検索テクニック

社会と情報
テレビ学習メモ
第 10 回
ネットワークを探索する
[ネットワークとコミュニケーション]
検索テクニック
社会と情報監修・講師
松本一則
インターネット上にはさまざまな情報が膨大に存在します。その中から自分に
とって必要な情報だけを見つけ出すのは大変です。情報を検索するための「検索
エンジン」もありますが、どのように使用すると適切な情報が得られるのか、検
索の基本を学んで情報を上手に選ぶ方法を身につけましょう。
学習前に
調べておこう
検索エンジン、ディレクトリ方式、ロボット方式、
SEO、エゴサーチ
検索のキホンを知ろう
⃝インターネットでの「検索」は、キーワードなどによって自動的に世界中のWebページの
中から、キーワードに関連したWebページを表示してくれる。その場合、本人には不必要
なものも表示されてしまう場合がある。
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⃝Webページの検索を行うWebサイトを特に「検索エンジン」と呼んでいる。検索エンジン
には「ディレクトリ方式(登録型)」と「ロボット方式(自動収集型)」がある。
⃝ディレクトリ方式は、Webサイトを人の手で分類してカテゴリごとに分けてデータベース
に登録する方式。ロボット方式は、自動的に検索ワードですべてのWebサイトを検索して
データベースを構築する方式である。現在はロボット方式が主流である。
誰が決める?検索結果
⃝検索により必要とするWebサイトを表示するために、200を超える要素があると言われて
いる。そのため、検索する状況(人、場所、興味関心など)により、検索結果が異なってくる。
⃝端末(PCやスマートフォンなど)によっても検索の結果は変わる。移動中や検索場所など
の条件に合わせて結果を表示してくれるからである。
⃝Webサイトを検索結果の上位にするためには、Webページを見やすいものにし、SEO
(Search Engine Optimization:検索エンジンの最適化)を施すなどの工夫が必要である。
情報を上手に選ぶ
⃝検索結果が上位にあるから信用できる情報であるとは限らない。Webサイトの公開日時や
発信元を確認することも必要である。
⃝情報はインターネットの中だけにあるのではなく、印刷された情報や知識として蓄えられた
情報もあるので、それらの中から適切な情報を選んでゆくことも大切である。
⃝インターネットでの検索では、いらない情報を表示させないテクニックも存在する。必要に
応じて使い分ける工夫をしよう。
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