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大田市まち・ひと・しごと創生総合戦略
評価検証
平成 28 年 9 月
島根県大田市
Ⅰ、概要
1、はじめに
1)これまでの経過
昨年、国においては、少子高齢化等による人口減少、東京圏への人口の過度な集
中が進む中、これらの課題の解決に向け、「まち・ひと・しごと創生法」を制定す
るとともに具体的施策をまとめた「総合戦略」を策定した。
これを受け当市においても、目標人口と 4 つの基本目標を掲げた、
「大田市まち・
ひと・しごと創生総合戦略」を昨年 10 月に策定した。なお、策定にあたっては、
庁内に 4 つの専門部会を設置し、外部ヒアリングや協議検討を行うとともに、外部
委員による大田市総合戦略等推進会議、市議会との意見交換等を行ったところであ
る。
2)評価検証について
策定後も、毎年度、評価指標に基づき評価検証を行うとともに、大田市総合戦略
等推進会議や議会等の意見を反映しながら、適切な進行管理を行うこととしている。
【大田市まち・ひと・しごと創生総合戦略より抜粋】
・基本目標の達成に向けて、毎年度、施策の実施状況について、評価指標に基づき評価検証を行うなど、
PDCAサイクルを実施し、必要に応じて総合戦略を改定していきます。
・総合戦略の評価・検証に際しては、その妥当性、客観性を担保するため、住民代表や各種団体等で構
成する外部委員による「大田市総合戦略等推進会議」のほか議会においての意見を反映し、施策が適
切に実行されるよう進行管理を行います。
- 1 -
2、評価検証(概要)
1)取り組みの状況
人口減少が続く中、当市においては、かねてより定住促進策をはじめ、産業振興
や保健・医療・福祉、教育・文化などあらゆる分野において施策を展開し、その対
策に取り組んできた。中でも、定住促進策については、「2015 住みたい田舎ベスト
ランキング」(宝島社認定)において総合一位を獲得し、当市の取り組みついて高
い評価を受けたところである。
主な取り組みとしては、定住フェア等での情報発信や空き家バンクによる定住促
進策のほか、地場産業の育成や観光誘客による雇用創出、保育料の軽減や子ども医
療費の無料化による子育て支援などがある。
今年度は、来年の石見銀山遺跡の世界遺産登録 10 周年に向け観光振興事業に積
極的に取り組むとともに、UIターンした保育士の就労への奨励金制度や多世代同
居・近居への支援など新たな事業にも取り組んでいる。
2)評価検証
当戦略においては、長期的な目標人口(平成 72 年、23,000 人)を掲げ、策定時
には平成 27 年の人口(国勢調査)を 35,294 人と推定していたが、実績(速報値)
としては 35,167 人、また、人口の増減ついても△526 人/年(島根県人口移動調査)
となっているなど、依然として人口減少が続いている。
基本目標ごとの評価検証については後述するが、平成 27 年度における出生数、
雇用創出数、社会減のいずれも目標達成ペースをやや下回る数値となっており、こ
れまで以上の取り組みが必要である。
なお、この戦略は昨年 10 月に策定し、従前の事業に加え、今年度から新規・拡
充する中で事業を進めているところであり、これらの事業を着実に実施することで、
今後の成果が期待される。
3)今後の方向性
・戦略の中で重点的な取り組みとして掲げている「若者、特に若い女性の定住・
流入に視点を置いて取り組む」を念頭に、今後さらに女性をターゲットとした
取り組みを進めていく。
・経済的な安定は、定住や子育てに必要不可欠な要素であり、雇用創出により力
を入れ施策展開を図る。
・出会いから子育てまで切れ目のない支援を行うことで、安心して子供を産み育
てることができる環境づくりを進める。
・定住推進施策や学校と連携した施策を進めることで、ふるさとへの愛着を育み、
地元定着とUIターン者の増加を図る。
・地域医療の確保や買い物支援により、安心して暮らせる仕組みづくりを進める。
- 2 -
Ⅱ、基本目標ごとの評価検証
1、基本目標1
多様な産業を活性化し「はたらく場」をつくる
1)取り組みの状況
この基本目標達成に向けては、36 件の推進施策を掲げ、それぞれの事業を実施
してきた。主には、起業創業を促し地域商業の活性化等を図る補助制度やアドバイ
