。この3人は 地元での仕上げにも定評があり、優勝争いの中核となる。地元勢 はほかに若女井正、椎名政浩、浦田信義、本吉正樹、塚田修二、 道見数成ら一発を秘めた選手が参戦する。 三角哲男 遠征勢で最も注目されるのが石川真二で平和島は今年7月に優 勝。記念クラスの安定した調整力とさばきは健在だ。平和島との 相性なら小畑実成、森秋光の岡山コンビや野長瀬正孝、新美恵一、 間嶋仁志の東海勢。原田富士男、山一鉄也の福岡勢も目が離せな い。埼玉の後藤浩、鈴木賢一も準地元の平和島できっちり結果を 出している。 矢後剛
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