募集要項 (PDF形式, 334.78KB)

民間活力による志段味住宅等の整備事業
募集要項
平成 28 年 9 月 29 日
名 古 屋 市
目
次
1
募集要項の定義 .................................................................. 1
2
本事業の概要 .................................................................... 2
(1)事業名称 .................................................................... 2
(2)事業目的及びコンセプト ...................................................... 2
(3)整備計画の概要 .............................................................. 2
(4)事業用地の概要 .............................................................. 3
(5)事業者の業務範囲 ............................................................ 4
(6)事業スケジュール(予定) .................................................... 4
(7)事業者の負担 ................................................................ 5
(8)事業に必要な根拠法令等 ...................................................... 5
3
用地活用業務に関する条件 ........................................................ 8
(1)事業用地 .................................................................... 8
(2)事業計画 .................................................................... 9
(3)施工計画 ................................................................... 11
(4)業務の実施状況についてのモニタリング ....................................... 12
4
既設子育て支援室併設集会所利用業務(任意事業) ................................. 13
(1)子育て支援室併設集会所の利活用について ..................................... 13
(2)業務の実施状況についてのモニタリング ....................................... 13
5
応募に関する事項等 ............................................................. 14
(1)応募者の参加資格要件等 ..................................................... 14
(2)応募者の参加資格確認基準日 ................................................. 15
(3)応募者の構成員等の変更 ..................................................... 15
(4)応募に係る留意事項等 ....................................................... 15
(5)予定価格 ................................................................... 17
6
事業者の募集及び選定の手順 ..................................................... 18
(1)事業者の募集及び選定の方法 ................................................. 18
(2)事業者の募集及び選定のスケジュール(予定) ................................. 18
(3)公募手続き等 ............................................................... 18
7
優先交渉権者の決定等 ........................................................... 20
(1)事業者評価委員会の設置 ..................................................... 20
(2)審査手順 ................................................................... 20
(3)提案内容に関するプレゼンテーション及びヒアリングの実施 ..................... 20
(4)優先交渉権者の決定・公表 ................................................... 21
(5)審査講評の公表 ............................................................. 21
(6)事業者を選定しない場合 ..................................................... 21
8
契約に関する事項 ............................................................... 22
(1)基本協定の締結 ............................................................. 22
(2)事業用地の測量 ............................................................. 22
(3)事業契約及び借地契約の締結 ................................................. 22
(4)事業契約等の指定用途 ....................................................... 22
(5)契約保証金の納付等 ......................................................... 22
9
事業実施に関する事項 ........................................................... 23
