の概要について 1 目的 ① 屋外広告物法(昭和 24 年法律第

桐生市屋外広告物条例(案)の概要について
1 目的
① 屋外広告物法(昭和 24 年法律第 189 号。以下「法」といいます。)の規定に基
づき、広告物の表示及び掲出物件の設置並びにこれらの維持について必要な規制
又は誘導を行うことで、もって良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又
は公衆に対する危害を防止することを目的とするものです。
2 定義
① この条例において用いる用語を定義するものです。
(1) 広告物とは、法第 2 条第 1 項に規定する屋外広告物をいいます。
(2) 掲出物件とは、広告物を掲出する物件をいいます。
(3) 広告物等とは、広告物又は掲出物件をいいます。
(4) 屋外広告業とは、法第 2 条第 2 項に規定する屋外広告業をいいます。
(5) 広告主とは、自己の氏名、名称、店名若しくは商標又は自己の事業若しく
は営業の内容を広告するため、広告物の表示若しくは掲出物件の設置(以下
「広告物等の表示等」といいます。)を自ら行い、又は屋外広告業を営むその
他の者に委託し、若しくは依頼して行う者をいいます。
(6) 自家広告物等とは、自己の氏名、名称、店名若しくは商標又は自己の事業
若しくは営業の内容を表示するため、自己の住所又は事業所、営業所、作業場
若しくはこれらの駐車場で一般の利用に供するものに表示し、又は設置する広
告物等をいいます。
(7) 案内広告物等とは、道標、案内図板その他公共的目的をもった広告物等又
は公衆の利便に供することを目的とする広告物等をいいます。
(8) はり札等とは、法第 7 条第 4 項に規定するはり札等をいいます。
(9) 広告旗とは、法第 7 条第 4 項に規定する広告旗をいいます。
(10) 立看板等とは、法第 7 条第 4 項に規定する立看板等をいいます。
3 市の責務
① 市は、この条例の目的を達成するために必要な施策を策定し、及びこれを実施
するものとします。
4 市民及び事業者の責務
① 市民及び事業者は、「3 市の責務」の規定により市が実施する施策に協力す
るよう努めるものとします。
5 広告主及び屋外広告業を営む者の責務
① 広告主及び屋外広告業を営む者は、広告物等の表示等を行うに当たっては、こ
の条例の規定及び桐生市景観条例(平成 27 年桐生市条例第 48 号)第 7 条の景観
計画(以下「景観計画」といいます。)を遵守するとともに、良好な景観を形成
し、及び風致を維持し、並びに公衆に対する危害を防止するよう努めるものとし
ます。
6 禁止地域等
① 次に掲げる良好な景観の保全を優先すべき地域又は場所(以下「禁止地域等」
といいます。)においては、広告物等の表示等をすることはできません。
(1) 都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)第 2 章の規定により定められた第一種
低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第
二種中高層住居専用地域、景観地区、風致地区、緑地保全地域、特別緑地保全
地区、生産緑地地区及び伝統的建造物群保存地区(いずれも市長が指定する区
域を除きます。)
(2) 景観法(平成 16 年法律第 110 号)第 74 条第 1 項に規定する準景観地区(同法
第 75 条第 1 項の規定による条例の規制を受ける地域に限ります。)で市長が指
定する区域及び同法第 19 条第 1 項の規定により指定された景観重要建造物又
は同法第 28 条第 1 項の規定により指定された景観重要樹木のある敷地から展
望できる地域で市長が指定する区域
(3) 景観法第 76 条第 3 項の地区計画等形態意匠条例により制限を受ける地域で
市長が指定する区域
(4) 市民農園整備促進法(平成 2 年法律第 44 号)第 2 条第 2 項に規定する市民農
園の区域(市長が指定する区域を除きます。)
(5) 文化財保護法(昭和 25 年法律第 214 号)第 27 条又は第 78 条第 1 項の規定に
より指定された建造物及びその周囲で市長が指定する区域、同法第 109 条第 1
項若しくは第 2 項又は第 110 条第 1 項の規定により指定され、又は仮指定され
た記念物及びその周囲で市長が指定する区域並びに同法第 57 条第 1 項の規定
により登録された建造物及びその周囲で市長が指定する区域
(6) 群馬県文化財保護条例(昭和 51 年群馬県条例第 39 号)第 4 条第 1 項又は第 3
0 条第 1 項の規定により指定された建造物及び第 38 条第 1 項の規定により指
定された記念物並びにそれらの周囲で市長が指定する区域
(7) 桐生市文化財保護条例(昭和 36 年桐生市条例第 7 号)第 3 条の規定により指
定された建造物及び記念物並びにそれらの周囲で市長が指定する区域
(8) 森林法(昭和 26 年法律第 249 号)第 25 条第 1 項第 11 号に掲げる目的を達成
