まちづくりデザインスタジオⅢ

平成 28 年度 東北公益文科大学 特別講座
全 15 回
まちづくりデザインスタジオⅢ
酒田港を人間のための空間としてデザインする
■テーマ
■講座の目的
産業構造が転換する中で、世界の港は人間のための空間として見直されています。他都市の
事例を参考にしながら、新たな酒田港をどう構想していくか、都市デザインの方法を習得します。
■講座の概要
今、地方都市のまちづくりでも、都市を環境(空間)として把握し、模型やドローイングなどの具
体的なイメージを踏まえて論じることが求められています。港は酒田が生まれ繁栄した源であり、
今でも多くのまちづくり計画が基本理念に掲げ、多くの振興策が提案されています。しかし、それ
らの多くは具体的な空間的構想力に弱点があり、また産業構造の転換に伴う港湾空間の見直し
という視点も欠けています。今回行うまちづくりデザインスタジオは、協働の手法として、多方面か
らの意見に耳を傾け、多くの関係者との調整を図りながら、都市をデザインしていきます。
■講師
温井 亨 (スタジオリーダー・東北公益文科大学教授)
[略歴] 東京都生まれ。東京大学で風景計画と建築を学ぶ。東孝光建築研究所を経て、イタリア政
府給費留学(ミラノ工科大学)。帰国後、㈱シープ・ネットワークで長浜市の中心 商店街再
生等を担当。1994 年より東北芸術工科大学で、2010 年からは東北公益文科大学に移り、県
内の中心市街地再生、農山村のむらづくりに取り組んでいる 。
高谷 時彦 (東北公益文科大学特任教授)
[略歴]
香川県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業後、建築家・東大教授槇文彦氏の
事 務 所 で 建 築 ・ 都 市 デ ザ イ ン を 学 ぶ 。89 年 に 独 立 し 、住 民 参 加 で 設 計 し た 幕 張 ベ
イ タ ウ ン・コ ア で 第 1 0 回 公 共 建 築 賞 優 秀 賞 。鶴 岡 市 立 藤 沢 周 平 記 念 館 で 東 北 建 築
賞 、ま ち な か キ ネ マ で B E LCA 賞 他 。東 京 大 学 、長 岡 造 形 大 学 な ど で 非 常 勤 講 師 を
つ と め 、 20 05 年 4 月 よ り 現 職 。 学 生 と と も に 、 地 方 都 市 の 歴 史 ・ 地 域 資 産 を 活
かしたまちづくりに取り組んでいる。
矢野英裕 (東北公益文科大学特任准教授)
[略歴] 山形県生まれ。高校までを山形市で過ごす。東京大学工学部建築学科卒業後、建築家・安
藤忠雄氏のもとで、建築・ランドスケープの実務を通じて、環境と人間の関わりについて
学ぶ。豊栄市立図書館、JR 竜王駅・駅前広場、さくら広場《幕張》、スリランカの住宅、
MUSEUM SAN(韓国)などを担当ののち、2015 年、山形市に空間芸術研究所を設立し独立。
建築・まちづくり等に対する提 案を行っている。
菊地亮哲 (東北公益文科大学非常勤講師)
[略歴] 山形県生まれ。國學院大學を中退して(株 )電通に入社。その後、大沼デパート、清水屋デ
パートを経て、2001 年より酒田TMOタウンマネージャーとして中心商店街をマネジメン
トする。2003 年に「さかた街なかキャンパス」を立ち上げ、学生の街なかでの活動を支援
している。2007 年より東北公益文科大学非常勤講師。
■日程
平成 28 年 10 月 17 日(月)~平成 29 年 3 月 20 日(月・祝日) 全 15 回
19:40~21:10(第 3 回・第 4 回・第 15 回を除く)
■会場
さかた街なかキャンパス( 酒田市中町1丁目8-5)
* 第 4 回は東北公益文科大学 酒田キャンパス教育研究棟 3 階大教室
( 酒田市飯森山3-5-1)
1 回 90 分×全 15 回 19:40~21:10 ※第 3 回・第 4 回・第 15 回を除く
■進め方
第1回
10/17 (月)
●オリエンテーション:講義の概要。
●ワークショップ:酒田港の魅力と課題。班分け。
第2回
10/24 (月)
●レクチャー:先進事例に学ぶ(親水空間の整備・ウォーターフロント再開
発・歴史都市としての港町の保存再生)
第3回
10/30 (日)
●現地調査(酒田本港、南新町、酒田北港、背割り堤)
14:00~17:00
第4回
10/31 (月)
徒歩と車での移動を併用します。
●公開シンポジウム:港町の再生、日本と世界
-酒田港を人間のための空間として考え直す-
19:00~21:00
東北公益文科大学酒田キャンパス大教室
第5回
11/7 (月)
●港湾関係者、まちづくり関係者からのレクチャー
第6回
11/21(月)
●模型作成:方法の手ほどきと作業
第7回
12/5(月)
●ワークショップ:班ごとに素案をつくる
第8回
12/19 (月)
●素案発表会
第9回
1/16(月)
●計画案作成①
第 10 回
1/30 (月)
●計画案作成②
第 11 回
2/13 (月)
●計画案作成③
第 12 回
2/27 (月)
●中間講評会
第 13 回
3/13 (月)
●計画案の深化
第 14 回
3/18 (土)
●プレゼンテーション準備(リハーサル)
第 15 回
3/20( 月 ・
●各界の方々を招いてのシンポジウム+最終講評会
計画案の概要
14:00~
祝日)
■受講料等
受講料 20,000 円、定員 15 名 (本学学生、大学院生は無料)
■申込方法
10 月 14 日(金)までに、下記申込フォームに記入のうえFAXいただくか、または同フォー
ムの記載事項を記入のうえ、件名を「まちづくりデザインスタジオ 参加申込」として、
Eメールによりお申し込みください。
FAX送信先 0234-31-2082
Eメール送信先 [email protected]
(氏名)
(所属)
(メールアドレス)
(電話番号)
(住所)
※ご記入いただいた個人情報は、申し込み受付の確認や緊急連絡の際にのみ使用いたします。
問い合わせ:東北公益文科大学 庄内オフィス 〒998-8580 山形県酒田市飯森山 3-5-1
Tel: 0234-41-1115 Fax: 0234-31-2082 E-mail: [email protected]
温井 [email protected]