ザーの派遣などを行う『産業振興プロジェクト推進事業』、観光情報の発信などを
行う『石見の国おおだ観光振興事業』のほか、「おおだブランド」づくりや農林水
産業の推進に向けた各種事業を実施した。
また、ふるさと納税については、寄附者 12,384 名、寄付金額 152,353 千円とな
っており、自主財源を確保するとともに、特産品の PR 及び販売促進の機会となっ
ている。
今年度は、
『石見銀山遺跡世界遺産登録 10 周年事業』など、観光振興に積極的に
取り組んでいる。また、新たに国の交付金制度等を活用した、『健康保養都市おお
だプロジェクト事業』や『“おおだ”で働こう!人財育成事業』の取り組みを進め
ている。
2)評価検証
①KPI(数値目標)の現状
評価年度
項
目
雇用創出
H26
(策定時)
H27
(今回)
H31
(目標年)
5 年間で
500 人
5社
(H27~31 年)
50 社
(H27~31 年)
-
86 人
新規企業誘致
1社
0社
新規起業
8社
11 社
観光客入込数
1,462 千人
1,381 千人
1,608 千人
観光消費額
31.7 億円
53.0 億円
36 億円
備考
基準日 12/31
基準日 12/31
②評価検証
「雇用創出」については、5 年間で 500 人という目標を掲げたところであるが、
平成 27 年度は 86 人と目標を下回るペースとなっており、引き続き、積極的な取り
組みにより、雇用創出を図る必要がある。
「新規企業誘致」は実績 0 であり、企業訪問など地道な取り組みの継続が必要で
ある。一方で、
「新規起業」は飲食業を中心に 11 社あり、数値目標を達成するペー
スとなっている。
「観光入込客数」は、石見銀山を中心に減少傾向が続いている。「観光消費額」
については、一人あたりの観光消費額が大きく増加したことが要因となり急増して
- 3 -
いるが、観光客入込数が減る中、実感としては乏しく、今後目標数値の変更を検討
する。
3)今後の方向性
【農林水産業の振興】
・中山間地域の維持・活性化を図る上で、農業の振興は不可欠である。生産基盤の整
備を支援するとともに、認定農業者や集落営農組織など多様な担い手の育成を図る。
・林業の振興は、原木生産・流通・加工など地域産業の活性化や雇用創出の効果が大
きい。県内の木材自給率が 30%程度にとどまっていることから、原木増産や木材製
品の高品質・高付加価値化などに取り組み、森林・林業・木材産業の成長産業化を
進める。
・水産物については、平成 25 年の大田水産物地方卸売市場の稼働により、販売流通機
能の強化を図るとともに、高度な衛生管理が行われるようになった。これらの取組
により、魚価の向上と良質な水産物の安定供給を図る一方で、
「一日漁」など地域の
特色を生かしながら、水産業の振興を図るものとする。
・現在、三瓶地区において、民間主体で進められている6次産業化の拠点施設整備に
ついては、雇用創出や観光振興につながる期待も大きく、引き続き支援・連携して
いく。
【地場産業の育成】
・おおだブランド認証などを通じ、おおだの顔となる商品づくりに向けて商品力強化
及び販路拡大を事業者と共に取り組んでいく。
・当地域の重要な地場産業である石州瓦の販路拡大等の取組を支援する。また、石州
瓦や県産材の利用促進を図り、地場産業や建築関連産業の活性化を図る。
・整備を進めている仁摩地区における新たな道の駅については、観光案内の拠点や地
元産品の販売場所となるようソフト・ハード両面の準備を進める。
【産業人材の育成と確保】
・小中学校で行われている「ふるさと教育」により郷土愛を醸成するとともに、官民
で組織する「大田地域人材確保促進協議会」の取り組みを通じ、地元で働く人材を
育成・確保する。
・雇用創出については、市内の景気動向は依然として厳しい状況ではあるが、引き続
き積極的な取り組みを進めていく。一方で、事業所側にとっては、必要な人材が確
保できないという状況があり、マッチングや人材育成につながる取り組みを検討す
る。
・若年就業者(単身向け、女性専用)の居住の確保対策について検討する。
【観光誘客】
・世界遺産登録 10 周年を迎える「石見銀山」や国立公園満喫プロジェクトの対象に選
定された「三瓶山」を軸に、地域資源を活用した観光振興策を積極的に展開する。
