平成27年度 学校評価

浪速高等学校
校長 木村智彦
平成27年度 学校評価
1
学校目標
神社神道を建学の精神とし敬神崇祖を教育の根幹として「浄・明・正・直」の心を養う。
生徒の才能と適性を開発し、学力・体力・気力の増進を図り個性あふれる心豊かな生徒を育成する。
2
中期目標
1
学校運営
(1) 神社神道の精神である「浄明正直」を実現する
ア、 学校行事を通して神社神道の精神を学び、成長の糧とする
イ、 奉仕活動を積極的に行い奉仕の精神を養う
(2) 教員研修の充実
ア、 教科ごとに学内公開授業を実施。教員研修の実施
イ、 英語、国語、数学に関しては外部講師を招き研修会を実施
ウ、 外部講師を招き学校現場でのタイムリーな課題について研修会等を教職員全員対象で実施
ヱ、 ICT教育推進のため各種研修会発表会、見学会参加
オ、 新任教諭による研究発表会
(3) 学校施設の充実
ア、 学習施設の整備充実(新校舎中央館H27年7月完成)
イ、 校内学習補助機材等の充実
ウ、 校外学習施設(多聞尚学館)整備、補修、校内のグラウンド人工芝の拡張、テニスコート・トレーニングルームのリニューアル他
(4) 危機管理体制の確立
ア、 災害時、管理マニュアルの作成
イ、 水、食料の備蓄
ウ、 防犯訓練・避難訓練の実施(大阪880万訓練の日)
2
基本的生活習慣の確立
(1) 人権教育
ア、 生活実態調査
イ、 学年別にテーマを決めHRの時間に於いて実施。
ウ、 生徒対象人権研修会 (2) 生活指導
ア、 学校外危険箇所、正門、西門での登下校時の指導
イ、 いじめ防止マニュアルに添ったいじめ実態アンケートの実施
ウ、 全校生徒対象の校長講話ならびに生徒指導部長からの注意
ヱ、 服装、頭髪指導、及び公共のマナー、交通マナー向上指導
(3) 講演会、講習会の実施
ア、 薬物乱用防止教室
イ、 痴漢防止教室
ウ、 人権研修会
ヱ、 ネット犯罪防止教室
オ、 思春期教室
カ、 自転車通学者講習会
3
学力向上と進路
(1) 教科指導の強化
ア、 教科内での教員研修会の実施
イ、 UP講習や放課後講習を通じて指導力の向上
ウ、 大学講師と連携した勉強会
(2) 英語教育の強化
ア、 英語検定全員受検と受検のための指導
イ、 エンパワーメントプログラム(ISA)の実施
ウ、 ニュージーランド語学研修の実施
ヱ、 ICT教育の導入
(3) 講習等の実施
ア、 始業前の学習指導(Ⅱ類・Ⅲ類)
イ、 0限目の実施(理数科・Ⅰ類・インテンシブ・N)
ウ、 放課後講習の実施と中身の充実
ヱ、 長期休暇中の講習の実施
オ、 週末多聞合宿の実施
(4) ICT教育の推進
ア、 ICT関連のICT教育先進校、ICT活用授業モデル校訪問、研究会、展示会参加
イ、 研究授業実施、電子黒板、プロジェクター、タブレットを活用した授業研修
(5) 外部講師、大学と連携した特別授業への参加とオープンキャンパスへの参加
ア、 大学で開催されているセミナーへの参加
イ、 各大学・専門学校関係者による校内・校外での進路説明会・キャリアガイダンスの実施
ウ、 各大学へのオープンキャンパス、学校見学会への積極的な参加
ヱ、 外部講師を招いての受験対策講義
オ、 HR等の時間での進路説明会
4
保護者地域に開かれた学校つくり
(1) 保護者による授業参観と懇談
ア、 授業参観の実施
イ、 各学期に行われる成績懇談会
ウ、 学期末テスト後に行われる個人懇談会
(2) 保護者との連携と情報発信
ア、 担任と保護者との連携
イ、 保護者へ学校連絡網システムやホームページによる情報発信
ウ、 保護者対象進路説明会の実施
(3) 地域との連携
ア、 大和川中学校区 「地域まるごと なかよしプロジェクト」への参加
イ、 地域主催「区民まつり」「福祉祭り」「住吉区民コンサート」等の参加
ウ、 吹奏楽部定期演奏会(住吉区民ホール)
(4) 奉仕委員会
ア、 地域での奉仕活動
イ、 近隣の老人ホーム慰問
ウ、 エコキャップ回収運動
【自己評価アンケートの結果と分析・学校評価委員会からの意見】
自己アンケートの結果と分析
○生徒
平均的には70%以上の生徒達は学校生活を楽しく過ごしてい
るとの結果が出ている。その反面不満や充実感を得ていない
生徒達10%程度実在している。授業中の状態が良いクラスは
授業が実力UPに繋がっていると感じており授業も工夫されて