(1)事業者の権利義務に関する事項 ............................................... 23
(2)市と事業者の責任区分に関する事項 ........................................... 23
(3)法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援に関する事項 ............. 23
(4)事業者の責任の履行に関する事項 ............................................. 23
(5)市による事業の実施状況の監視 ............................................... 23
(6)事業計画または契約の解釈について疑義が生じた場合の措置に関する事項 ......... 24
(7)事業の終了 ................................................................. 24
10
その他 ....................................................................... 25
(1)情報の提供 ................................................................. 25
(2)市の担当窓口 ............................................................... 25
<参考図>
・志段味住宅等全体図
・エコビレッジ志段味第 1 工区
平面・立面・断面・平面詳細図
・事業用地現況測量平面図
・事業用地ボーリングデータ
・既設子育て支援室併設集会所
平面・立面・断面・平面詳細図
<支給品>
・エコビレッジ志段味集会所使用運営要綱
・シティハイツ志段味まちづくり建築協定
・シティハイツ志段味屋外広告に関する付則
・エコビレッジ志段味駐車場整備工事計画平面図(既設子育て支援室併設集会所用駐車場)
<貸与品>
・地盤調査報告書
<別添資料>
別添資料1
優先交渉権者決定基準
別添資料2
様式集
別添資料3
基本協定書(案)
別添資料4
事業契約書(案)
別添資料5
借地契約書(案)
1
募集要項の定義
この募集要項は、名古屋市(以下「市」という。)が、民間活力による志段味住宅等の整備事
業(以下「本事業」という。)を実施する民間事業者(以下「事業者」という。)を、公募型プ
ロポーザル方式により募集及び選定するに当たり、応募しようとする者に交付するものである。
応募者は、募集要項等の内容を踏まえ、応募に必要な書類を提出する。
なお、募集要項とあわせて交付する以下の別添資料も、募集要項と一体の資料とし、これら
の全資料を「募集要項等」と定義する。
別添資料1
優先交渉権者決定基準
別添資料2
様式集
別添資料3
基本協定書(案)
別添資料4
事業契約書(案)
別添資料5
借地契約書(案)
1
2
本事業の概要
(1)事業名称
民間活力による志段味住宅等の整備事業
(2)事業目的及びコンセプト
本事業の対象地(以下「事業用地」という。)に隣接する区画では、以下に掲げるコンセプ
トの実現に向けて、先導的モデルとなるような定住促進住宅の建設等を目指し、
「愛・地球博」
を契機とした定住促進モデル住宅計 7 戸(シティ・ファミリー志段味;平成 18 年管理開始。
以下「モデル住宅」という。)、及び第 1 工区として定住促進住宅計 2 棟 74 戸(エコビレッジ
志段味;平成 21 年管理開始。以下「既存定住」という。)を整備したところである。
本事業は、以下に掲げるコンセプトを継承、発展させ、民間の経営能力及び技術的能力を
活用し、市所有地に、事業者が自らの事業として住宅や施設等(以下「民間施設等」という。)
を整備するものである。
『
コンセプト
』
~地球と人にやさしい住宅地~
心のふるさと 新たな里山
1.「自然をはぐくむ(環境)
」自然とのふれあいを楽しむ地球にやさしい住宅地
2.「人の和をはぐくむ(コミュニティ)
」個から集へ、集から地域へコミュニティをつくりやすい住宅地
3.「子どもをはぐくむ(子育て)
」子どもが育ち・子どもを育てやすい住宅地
(3)整備計画の概要
事業者が整備する民間施設等の内容については、事業者の提案に委ねることを基本とする
が、コンセプト実現のため、原則として住宅を中核として整備することとし、住宅以外の用
途としては、コンセプト実現に資する居住支援施設を整備する。
2
(4)事業用地の概要
ア
立地条件
位置
名古屋市守山区大字吉根字日ノ後 603 番、名古屋市下志段味特定土地
区画整理組合 146-2 ブロック仮 1 番及び仮 4 番のそれぞれ一部
面積
約 8,500 ㎡
※平成 25 年 5 月に実施した測量結果では、第 2 工区全体としては
8,871.75 ㎡だが、本事業の事業用地は、第 2 工区から既設子育て
支援室併設集会所用駐車場(約 340 ㎡)を除いた部分である。
当該駐車場は市が平成 28 年末までに整備する予定であるため、本
事業用地の面積は、基本協定締結後、市と優先交渉権者の現地立
会のもと、優先交渉権者が測量し、確定する。
用途地域等
第一種住居地域、準防火地域、31m高度地区、緑化地域、
宅地造成工事規制区域
建ぺい率
60%
容積率
200%
日影規制
8 時~16 時、測定点 4m、5mライン 4 時間、10mライン 2.5 時間
前面道路
東側:下志段味第 70 号線(W=12~15m)
南側:下志段味第 69 号線(W=12m)
(注)名古屋市下志段味特定土地区画整理組合 146-2 ブロック仮 1 番は、施行中の土地区画
整理事業の仮換地であり、同仮 4 番は同事業の保留地である。
イ
現況図等
・志段味住宅等全体図(添付図参照)
・事業用地現況測量平面図(添付図参照)
・事業用地ボーリングデータ(添付図参照)
ウ
インフラの整備状況
事業用地周辺のインフラ整備状況は以下のとおりである。ただし、事業実施にあたっては、
事業用地に関する規制内容、指導指針とあわせ、事業者にて適宜各管理者に確認を行うこと。
上水道
東側市道歩道本管φ150 南側市道本管 2 本φ100
下水道
東側市道本管φ200 南側市道本管 2 本φ200
ガス(東邦ガス)
東側市道本管φ100 南側市道本管 2 本φ150
電気(中部電力) 東側及び南側市道より引き込み可能
電話(NTT)
東側及び南側市道より引き込み可能
CATV
既存定住の A,B 棟共にグリーンシティケーブルテレビ株式会社(本
社:名古屋市守山区大森)を導入済
3
エ
土地の状況
①地質
「事業用地ボーリングデータ」を参照のこと。
②土地利用履歴
事業用地は、平成 7 年に市が購入した。平成 7 年 3 月までは、主に品川白煉瓦株式会社
守山工場として耐火煉瓦等の製造を目的に操業されていた。なお、下志段味特定土地区画
整理事業での環境影響評価(平成 3 年)、吉根特定土地区画整理事業での環境影響評価(昭
和 56 年)をはじめ、亜炭層の空隙は確認されていない。
また、平成 15 年に六価クロム溶出試験及び含有量試験を実施した結果、六価クロムは検
出されていない。
(5)事業者の業務範囲
事業者は、以下の「用地活用業務」及び「既設子育て支援室併設集会所利用業務(任意事
