現在「FinTech」という新しい金融サービスの波 が到来しています。 FinTech周辺で生まれている新しいサービス例 (2)ソーシャルレンディング お金を借りたい人や企業と、お金を貸したい、投資した い人や企業の双方を結びつける仲介プラットフォーム サービスです。P2Pファイナンスとも呼ばれます。 (3)個人送金サービス Paypal(ペイパル)に代表される無料もしくは割安な 手数料で利用でき、個人宛にも瞬時に送金できる サービスです。国内でも数社がサービスを開始していま す。これら海外で普及し始めたFinTechサービスには、 我が国ではまだ全面的に利用が認められていないもの もあります。しかし、金融庁のうごきでもわかるように、国 も新しい金融サービスのあり方を検討中で、これまでに なかったような金融サービスが私たちの生活をもっと便 利にしてくれるのではないかと言う期待があります。 また、FinTechを支える技術も注目されています。 ■生体認証 ■ブロックチェーン トランザクション(取引)データを正確に、しかも効率 的に安価で保存できるという特長をもつ技術。仮想通 貨ビットコインの中核技術ですが、金融システムのインフ ラを構築できる可能性が注目されています。 そして本編でもお話ししたように「人工知能(AI)」「ビッ グデータ」がはずせないキーワードとなります。 これらを活用して、みなさんがいつも活用している通販 サイトなどから、ある日突然、「そろそろ家のことをお考え ではないですか?あなたに適した住宅ローンがあります」 なんて提案される日が来るかも知れません。 24 号 田町さんが利用した小さなお店でのクレジットカード決 済サービスですが、生体認証を活用してカードなしで決 済できる方法も検討され、一部実現しています。カード の盗難や不正な複製を元にしたなりすましなどの犯罪 などが防止できるでしょうし、エンドユーザーは「身ひと つ」で買い物が可能になります。 FinTech~ 時代は変わる アイ・ユー・ケイ新聞 (1)ロボアドバイザー AIを活用したコンピュータによる資産運用サービスです。 一般投資家から与えられた情報を元に、金融工学に 基づいたアルゴリズムで、最適な金融商品のポートフォ リオを作成し提案する仕組みです。人手を介さないこと で、これまで一部の富裕層や機関投資家しか利用で きなかった資産運用サービスを、低価格で一般投資家 に提供するものです。
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