・世界遺産や日本遺産をテーマとした広域連携により、外国人観光客を含む観光誘客
を、島根県など関係機関と連携し進めていく。
- 4 -
2、基本目標2 「結婚」
「出産」
「子育て」の希望をかなえる環境をつくる
1)取り組みの状況
この基本目標達成に向けては、23 件の推進施策を掲げ、それぞれの事業を実施して
きた。主な事業としては、子育て世帯の経済的負担の緩和策として保育料の軽減や医
療費の助成を行っている。また、
『地域子育て応援事業』や『学校・家庭・地域の連携
による教育支援事業』の実施により、地域全体で連携・協力し子育て・教育に取り組
む体制づくりを行い、地域の子育て支援機能の充実を図っている。
今年度は、新たな取り組みとして、移住希望者の定住対策とともに保育環境の充実
にもつながる『保育士さんいらっしゃい奨励金交付事業』を行い、
『定住促進事業』で
は、多世代同居・近居を始める世帯へ助成を行うなどの取り組みを始めており、今後
の成果が期待される。
2)評価検証
①KPI(数値目標)の現状
評価年度
項
目
出生数
はっぴーこーでぃねーたーの
登録者数
婚姻数
第3子以上の割合
H26
(策定時)
H27
(今回)
H31
(目標値)
236 人
5 年間で
1,300 人
1人
28 人
現在 23 人
154 件
(H25)
130 件
160 件
141 件
(H26)
20%
(H25)
21.2%
22%
240 人
1人
備考
基準日 12/31
基準日 12/31
待機児童数
0人
0人
0人
子育て優良企業表彰数
2件
2件
6件
19.7%
(H26)
累計
②評価検証
・
「出生数」はほぼ横ばいであるが、
「婚姻数」が減少傾向にあるため、今後は婚姻
数が大きな課題となってくると思われる。
・「はっぴーこーでぃねーたーの登録」は 23 人(平成 28 年 8 月現在)となり、目
標に向かって順調に増加しており、結婚支援のさらなる充実が期待できる。また
県や市の呼びかけにより、平成 28 年 8 月には「大田はぴこ会」が発足し、月1
回の結婚相談会を行うこととしている。
・出会い創出イベントに対する助成を行っており、平成 27 年度は、市内の 2 団体
が 1 回ずつイベントを実施した。また、結婚につながる出会いに向け、コミュニ
ケーションのプロなどによる婚活セミナーを 2 回開催した。
- 5 -
●銀山の恋の物語(大田市青年協議会)
参加者:男 15 名、女 9 名、カップル成立数:3 組
●仁摩で恋活(仁摩で恋活実行委員会)
参加者:男 19 名、女 16 名、カップル成立数:10 組
・国基準による待機児童は発生していない(平成 28 年 4 月時点)。年度中途にも
待機児童が発生しないよう引き続き取り組みを進める必要がある。
3)今後の方向性
出会い、結婚、妊娠・出産、子育ての各ライフステージでの支援を充実させ、人
口減少に歯止めをかける。中でも、近年全国的に独身男女数が増加傾向にあること
から、特に出会いから結婚に至るまでの支援を強化する。
【全体】
・出会いの場から子育てまで一貫した支援のできる相談窓口の設置を検討し、切れ目
のないサポート体制の構築を図る。
・妊娠・出産・子育てのしやすい環境づくりに繋がるワーク・ライフ・バランスの推
進に向け、市民や企業向けの啓発を継続するとともに、従業員の妊娠・出産・子育
てを積極的に支援する企業を増やすことを目的とした支援制度の創設を検討する。
【出会い】
・はっぴぃこーでぃねーたーの増員を図り、独身男女の出会いのきっかけづくりに対
する相談・マッチング支援を強化する。
・出会いの場を創出するイベントや交流会等を積極的に支援し、少子化の大きな要因
である未婚・晩婚化を解消する。
【結婚】
・新婚世帯への家賃補助等を行うことで経済的負担の軽減を図り、結婚を機に転出す
る夫婦の減少につなげる。
【妊娠・出産】
・妊娠から出産までの相談体制を充実するとともに、不妊治療にかかる治療費助成等
の経済的負担の支援を行う。
【子育て】
・妊娠から育児期まで切れ目のない支援を行うことで、育児不安、育児負担の軽減を
図る。
・各地区の子育てサロンや公民館が行う事業などにより、保護者と赤ちゃん同士の交
流の場を充実させ、地域で楽しく子育てができるような環境づくりを行う。