業)」を行う。
ア
用地活用業務
事業者は、市から事業用地を借地し、事業用地上に民間施設等の整備を行う。
イ
既設子育て支援室併設集会所利用業務(任意事業)
事業者は、既設子育て支援室併設集会所(参考図参照)を利用し、地域住民等交流を目的
としたイベント等を企画・開催することができる。
(参考)市の業務範囲
市は、事業用地の賃貸を行うとともに、事業者実施業務のモニタリング(整備内容の確認、
事業提案内容と実施内容の確認等)を実施する。
(6)事業スケジュール(予定)
次の表のとおり予定している。
4
スケジュール(予定)
内
容
平成 28 年 9 月 29 日(木)
募集要項等の公表・交付
平成 28 年 9 月 29 日(木)~10 月 7 日(金)
募集要項等に関する質問受付(1 回目)
募集要項等に関する質問への回答(1 回目)
平成 28 年 10 月 20 日(木)
の公表
平成 28 年 10 月 21 日(金)~10 月 28 日(金) 募集要項等に関する質問受付(2 回目)
募集要項等に関する質問への回答(2 回目)
平成 28 年 11 月 9 日(水)
の公表
平成 28 年 11 月 11 日(金)まで
資格審査書類の受付
各応募者の資格審査書類提出の 2 週間後頃 資格審査結果の通知
平成 29 年 12 月 20 日(火)~12 月 22 日(木) 事業提案書の受付
提案内容に関するプレゼンテーション及び
平成 29 年 2 月
ヒアリング
優先交渉権者の決定・公表
審査講評(審査の経緯及び審査結果)の公
平成 29 年 3 月
表
平成 29 年 3 月末までに
基本協定書(別添資料3参照)の締結
事業契約書(別添資料4参照)及び借地契
平成 29 年 9 月頃
約(別添資料5参照)の締結
事業契約書及び借地契約の締結後
民間施設等の着工
(7)事業者の負担
事業者は、事業用地の賃貸借期間中、貸付料を市に支払うとともに、8(5)に定める契
約保証金を市に納付しなければならない。なお、貸付料の支払いに係る具体的な内容につい
ては、別添資料5「借地契約書(案)」を参照のこと。
また、借地契約の前に、優先交渉権者の負担で事業用地の測量を実施しなければならない。
(8)事業に必要な根拠法令等
本事業を実施するにあたり、以下の関係法令及び条例、このほか本事業に関連する法令、
条例、規則、要綱等を遵守すること。
ア
法令等
・地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)
・建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)
・都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)
・土地区画整理法(昭和 29 年 5 月 20 日法律第 119 号)
・景観法(平成 16 年法律第 110 号)
・屋外広告物法(昭和 24 年法律第 189 号)
・道路法(昭和 27 年法律第 180 号)
5
・駐車場法(昭和 32 年法律第 106 号)
・宅地造成等規制法(昭和 36 年法律第 191 号)
・都市の低炭素化の促進に関する法律(平成 24 年法律第 84 号)
・住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成 11 年法律第 81 号)
・特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(平成 19 年法律第 66 号)
・高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成 13 年法律第 26 号)
・建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成 12 年法律第 104 号)
・国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成 12 年法律第 100 号)
・エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和 54 年法律第 49 号)
・建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(平成 27 年法律第 53 号)
・建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和 45 年法律第 20 号)
・高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成 18 年法律第 91 号)
・借地借家法(平成 3 年法律第 90 号)
・消防法(昭和 23 年法律第 186 号)
・振動規制法(昭和 51 年法律第 64 号)
・水質汚濁防止法(昭和 45 年法律第 138 号)
・騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号)
・大気汚染防止法(昭和 43 年法律第 97 号)
・土壌汚染対策法(平成 14 年法律第 53 号)
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和 45 年法律第 137 号)
・水道法(昭和 32 年法律第 177 号)
・下水道法(昭和 33 年法律第 79 号)
・ガス事業法(昭和 29 年法律第 51 号)
・電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号)
・電波法(昭和 25 年法律第 131 号)
・建築士法(昭和 25 年法律第 202 号)
・建設業法(昭和 24 年法律第 100 号)
・個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号)
・労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)
・その他関係法令
イ
愛知県及び名古屋市の条例等
愛知県
・愛知県建築基準条例(昭和 39 年条例第 49 号)
・愛知県安全なまちづくり条例(平成 16 年条例第 4 号)
・愛知県地震防災推進条例(平成 16 年条例第 2 号)
・人にやさしい街づくりの推進に関する条例(平成 6 年条例第 33 号)
名古屋市
・名古屋市建築基準法施行条例(平成 12 年条例第 40 号)
・火災予防条例(昭和 37 年条例第 16 号)
6
・名古屋市都市景観条例(昭和 59 年条例第 17 号)
・市民の健康と安全を確保する環境の保全に関する条例(平成 15 年条例第 15 号)
・名古屋市財産条例(平成 15 年条例第 56 号)
・名古屋市環境基本条例(平成 8 年条例第 6 号)
・緑のまちづくり条例(平成 17 年条例第 39 号)
・名古屋市個人情報保護条例(平成 17 年条例第 26 号)
・名古屋市情報あんしん条例(平成 16 年条例第 41 号)
・名古屋市情報公開条例(平成 12 年条例第 65 号)
・名古屋市中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整等に関する条例(平成 11 年条例第