いると考えている。生徒達は予習や復習を良くできているとは
思っていないようだが、提出物や宿題などはしっかりと提出でき
ているようである。将来についても真剣に考えている生徒が多く
いる。今後の課題としては自ら考えていく力の育成が大切であ
ると思われる。
学校評価委員会からの意見
○ 登下校のマナーについて
昔に比べて大変良くなってきている。お互いにトラブルを避ける
ためにも、近隣住民の方も少しは気を配ることも必要である。
○生活指導について
本校生徒のほとんどは、挨拶がしっかりと出来ており、服装や
頭髪についても高校生らしい態度や身なりをしている。
ただ、一部の生徒は苦情を受けるような振る舞いがあることも
事実である。
○学力向上について
多聞尚学館の学習合宿や放課後のUP講座、0限等の取り組み
○保護者
は生徒にも保護者にも評価されている。素晴らしい校舎も完成
授業参観後のアンケートから各学年80%程度の保護者の方が しましたので更なる学力向上を期待している。
授業内容について満足を頂いていた。平常時の授業の様子を ○浪速高等学校卒業生の保護者として
直接見ていただき保護者の方が安心されたケースが多くまた担 子供が3年間楽しく過ごせていたので大変満足している。ただ1
当教科の教員の授業姿勢に対しても高評価をいただいてい
つ不満があるとすると、高校の3年間で多聞合宿に一度も呼ば
る。1年生は進路講演会を開催しておりその内容についても満 れなかったことである。子供はそれが良かったようだが、保護
足されている。その反面授業に向かう姿勢の改善を望む声や 者としては少し心残りである。
保護者の方が抱かれている不安などをアンケートから把握でき ○危機管理体制の確立について
る事で今後の指導のポイントを再確認することができた。
本当に立派な校舎が完成しました。だからこそ、緊急時におけ
る施設利用・備蓄といった面で行政、地域との協力を、より一層
○教職員
お願いしたい。
学校運営については建学の精神を元に教員研修の充実、学 ○その他
校施設の充実、危機管理体制の確立など全教職員からのアン 卒業式における卒業証書カバーは、同窓会からの寄贈である
ケート結果から90%前後の教職員が達成したと評価をしてい ことを、生徒に強調してほしい。
る。ただ、地域との交流や教員の資質向上やカウンセリング体 [次の卒業式からの対応を約束]
制についての項目では80%と若干低い数字となっている。基 多聞尚学館の体育館が汚いのではないか。
本的生活習慣の確立については人権教育、生活指導を中心 [すぐに、教員が(管理職も含めて)、清掃活動を実施]
に日々の生活態度の改善と公共・交通マナーの向上や校内の
美化・風紀などの向上が90%以上の教職員により達成したと
評価されている。講演会や講習会の実施については各学期に
1回から2回実施しており充分に評価できると考えられる。
○分析
本校の教育環境がかなり良くなったので、教職員は教育の中
身についてしっかりと目をやることに集中出来るようになってい
くので、問題点を明確にして解決に向けて力を注ぐ必要がある
と考える。特に生徒達の変化を早くキャッチすること、そして早
期解決に向けて動くこと。安心して学校生活を送るため保護者
との連絡や報告を密にとることなどがより一層必要であると考え
られる。また、改革される入試に対応できる生徒の育成を最重
要項目ととらえて、選択肢を選ぶ解答ではなく、自ら考えて記
述できるような能力の育成に直結するような授業のあり方に変
換していくことも考えていくべきである。
3
本年度の取り組み内容及び自己評価
中
期
目
標
今年度の重点目標
(1)
神社神道の精神である
「浄明正直」実現
具体的な取り組み計画・内容
評価指標
自己評価
ア、学校行事を通じて神社神道の精神を
学び成長の糧とする。毎月一日の学院 行事実施前の神道授業での事前
神社参拝、校外学習における神社参拝 学習の充実と実施後の変化や成
行事(一斉参拝など)と授業(神道)を連携
果を検証し改善を行う
や伊勢修養学舎を実施
させて計画通りに実施した
イ、奉仕活動を積極的に行い奉仕の精 神社奉仕や校外の清掃活動(学期
神を養う
に1回~2回)を実施
ア、各教科ごとに学内公開授業を実施し 教科ごと学期に一回の研修会、反
教員研修を実施
省会の実施
各教科公開授業・研修会を3回は実施した