・保育士確保対策など安心して子育てができる環境づくりの取り組みを、引き続き進
める。
・就学後の放課後対策を充実し、子育て支援機能の強化を図る。
・医療費助成を継続して実施し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図る。
・市単独の保育料軽減制度の見直しや、保育サービスの充実を検討し、出生率向上や
移住・定住につなげる。
- 6 -
3、基本目標3
新たな「ひとの流れ」をつくる
1)取り組みの状況
この基本目標達成に向けては、22 件の推進施策を掲げ、それぞれの事業を実施し
てきた。主には、定住フェアでの PR や相談会・情報誌の発行・空き家バンクなど
を行う『定住促進事業』、市内小中学校において地域で体験学習等を行う『ふるさ
と教育推進事業』などを実施した。
今年度からは、定住促進事業を拡充し、新たにUターン促進を図るための同窓会
の経費助成などの事業を開始した。
また、市内の高校においては生徒数の減少が進んでおり、教育移住を視野に入れ
た『高校の魅力化推進事業』を開始した。魅力的な高校のあり方や支援策を検討す
るため、学校関係者等をメンバーとした「大田市内県立高等学校支援連携協議会」
を設置するとともに、教育魅力化コーディネーターとして地域おこし協力隊員を配
置し教育の魅力化に向けた協議検討を進めており、今後の成果が期待される。
2)評価検証
①KPI(数値目標)の現状
評価年度
項
目
社会減の改善
無料職業紹介に
よる仲介者数
山村留学生の受
け入れ
高校生の市内就
職希望者数
おおだに住み続
けたい人の割合
空き家バンクの
成約件数
H26
(策定時)
H27
(今回)
△155 人
△139 人
0人
0人
長期 11 人
長期 9 人
短期 400 人
短期 432 人
9%
5%
72%
(H23 年)
―
25 件
33 件
H31
(目標年)
転出超過
5 年間で半減
(500 人の縮小)
備考
△100 人/年
程度に
基準日 10/1
1人
(毎年)
長期 12 人
(毎年)
短期 400 人
(毎年)
15%
80%
(H32 年)
150 件
(H27~31 年)
②評価検証
最も重要となる「社会減の改善」は人口の増減に直結し、この戦略全体に共通した
課題である。昨年度は、転入者数は 994 人、転出者数は 1,133 人であり、139 人の転
出超過となっている。目標は下回るものの改善傾向にあり、引き続き積極的に取り組
みを進めるものとする。
「山村留学の受け入れ」については、ほぼ目標どおりの数値となっている。また、
「高校生の市内就職希望者数」は、その年の景気動向や生徒個人の状況に左右される
- 7 -
ものの、大きく減少しており、高校と連携し、改善へ向けた取り組みが必要である。
「空き家バンクの成約件数」は、順調な実績となっているが、移住・定住希望者の
ニーズに合った物件があるかどうかで成約件数は変動することから、引き続き、積極
的に取り組んでいく。
3)今後の方向性
【定住推進】
・社会減の改善に向け、これまで以上に、
『定住促進事業』などの取り組みを積極的に
進め、UIターン者の増加を図る。
・特に、大田市出身者などをターゲットに、縁やゆかりを大切にした取り組みを進め、
Uターン者の増加を図る。
・定住推進員を配置しての、定住相談や「空き家バンク制度」等を引き続き推進し、
移住希望者それぞれのニーズに合った支援を図る。
・『石見銀山遺跡世界遺産登録 10 周年事業』などを通じ、市民一人一人が当地の価値
や魅力を再認識するとともに、官民で積極的な情報発信をすることで、交流人口の
拡大やUIターン者の増加を図る。
【教育・人づくり】
・今年度から実施している、
『高校の魅力化推進事業』を着実に推進し、地元高校と連
携し、当地への教育移住につながる取り組みを進める。同時に、高校生への情報発
信を強化し、地元定着と進学後の U ターン者の増加を図る。
・山村留学については、センターの運営形態や地域の受け入れ態勢のあり方について
再検討し、地域振興や定住促進への寄与を踏まえながら市内外に対する山村留学の
魅力の向上を図る。
・世界遺産「石見銀山」や国立公園「三瓶山」など当市の誇る地域資源について、島