40 号)
・名古屋市宅地造成等規制法施行条例(平成 12 年条例第 41 号)
・その他関係条例等
7
3
用地活用業務に関する条件
(1)事業用地
ア
敷地権の設定
事業用地は2(4)で示すように約 8,500 ㎡の土地からなる。
事業用地の敷地権については、一般定期借地権(借地借家法(平成 3 年法律第 90 号)第
22 条の規定の適用を受けるものをいう。)または事業用定期借地権(借地借家法第 23 条第 1
項または第 2 項の適用を受けるものをいう。)とし、賃貸借期間については、それぞれ下表の
とおりとする。
事業用地内に複数の建物を建築する場合、事業用地を複数に分割して、借地契約を複数締
結することができるものとするが、事業用地の一部を借地しないことは認めない。また、借
地契約を複数締結するか否かに関わらず、1 つの借地契約につき市と契約を締結するのは事
業者の代表企業又は構成員のいずれか1者とし、複数の者が1つの借地契約において市との
契約の相手方となることは認めない。借地契約を複数締結する場合、同じ借地権の種類の貸
付料単価は同一とするが、異なる借地権の種類の貸付料単価は同一としないことができる。
さらに、借地権の種類に関わらず、借地契約によって異なる賃貸借期間を設定することを
認めるが、賃貸借期間開始日については、着工時または平成 30 年 1 月 1 日のいずれか早い方
(事業用地を複数に分割し、借地契約を複数締結する場合は、各借地契約において、各区画
の着工時または平成 30 年 1 月 1 日のいずれか早い方)とする。
ただし、実際の整備にあたって、様式4-1「貸付料に関する提案書」に記載した貸付料
㎡単価のうち、高い方の借地権の種類にかかる借地面積の割合を下げるような変更は認めな
い。
借地権の種類
賃貸借期間
一般定期借地権
50 年以上 60 年以下の期間から希望する年数を事業者が選択
事業用定期借地権※
20 年以上 50 年未満の期間から希望する年数を事業者が選択
※居住の用に供する建物を整備する場合は、借地借家法第 23 条第 1 項の規定により、事業用
定期借地権を設定することはできない。
なお、いずれの場合も事業者は、賃貸借期間中、次のいずれの行為もすることができない。
・事業用地を、事業提案書に基づく用地活用業務を実施する目的以外で使用すること
・事業用地にかかる地位または権利義務を、第三者に譲渡・承継すること
・事業用地にかかる権利を、抵当権その他の担保に供すること
・市の事前の承諾を得ずに、事業用地を第三者に転貸すること(なお、市の承諾には条件を
付すことがある。)
イ
周辺施設の整備
本事業により、事業区域外にある既存定住及びモデル住宅に影響を及ぼした場合、補修等
8
を適切に行うこと。また、整備にあたっては、住民の安全通路の確保等に十分配慮した計画
とし、自治会との調整を市と協議の上実施すること。
ウ
残土等の処分について
現状において事業用地で築山となっている箇所(事業用地現況測量平面図参照)について
は、事業者の責任と費用負担において整地または搬出等を行うこと。
また、現状において事業用地内で露出している構造物(排水溝等)については、事業者の
責任と費用負担において処分すること。
エ
既存植栽について
事業提案により、事業用地内(北西部)の既存植栽部分を借地面積に含めないことを可と
する。
また、当該植栽部分を借地面積に含める場合は、本事業により当該植栽を既存定住敷地(第
1工区)内に移植しなければならない。その場合には、当該植栽への影響に十分に配慮し、
市の事前承諾を得た上で、事業者の責任と費用負担において移植すること。
オ
面積について
事業用地の面積については、基本協定締結後、優先交渉権者の責任と費用において測量を
実施した後、確定させるものとする。事業用地を複数の区画に分割して複数の借地契約を締
結する場合も同様に、優先交渉権者の責任と費用において各区画の面積の測量を実施した後
に、確定させるものとする。なお、借地権設定にあたって、分筆登記は行わない。
カ
境界について
事業用地の境界には、連続した構造物等により、事業用地と既存定住(第1工区)及びモ
デル住宅との管理区分を明確にすること。
(2)事業計画
ア
コンセプトについて
2(2)で示すコンセプトに即した事業内容とするため、以下の点を満たした提案をする
こと。
①
住宅(サービス付き高齢者向け住宅も可)は、延床面積の一定割合以上の整備を義務と
するものではないが、整備割合は、優先交渉者決定基準に規定のとおり評価する。実際の
整備にあたっては、提案した割合以上の住宅を整備しなければならない。
②
住宅以外の施設については、コンセプトの実現に資する施設を整備すること。
<例>福祉施設、商業施設、医療施設、学習施設等
③
3 つの柱:
「環境」
「コミュニティ」
「子育て」それぞれに対して、以下を参考にして、コ
ンセプトの実現に資する提案をすること。
(ⅰ)「自然をはぐくむ(環境)」自然とのふれあいを楽しむ地球にやさしい住宅地
・環境配慮設備等整備の提案を行うこと。
・以下に環境配慮設備を例示するので参考にすること。
9
・太陽光発電システム
・ガスエンジン給湯器
・燃料電池システム
・蓄電システム
・太陽熱システム
・プラグ・イン・ハイブリット車への充電設備
・CO2 冷媒ヒートポンプ給湯器
・BEMS
・HEMS
・地熱利用
・コージェネレーションシステム
・屋上、壁面緑化
・雨水、中水利用
・遮熱塗装、光触媒塗装
・駐車場緑化
・高断熱
・気化熱利用
・LED 照明
・カーシェアリング
・サイクルシェアリング
など
(ⅱ)「人の和をはぐくむ(コミュニティ)」個から集へ、集から地域へコミュニティをつく
りやすい住宅地
・「コミュニティ」に資するハード面やソフト面の提案を行うこと。
・以下にコミュニティ形成の取り組みを例示するので参考にすること。
・コミュニティ広場
・屋上菜園
・交流施設の整備
など
(ⅲ)「子どもをはぐくむ(子育て)
」子どもが育ち・子どもを育てやすい住宅地
・「子育て」に資するハード面及びソフト面の提案を行うこと。
・以下に子育て環境形成取り組みを例示するので参考にすること。
・広場、公園
・交流施設の整備
・共同菜園
・子育てに配慮した住戸計画
・安心して遊べる住環境
④
など
民間施設等の高さ、外壁、屋根等の意匠、色彩については、周辺の街並みや景観、住環
境を損なわないものとすること。
⑤
既存定住及びモデル住宅における 1 階の住戸の主たる居住室の開口部(FL ライン)の日
照時間が、冬至日(8:00~16:00)において 4 時間以上確保されること。
⑥
既存定住と調和するよう、また、将来的にも美しい町並となるように配慮すること。隣
接するシティハイツ志段味では「シティハイツ志段味まちづくり建築協定」
「シティハイツ
志段味屋外広告に関する付則」が定められており、これらを参考にすること。
イ
その他
コンセプト以外について、以下の事項に留意し、良好な住環境の確保に努めること。
①周辺環境
(ⅰ)日影・風害・電波障害等について周辺環境に配慮すること。
(ⅱ)周辺住民のプライバシー確保に配慮すること。
(ⅲ)近隣の戸建住宅等の周辺地域や既存定住、モデル住宅に対する圧迫感に配慮すること。
(ⅳ)建物の配置は、できるだけ敷地境界より後退させるなど周囲の環境に配慮すること。
