えびの高原硫黄山周辺の硫化水素及び二酸化硫黄測定業務委託仕様書 1 目的 この仕様書は、えびの高原硫黄山周辺の硫化水素及び二酸化硫黄測定業務の委託につ いて、その細則を定める。 2 測定対象の火山ガス 硫化水素 二酸化硫黄 3 委託期間 平成28年11月1日から平成29年3月31日までとする。 4 測定地点 えびの市えびの高原硫黄山周辺の10地点(別紙1)とし、詳細については県が別途 指示する。 5 測定回数及び測定日時 委託期間中に1週間当たり3回(月、水、金)、合計65回の測定を行うものとし、 測定日時は午前(10時測定開始)、午後(13時測定開始)に交互に測定するものと する。 6 測定内容 各測定箇所において、膝の高さ(30cm)及び胸の高さ(150cm)で、検知管法により 火山ガス濃度の測定を行うものとする。測定下限値は硫化水素は 1.25ppm、二酸化硫黄 は 0.1ppm とする。 また、測定日の開始時と終了時の気温及び天候並びに各測定箇所における硫化水素臭 の程度、風向及び風速も記録するものとする。 県道上の測定地点で基準値(硫化水素:10ppm、二酸化硫黄 5ppm)を超える値が測定 された場合その他県が必要と判断する場合は、受注者は、県に速やかに連絡するととも に、県の指示により追加測定を行うものとする。追加測定が発生した場合、見積書の単 価に基づき、委託料の額を変更するものとする。 7 測定結果の報告 測定後は、速やかに測定結果を県に報告するとともに、週間結果報告及び月間結果報 告として集計結果を県に報告するものとする。さらに、業務終了後、報告書を提出する ものとする。 8 9 測定時の連絡 受注者は、測定前の硫黄山入山時、作業終了時に県に連絡を行うものとする。 安全確保対策 防毒マスクの着用など、受注者の責任において測定従事者の安全確保対策を講じるも のとする。また、受託者はあらかじめ鹿児島地方気象台に火山活動状況を確認の上、測 定を行うものとする。 10 警戒区域の立入許可 えびの高原硫黄山周辺は、えびの市が立入禁止区域を設定していることから、火 山ガスの測定に当たり、県が、受注者から立入禁止区域に立ち入って測定を行う者の 氏名等を確認し、えびの市から立入許可を得るものとする。 受注者は、立入許可を得た者に限って警戒区域内における測定業務に従事させるも のとする。 11 その他一般事項 (1) 秘密の保持 本業務を履行する上で知り得た情報等については、第三者に開示し、又は漏洩して はならない。 (2) 個人情報の保護 委託業務を処理するため個人情報を取り扱うに当たって、別記個人情報取扱特記 事項を遵守しなければならない。 (3) 一般共通事項 受注者は本業務を適切かつ円滑に遂行するため、監督職員と打ち合わせ、協議を適 宜行う。 (4) その他 本仕様書に記載のない事項であって、本業務の遂行に必要と認められる事項が発生 した場合には、監督職員に速やかに協議し、その指示に従う。
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