根県立三瓶自然館や国立三瓶青少年交流の家などの社会教育施設と連携し、フィー
ルドワークを行い、その素晴らしさを肌で感じることで、地域に誇りを持つ子ども
を育てる。
- 8 -
4、基本目標4
「交流」「連携」「協働」により住みよいまちをつくる
1)取り組みの状況
この基本目標達成に向けては、27 件の推進施策を掲げ、それぞれの事業を実施して
きた。主な事業としては、
『おおだ発しごと支援事業』の中の「お買い物サポート事業」
では、買い物が不便な地域での移動販売や廃業店舗の再開に係る経費の一部を補助し、
買い物環境の向上を図った。また、市の呼びかけで、タクシー事業者が、外出困難な
市民の買い物などの代行を行う、生活支援サービス「タクシー救援事業(愛称:てご
タクシ)」が新たに開始され、買い物環境の改善が期待される。
『健康づくりはまちづくり推進事業』では、今年度新たに 1 地区が事業を実施する
など市民自らが地域全体で健康づくり活動に取り組む体制づくりが整いつつあり、そ
の成果が期待される。さらに、
『在宅医療・介護連携推進事業』では、地域包括ケアシ
ステム構築に向け、訪問診療・訪問看護の実施を支援するとともに、多職種研修会を
開催するなど在宅医療・介護連携に取り組んだ。
『地域おこし協力隊員等受け入れ事業』では、集落支援員を北三瓶地区に 1 名、地
域おこし協力隊員を富山町に1名配置し、地域課題の解決に向けた取り組みを行った。
また、本年 3 月から、温泉津町井田地区において、デマンド交通の試験運行を開始
した。
2)評価検証
①KPI(数値目標)の現状
評価年度
H26
(策定時)
H27
(今回)
H31
(目標年)
市民満足度(満足と
15%
(H23 年)
―
30%
買い物・交通対策
取組地域数
3 地域
4 地域
6 地域
地域力向上プログ
ラム申請件数
8件
(H27.10)
8件
34 件
(H28~31 年)
協力隊員・集落支
援員数
2人
(H27.10)
2人
14 人
25%
36%
45%
定期巡回・随時対
応型訪問看護
0 箇所
0 箇所
1 箇所
小規模多機能型居
宅介護施設
5 施設
(H27.10)
5 施設
6 施設
住民による健康づ
くり活動地域
6 地域
(H27.10)
6 地域
10 地域
項
目
感じる人の割合)
自主防災組織率
- 9 -
備考
②評価検証
「買い物・交通対策取り組み地域」は 1 地域、「自主防災組織率」は約 10%、それ
ぞれ増加している。いずれも順調な実績となっており、引き続き各事業を着実に進め
ていく必要がある。
3)今後の方向性
【持続可能なまちの形成】
・デマンド交通の試験運行など、地域の実情や、ニーズに合った効率的かつ効果的な
交通手段の検討を行う。(温泉津町井田地区において、平成 28 年 4 月~8 月まで試
験運行を実施)
・タクシーを地域公共交通の一部として位置づけ、タクシーを活用した生活支援サー
ビス「タクシー救援事業(愛称:てごタクシー)」を推進する。
・バス路線の見直し実施計画の策定及び運行見直し基準を作成し、効率的なバス路線
の構築を図る。
・買い物・交通対策については、中山間地域や既存店舗の閉店等、市内の買い物が不
便な地域において、引き続き買い物環境の向上を図る。
・都市構造を拡散型から集約型へ転換し、持続可能な集約型まちづくり(コンパクト
シティ)の実現について検討する。
【健康・安心】
・健康づくり地域活動については、地域の実情にあわせた自主的な活動とするため、
既に実施している地域に対する支援と、未実施地区に対する啓発を継続する。
・医療資源の乏しい当市において、次代の医療従事者の育成・確保など、引き続き地
域医療の充実・確保に向け取り組む。
・住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスが受けられるよう、山間部等、周辺地
に医療機関等の無い地域住民への、医療・介護サービス提供体制を充実する。
【地域課題の解決】
・地域おこし協力隊員については、任期満了後においても定住につながるよう支援す
るとともに、新たな隊員確保のため、県と連携し、募集を強化する。
・地域力向上プログラム事業の事業採択にあたっては、交通や買い物支援など「持続
可能なまちづくり」につながる取り組みを重視する。
・