10
(ⅴ)土地の有効活用を図り、周辺地域との調和に配慮し、良質な住宅や地域の活性化につ
ながる施設等によって、地域のまちづくりに資すること。
②緑化等
(ⅰ)緑化等により住環境及び周辺の環境に配慮すること。
③意匠・景観
(ⅰ)建築物の色彩、デザイン等がまちなみの景観に与える影響に配慮すること。
(ⅱ)ゆとりのある区画とし、緑のある美しい街並みづくりとなるよう計画すること。
(ⅲ)丘陵地であるなどの立地条件を生かしたデザインとすること。
(ⅳ)建築物は、落ち着いた印象を与える色彩とすること。
(ⅴ)建物のほか、駐車場、付帯設備及び工作物についても、デザインの調和を図ること。
(ⅵ)敷地内通路等における電柱等の設置について、電力会社等関係機関と十分な協議を行
い、景観上配慮すること。
④安全・防犯
(ⅰ)歩車分離を行うなどして、歩行者に安全な計画とすること。
(ⅱ)車両等の出入り口については関係法令を遵守するとともに、周辺道路の形態、交通量
を考慮して、安全に留意した配置とすること。
(ⅲ)消防車両の進入については、関係法令等を遵守すること。
(ⅳ)防犯灯や街灯等を適切に配置して、防犯上配慮した計画とすること。
(ⅴ)配置計画等に際し、できるだけ死角を生じないよう、見通しの確保に努めること。
⑤良好なコミュニティ
(ⅰ)良好なコミュニティの形成がなされるよう、自治会等、地元との協議等に積極的な対
応に努めること。
⑥ユニバーサルデザイン
(ⅰ)高齢者、障がい者など誰もが安全に生活できるよう、民間施設等におけるバリアフリ
ーに加え、通路、駐車場など敷地内の整備にあたっても、ユニバーサルデザインの考え
を取り入れた生活しやすい環境づくりに配慮すること。
(3)施工計画
計画にあたっては、以下の事項を遵守すること。
①
関係法令等を遵守し、安全や環境に配慮した施工計画とすること。
②
工事にあたっては、公的機関等(道路管理者、交通管理者:愛知県公安委員会、名古屋
市消防局、名古屋市上下水道局、中部電力、東邦ガス、NTT、学校等)及び地元関係機関等
(自治会、学区、土地区画整理組合)と十分に協議、調整を行うとともに、安全管理を徹
底すること。また、周辺公共施設等に損傷を与えた場合は、施設管理者等と協議の上、事
業者の負担により復旧すること。
③
工事にあたっては関係法令等を遵守し、近隣への騒音・振動・塵埃等の影響を最小限に
とどめるよう低振動・低騒音工法の採用や散水などの対策を十分に講じること。やむをえ
ず損害等が生じた場合は、事業者が誠意をもって解決にあたり、事業の円滑な進捗に努め
ること。
11
④
工事時間については、工事説明会を行うなど周辺住民と十分に調整し、周辺住民の生活
に配慮した時間帯とすること。
⑤
工事車両の進入にあたっては、市、近隣住民、地元自治会、学区、学校等と協議、調整
の上決定するものとする。また、交通整理員を適切に配置するなど、安全管理を徹底する
こと。
⑥
工事に伴って周辺家屋等に電波障害が発生するおそれがある場合は、事前に調査を行い、
必要な時期に適切にその対策工事を実施すること。
⑦
工事に伴って周辺家屋等に毀損等を及ぼすおそれがある場合は、事前に調査を行い、必
要な時期に適切にその対策を講じること。また、現地は飛散しやすい土壌のため、散水な
ど充分な対策を講じること。
⑧
工事期間においては、夜間の周辺地域の安全性に配慮して防犯灯を適切に設置すること。
⑨ 整備内容が都市計画法第 29 条第 1 項に規定する開発行為の許可等にあたる場合は「名古
屋市開発行為の許可等に関する運用基準」の適用を受けることになるので留意すること。
(4)業務の実施状況についてのモニタリング
①
事業者は、市が要請したときは、事業用地における民間施設等の整備状況について、市
に報告し、市の実地調査(民間施設等の整備状況が契約書等に定められた水準を満たして
いるか否かについての調査)に協力するものとする。
②
この調査は、事業用地の借地契約の契約日から民間施設等の整備の完了を市が確認する
までの間とする。
③
事業者は、事業の着手前に市に事業計画と工程表を提出すること。
12
4
既設子育て支援室併設集会所利用業務(任意事業)
(1)子育て支援室併設集会所の利活用について
地域住民等交流を目的に、事業者は既設子育て支援室併設集会所(以下「集会所」という。)
を利活用する方策を企画・開催することができるものとする。
なお、集会所は地域開放型施設であり、エコビレッジ志段味入居者の使用を妨げない範囲
で、市民が利用することができる。ただし実費および人件費をまかなうため利用料を運営者
が徴収することは妨げないが、収益事業となることは禁じられているので留意すること。
以下を参考にすること。
ア
使用料
事業者は、集会所使用料としてエコビレッジ志段味自治会に「エコビレッジ志段味集会所
使用運営細目」に定める額(平成 28 年 4 月 1 日現在で 1,000 円/時間)を支払うこと。
イ
報告
事業者は年度末及び市が求めたときは、イベント等の開催状況を書面にて報告すること。
ウ
その他
集会所の利用にあたっては「エコビレッジ志段味集会所使用運営要綱」を遵守すること。
エコビレッジ志段味集会所の概要
構造等
木造
平屋建て
面 積
延べ面積 230.22 ㎡ 建築面積 238.50 ㎡
施設所有者
名古屋市
現状の利用実態
保育施設が週 3 回程度、その他が週 4 回程度利用
(H28.4 月時点)
(2)業務の実施状況についてのモニタリング
①
市は、既設子育て支援室併設集会所利用業務の実施状況について、モニタリングを実施
するものとする。モニタリングの結果、市は、既設子育て支援室併設集会所利用業務の実
施状況が、本関連書類の内容を満たしていないと判断した場合、事業者に対してその改善・
復旧を行うよう改善勧告する。この場合、事業者は改善勧告に基づいて改善措置を実施し、
市に報告すること。
②
この調査は、事業契約に定める既設子育て支援室併設集会所利用業務の業務期間中とす
る。
13
5
応募に関する事項等
(1)応募者の参加資格要件等
ア
応募者の構成等
①
応募者は、応募の手続きを代表して行う一企業(以下「代表企業」という。)及び代表企
業以外で応募者を構成する各企業(以下「構成員」という。)から構成されるものとする。
ただし、代表企業のみで応募することも可とする。
②
応募者の代表企業及び構成員は、他の応募者の代表企業または構成員になることはでき
ない。また、応募者の代表企業または構成員と資本面若しくは人事面で関係のある者が、
他の応募者の代表企業または構成員となることはできない。ただし、市が事業者との事業
契約を締結した後、選定されなかった応募者の構成員が、事業者の業務等を支援及び協力
することは可能とする。
イ
代表企業及び構成員の資格要件
代表企業及び構成員は、資格審査書類の提出期限において、以下の要件を満たすこと。
①
地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号。以下「令」という。)第 167 条の 4 第 1 項の
規定に該当する者でないこと。
② 令第 167 条の 4 第 2 項各号のいずれかに該当する事実があった後 3 年を経過しない者(当
該事実と同一の事由により名古屋市指名停止要綱(15 財用第 5 号)に基づく指名停止(以
下「指名停止」という。
