「知財品質」を高め「知財コスト」を削減する矛盾解決は可能か 知財部門は、知財のグローバル化で様々な問題を抱えています。これまでの業務を見 直し、改善すべき処はたくさんあります。しかし様々な事情で改善が難しく悩んでいるの が現状かと思います。それらの悩みを共有し、知財部門や個人グループでの勉強会で議 論ができないものかと考えています。夫々の異なった立場で情報交換することで、現状 の把握ができ、改善策が生まれ、どのように実行するか、の道筋が見えてくるはずです。 どうぞ気軽に声を掛けてください。 1.「知財品質」を高め、「知財コスト」を削減したい グローバル化で外国への特許出願は増える。特許出願に関わる費用の暴騰と知財文書 の品質低下は避けられない。無駄なお金を使わない、使い方を間違えないこと。 2.筋の良い発明が出ない 「黎明・成長期」と「成熟・衰退期」では研究開発手法が違う。「知的基盤」の構築が必要。 3.事業と乖離した「知財戦略」は、ありえない 事業と知財の共通事項を取り出して抽象度を高めていく作業ができているのか。 4.知財教育に関心を寄せてくれない、上層部の理解が得られない 知りたいこと、知識の吸収は、WEB から得られる。“誰のためでなく、自分のためになる、 あるいは自分のアタマで考えられる”工夫がされた「知財教育コンテンツ」が求められる。 5.世界規模で情報を分析し、事業の将来を見通す、 例えば、「IoT技術」の特許を分析すると、特許だけでは事業は守れない、特許の地位は低 下することが見えてくる。今後は特許、守秘技術、商標、意匠、そして著作権を重視した総 合的な「知財戦略」が必要となることが分かる。
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