するため指定された保安林のある地域(市長が指定する区域を除きます。)
(9) 群馬県自然環境保全条例(昭和 48 年群馬県条例第 24 号)第 3 章及び第 4 章
の規定により指定された県自然環境保全地域及び緑地環境保全地域(いずれも
市長が指定する区域を除きます。)
(10) 都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律(昭和 37 年法
律第 142 号)第 2 条第 1 項の規定により指定された保存樹林のある地域
(11) 高速自動車国道及び自動車専用道路の全区間並びに道路(高速自動車国道
及び自動車専用道路を除きます。)、鉄道、軌道及び索道の市長が指定する区
間
(12) 道路、鉄道、軌道及び索道から展望できる地域で市長が指定する区域
(13) 都市公園法(昭和 31 年法律第 79 号)第 2 条第 1 項に規定する都市公園の区
域
(14) 都市緑地法(昭和 48 年法律第 72 号)第 55 条第 1 項の規定により設置さ
れた市民緑地の区域
(15) 河川、湖沼、渓谷、高原、山、山岳及びこれらの付近の地域で市長が指定
する区域
(16) 駅前広場及びその付近の地域で市長が指定する区域
(17) 官公署、学校、図書館、公会堂、公民館、博物館、美術館、体育館、病院
及び公衆便所の建造物並びにその敷地
(18) 古墳、墓地及びこれらの周囲で市長が指定する区域
(19) 社寺、教会及び火葬場の建造物並びにその周囲で市長が指定する区域
(20) 景観計画に定めた景観重点地区で市長が指定する区域
(21) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認めて指定する地域又は場所
② 市長は、①の(1)から(9)まで、(11)、(12)、(15)、(16)若しくは(18)から(21)
までの禁止地域等の指定又は指定の変更をしたときは、その旨及びその地域又は
場所を告示するものとします。
7 禁止物件
① 次に掲げる物件には、広告物等の表示等をすることはできません。
(1) 橋りょう、トンネル、高架構造物及び分離帯
(2) 石垣、擁壁その他これに類するもので市長が指定するもの
(3) 街路樹、路傍樹及び都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する
法律第 2 条第 1 項の規定により指定された保存樹
(4) 信号機、道路標識、カーブミラー、ガードレール又は歩道柵、駒止め、里
程標その他これらに類するもので市長が指定するもの
(5) 消火栓、火災報知機及び火の見やぐら
(6) 郵便差出箱、信書便差出箱、電話ボックス及び路上変電塔
(7) 送電塔、送受信塔及び照明塔
(8) 煙突、ガスタンク、水道タンクその他これらに類するもので市長が指定す
るもの
(9) 銅像、神仏像、記念碑その他これらに類するもので市長が指定するもの
(10) 景観法第 19 条第 1 項の規定により指定された景観重要建造物及び同法第 2
8 条第 1 項の規定により指定された景観重要樹木
(11) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認めて指定する物件
② 電柱、街灯柱その他これらに類するもので市長が指定するものには、はり紙、
はり札等、広告旗、立看板等及び市長が指定する広告物等を表示し、又は設置す
ることができません。
③ 道路の路面には、広告物を表示することはできません。
④ 市長は①の(2)、(4)、(8)、(9)若しくは(11)又は②の規定による指定又は指定
の変更をしたときは、その旨及びその内容を告示するものとします。
8 許可地域等
① 禁止地域等以外の地域又は場所(以下「許可地域等」といいます。)において、
広告物等の表示等を行おうとする者は、規則で定めるところにより、市長の許可
を受けなければなりません。
② 許可地域等は、土地利用の状況に応じた良好な景観の形成を図るため、規則で
定めるところにより第 1 種許可地域及び第 2 種許可地域に区分するものとします。
③ 第 1 種許可地域は、良好な景観の形成並びに生活及び産業活動等の利便との調
和に配慮すべき地域又は場所とします。
④ 第 2 種許可地域は、都市計画法第 5 条の規定により指定された都市計画区域に
含まれる地域で、産業活動の利便に配慮すべき地域又は場所とします。
9 景観形成型広告整備地区
① 市長は、景観計画に基づき良好な景観を形成し又は保全するため、良好な広告
物等の新設、改修等を図ることが特に必要な区域を、景観形成型広告整備地区
(以下「整備地区」といいます。)として指定することができます。
② 市長は、整備地区の指定をしようとするときは、あらかじめその旨を公告し、
その案を当該公告の日から 2 週間公衆の縦覧に供するものとします。
③ ②の規定による公告があったときは、当該整備地区の区域に係る市民及び利害
