13 企業理念とCSR CSRの取り組み リスクマネジメント 環境活動 コンプライアンス リスクマネジメント コーポレート・ガバナンス ▶ルネサスエレクトロニクスグループの考え方 当社は、 「ルネサスエレクトロニクスグループ リスクおよび危機管理基本規則」を 制定し、当社グループ全体のリスクマネジメント体制を構築しています。 リスクマネジメントの仕組み 海外でのリスクマネジメント 当社は、 「ルネサスエレクトロニクスグループ リスクおよび危機管理基本規則」を制定し、当社グループ全体のリスクマネジメント体制を構 海外におけるリスクマネジメントについては、各海外拠点を管掌 築しています。 する本社部門および現地のリスク対策部門と協力し、リスク事象 会社経営全般に関するさまざまなリスクは発生頻度や影響度をもとに分類し、担当する部門を決定して日常のリスク管理を行います。 ごとの潜在的なリスクの洗い出し、対策の策定およびマニュアル また、リスクが具現化した場合には、あらかじめ定めた対応方針に基づき、対応組織を設置して損失の極小化のための対応に当たります。 の作成を進めています。また、新型インフルエンザの発生やテロ 活動の活発化など、当社グループとして注意喚起ならびに情報共 有すべき事象については、当社が収集した情報を海外も含めた当 ■リスクマネジメント推進体制図 計 画 リスクマップ作成 リスク類型別 管理部門定義 危機発生時 防 止 策 リスク類型別 管理部門による モニタリングと防止・ リスク低減策 危 機 対 応 リスク 顕 在 化 リスク洗い出し・評価、 危 機 管 理 部 門 が検 討 平常時 レベル 1 全社緊急事態 全社対応 レベル 2 重大経営危機 複数危機管理部門対応 レベル 3 その他経営危機 対応レベルの定義 当該危機管理部門対応 対応状況のレビュー リスク顕在化せず 社グループの従業員に周知する仕組みを構築しています。さらに、 当社グループまたは当社グループ近隣で自然災害などの被害が発 生した場合、当社のリスク対策関係者間で迅速に情報が共有され る仕組みを構築しており、グローバルなリスクマネジメントを推進 しています。 14 企業理念とCSR CSRの取り組み 環境活動 コンプライアンス リスクマネジメント コーポレート・ガバナンス リスクマネジメント BCM の策定 当社では、リスク管理体制強化の一環として事業継続管理 ( Business Continuity Management:BCM ) を防災・危機管理の 主軸と位置付けています。グループ会社一体となり従業員の安全 ■地震発生後の復旧活動フロー 時 間 地震発生直後(直下型地震) 支援提携関係会社(事業所)の支援 地震直後の初動活動 資源の保全を実現すべく、BCM の策定・強化に積極的に取り組ん 職場自衛消防隊の活動(職場、フロア単位) 関係会社︵事業所︶地震対策本部 解散 関係会社(事業所) 独自の復旧活動 は経営会議に付議し、各事業拠点にも展開してグループ全体で事 業継続能力の向上を目指しています。 復旧完了報告書 人的被害情報収集 本格復旧応援要請 生産班 復旧状況確認 地震災害発生報告 支援要求 生産班 応急復旧対策実施状況確認・報告 出社不能 地震発生速報 関係会社︵事業所︶応急対策 を練り上げ、逐次実践・実施しています。また、重要事項について 地震対策本部の 立ち上げ 本部長 出社 強化などです。これらの課題は、それぞれ関係する各部門で対策 出社可能 ①救護救出活動 ②負傷者の救護 ③被害者 遺体処理 関係会社︵事業所︶地震対策本部設置 替生産ネットワークの確立、お客様とのリスクコミュニケーション 地 震 発 生 出社 復旧対策(復旧手順、担当者の明確化など)の充実、耐震強化、代 被 災 事 業 所 施設機材確保 震の想定被害に基づき、BCM の総点検と見直しを進めました。具 ①安全確認 ②一時避難誘導 ③避難場所確保 勤務時間外発生 東日本大震災の体験や、首都圏直下型地震および南海トラフ地 勤務時間内発生 でいます。 対策、事業継続対策、早期復旧対策などの強化に加え、被災時の (本格復旧体制) 本社地震対策本部の支援 組 織 の確保と継続的な製品・サービスの提供責任の履行ならびに経営 体的には、従来から実施している安全対策、緊急時体制、被害減 第二次復旧期 第一次復旧期(応急復旧体制)
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