)を受けている者を除く。)またはその者を代理人、支配人その他
の使用人若しくは入札代理人として使用する者でないこと。
③ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更正手続開始の申立てがなされている者
(同法に基づく更正手続開始の決定後、名古屋市競争入札参加資格審査申請を行い、認定
を受けた者を除く。)でないこと。
④ 民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づき再生手続開始の申立てがなされている者
(同法に基づく再生手続開始の決定後、名古屋市競争入札参加資格審査申請を行い、認定
を受けた者を除く。)でないこと。
⑤ 中小企業協同組合法(昭和 24 年法律第 181 号)、中小企業団体の組織に関する法律(昭
和 32 年法律第 185 号)または商店街振興組合法(昭和 37 年法律第 141 号)によって設立
された事業協同組合等においては、当該組合の組合員が本事業に応募しようとしない者等
であること。
⑥
会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成 17 年法律第 87 号)第 107 条
によりなお従前の例によることとされる会社の整理に関する事件に係る同法施行による改
正前の商法(明治 32 年法律第 48 号)の規定による整理開始の申立てがなされている者ま
たは整理開始を命じられている者(同法に基づく会社の整理終結の決定後、市競争入札参
加資格の認定を受けている者を除く。)でないこと。
⑦
最近の 2 年間において、法人税、本店所在地の法人市町村税、固定資産税、消費税及び
地方消費税の滞納のないこと(徴収猶予を受けているときは滞納していないものとみなす)。
⑧
直近の決算書において債務超過の状態でないこと。
⑨
募集要項公表の日から優先交渉権者決定の日までの間に指名停止の期間がない者である
14
こと。ただし、市の競争入札参加資格を有しない者にあっては、この限りでない。
⑩
募集要項公表の日から優先交渉権者決定までの間に「名古屋市が行う契約等からの暴力
団関係事業者の排除に関する合意書(平成 20 年 1 月 28 日付名古屋市長等・愛知県警察本
部長締結)」及び「名古屋市が行う調達契約等からの暴力団関係事業者の排除に関する取扱
要綱(19 財契第 103 号)
」に基づく排除措置(以下「排除措置」という。)の期間がない者
であること。なお、暴力団関係事業者であるかどうかを愛知県警察本部長に対し照会する。
また、優先交渉権者決定後に、排除措置対象法人等であることが判明し、愛知県警察本部
より排除要請があった場合は、原則として決定を取り消す。
⑪
市が本事業についてアドバイザー業務を委託している企業及び当該企業と本アドバイザ
ー業務において提携関係にある企業(以下の(ⅰ)から(ⅲ))と資本面若しくは人事面に
おいて関連がある者でないこと。
(ⅰ)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
名古屋市東区葵一丁目 19 番 30 号
(ⅱ)渥美坂井法律事務所弁護士法人
東京都千代田区内幸町二丁目 2 番 2 号
(ⅲ)一般財団法人日本不動産研究所
名古屋市中区錦二丁目 4 番 3 号
⑫
本事業の事業者評価委員会の評価委員が属する法人その他の団体でないこと。
(2)応募者の参加資格確認基準日
参加資格の確認は、資格審査書類の提出日を基準として行う。ただし、応募各社が、参加
資格確認後、優先交渉権者決定前までに、上記要件を欠くような事態が生じた場合には失格
とする。
(3)応募者の構成員等の変更
参加表明書により参加の意思を表明した応募者の構成員の変更は原則として認めない。た
だし、やむを得ない事象が生じた場合は市と協議を行うこととする。協議の結果、市が妥当
と判断した場合は、事業提案書提出の時より以前であった場合に限り、構成員について参加
資格の確認を受けた上で、変更することができる。なお、代表企業の変更は一切認めない。
また、事業提案書の提出以降、契約締結までの期間における構成員の変更については、当
該変更後においても事業者の提案内容が担保されることを市が確認した場合に限り認める。
(4)応募に係る留意事項等
ア
募集要項等の承諾
応募者は、参加表明書の市への提出をもって、募集要項等の記載内容及び条件を承諾した
ものとする。
イ
費用負担
応募に関し必要な費用は、応募者の負担とする。
15
ウ
提出書類の取り扱い
①著作権・特許権等
市が示した図書の著作権は市に帰属し、その他の事業提案書の著作権は、提案書作成者
に帰属するものとするが、事業者は市に対し、事業提案書の内容(公にすることにより事
業者の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれのあるものを除く。)を自由に
公表することを承諾する。
また、応募者が市に提出した事業提案書その他の書類(以下「提出書類」という。)は、
情報公開請求の対象となり、公開・非公開の決定にあたって、市は応募者の意見を聴いた
上で、決定するものとする。
事業提案書等に含まれる著作権・特許権など日本国の法令に基づいて保護される第三者
の権利の対象となっているものを使用した結果、生じた責任は提出者が負うものとする。
②提出書類の変更等の禁止
提出書類の変更、差し替え若しくは再提出は、市から指示する場合を除き、認めない。
また、提出書類は応募者に返却しない。
③追加提出書類
市は、必要と認めた場合、追加的に書類の提出を要求することがある。
エ
市からの提示資料の取扱い
応募者が市から受領した書類は、市の了解なく公表または使用できない。
オ
応募者の複数提案の禁止
応募者は複数の事業提案書を提出することはできない。
カ
失格規定
次の各号に該当する者は失格とする。
①提出書類に虚偽の記載をした者
②事業提案書提出時点において、5(1)に規定する応募者の参加資格要件等を満たさない
ことが認められた者
③事業提案書提出後、優先交渉権者決定までの間に、5(1)に規定する応募者の参加資格
要件等を満たさなくなった者
④募集要項等に示した事業提案書等の作成及び提出に関する条件に違反した提案を行った者
⑤提案価格が予定価格より低額だった者
⑥審査の公平性に影響を与える行為をした者
⑦評価委員に対し、評価にかかる接触の事実が認められた者
キ
使用言語、単位及び時刻
応募に関して使用する言語は日本語、単位は計量法(平成 4 年法律第 51 号)に定める国際
単位系(SI)
、通貨単位は円、時刻は日本標準時を使用する。
16
(5)予定価格
貸付料
一月あたり
金116円/㎡
※提案金額は、一月あたりの㎡単価が上記の予定価格以上となるよう設定すること。ま
た、別途8(5)に定める契約保証金を納付する必要がある。
※3(1)アの規定により、事業用地を複数に分割して借地契約を複数締結する場合、
それぞれの提案金額を定める必要がある。ただし、借地契約を複数締結する場合であ
っても、同じ借地権の種類(一般定期借地権または事業用定期借地権)の提案金額は
同一とする。
<例 1>事業用地を 2 区画に分割して、一方に一般定期借地権、他方に事業用定期
借地権を設定する場合
⇒それぞれ異なる貸付料を提案することが可能