関係人は、②に規定する縦覧期間の満了の日までに、縦覧に供された案について、
市長に意見書を提出することができます。
④ 市長は、②に規定する縦覧期間の満了後、整備地区の指定に関し広く意見を聴
く必要があると認めるときは、公聴会を開催することができます。
⑤ 市長は、整備地区の指定をするときは、その旨及びその区域を告示するものと
します。
⑥ ②から⑤までの規定は、整備地区の指定の解除及びその区域の変更について準
用します。
⑦ 市長は、整備地区の指定をしようとするときは、規則で定めるところにより、
当該整備地区における広告物等の表示等に関する基本方針(以下「整備地区基本
方針)といいます。)を定めるものとします。
⑧ ②から⑤までの規定は、整備地区基本方針の決定及び変更について準用します。
この場合において、⑤中「その旨及びその区域」とあるのは、「その旨」と読み
替えるものとします。
⑨ 整備地区において広告物等の表示等を行い、又は行おうとする者は、当該広告
物等が整備地区基本方針に適合するよう努めなければなりません。
⑩ 整備地区において、「12 適用除外等」③の各号に掲げる広告物等で規則で定
めるものを表示し、又は設置しようとする者は、規則で定めるところにより、市
長にその旨を届け出なければなりません。
⑪ 市長は、整備地区における広告物等について当該整備地区に係る整備地区基本
方針の内容に照らして必要があると認めるときは、当該広告物等の表示等を行い、
又は行おうとする者に対し、必要な助言又は勧告をすることができます。
10 広告物活用地区
① 市長は、許可地域等で、特色ある景観を有する地域において、活力ある街並み
を維持する上で広告物が重要な役割を果たしている区域を、広告物活用地区(以
下「活用地区」といいます。)として指定することができます。
② 「9 景観形成型広告整備地区」②から⑤までの規定は、活用地区の指定、解
除及び変更について準用します。
③ 市長は、活用地区の指定をしようとするときは、規則で定めるところにより、
当該活用地区における広告物等の表示等に関する基本方針(以下「活用地区基本
方針」といいます。)を定めるものとします。
④ 「9 景観形成型広告整備地区」②から⑤までの規定は、活用地区基本方針の
決定及び変更について準用します。この場合において、⑤中「その旨及びその区
域」とあるのは、「その旨」と読み替えるものとします。
⑤ 活用地区において表示され、又は設置される広告物等については、規則で定め
るところにより、当該地区の特色ある景観の形成上及び安全上支障を及ぼすおそ
れのないものとして市長の確認を受けたものに限り、「7 禁止物件」及び「8
許可地域等」の規定は適用しません。
11 広告物協定地区
相当規模の一団の土地又は道路、河川等に隣接する相当の区間にわたる土地
(これらの土地のうち、公共施設の用に供する土地その他市長が指定する土地を
除きます。)の所有者及び地上権又は賃借権を有する者(以下「土地所有者等」と
いいます。)は、一定の区域を定め当該区域の景観を形成するため、当該区域に
おける広告物等に関する協定(以下「広告物協定」といいます。)を締結した場合
において、当該広告物協定が適当である旨の市長の認定を受けることができます。
② 広告物協定においては、次に掲げる事項を定めるものとします。
(1) 広告物協定の目的となる土地の区域(以下「協定地区」といいます。)
(2) 広告物等の位置、形状、面積、色彩、意匠その他表示又は設置の方法に関
する事項
(3) 広告物協定の有効期間
(4) 広告物協定に違反した場合の措置
(5) 前各号に掲げるもののほか、広告物協定の実施に関し必要な事項
③ 広告物協定に係る土地所有者等は、①の認定を受けた広告物協定を変更しよう
とする場合においては、その全員の合意をもってその旨を定め、市長の認定を受
けなければなりません。
④ 市長は、①又は③の認定をしたときは、当該認定を受けた広告物協定に係る土
地所有者等に対し、技術的助言、支援等を行うよう努めなければなりません。
⑤ 協定地区内の土地所有者等で当該広告物協定に係る土地所有者等以外の土地所
有者等は、①又は③の認定後、市長に対して書面でその意思を表示することによ
って、当該広告物協定に加わることができます。
⑥ ①又は③の認定を受けた広告物協定に加わっていない者で当該協定地区におい
て広告物等の表示等を行おうとするものは、当該広告物協定の内容に配慮するよ
う努めるものとします。
⑦ 市長は、①又は③の認定を受けた広告物協定に係る協定地区において広告物等
の表示等を行い、又は行おうとする者に対し、当該協定地区の景観を形成するた
めに必要な指導又は助言をすることができます。
⑧ 広告物協定に係る土地所有者等は、①又は③の認定を受けた広告物協定を廃止
しようとする場合においては、その過半数の合意をもってその旨を定め、市長の
認定を受けなければなりません。
⑨ 市長は、①、③又は⑧の認定をしたときは、その旨及びその区域を告示するも
のとします。
12 適用除外等
