「カーボン・ニュートラル」の達成

2016 年 9 月 30 日
東 京 海 上 ホールディングス株 式 会 社
東 京 都 千 代 田 区 丸 の内 一 丁 目 2番 1号
コード番 号 8766
東京海 上グループにおける2015年 度 「カーボン・ニュートラル」の達成
東 京 海 上 ホールディングス株 式 会 社 (取 締 役 社 長 グループCEO 永 野 毅 、以 下 「当 社 」)は、グ
ループ全 体 (国 内 ・海 外 )の事 業 活 動 において2013年 度 から2015年 度 まで3年 連 続 で「カーボン・ニ
ュートラル(*1)」を達 成 しましたので、お知 らせいたします。
(*1)「カーボン・ニュートラル」とは、事 業 活 動 により生 じるCO 2 排 出 量 と、自 然 エネルギーの利 用 や排 出 権 取 得 、マングローブ植
林 等 によるCO 2 の吸 収 ・固 定 効 果 の換 算 量 が等 しい状 態 を指 します。
東 京 海 上 グループでは、グループ全 体 (国 内 ・海 外 )の環 境 負 荷 削 減 とカーボン・ニュートラル実 現
に向 け、これまで(1)省 エネ・エネルギー効 率 化 、(2)マングローブ植 林 (※1)によるCO 2 吸 収 ・固 定 、(3)
グリーン電 力 (※2)等 の自 然 エネルギーの利 用 、(4)カーボン・クレジット(排 出 権 )の償 却 、を推 進 して
きました。
その結 果 、2015年 度 のグループ全 体 の事 業 活 動 により生 じるCO 2 排 出 量 を、マングローブ植 林 お
よび自 然 エネルギー(グリーン電 力 証 書 )利 用 によるCO 2 吸 収 ・固 定 ・削 減 効 果 で相 殺 し、2013年 度
から3年 連 続 で「カーボン・ニュートラル」を実 現 しました。
なお、当 社 子 会 社 である東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 株 式 会 社 (以 下 「東 京 海 上 日 動 」)は、2009年 度
以 降 毎 年 国 内 の事 業 活 動 において「カーボン・ニュートラル」を実 現 しています。
対象範囲
当 社 および連 結 子 会 社 (国 内 ・海 外 )における事 業 活 動 全 般
スコープ1:ガス・ガソリンなど
対象活動
スコープ2:電 気 など
スコープ3:ビジネストラベル (航 空 機 出 張 )など
CO 2 排 出 量
CO 2 吸 収 ・ 固 定 ・
削減量
122,280トン (スコープ1:14,954トン、スコープ2:77,854トン、スコープ3:29,472トン)
133,447トン (マングローブによる吸 収 ・固 定 :130,000トン、グリーン電 力 証 書 :3,447トン)
東 京 海 上 グループは、これからも環 境 負 荷 削 減 と「カーボン・ニュートラル」の実 現 に向 けた取 り組
みを推 進 してまいります。
※1 マングローブ植 林 は、東 京 海 上 日 動 が1999年 に開 始 し、2016年 3月 末 までに東 南 アジア、南 アジア、フィジーの9ヶ国 で9,474
ヘクタール(100メートル幅 で東 海 道 ・山 陽 新 幹 線 沿 いに東 京 駅 から新 岩 国 駅 までの距 離 に相 当 )を実 施 しているものです。
マングローブ植 林 には、CO2吸 収 ・固 定 を通 じた地 球 温 暖 化 の防 止 ・軽 減 のほか、生 物 多 様 性 の保 全 、沿 岸 部 の津 波 ・高
潮 被 害 軽 減 等 の効 果 があります。
※2 グリーン電 力 は、米 国 フィラデルフィア社 が、同 社 の事 業 活 動 に伴 う年 間 電 気 使 用 量 の100%に相 当 するグリーン電 力 証 書
(風 力 )を購 入 し、2013年 度 からネット・ゼロ・エミッション(*2)を実 現 しています。
(*2)「ネット・ゼロ・エミッション」とは、CO2排 出 量 やエネルギー使 用 量 が正 味 でゼロとなっている状 態 を指 します。
(補 足 )
・ スコープ3のうち航 空 機 出 張 は、グループ全 体 の74.1%(従 業 員 ベース)のデータを算 出 しています。
・ エネルギー起 源 のCO 2 排 出 量 等 の情 報 は、EY新 日 本 サステナビリティ株 式 会 社 (新 日 本 有 限 責 任 監 査 法 人 の子 会 社 )によ
る「第 三 者 保 証 」の対 象 となっています。マングローブ植 林 によるCO 2 吸 収 ・固 定 量 の情 報 は、財 団 法 人 電 力 中 央 研 究 所 に評
価 ・算 定 を依 頼 し、報 告 書 を受 領 しています。さらに、その報 告 書 の主 要 な算 定 過 程 をEY新 日 本 サステナビリティ株 式 会 社 が
確 認 しています。
・ CO 2 排 出 量 算 定 の組 織 境 界 、活 動 境 界 、算 出 方 法 および排 出 係 数 は、「ISO14064-1」及 び「地 球 温 暖 化 対 策 の推 進 に関 す
る法 律 (温 対 法 )に基 づく、温 室 効 果 ガス排 出 量 算 定 ・報 告 ・公 表 制 度 」を参 照 しています。マングローブ植 林 によるCO 2 吸
収 ・固 定 量 は森 林 吸 収 源 CDMの方 法 論 を参 照 しています。
以上