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今井康雄 - バリアフリー教育開発研究センター運営委員の紹介
所属
基礎教育学コース(教育哲学分野)
専門分野
ドイツ教育思想史
センターとの関わり
附属中等教育学校校長の役職指定でセンター運営委員のメンバーとなりました。
附属中等教育学校では、平成 21 年度から文部科学省の特別支援教育推進事業を受託し、石橋太加志教
諭を中心に実践的な研究活動を行ってきました。附属中等教育学校のような特別支援を中心課題として
いない学校においては、こうした事業を進める上で困難がなかったとは言えませんが、この事業を受託
し研究を進めてきたことで、特別支援教育に対する教員の意識は確実に変わってきているようです。こ
れは、かつての「特殊教育」から、個々の子どもの特別なニーズに対応した「特別支援教育」へと、教
育についての考え方を根本的に変化させた趣旨によく適うことのように思われます。
また、センター主催の今年度の国際シンポジウムでは、本センターの協力研究員でもある勝亦あき子教
諭の指導する課題別学習「ボランティア入門」を受講する 3・4 年生(中学 3 年・高校 1 年)の生徒 9 名が
受付と会場案内を担当しました。生徒たちは交代でシンポジウムを聴講する機会も得ることができたよ
うです。生徒たちにとっては、実際にボランティア活動に携わるとともにバリアフリーの最先端の考え
方に触れる大変貴重な機会になりました。
これからも、様々な場面で附属中等教育学校とセンターとの交流を図っていければと思っております。