① 次に掲げる広告物等については、「6 禁止地域等」から「11 広告物協定地区」
までの規定は適用しません。
(1) 法令の規定により表示し、又は設置する広告物等
(2) 国又は地方公共団体が公共的目的をもって表示し、又は設置する広告物等
(3) 公職選挙法(昭和 25 年法律第 100 号)による選挙運動のために使用するポス
ター、立札等又はこれらを掲出する物件
(4) (1)から(3)に掲げるもののほか、規則で定める広告物等
② 公益上必要な施設又は物件に、規則で定める基準に適合して寄贈者名等を表示
する場合においては、「6 禁止地域等」から「8 禁止地域等」までの規定は、
適用しません。
③ 次に掲げる広告物等については、「6 禁止地域等」及び「8 禁止地域等」の
規定は、適用しません。
(1) 自家広告物等で規則で定める基準に適合するもの
(2) (1)に掲げるもののほか、自己の管理する土地又は物件に管理上の必要に基
づき表示し、又は設置する広告物等で、規則で定める基準に適合するもの
(3) 工事現場の板塀その他これに類する仮囲いに表示される広告物で、規則で
定める基準に適合するもの
(4) 祭典、縁日又は地域の年中行事のため一時的に表示し、又は設置する広告
物等
(5) 講演会、展覧会、音楽会、スポーツ大会等のためその会場の敷地内に表示
し、又は設置する広告物等
(6) 電車又は自動車に表示される広告物で、規則で定める基準に適合するもの
(7) 道路運送車両法(昭和 26 年法律第 185 号)に基づく登録を受けた自動車で、
その使用の本拠の位置(当該登録に係るものをいいます。)が本市の区域を除く
群馬県の区域若しくは他の都道府県の区域(いずれも指定都市(地方自治法(昭
和 22 年法律第 67 号)第 252 条の 19 第 1 項の指定都市をいいます。以下同
じ。)、他の中核市(同法第 252 条の 22 第 1 項の中核市をいいます。以下同
じ。)及び法第 28 条の条例で定めるところにより同条に規定する事務を処理す
ることとされた市町村(以下これらを「指定都市等」といいます。)の区域を除
きます。)又は指定都市等の区域に存するものに、これら区域の屋外広告物に
関する条例の規定に従って表示される広告物
(8) 人、動物又は車両(電車又は自動車を除きます。)、船舶等に表示される広
告物
(9) 地方公共団体が設置する公共掲示板に当該地方公共団体の定める規程に従
って表示される広告物
(10) 政治資金規正法(昭和 23 年法律第 194 号)第 6 条の届出を経た政治団体が
表示し、又は設置するはり紙、はり札等、広告旗又は立看板等
④ 案内広告物等で規則で定める基準により市長の許可を受けて表示し、又は設置
するものについては、「6 禁止地域等」の規定は、適用しません。
⑤ 次に掲げる広告物等については、「7 禁止物件」①及び②の規定は、適用し
ません。
(1) 「7 禁止物件」①の(2)、(7)、(8)又は(10)に掲げる物件にその所有者又は
管理者が自己の氏名、名称、店名若しくは商標又は自己の事業若しくは営業の
内容を表示するため表示する広告物で規則で定める基準に適合するもの
(2) (1)に掲げるもののほか、「7 禁止物件」①の各号に掲げる物件及び「7
禁止物件」②に規定する電柱、街灯柱その他これらに類するもので市長が指定
するものにその所有者又は管理者が管理上の必要に基づき表示する広告物
(3) (1)、(2)に掲げる広告物を掲出する物件
(4) (1)から(3)に掲げるもののほか、「7 禁止物件」①の(8)に掲げる物件に
表示する広告物で規則で定める基準により市長の許可を受けて表示するもの
⑥ 次に掲げる広告物等については、「8 許可地域等」の規定は、適用しません。
(1) 営利を目的としない講演会、展覧会、音楽会、スポーツ大会等又は労働組
合員等の宣伝のために表示し、又は設置する広告物等で規則で定める基準に適
合するもの
(2) 公共的団体が公共的目的をもって表示し、又は設置する広告物等
(3) はり紙、はり札等、広告旗又は立看板等で規則で定める基準に適合するも
の
⑦ ①の(2)、③の(10)並びに⑥の(1)及び(2)に規定する広告物等を表示し、又は
設置しようとする者は、あらかじめ、規則で定めるところにより市長に協議し、
又は市長に届出をしなければなりません。当該広告物等を変更し、又は改造しよ
うとするとき(規則で定める軽微な変更又は改造をしようとするときを除きま
す。)も、同様とします。ただし、犯罪捜査等のために表示する緊急性を有する
広告物で規則で定めるもの又は表示期間の短い広告物で規則で定めるものは、こ
の限りではありません。
13 経過措置
① 「6 禁止地域等」又は「7 禁止物件」の規定により新たに禁止地域等又は広
告物等の表示等が禁止される物件となった際、当該禁止地域等となった地域若し
くは場所又は禁止される物件に現に適法に表示され、又は設置されている広告物
等についてのこれらの規定の適用については、当該禁止されることとなった日か
