N BLOOD最新号チョイ見せ

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スパが与えたもの
スパ・フランコルシャン 24 時間レースは、ニュルブルクリンク24 時間レースと同様
重要な地域文化行事として受け入れられており
また、近年では GT カー、ツーリングカーの試練の場として知られている。
オールージュだけでなく、ダウンヒルのブレーキやストレートエンドのヘアピンは
クルマに相当のストレスを与え、
しかも突然の降雨も珍しくない。
今年初挑戦した高星明誠にとっても、強烈な印象だったはずだ。
彼はここで何を得たのか。
鈴鹿 1000kmで見せた、あの鮮やかな走りがそれを示している。
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72
4
S U P E R G T 2 0 16 S E R I E S - G T 5 0 0 C L A S S
四車四様の中盤戦
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Interview with Masahiko Kondo
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S U P E R G T 2 0 16 S E R I E S - G T 3 0 0 C L A S S
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GT REVIEW from TEAM DIRECTOR
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BR ANCPAIN GT SERIES
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2 0 16 J A P A N E S E F O R M U L A 3 C H A M P I O N S H I P
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S U P E R T A I K Y U S E R I E S 2 0 16
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J A PA NE SE R A L LY C H A MP IONSHIP
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N I S S A N G T- R N I S M O G T 3 C u s t o m e r R a c i n g
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MOTORSPORTS
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NISMO PERFORMANCE CENTER
NPC 東京ドライビングレッスン
サーキットエクスペリエンスを2 カ所で開催 !
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NISMO PRODUCT
NISSAN GT-R 2017年モデル用
NISMOスポーツリセッティング登場
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NISMO OWNER’S VOICE
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N I S S A N G T- R N I S M O 2 0 1 7
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SUPPORTER’S PADDOCK
ピットツアー参戦記
Club NISMO プレミアムミーティング2016
会員特典のご案内/読者プレゼント
SUPER GTの頂点を目指して
後半戦の躍進へ
鈴木豊監督が教える「ここでしか言えない話」
チームマネジャーが語る舞台裏
NDDP 勢、
Round 6以降負けなしの7連勝!
GT- R 勢、好調を維持して終盤戦へ
マーチNISMO S の走りを支えるメカニックたち
SAMPLE
強さの秘訣はレースサポートグループにあり
PADDOCK TOPICS
巧の技術とパフォーマンスを満喫しています
究極のパフォーマンスを求めて
3
SUPER GT
2016 SERIES - GT500 CLASS
MOTUL AUTECH GT-R
Rd.1
Rd.2
1
1
I ★★ I
Rd.5
CALSONIC IMPUL GT-R
I ★1 I
I
1
POS:
POS:
7
I
100kg
WH:
WH:
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56kg
Rd.4
Forum Engineering ADVAN GT-R
I★I
Rd.1
S Road CRAFTSPORTS GT-R
4
1
9
I
WH:
8
I
WH:
POS:
Rd.6
I ★3 ★3 I
POS:
44kg
56kg
四車四様の中盤戦
開幕 2 連勝を達成した勢いに乗り
第 4戦、第5 戦もNISSAN GT-R NISMO GT500が連勝!
日本の自動車メーカー 3 社が鎬を削るSUPER GT GT500クラスにおいて
現在の GT-Rが最も力をもっていることは5 戦4 勝という結果が証明している
しかしそれぞれの勝利にはそれぞれの物語があり、
「GT-R 強し」のひと言では括れないドラマがある
第6 戦までを終えた2016 年シーズンの中盤戦を振り返る
Tex t by Makoto Ogushi
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5
赤旗が振られ 、全車ホームストレート上にマシンを整列 。そしてドライバーの降車が認められた。サーキットの全員が状況を見守るなか、レース終了が
アナウンスされた。勝利を手にして柳田と抱き合う佐々木 。Q1落ち 9 番手スタートという状況からの逆転劇にサーキットは大いに沸いた。
思い切った作戦が
功を奏し24 号車が優勝
戦に出ようとしていた。81 周のレースを1セットの
タイヤで走り切るタイヤ無交換作戦である。
ドライバー交代と給油のためにピットインし
7月24日午後 、2016 年シーズンの SUPER GT
た際 、タイヤ交換にかかる時間を短縮すれば一
第 4 戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レース
気に順位を上げられる。タイヤを交換せずにレー
がスポーツランド SUGO(宮城県)で行なわれた。
スを走り切れるかどうかのシミュレーションはこ
GT500 クラスのスターティンググリッド 9 番手
れまでしたことがなかった。しかしライバルと同
には #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN
じ作戦を採っていてはせっかくの速さをレース
GT-Rに乗る柳田真孝がいた。前日の公式予選
結果につなげられなくなる。
で Q1を担当した柳田は、
タイムアタックのタイミン
チームにはこれまでのテストで 積み重ねた
グでセッションが赤旗中断となったため 、タイム
データから、無交換でも走り切れるだろうという
を縮められず、
Q2 進出を逃がしていたのだ。
見通しはあったが 、ある意味冒険だった。タイヤ
スポーツランド SUGO での速さには自信が
を供給している横浜ゴムにタイヤ無交換作戦を
あった#24 GT-R は、決勝レースで思い切った作
申し出たところ、それまでのデータを確認して最
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SUPER GT
2016 SERIES - GT500 CLASS
終的な GO サインが出た。ピットインの際にタイ
ヤエンジニアがタイヤの状況をチェックし 、そこ
で最終判断を下す条件だ。
#24 GT-R は柳田のドライブで 9 番手からス
タートした。不安含みの冒険的作戦を、決勝日の
運命が後押しした。真夏の太陽が照りつけられ
ると思われた日曜日は、雲が出て予想したよりも
気温 、路面温度が上がらなかったのだ。チーム
は、タイヤサプライヤーとともに、低温時のテスト
を積み重ねていた。また、26 周目にコース上で発
生したアクシデントのためセーフティカーが導入
されたことも有利に働いた。スロー走行とリス
タートでタイヤへの負担は減るからだ。
セーフティカー明けにピットストップを行うか
どうかで各チームの 作 戦は分 かれたが 、#24
GT-R は早めにピットへ入り、給油を済ませ佐々
木大樹がコックピットに滑り込むと、タイヤは交
換せずにいち早くコースへ復帰した。コースに
暫定 9 位までポジションを上げた安田裕信から交替した J.P.デ・オリベイラはスピンした GT300 マシンを避けようとしてコースアウトしリタイアを喫す。
6
戻った佐々木の前にはピットインのタイミングを