<例 2>事業用地を 2 区画に分割して、双方に一般定期借地権を設定する場合
⇒2 区画とも同じ貸付料の提案しかできない
17
6
事業者の募集及び選定の手順
(1)事業者の募集及び選定の方法
事業者の募集及び選定の方法は、公募型プロポーザル方式とする。
(2)事業者の募集及び選定のスケジュール(予定)
2(6)を参照のこと。なお、事業用地における見学会は開催しないが、希望者は、随時、
事業用地内に立ち入って見学することができる。ただし、既存定住については、10(2)
に規定する市の担当窓口に事前連絡の上、区域内に立ち入って見学することを認める。
(3)公募手続き等
市は、以下のアからキのとおり、公募を行う。ただし、公正に公募を執行できないと認め
られる場合またはそのおそれがある場合、市は、当該応募者を公募に参加させない。また、
応募者の全部または一部が連合し、公正に公募を執行できないと認められる場合、あるいは
競争性が担保されないと認められる場合、市は、公募の執行を延期し、または取り止めるこ
とがある。
ア
募集要項書等の公表
市は、本事業の公募と同時に、市ホームページにおいて、募集要項等を公表する。
イ
募集要項等に関する質問の受付、回答の公表
《 1 回目 》
募集要項等に関して質問がある者は、平成 28 年 9 月 29 日(木)から 10 月 7 日(金)午後
5 時までの間、質問書(様式1-1)に質問内容を記載し、10(2)に規定する市の担当
窓口に電子メールで提出すること。
その後、市は、質問者をはじめとした民間企業の特殊な技術、ノウハウ等に係り、民間企
業の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれのあるものを除き、質問に対する
回答を、平成 28 年 10 月 20 日(木)までに市ホームページにおいて公表する。ただし、本事
業に係る内容以外の質問に関しては回答しない場合がある。また、本事業の補足等が示され
ることもあるため、資格審査書類及び事業提案書の提出前に必ず回答を確認すること。
《 2 回目 》
1 回目同様、平成 28 年 10 月 21 日(金)から 10 月 28 日(金)午後 5 時までの間に提出さ
れた質問について、市は、平成 28 年 11 月 9 日(水)までに市ホームページにおいて公表す
る。
ウ
資格審査書類の受付
応募者は、本事業への参加を希望する場合、参加資格を満たすことを証明するため、資格
審査書類を以下のとおり提出する。資格審査書類の様式並びに添付書類については、様式集
を参照のこと。
18
提出期間
提出場所
平成 28 年 9 月 30 日(金)~平成 28 年 11 月 11 日(金)の午前 9 時から午後
5 時まで(正午から午後 1 時までを除く。)
名古屋市住宅都市局住宅部住宅企画課(名古屋市役所西庁舎 5 階)
代表企業または構成員による持参(郵便または電子メールは不可)
提出方法
※あらかじめ10(2)の担当窓口に連絡し、持参する日時について調整
すること
エ
資格審査書類提出後に参加を辞退する場合
資格審査書類を提出した者が、資格審査通過前に、参加を辞退する場合には、必ず文書(様
式自由)により届け出るものとする。
オ
資格審査結果の通知
市は、資格審査として、参加資格確認基準日をもって、応募者から提出された資格審査書
類により参加資格の有無について確認を行い、各応募者の資格審査書類提出日から 2 週間後
を目途として、結果通知書を応募者に郵送する。なお、資格審査の結果、参加資格が無いと
認められた応募者は、通知を受けた日から 7 日以内(土日、祝日を除く)に、市に対してそ
の理由について書面により説明を求めることができる。市は、説明を求めた者に対し、原則
として説明を求める最終日の翌日から起算して 10 日以内に書面により回答する。
カ
資格審査通過後に参加を辞退する場合
資格審査通過者が、資格審査通過通知受領後に参加を辞退しようとする場合には、事業提
案書提出期限までに、参加辞退届(様式3-1)を 1 部(押印原本)
、名古屋市住宅都市局住
宅部住宅企画課に、持参または郵送により提出すること。なお、郵送する場合は、必ず書留
郵便とし、事業提案書提出期限までに必着とする。
キ
事業提案書の受付
資格審査通過者は、以下のとおり事業提案書を提出するものとする。事業提案書の様式に
ついては様式集を参照のこと。
提出期間
提出場所
平成 28 年 12 月 20 日(火)~平成 28 年 12 月 22 日(木)の午前 9 時から午
後 5 時まで(正午から午後 1 時までを除く。)
名古屋市住宅都市局住宅部住宅企画課(名古屋市役所西庁舎 5 階)
代表企業または構成員による持参(郵便や電子メールは不可)
提出方法
※あらかじめ10(2)の担当窓口に連絡し、持参する日時について調整
すること
19
7
優先交渉権者の決定等
(1)事業者評価委員会の設置
事業提案書の審査は、市が設置した事業者評価委員会において行う。事業者評価委員会は、
以下の 3 名の評価委員により構成される。(敬称略)
鈴木
賢一
(名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授)
宮崎
幸恵
(東海学園大学教育学部教授)
生田
京子
(名城大学理工学部准教授)
なお、応募各社が、優先交渉権者決定前までに、事業者評価委員会の評価委員に対し、提
案内容の評価に関して自己に有利になることを目的として、接触等の働きかけを行った場合、
失格とする。
(2)審査手順
審査は、以下のア及びイに示すとおり、資格審査と提案審査により実施する。詳細につい
ては、別添資料1「優先交渉権者決定基準」を参照のこと。
ア
資格審査
資格審査書類をもとに、市は参加資格要件等についての確認審査を行う。資格審査通過
者は、市に事業提案書を提出する。
イ
提案審査
①
基礎審査
市は、事業提案書に記載されている内容が、本事業の基礎的事項を充足していることを
確認する。その結果、その条件に適合していない場合は、失格とする。
②
総合評価
市及び事業者評価委員会は、基礎審査を通過した応募者の提案内容について、総合評価
を行う。総合評価は、提案価格の評価と提案内容の評価で構成され、提案価格の評価は市
が行い、提案内容の評価は事業者評価委員会(一部は市)が行う。提案価格が予定価格未
満だった応募者は、この時点で失格とする。
その後、提案価格と提案内容の評価結果の点数を合計し、最優秀提案者を選定する。
(3)提案内容に関するプレゼンテーション及びヒアリングの実施
事業提案書の審査にあたって、提案内容の確認のために市または事業者評価委員会が必要
と判断した場合、基礎審査を通過した応募者に対し、平成 29 年 2 月 23 日(予定)に、プレ
ゼンテーション及びヒアリングを実施する。実施する場合は、後日、日時、場所、ヒアリン
グ内容等を、代表企業または構成員に連絡する。なお、応募者多数の場合は、提案内容を事
前に評価・採点し、得点の上位者にのみ、プレゼンテーション及びヒアリングを実施する場
20
合がある。
(4)優先交渉権者の決定・公表
市は、事業者評価委員会の審査結果を踏まえ、優先交渉権者を決定し、その結果を応募者
に通知するとともに、市ホームページで公表する。なお、優先交渉権者の代表企業または構
成員が、優先交渉権者決定時から事業契約締結までに、市との契約に関して以下の事由に該