ら 3 年間(この条例の規定による許可を受けているものにあっては、当該許可の
期間。その期間内にこの条例の規定による許可の申請があった場合において、そ
の期間が経過したときは、その申請に対する処分がある日までの間)は、なお従
前の例によります。ただし、当該広告物等を変更し、又は改造しようとするとき
(規則で定める軽微な変更又は改造をしようとするときを除きます。)は、この限
りではありません。
② 「9 景観形成型広告整備地区」又は「11 広告物協定地区」の規定による市長
の指定又は認定があった際、当該指定又は認定により新たに整備地区又は協定地
区となった区域に現に適法に表示され、又は設置されている広告物等については、
当該指定又は認定の日から 3 年間(この条例の規定による許可を受けているもの
にあっては、当該許可の期間)は、なお従前の例によります。ただし、当該広告
物等を変更し、又は改造しようとするとき(規則で定める軽微な変更又は改造を
しようとするときを除きます。)は、この限りではありません。
14 禁止広告物等
① 次に掲げる広告物等を表示し、又は設置することはできません。
(1) 著しく汚染し、退色し、又は塗料等の剥離したもの
(2) 著しく破損し、又は老朽したもの
(3) 規則で定める塗料等を使用するもの
(4) 倒壊又は落下のおそれのあるもの
(5) 信号機、道路標識又は道路工事用標識等に類似し、又はこれらの効果を妨
げるおそれのあるもの
(6) 道路交通の安全を阻害するおそれのあるもの
15 広告物等の総表示面積の規制
① 自家広告物等のある敷地内に表示し、又は設置する広告物等(表示期間が 2 か
月を超えないものを除きます。)の表示面積の合計は、規則で定める基準により
算定した面積を超えてはなりません。
16 許可等の期間及び条件
① 市長は、この条例の規定による許可又は確認(以下「許可等」といいます。)を
する場合においては、許可等の期間を定めるほか、良好な景観を形成し、若しく
は風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止するために必要な条件を付すこと
ができます。
② ①の許可等の期間は、3 年を超えない範囲で、広告物等の種類ごとに規則で定
める期間を超えることができません。
17 許可等の期間の更新
① この条例の規定による許可等を受けた者は、「16 許可等の期間及び条件」の
規定による許可等の期間の満了後も引き続き当該許可等に係る広告物等の表示等
を行おうとするときは、規則で定めるところにより、許可等の期間の更新を受け
なければなりません。
② ①の規定による許可等の期間の更新を受けようとする者は、当該許可等の期間
の更新を受けようとする広告物等について、規則で定めるところにより、あらか
じめ倒壊又は落下のおそれの有無その他の安全性を点検し、その結果を市長に報
告しなければなりません。
③ 「16 許可等の期間及び条件」の規定は、①の許可等の期間の更新について準
用します。
18 変更等の許可等
① この条例の規定による許可等を受けた者は、当該許可等に係る広告物等を変更
し、又は改造しようとするとき(規則で定める軽微な変更又は改造をしようとす
るときを除きます。)は、規則で定めるところにより、市長の許可等を受けなけ
ればなりません。
② 「16 許可等の期間及び条件」の規定は、①に規定する変更又は改造の許可等
について準用します。
19 許可の基準
① この条例の規定による広告物等の表示等の許可の基準は、規則で定めます。
② 市長は、広告物等の表示等が①の基準に適合しない場合においても、特にやむ
を得ないと認めるときは、桐生市景観審議会(桐生市景観条例(平成 27 年桐生
市条例第 48 号)第 27 条の規定により設置する桐生市景観審議会をいいます。以
下「審議会」といいます。)の議を経て、これを許可することができます。
20 許可等の表示
① この条例の規定による許可等を受けた者は、当該許可等に係る広告物等に、規
則で定める許可等の証票をはり付けておかなければなりません。ただし、規則で
定める許可等の押印又は打刻印を受けたものについては、この限りではありませ
ん。
② ①の許可等の証票又は許可等の押印若しくは打刻印は、許可等の期限を明示し
たものでなければなりません。
21 管理義務
① 広告物等の表示等を行う者又は「34 管理する者の設置」①の規定により広告
物等を管理する者は、当該広告物等に関し補修その他必要な管理を怠らないよう
にし、良好な状態に保持しなければなりません。
22 除却義務
① 広告物等の表示等を行う者は、許可等若しくは届出に係る表示若しくは設置の
期間が満了したとき、「23 許可等の取消し」の規定により許可等が取り消され
たとき、又は広告物等の表示等が必要でなくなったときは、遅滞なく、当該広告
物等を除却しなければなりません。「13 経過措置」に規定する広告物等につい
て、「13 経過措置」の規定による期間が経過した場合においても、同様としま
す。