外部講師の先生方から指標が明
イ、英語、国語、数学に関しては外部講 確になり各教員がそれを応用し
フィードバックする。
師を招き研修会を実施
学 (2) 教員研修の充実
校
運
営
現在社会的問題(人権等含む)と
ウ、年2回外部講師を招き学校現場にお なっているテーマについて講師の
いてのタイムリーな課題・問題について 先生から研修を実施して教員への 今年度は4月・7月・10月・1月に実施した
意識の向上と迅速な対応が出来
職員全員対象での研修会を実施
る事を目的とする。
ヱ、ICT教育関連の研修や研究授業で 発表会、展示会へ参加
の機材を利用して実施する
研究授業の実施
各教科機材を用いて授業展開を実施した
オ、新任教諭による研究発表会 年間 新任教諭が存在する年に開催さ
の研究研修の成果を発表する
れる
ア、学習施設の整備充実を図る
イ、校内学習補助機材等の充実を図る
(3) 学校施設の充実
(4) 危機管理体制の確立
H28.3月に実施した
中央館完成に伴い電子黒板など
設置、書画カメラ、短焦点プロジェ
クターなど購入
ウ、校外施設(多聞尚学館)の整備、校内 多聞尚学館の整備、校内テニス
テニスコート・トレーニングルームのリ
コート・トレーニングルームのリ
ニューアル
ニューアル
ア、災害時マニュアルを作成する
マニュアルの作成
イ、水、食料の備蓄を実施する
ウ、防犯訓練、避難訓練の実施
ア、生活実態調査
大阪880万訓練の日に実施
4月・10月に実施した
全ての機材が搬入・設置済み
計画通りに工事が終了し現在利用中
総務・生活指導部が中心となり作成
9月4日に実施した
各学年1学期に1回実施
実施計画通りに実施した
(1) 人権教育
イ、人権推進委員会からHRでの学習
ウ、生徒対象人権教育研修会(3年生の
み)
基
本
的
生
活 (2) 生活指導
習
慣
の
確
立
ア、学校外危険場所、正門 西門での登
下校時の指導
イ、いじめ防止マニュアルに添ったいじめ
実態調査アンケートの実施
年1回研修会実施
学期に1、2回実施
月2回の全体指導
ヱ、服装、頭髪指導及び公共のマナー、
交通マナー向上の指導
毎日登下校時実施
ア、薬物乱用防止教室
ウ、人権研修会
ヱ、ネット犯罪防止教室
オ、思春期教室
カ、自転車通学者講習会
H27年12月に実施した
毎日登下校時実施
ウ、全校生徒対象の校長講話と生徒指
導部長からの注意、指導
イ、痴漢防止教室
(3) 講演会、講習会の実施
各学年各学期に1、2回実施
計画通りに実施しており現在の所指導内
容の成果は出てきており問題発生件数は
減少しており今後も継続的な指導が最も効
果的であると確信して日々の指導を充実さ
せる
中高で実施
11月19日実施した
中高女子対象で実施
6月4日実施した
各学年で実施
実施計画通り実施した
中高合同で実施
4月7日実施した
高校3年生女子対象で実施
6月25日実施した
高校生対象で実施
実施した
ア、教科内での教員研修会の実施。
(1) 教科指導力の強化
教科別教員研修会の実施。
朝・放課後・長期休暇期間におけ
イ、UP講習の指導を通じて指導力の向上 る講習実施後の小テストや模擬テ
スト、定期テストの結果を見て改善
ウ、大学講師と教員との連携と勉強会
箇所の発見と改善に努める。
ア、高校在学中英語検定2級合格を目
指す
計画通り実施した
イ、エンパワーメントプログラム(ISA)の
実施
海外の大学生が来日し本校生徒
に対し5日間英語ののみでコミュニ H27.8月計画通り実施でき当初の目標は
ケーションを図る指導などを行う。
達成された。
ウ、ニュージーランド語学研修の実施
ハミルトンで約3週間国際社会で
活躍できる人材の育成を目指し英
語学習の必要性を高める。
H27.12月10日から30日まで実施した
(2) 英語教育の強化
各学年において積極的にICTを
導入し授業を実施
主要教科だけではなく他教科などに於い
てもICTを駆使した授業展開を実施してお
りその中での問題点や課題を今後は改善
していかねばならないと考えられる。
ア、始業前の学習指導
月~木まで練習問題を行い週末
金曜日に小テストを実施。不合格
者は月曜放課後講習を実施
Ⅱ類・Ⅲ類で実施し、生徒も真剣に取り組
んで効果が現れている
イ、0限授業の実施
月曜から金曜の0限目時間帯で2 2学期から3年は生徒の希望に応じた講座