「持続可能なまちづくり」の取り組みを拡大するため、市内の先進的な事例をデータ
ベース化するほか、まちづくりリーダー研修会等の啓発事業により市民の意識向上
を図る。
・大田市地域防災計画に基づき、災害時におけるICTを利活用した情報伝達手段の
整備及び自主防災組織の組織化・育成支援を図り、地域コミュニティの防災体制の
充実・強化を推進する。
【広域的な連携・交流】
・姉妹都市韓国大田廣域市との交流については、引き続き青少年交流事業を実施する
また、友好都市岡山県笠岡市とは、民間団体交流を促進する。
- 10 -
付属資料①
評価検証を行うための基礎資料として、推進施策ごとに評価を行った。ま
た、その評価のため各推進施策に関連する事業の抽出評価を行った。
評価の状況としては、全推進施策108件のうち、A・B評価はあわせて83件
であり、概ね順調にそれぞれの施策が推進されている。C評価のものについ
ては、今後施策の見直しや新規事業の実施について検討していく。
推進施策(細項目)ごとの評価の状況
評価
施策数
A
B
C
基本目標① 雇用創出
36
18
9
9
基本目標② 子育て環境創出
23
16
6
1
基本目標③ 人口流入創出
22
7
8
7
基本目標④ 地域間連携創出
27
11
8
8
108
52
31
25
計
推進施策の評価基準
評価
A
B
評価基準
事業推進より効果がみられる。または、今後、大
きな効果が期待される。
事業推進により、効果が期待される。
事業推進が困難。または、効果が期待できない。
または、事業未実施。
※27年度事業の評価を基本とするが、新規事業等について
は、28年度分も加味するものとする。
※推進施策の評価は庁内の専門部会、関連する事業の評価は各
担当課で行った。
C
- 11 -
基本目標①:多様な産業を活性化し「はたらく場」をつくる 推進施策ごとの評価
中項目
小項目
1 農林水産 (1) 基幹産業である1次産業の
業の振興
振興
と6次産業
化の推進
細項目(推進施策)
評価
① 循環型林業確立に向けた取り組みを強化する。
A
② 農畜産業の生産基盤の整備(圃場・施設)を支援す
る。
A
③ 新規就農者の確保、育成(後継者の掘り起こし、移住
者の受け入れ)に取り組む。
(2) 地産地消の推進
(3) 6次産業化の推進
① 地産地消推奨店を増やすなど地域内消費を拡大す
る。
② 道の駅等を活用し幅広く情報を発信する。
① 6次産業化を推進するとともに、民間事業者の取り組
みを支援する。
② 6次産業化の拠点施設整備について支援する。
① 瓦産業や建築関連産業の活性化に向け制度を充実
2 地場産業 (1) 地場産業の育成
する。
の育成と
地域ブラン
② 道の駅等を活用し幅広く情報を発信する。
ド確立の (2) 誇れる「おおだブランド」づくり
おおだブランドの新規認証及び商品力強化に向け支
① 援する。
ための支
援
② 道の駅等を活用し、売れる商品づくりに向けたモニタリ
ング調査を支援する。
③ 特設サイト等で大田市のあらゆる魅力を情報発信す
る。
3 産業人財
の育成と
確保
(1) 産業教育とふるさと教育によ
る人財の育成・確保
(2) 就業環境等の整備による人
財確保・育成
(3) 新たな雇用の確保
4 観光誘客
の推進
(1) 地域資源の活用
④ ふるさと納税を活用した特産品のPRと地域経済の活
性化を目指す。
① 小学校から高校までの産業・ふるさと教育により郷土
愛を醸成する。
② 市内企業情報や起業に向けた地域の優位性等を網
羅した産業教育を推進する。
① 若年就業者(単身者向け、女性専用)の居住環境づく
りについて支援する。
② 企業におけるリーダーの育成等、産業の人財育成の
取り組みについて支援する。
① 若者や女性などをターゲットとし、雇用のミスマッチ解
消に向け取り組む。
① 大田市全域をひとつのミュージアムと見立てた
「Ginzan Walking Museum」構想の確立を目指す。
② 観光施設の安全、快適利用のための改修、整備を行
う。
(2) 誘客宣伝活動の強化と外国
人観光客の誘客
③ 温泉津沖泊道、鞆ケ浦道の重点整備と、街道利用者
による新たな街道整備に向けた仕組みづくりに取り組
む。
④ 観光誘客に向けクアオルトなど健康づくりをテーマとし
た取り組みを進める。
