天草研修 地学部活動報告 8月9日と10日に「高校生アースサイエンスセミナーin 天草」に参加し、みっちり研修をしました ので、報告します。 (詳しい研修報告は、10月の文化祭で行う予定です) 今回の研修は、研究者を講師とした各セミナーに分かれて、天草ジオパークやその周辺で、地学分野に 関するフィールドワークを中心とした調査活動を行うものです。私たち大津高校地学部5人は、熊本大学 の小松先生と田中先生に指導していただき、「赤崎層と白岳層の地層および化石観察と八代海の表層堆積 物の観察」をテーマに、普段の学校における学習ではできない活動をすることができました。 熊本駅から貸切バスに乗って、天草青年の家へ。開講式後に、野外研修に出掛け、熊大マリンステーションの実習 船に乗り、グラブサンプラーを用いて3ポイントの海底表層堆積物を採取。また、露頭も見学し、同じ時間面を示す 鍵層(キーベット)として重要な火山灰の地層を確認したり、赤崎層の化石採取もできました。 開講式 小松先生の説明を聴く様子 部会長の先生から激励 野外研修から戻るとデータ整理。夜遅くまで画像データの整理をし、研究の方向性についても検討しました。その ときに見せていただいた先生のメモ帳は、英語の記述ばかりで、驚くとともに「英語は必須」と再認識。明日は、足 りない画像データの収集と、採取した微化石等の顕微鏡観察をすることを確認し、就寝となりました。 実習船上から採取 採取物をその場で確認 採取物で臭い確認 空き時間もデータ処理 夜遅くまで学びました 朝の集いでは、他団体との交流もありましたが、チクサクコールの場面 が印象に残っています。われらが部長の前田君が、チクサクコールの掛け声役で、輪の中心 になったのです。朝から気合も入り、野外実習では「千厳山展望所」への登山も乗り切ることができました。 マリンステーションでは、昨日採取した微化石等の顕微鏡作業。1時間も検鏡していると目がかすんでしまうので、 先生方の特別講義を間にしていただいたりしました。 朝の集いチクサクコールの中心 ひたすら顕微鏡観察 電子顕微鏡の操作体験 微化石の電子顕微鏡画像 各自で選んだ微化石や現生生物を、マリンステーションの走査型電子顕微鏡を用いて観察することもできました。 操作も上手だ(覚えが早い)と言っていただき、嬉しい時間でした。 これからは、持ち帰った試料(微化石等を含む砂)の整理(ひたすら顕微鏡観察)と データのまとめ。指導してくださった先生方の期待に応え、10月23日の生徒理科研究 発表会できちんと発表する!それが当面の目標です。 閉講式
© Copyright 2024 ExpyDoc