三幸学園 理事長 昼間一彦

地域に眠る職業ニーズを探り、
学園の教育ノウハウを使って
新たな雇用の創出まで目指す
お客 様に対 応できる人 材に対する要
﹁モノ﹂
から﹁コト﹂に移るなか、海 外の
一方 、人 間性の面では、﹁やればでき
る ﹂という 自 信 を 生み、友 人や先 輩・
望は切 実であり、私たちはそうしたニ
幸 学 園は 、
1970年 代から始
めた医 療 秘 書と歯 科アシスタン
後 輩 と の 関 係 を 深 める 年 間 行 事 を
ーズに応 え 、ま ず
三
トの養 成によって、高 度 化する医 療 現
全 校で開 催 。在 校 生の主 体 性と周 囲
年4 月 に 沖 縄 県
場の人 材 不 足に応え 、女 性の社 会 進
出の一翼を担いました。 年の学 校 法
教育機会と位 置付けています。
との良 好 な 関 係 性 を 育てる 、重 要 な
スタートする予 定です。
と北海道で観光分野の新たな教育を
をもつ人材を育てています。
と 、専 門 知 識・技 術 と 豊かな 人 間 性
います 。今 後は同 部 発の教 育 改 革 も
発展させ、
各校に普及させる役割を担
業 教 育ノウハウを組み合わせ、様々な
など、地 域のニーズと当 学 園のもつ職
学 生の早 期 職 業 体 験 をサポートする
専 門 教 育 も 常に改 革 を 進めていま
す。例えば、
スポーツ系分野では、
大手
スポーツクラブとの産 学 連 携によって
環 境 、講 義 と 実 習 を 連 動させた学 習
育テーマとなってきました。その一例
人 材 の 育 成 ﹂は 、当 学 園 の 重 要 な 教
6次 産 業 化に関する教 育を取り入れ
候 補 事 業 者の選 定を受け、農 業・食・
﹁ 地 域と連 携した、地 域を豊かにする
により、業界で必要な知識・技術を養
年4 月 に 開
た通 信 制 高 等 学 校 を
カリキュラムを構 築 。仕 事に直 結した
ここ数 年は、業 界 団 体や各 自 治 体
形で地 域 貢 献を進めています。
から地 域 活 性に関するご相 談も増え、
最 近では、宮 城 県 登 米 市の﹁ 旧 米
山 高 等 学 校 校 舎 等の利 活 用 事 業 ﹂で
大いに進むと期待しているところです。
﹁ 技 能 と 心の 調 和 ﹂の 教 育 理 念 のも
2016 年 発 足の教 育 開 発 部は 、
て といった 社 会 のニーズに 向 き 合い、
地域連携は専門学校教育にとどま
このような 学 園 独 自の教 育 をさらに
りません。教 育 委 員 会の後 援で小・中
人 化以降も、高 齢 化 、健 康 志 向 、子 育
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携し、貢 献 する ﹂教 育の実 践が、今 後
業 界 、そして卒 業 生とも 多 面 的に連
中 核に三幸 学 園があるような、﹁ 地 域 、
安 心して学び、働き、暮らせる環 境の
この例に限らず 、﹁ 勉 強の場 ﹂、﹁ 働
く 場 ﹂、
﹁ 生 活 する場 ﹂が一体 となり 、
展に寄 与したいと考えています。
新たな 雇 用 創 出 も 視 野に、地 域の発
提 供 、保 育 や 介 護の 人 材 育 成 な ど 、
協 力した自 然 体 験 学 習 プログラムの
期スクール、登 米 市 や 近 郊 自 治 体 と
校 予 定です 。加 えて 、社 会 人 向け短
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の目 標とするところです。
2016 OCT. Vol.414
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が観光業 界です。インバウンド需 要が
います。
【学校法人プロフィール】1985年学校法人三幸学園設立。以前より
全国展開していた医療秘書、歯科アシスタントの専門教育機関を学校
法人立の専門学校とし、教育分野を拡大。2016年4月現在、医療・保
育系、
スポーツ系、美容・ブライダル系、製菓系など56の専門学校に加
え、大学、短期大学、通信制高等学校を擁する。15 年にベトナムで美
容分野の専門校設立。
学校法人三幸学園
理事長
昼間一彦
【理事長プロフィール】
ひるま・かずひこ●1956年生まれ。慶應義塾大
学卒業。都市銀行入行後、人事部、企画部、支店長などを歴任し、98
年 退 職 。同 年に学 校 法 人 三 幸 学 園 入 職 。理 事 、常 務 理 事を経て
2013年より現職。
̶ 変革に挑む̶
まとめ/山辺孝能 撮影/西山俊哉