「明治150年関連施策」の検討開始 に関する「薩長土肥」

国における「明治150年関連施策」の検討開始
に関する「薩長土肥」4県知事共同コメント 0
本日開催された閣僚懇談会で、明治改元から150年の節目となる平成
30年に向け、政府において「明治150年関連施策」の検討を行うこと
とされました。
現在の日本は、少子高齢化が急速に進み、今や本格的な人口減少社会に
突入するとともに、産業構造の大きな変化やこれに伴う地域間・国際間の
競争の激化など、激変する諸情勢の中で、今後、国や地方の活力を如何に
して維持・発展させるのか、重大な岐路に立たされています。
こうした困難に立ち向かっていくためにも、明治150年を迎える今こ
そ、幕末の混乱期にあって未知の時代を切り拓き、明治維新を成し遂げた
先人たちの偉業や、我が国が歩んできた近代化の歴史を今一度見つめ直
し、改めてその志と行動力に学び、これを後世に継承するとともに、総力
を結集して直面する課題の克服を目指す、国民的な機運を盛り上げていく
時です。
そして、その機運の高まりの中で、2020年の東京オリンピック・パ
ラリンピックを成功させるとともに、国内外との交流の拡大や地域活性化
を進め、新たな日本の創造へつなげていくべきと考えます。
このことに向け、このたびの政府の検討開始は、まさに時宜を得たもの
であり、心から歓迎するとともに、関連施策の早期具体化と速やかな実施
を期待しています。
我々鹿児島、山口、高知、佐賀の4県は、明治150年に向け、既に4
県連携による広域観光の取組を推進しているところですが、明治維新や我
が国の近代化をリードした「薩長土肥」としての歴史と誇りをしっかりと
受け継ぎ、明治150年を契機とする地方創生の加速と日本の創生を先導
していくことができるよう、連携を一層密にし、国と一体となって取組を
進めてまいります。
平成28年10月7日
鹿児島県知事
山口県知事
高知県知事
佐賀県知事
三反園
村 岡
尾 﨑
山 口
訓
嗣 政
正 直
祥 義