年、3年指定コースにて実施。 を複数開講し、2年生は指定の講座を開講
(S・Ⅰ類・インテンシブ・N)
して実施した
ヱ、ICT教育の推進
学
力
向
上
と
進
路 (3) 講習等の実施
英語検定は年に3回、TOEICは2
回を目安に実施
各教科において担当者からの報告をまと
め問題点の発見と改善点を共有し次への
課題として取り組んでいるところで大きな成
績の変化はまだ見られないが生徒達の学
習意欲の変化は見受けられる。
ウ、日常の放課後講習とその後の自習指 模擬テストや定期考査においての
導の実施
成績の向上を指標の1つとして実 放課後講習は火水金土で実施し、夏期は
特別授業、冬期は冬季講習を実施した
施
ヱ、長期休暇中での講習の実施
オ、週末多聞合宿の実施
1つの科目・分野について徹底的
に学習する
進路指導部が作成した多聞利用計画に
沿った形で計画通り実施中
先進的に実践されている近大附属高等学
校中学校の中西先生と芝池先生をお迎え
し、実践報告会を実施した。。また展示会
学校訪問、研究会、展示会参加。
への参加等をしながらICTの推進を図って
イ、本校独自の研究授業実施
本校独自の研究授業の実施を
いるがそれぞれの教科の特性をどのように
(電子黒板、プロジェクター、タブレット
行った。
ICTを利用して伝え成績の向上に結びつ
等)
けるかなど各教科に於いて研究を行って
いる。
ア、大学で実施されているセミナーへの 各大学において実施される専門
主に1学期と夏休みを中心とした期間に
参加
的なセミナーに参加
開催されたセミナーに参加。
ア、ICT教育先進校、ICT活用授業モデ
ル校訪問、研究会、展示会参加。
(4) ICT教育の推進
(5)
校外において1学期に2回実施し三年生の
イ、各大学・専門学校関係者による校内・
進路説明会、キャリアガイダンス等 進路選択に大きな役割を果たした。校内に
校外での進路説明会・キャリアガイダンス
校内・校外で年2回実施
於いても計画通り実施した
の実施
外部講師との連携した
ウ、各大学へのオープンキャンパス、学
特別授業の推進
オープンキャンパスの案内を頻繁に行い
生徒が積極的に参加しやすい環境を作っ
た。学校からも人気大学へのオープンキャ
難関国公立大学合格を目標に外 ンパスを計画し実施した。また人気大学の
ヱ、外部講師を招いての受験対策講義
部講師を招き講義(月1回)
講師を招き受験対策棟の講演会を1学期
に実施。1年生には将来の受験に対し外
オ、HR等の時間での進路説明会
各学年各学期に2回程度実施 部講師を招き講義。並びに学習会を実施
した
4月の休日に授業参観を実施予 4月29日(祝)に実施し、高校3学年で641
ア、授業参観の実施
定
家庭の出席があった
校見学会への積極的参加
保護者による授業参観と
(1)
懇談
保
護
者
地
域
に
開
か
れ
た (2) 保護者との連携と情報
発信
学
校
つ
く
り
(3) 地域との連携
(4) 奉仕委員会
大学見学会を年3回実施
イ、各学期に行われる成績懇談会
6月と11月に実施予定
6月8日~13日、9月28日~10月3日(3年の
み)、10月26日~31日、1月22日~30日(3
年のみ)に実施した
ウ、学期末に行われる個人懇談会
7月、12月、3月に実施予定
7月18日~29日、12月18日~26日に実施
した
ア、担任と保護者との連携
欠席や遅刻をした場合の保護者
への連絡
全ての担任が必ず当日中に電話で確認の
連絡をしている
イ、ホームページ、学校連絡網システム
90%以上の目標達成が難しい状態であ
によるメールでの情報発信
メール登録者が90パーセント以上 る。来年度にむけて、登下校通知メール
になるよう努力する
サービスを導入し、システムの再構築をは
かることとした。
年2回実施
ウ、保護者対象進路説明会の実施
4月29日と10月31日に実施した
ア、校区でのイベントへの参加
住吉福祉祭り(11月)
イ、地域主催「区民まつり」等の参加
積極的に参加
近隣中学校での演奏会(12月)
住吉区民コンサート(3月)
ウ、吹奏楽部定期演奏会
ア、地域での奉仕活動
各学期に1回~2回実施
各学期に地域清掃奉仕活動を実施。
イ、近隣老人ホーム慰問
年1回実施
ウ、エコキャップ回収運動
月に1回回収
10月に近隣老人ホームへの慰問を実施。
エコキャップ回収運動は運動自体が廃止
されたので実施していない