② この条例の規定による許可等に係る広告物等を除却した者は、遅滞なく、規則
で定めるところにより、その旨を市長に届け出なければなりません。
23 許可等の取消し
① 市長は、この条例の規定による許可等を受けた者が次の各号のいずれかに該当
するときは、許可等を取り消すことができます。
(1) 「16 許可等の期間及び条件」①(「17 許可等の期間の更新」③又は「18
変更等の許可等」②において準用する場合を含みます。)の規定による許可等
の条件に違反したとき。
(2) 「18 変更等の許可等」①の規定に違反したとき。
(3) 「25 違反に対する措置」①の規定による市長の命令に違反したとき。
(4) 虚偽の申請その他不正の手段により許可等を受けたとき。
24 勧告及び公表
① 市長は、この条例の規定又はこの条例の規定に基づく許可等に付した条件に違
反した広告物等を表示し、若しくは設置する者又は「34 管理する者の設置」①
の規定により当該広告物等を管理する者に対し、期限を定めて当該広告物等の除
却その他必要な措置をとるべきことを勧告することができます。
② 市長は、①の規定による勧告を受けた者が正当な理由がなくその勧告に従わな
いときは、その旨を公表することができます。
③ 市長は、②の規定による公表をしようとするときは、あらかじめ、その勧告を
受けた者に対し、意見を述べる機会を与えなければなりません。
25 違反に対する措置
① 市長は、「24 勧告及び公表」の規定による勧告を受けた者が、正当な理由が
なく当該勧告に係る措置をとらなかったときは、当該者に対し、当該勧告に係る
広告物等の表示等の停止を命じ、又は 5 日以上の期限を定め、当該勧告に係る広
告物等の除却その他良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又は公衆に対
する危害を防止するために必要な措置を命じることができます。
② 市長は、①の規定にかかわらず、公衆に対する危害を防止するために特に必要
と認めるとき、又は「24 勧告及び公表」の規定により勧告しようとする場合に
おいて当該勧告にかかる広告物等を表示し、若しくは設置する者又は「34 管理
する者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者を過失がなくて確知す
ることができないときは、この条例の規定又はこの条例の規定に基づく許可等に
付した条件に違反した広告物等を表示し、若しくは設置する者又は「34 管理す
る者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者に対し、「24 勧告及び
公表」の規定による勧告をすることなく、当該広告物等の表示等の停止を命じ、
又は 5 日以上の期限を定めて、当該広告物等の除却その他良好な景観を形成し、
若しくは風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止するために必要な措置を命
じることができます。
③ 市長は、①及び②の規定による措置を命じようとする場合において、当該広告
物等を表示し、若しくは設置する者又は「34 管理する者の設置」①の規定によ
り当該広告物等を管理する者を過失がなくて確知することができないときは、こ
れらの措置を自ら行い、又はその命じた者若しくは委任した者に行わせることが
できます。ただし、掲出物件を除却する場合においては、5 日以上の期限を定め
て、その期限までにこれを除却すべき旨及びその期限までに除却しないときは、
自ら又はその命じた者若しくは委任した者が除却する旨を公告するものとします。
26 広告物等を保管した場合の公示事項
① 法第 8 条第 2 項の条例で定める事項は、次に掲げるものとします。
(1) 保管した広告物等の名称又は種類及び数量
(2) 保管した広告物等の放置されていた場所及び当該広告物等を除却した日
(3) 広告物等の保管を始めた日及び保管の場所
(4) (1)から(3)に掲げるもののほか、保管した広告物等を返還するため必要と
認められる事項
27 広告物等を保管した場合の公示の方法等
① 法第 8 条第 2 項の規定による公示は、保管後速やかに次に掲げる方法により行
わなければなりません。
(1) 「26 広告物等を保管した場合の公示事項」の各号に掲げる事項を、公示の
日から 2 週間(法第 8 条第 3 項第 1 号に規定する広告物については、2 日間)、
桐生市公告式条例(昭和 40 年桐生市条例第 9 号)第 2 条第 2 項に規定する掲示
場に掲示すること。
(2) 法第 8 条第 3 項第 2 号に規定する広告物等については、(1)に規定する公示
の期間が満了しても、なお広告物等の所有者等(法第 8 条第 2 項に規定する所
有者等をいいます。以下同じ。)の氏名及び住所を知ることができないときは、
その公示の要旨を規則で定める方法により公示すること。
② 市長は、①に規定する公示を行うとともに、規則で定める保管広告物等一覧簿
