記 者 発 表 資 料 平成 28 年 10 月5日 担当:鎌倉国宝館 副館長 内藤 電話:0467-22-0753 特別展「鎌倉 meets 東大寺」の開催について 1 趣旨 鎌倉国宝館では、本市において平成 28 年 10 月 29 日(土)に実施される「東大寺サ ミット」を記念し、特別展「鎌倉 meets 東大寺」を開催します。 本展覧会では、鎌倉とゆかりの深い、東大寺に関連する資料を特集して展示します。 この機会に、鎌倉と東大寺の関係について理解を深めていただければ幸いです。 2 展覧会情報 (1)会期 平成 28 年 10 月 22 日(土)~12 月 4 日(日) (2)観覧料 一般:600 円(500 円) 小・中学生:200 円(100 円) ( )内は 20 名以上団体料金 (3)主催 鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会) (4)主な出品予定作品 源頼朝書状、行勇書状、栄西唐墨筆献上状、重源上人坐像(模刻) (以上、東大寺)、 籬菊螺鈿蒔絵硯箱、沃懸地杏葉螺鈿太刀、菩薩面(以上、鶴岡八幡宮)、栄西禅師 坐像、喫茶養生記(以上、寿福寺)、僧形八幡神像・弘法大師像(浄光明寺)、開 山行状並足利霊符(浄妙寺) ~鎌倉と東大寺~ 鎌倉と東大寺との密接な関係は、鎌倉時代初頭にさかのぼります。治承 4 年(1180)平重 衡による南都焼き討ちにより灰燼に帰した東大寺の、その復興を推進した大勧進・重源に 手厚い援助を行ったのが源頼朝でした。頼朝は配下の御家人たちに大仏殿の仏像の造立を 命じ、復興相成った東大寺の落慶供養には、軍兵数万を伴って参列しています。現在も鶴 岡八幡宮に伝蔵される「菩薩面」や「舞楽面」は、この参列の折に手向山八幡宮(東大寺の鎮 守)より贈られたと伝えられています。そしてその後の同寺の復興は、重源の跡を継いだ栄 西・行勇ら鎌倉ゆかりの僧侶たちによって成し遂げられていきました。
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