注目が集まる米大統領選挙、インフラ株の行方は!?

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「投資のヒント」
2016年10月6日
※以下、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン提供のレポートをご紹介します。
注目が集まる米大統領選挙、インフラ株の行方は!?
• 米国ではインフラ設備の老朽化が進行する中、その補修には約400兆円もの資金が必要と見込まれる
• 2016年11月の米大統領選挙では民主・共和党のどちらの候補者が勝利しても、インフラセクターへの追い風が予
想される
◆老朽化が進む米国のインフラ設備
• 2015-2016年における米国のインフラ国際競争力は、2008-2009年から大きく低下しています。
• 実際に、米国の各インフラ設備は老朽化が進行しており、その全てを補修するには、2013年から2020年までの8年間
で約400兆円*1もの資金が必要との試算も発表されています。
*1 米国土木協会の試算に基づく
米国のインフラ設備の評価*2
インフラ国際競争力ランキング
2008-2009年 2015-2016年
5位
↑ 1位
香港
空港
1988年
2013年
B-
D
港
-
C+
駐車場
B-
D
D
鉄道
道路
1988年
2013年
-
C
シンガポール
4位
↑ 2位
橋
オランダ
12位
↑ 3位
アラブ首長国連邦
14位
↑ 4位
ダム
水道
日本
11位
↑ 5位
エネルギー施設
-
D+
学校
D
D
スイス
3位
↓ 6位
有害物処理
D
D
輸送
C-
D
汚水処理
C
D
ドイツ
1位
↓ 7位
水路
B-
D-
フランス
2位
↓ 8位
堤防
-
D-
英国
18位
↑ 9位
スペイン
22位
↑ 10位
米国
7位
↓ 11位
-
C-
C+
C+
D
成績悪化
*2 A~Fの6段階で評価されます。Aが最も良く、Cが普通、Fが最も悪い評価を示します。
出所:ASCE(米国土木協会)のデータを基にBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン
株式会社が作成
出所:The Global Competitiveness Report 2008-2009、2015–
2016のデータを基にBNYメロン・アセット・マネジメント・
ジャパン株式会社が作成
【図1】
◆米大統領選の両候補者が掲げるインフラ投資計画は、引き続き、米国インフラセクターへの追い風に
• 2016年11月の米大統領選候補である、民主党のヒラリー・クリントン氏、共和党のドナルド・トランプ氏は共に、大規模
なインフラ投資計画を掲げており、民主・共和党のどちらの候補者が勝利しても、引き続き米国ではインフラセクター
への継続的な投資が見込まれます。
• 米国のインフラが老朽化していることに加えて、短期的な財政出動による景気下支えや建設分野の雇用創出が期待
されることなどから、これまでインフラ整備に消極的だった共和党もインフラ投資の必要性を認識するようになっていま
す。
• これらのインフラ投資計画によって、今後、建設機械企業、建設企業、公益事業会社などへの発注の増加が予想され
ます。同時に、セメントや骨材*3などを生産する企業も恩恵を受けると考えられ、両大統領候補が掲げるインフラ投資
計画によって、インフラ関連企業の株価上昇が期待されます。
*3 モルタルやコンクリートの骨格になる材料
共和党:ドナルド・トランプ氏
民主党:ヒラリー・クリントン氏
向こう5年間で2,750億米ドル(約28兆円*4)を
支出する大規模なインフラ投資計画
クリントン氏案の約2倍にのぼる約5,000億
米ドル(約51兆円*4)をインフラに投資
※2015年11月発表
※2016年8月発表
*4 1米ドル=101.35円で換算(2016年9月末)
出所:各種資料を基にBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社が作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社の情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成
したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお
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