を規則で定める場所に備え付け、かつ、これを一般の閲覧に供しなければなりま
せん。
28 広告物等の価額の評価の方法
① 法第 8 条第 3 項の規定による広告物等の価額の評価は、取引の実例価額、当該
広告物等の使用期間、損耗の程度その他当該広告物等の価額の評価に関する事情
を勘案して行うものとします。この場合において、市長は、必要があると認める
ときは、当該広告物等の価額の評価に関して専門的知識を有する者の意見を聴く
ことができます。
29 保管した広告物等を売却する場合の手続
① 法第 8 条第 3 項の規定による保管した広告物等の売却は、規則で定めるところ
により、競争入札その他の方法により行うものとします。
30 公示の日から売却可能となるまでの期間
① 法第 8 条第 3 項各号の条例で定める期間は、次の各号に掲げる広告物等の区分
に応じ、当該各号に定める期間とします。
(1) 法第 7 条第 4 項の規定により除却された広告物は、2 日
(2) 特に貴重な広告物等は、3 か月
(3) (1)及び(2)に掲げる広告物等以外の広告物等は、2 週間
31 広告物等を返還する場合の手続
① 法第 8 条第 1 項の規定により保管した広告物等(同条第 3 項の規定により売却
した代金を含みます。)を返還するときは、返還を受けようとする者に、その者
が当該広告物等の返還を受けるべき所有者等であることを証明させ、かつ、規則
で定める受領書と引換えに返還するものとします。
32 立入検査等
① 市長は、この条例の施行に必要な限度において、広告物等の表示等を行う者若
しくは「34 管理する者の設置」①の規定により広告物等を管理する者から報告
若しくは資料の提出を求め、又は市長が命じた者に広告物等の存する土地若しく
は建物に立ち入り、広告物等を検査させることができます。
② ①の規定により立入検査をする職員は、規則で定める身分証明書を携帯し、関
係人の請求があったときは、これを提示しなければなりません。
③ ①の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈し
てはなりません。
33 処分、手続等の効力の承継
① 広告物等の表示を行う者又は「34 管理する者の設置」①の規定により広告物
等を管理する者について変更があった場合においては、この条例又はこの条例に
基づく規則により従前のこれらの者がした手続その他の行為は、新たにこれらの
者となった者がしたものとみなし、従前のこれらの者に対してした処分、手続そ
の他の行為は、新たにこれらの者となった者に対してしたものとみなします。
34 管理する者の設置
① この条例の規定による許可等に係る広告物等を表示し、又は設置する者は、当
該広告物等を管理する者を置かなければなりません。ただし、規則で定める小規
模な広告物等については、この限りではありません。
② 規則で定める大規模な広告物等について①の規定により置かれる広告物等を管
理する者は、法第 10 条第 2 項第 3 号イに規定する試験に合格した者その他規則
で定める資格を有する者でなければなりません。
35 管理する者等の届出
① この条例の規定による許可等に係る広告物等を表示し、又は設置する者は、
「34 管理する者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者を置いたと
きは、遅滞なく、規則で定めるところにより、当該管理する者の氏名又は名称及
び住所その他規則で定める事項を市長に届け出なければなりません。
② この条例の規定による許可等に係る広告物等を表示し、若しくは設置する者又
は「34 管理する者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者に変更が
あったときは、新たにこれらの者となった者は、遅滞なく、規則で定めるところ
により、その旨を市長に届け出なければなりません。
③ この条例の規定による許可等に係る広告物等を表示し、若しくは設置する者又
は「34 管理する者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者は、当該
広告物等が滅失したときは、遅滞なく、規則で定めるところにより、その旨を市
長に届け出なければなりません。
④ この条例の規定による許可等に係る広告物等を表示し、若しくは設置する者又
は「34 管理する者の設置」①の規定により当該広告物等を管理する者がその氏
名若しくは名称又は住所を変更したときは、遅滞なく、規則で定めるところによ
り、その旨を市長に届け出なければなりません。
36 審議会への諮問
① 市長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、審議会の意見を聞かなければ
なりません。
(1) 市長が、「6 禁止地域等」、「7 禁止物件」、「9 景観形成型広告整備
地区」及び「10 広告物活用地区」の規定による指定をし、若しくは「11 広告