当した場合は失格とする。
①
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54 号)第 3 条、第
8 条第 1 項第 1 号若しくは第 19 条に違反し公正取引委員会から排除措置命令若しくは課
徴金納付命令を受けたとき、または同法に違反する犯罪容疑で公正取引委員会から告発
されたとき。
②
贈賄・談合等著しく市との信頼関係を損なう不正行為の容疑により、個人若しくは法
人の役員等またはその使用人が逮捕され、または逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。
(5)審査講評の公表
市は、優先交渉権者決定後、審査の経緯及び審査結果を記載した審査講評を市ホームペー
ジ等で公表する。また審査結果等について報道機関に情報提供することがある。
(6)事業者を選定しない場合
事業者の募集及び選定において、応募者あるいは資格審査通過者が無い等の理由により、
本事業を実施することが適当でないと判断された場合には、最終的に事業者を選定しないこ
とがあり、この場合、その旨を速やかに市ホームページ等で公表する。
21
8
契約に関する事項
(1)基本協定の締結
市と優先交渉権者は、本事業の円滑遂行を果たすための基本的義務に関する事項、優先交
渉権者の代表企業および構成員の本事業における役割に関する事項等を規定した基本協定を、
平成 29 年 3 月末までに締結する。
なお、優先交渉権者が基本協定を締結しない場合、または優先交渉権者が失格となった場
合、市は、総合評価の上位の者から順に契約交渉を行う。また、それまでに優先交渉権者が
要した費用は、市の事由による場合を除き、優先交渉権者自らが一切を負担するものとする。
(2)事業用地の測量
優先交渉権者は、事業契約及び借地契約(以下「事業契約等」という。)の締結の前提とし
て、事業用地の面積確定のため、事業用地の測量を優先交渉権者の負担において実施する。
(3)事業契約及び借地契約の締結
市は、優先交渉権者と、事業契約書(案)及び借地契約書(案)(以下「事業契約書(案)
等」という。)に基づき、事業契約等に関する協議を行い、事業者が遂行すべき業務内容、金
額、支払方法等を定め、平成 29 年 9 月頃を目処に、事業契約及び借地契約を締結するものと
する。
なお、事業契約等の締結に係る優先交渉権者の弁護士費用、印紙代その他の一切の費用(借
地契約締結にあたり公正証書を作成する場合は、その費用を含む。)は、優先交渉権者の負担
とする。
また、優先交渉権者が事業契約または借地契約のいずれかを締結しない場合、または優先
交渉権者が失格となった場合、市は、総合評価の上位の者から順に契約交渉を行う。また、
それまでに優先交渉権者が要した費用については、市の事由による場合を除き、優先交渉権
者自らが一切を負担するものとする。
(4)事業契約等の指定用途
事業者は、借地契約の賃貸借期間中、事業提案書に基づく用地活用業務を実施する目的以
外で事業用地を使用してはならない。
(5)契約保証金の納付等
事業者のうち借地契約を市と締結する代表企業または構成員は、当該契約の契約保証金と
して、金66,500,000円(3(1)アの規定により、借地契約を複数締結する場合は、
契約ごとに面積按分により算出した額の十万円未満を切上げ)を市に納付しなければならな
い。この契約保証金は、借地契約終了に伴い、事業用地の原状回復を市が確認した後、利子
を付さず、事業者に返還するものとする。
22
9
事業実施に関する事項
(1)事業者の権利義務に関する事項
ア
事業者の事業契約上の地位及び権利義務の譲渡等
事業者は、事業契約等によって生じる地位または権利義務を譲渡・承継、担保提供その他
の方法により第三者に処分してはならないものとする。なお、借地権を転貸する場合は、あ
らかじめ市の書面による承諾を得なければならない。この場合、市はその承諾に条件を付す
ことがある。
イ
事業者が有する債権の譲渡、質権設定及び担保提供
事業者が、本事業に関して市に対して有する債権は、市の承諾がなければ譲渡、質権の設
定及び担保提供を行うことができないものとする。
(2)市と事業者の責任区分に関する事項
市と事業者の責任分担は、事業契約書(案)等をもとに、事業者が提案した事業提案書の
記載内容を踏まえて、市と事業者で締結する事業契約等で確定するものとする。なお、責任
分担が事業契約書(案)等に示されていない場合は、事業契約等で定める手続きに従って、
市と事業者が協議を行って定めるものとする。
(3)法制上及び税制上の措置並びに財政上及び金融上の支援に関する事項
現時点では、法制上及び税制上の優遇措置並びに財政上及び金融上の支援は想定していな
い。ただし、市は、事業実施に必要な許認可等に関し、必要に応じて支援する。
(4)事業者の責任の履行に関する事項
ア
事業者の責任の履行について
事業者は、事業契約等に定めるところに従って、誠実に業務を遂行し、責任を履行しなけ
ればならない。
イ
事業期間中の市と事業者の関わり
本事業は、事業者の責任において実施することとする。ただし、事業者は、事業を円滑に
遂行するために、適宜、市への連絡、報告、調整及び協議等を行わなければならない。また、
事業契約書に定めるところに従って、市が、報告、調整、協議及びモニタリングへの協力等
を求めた場合には、これに応じなければならない。
また、市は、事業者から調整や協議を求められた場合には、誠実にこれに応じるものとす
る。
(5)市による事業の実施状況の監視
市は、事業者が事業契約書等に定められた業務を確実に遂行しているか確認するために、
監視、測定や評価等のモニタリングを行う。
23
(6)事業計画または契約の解釈について疑義が生じた場合の措置に関する事項
事業計画または契約の解釈について疑義が生じた場合は、市と事業者は誠意をもって協議
するものとし、協議が調わない場合は、事業契約等に定める具体的な措置に従うものとする。
(7)事業の終了
事業期間が終了する以前に、事業の継続が困難となり、事業を終了する場合は、事業契約
書等に定める具体的な措置に従うものとする。
24
10
その他
(1)情報の提供
本事業に関する情報提供は、市ホームページを通じて適宜行う。
なお、資格審査通過者に対しては、参考図のうち「事業用地現況測量平面図」のCADデ
ータを貸与し、また、支給品を提供するので、希望者は、10(2)の担当窓口に事前に申
し込むこと。
また、貸与品については、資格審査通過者は、事業提案書受付前まで閲覧することができ
るので、希望者は、事前申し込みの上、10(2)の担当窓口にて閲覧すること。なお、同
資料は、優先交渉権者決定後は、優先交渉権者に対して貸与する。
(2)市の担当窓口
名古屋市 住宅都市局 住宅部 住宅企画課 (担当者:吉田、藤澤)
〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目 1 番 1 号
電
話
:
052-972-2960(直通)
メールアドレス : [email protected]
市ホームページ : http://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000086492.html
25