物協定地区」の規定による認定をし、又これらを変更しようとするとき。
(2) 「12 適用除外等」②、③の(1)から(3)まで及び(6)、④並びに⑤の(1)及び
(4)、「15 広告物等の総表示面積の規制」若しくは「19 許可の基準」①に規
定する基準若しくは「9 景観形成型広告整備地区」⑦に規定する整備地区基
本方針を定め、又はこれらを変更しようとするとき。
37 手数料
① この条例の規定による許可等(その更新又は変更等に係るものを含みます。)を
受けようとする者は、桐生市手数料条例(平成 12 年桐生市条例第 2 号)に定める
ところにより手数料を納付しなければなりません。
38 適用上の注意
① この条例の適用に当たっては、国民の政治活動の自由その他国民の基本的人権
を不当に侵害しないように留意しなければなりません。
39 規則への委任
① この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定めます。
40 罰則
① 「25 違反に対する措置」①又は②の規定による市長の命令に違反した者は、5
0 万円以下の罰金に処する。
41 罰則
① 次の各号のいずれかに該当する者は、30 万円以下の罰金に処する。
(1) 「6 禁止地域等」から「8 許可地域等」までの規定に違反して広告物等
の表示等を行った者
(2) 「18 変更等の許可等」の規定に違反して広告物等を変更し、又は改造した
者
(3) 「22 除却義務」①の規定に違反して広告物等を除却しなかった者
42 罰則
① 「32 立入検査等」①の規定による報告若しくは資料の提出をせず、若しくは
虚偽の報告若しくは資料の提出をし、又は①の規定による立入検査を拒み、妨げ、
若しくは忌避した者は、20 万円以下の罰金に処する。
43 罰則
① 次の各号のいずれかに該当する者は、10 万円以下の罰金に処する。
(1) 「12 適用除外等」⑦の規定による届出を怠った者
(2) 「20 許可の表示」の規定に違反して許可等の証票をはり付けなかった者
(3) 「22 除却義務」②の規定による届出を怠った者
(4) 「35 管理する者等の届出」の規定による届出を怠った者
44 両罰規定
① 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法
人又は人の業務に関し、「40 罰則」から「43 罰則」までの違反行為をしたとき
は、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、「40 罰則」から「43 罰
則」までの罰金刑を科する。
附 則
(施行期日)
第 1 条 この条例は平成 29 年 4 月 1 日から施行します。
(経過措置)
第 2 条 この条例の施行の日(以下「施行日」といいます。)前に本市の区域内にお
いて、群馬県屋外広告物条例(昭和 39 年群馬県条例第 81 号。以下「県条例」と
いいます。)の規定により許可等を受け、届出又は協議をして表示され、又は設
置されている広告物等については、当該許可等又は届出の有効期間に限り、この
条例の相当規定により許可等を受け、届出又は協議をしたものとみなします。
2 前項に定めるもののほか、県条例の規定により群馬県知事が行った処分、手続
その他の行為又は群馬県知事に対して行われた申請、届出その他の行為で、施行
日以後に、新たに市長が管理し、及び執行することとなる事務に係るものは、こ
の条例の相当規定によりなされたものとみなします。
3 前項の規定により市長に対して行われた申請とみなされた申請で、施行日以後
に市長が許可等をするものに係る許可等の基準については、この条例の規定にか
かわらず、県条例の規定の例によります。
(桐生市手数料条例の一部改正)
第 3 条 桐生市手数料条例(平成 12 年桐生市条例第 2 号)の一部を次のように改正
します。
○桐生市屋外広告物許可等の申請手数料(案)
広告物等の区分
単位
広告板、広告塔、電光掲示板等及びこれらに類す 面積1平方メートルまでご
るもの並びに掲出物件
とに
アーチ
手数料の額
480円
1個につき
5,600円
電柱、街灯柱その他これらに類するもので市長が 1個につき
指定するものに表示するもの
280円
工事現場の板塀その他これに類する仮囲いに表示 面積1平方メートルまでご
するもの
とに
220円
車体に表示するもの
全体を利用するもの
1台につき
1,000円
その他
1個につき
300円
はり紙
50枚までごとに
280円
はり札等
10枚までごとに
550円
広告旗
1本につき
220円
立看板等
1個につき
280円
広告幕
1張りにつき
330円
アドバルーン
1個につき
1,500円
備考 面積の計算方法は、規則で定める。
○禁止地域等として市長が指定する区域、場所等(告示案)
1 塔婆(石造三重塔)及びその周囲500メートル以内の区域
2 梅田湖及びその周囲100メートル以内の区域(自家広告物等を表示し、又は設置する場合を除く)
3 JR両毛線桐生駅の駅前広場