一次産業の生産現場等と直結した観光誘客を推進す
⑤
る。
① フェイスブック等のSNSや、ICTを活用した宣伝活動、
誘客推進に向け取り組む。
② 大手広告代理店、旅行代理店との連携により観光商
品を開発する。
③ 「石見の国おおだ観光大使」や各大田市人会を通じた
宣伝活動に取り組む。
④ インバウンドを含めた誘客推進に向け広域連携等に
よる宣伝活動の強化と、受入環境の整備を行う。
A
A
A
A
A
A
B
A
C
B
A
A
誘客推進へと繋げるため、(一社)大田市観光協会の
組織強化を支援する。
大田市マスコットキャラクター「らとちゃん」のキャラク
⑥
ター確立と知名度向上を目指す。
石見銀山世界遺産登録10周年を契機にさらなる情報
⑦
発信、誘客を推進する。
① 大田市産業振興ビジョンに基づき、地域経済の活性
化に向け企業支援を強化する。
5 市内中小
企業の支
援と新産
業創出の
推進
(1) 中小企業等への支援
A
C
C
② おおだブランドをはじめとする大田市産品の販路拡大
を支援する。
① 地域資源や技術を活かした新産業を創出する。
① 工業団地等市内主要箇所への通信インフラの整備に
向け取り組む。
② 公共料金等の負担軽減による優遇措置をさらに強化
する。
③ 空き校舎、空き事務所等のインキュベーションルーム
活用により、若者や女性などの新規起業の初期リスク
を軽減する。
- 12 -
評価
A
A
A
C
A
B
A
B
A
A
A
B
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
ロード銀山においてアンテナショップ的な取り組みを検討
する。
おおだ発しごと支援事業【再掲】
どがなかな大田ふるさと寄附金促進事業
ふるさと教育推進事業
人材確保促進対策事業
キャリア教育推進事業
A
B
A
A
A
A
企業ニーズや建築業界の意見などを確認したうえで、事業
構築する。(重要)
人材能力開発事業
B
おおだ発しごと支援事業【再掲】
担い手総合支援事業【再掲】
A
A
B
人確協や無料職業紹介所の取組を強化する。
石見の国おおだ観光振興事業
A
A
石見銀山龍源寺間歩安全対策事業
仁摩サンドミュージアム・ふれあい交流館改修事業
三瓶山周辺観光施設改修事業
大田市観光施設改修事業
住民と協働し人力で整備する‘道普請’につい
て、検討を進めている。
B
B
B
B
B
健康でつながる地域資源魅力アップ事業
おおだの輝き発信事業【再掲】
B
B
C
魚市場の見学や三瓶の放牧、農業体験などと連携した観光
メニューを検討する。
B
C
A
B
A
B
B
A
A
(2) 異業種参入や新産業創出の
推進
(3) ものづくりやIT企業等の誘
致・起業促進
6次産業化支援事業
石州瓦等利用促進事業、
石州瓦販路開拓支援事業
仁摩地区道の駅整備事業【再掲】
おおだ発しごと支援事業
IT産業育成支援事業、
B
⑤
関連事業、または取り組み
島根県林業公社受託造林事業
森林づくり推進事業
造林事業
耕作放棄地再生利用緊急対策事業
農産物生産振興販売促進事業
機構集積協力金交付事業事業
農業用施設維持補修支援事業
地域貢献型集落営農連携・強化支援事業
土地改良調査設計事業
青年就農給付金事業
自営就農開始支援事業
新規就農者総合対策事業
担い手総合支援事業
産業振興プロジェクト推進事業
悠々おおだ商い支援事業
学校給食地場産品利用拡大事業
仁摩地区道の駅整備事業
大田市産業支援推進事業
A
地域おこし協力隊員等受け入れ事業
おおだの輝き発信事業
インバウンド推進事業
A
B
石見の国おおだ観光振興事業【再掲】
おおだの輝き発信事業【再掲】
観光誘客支援事業
石見銀山観光客対策事業
観光客冬季対策事業
インバウンド推進事業【再掲】
三瓶地域観光振興事業
おおだの輝き発信事業【再掲】
石見の国おおだ観光振興事業【再掲】
観光協会補助
A
B
B
B
B
B
A
B
A
おおだの輝き発信事業【再掲】
石見銀山世界遺産登録10周年事業、
円安等対策資金信用保証料助成事業
設備投資円滑化事業、
大田市産業支援推進事業【再掲】、
小規模事業指導事業
企業誘致対策事業、
大田市企業立地奨励金事業
産業振興プロジェクト推進事業【再掲】
悠々おおだ商い支援事業【再掲】
おおだ発しごと支援事業【再掲】
産業振興プロジェクト推進事業【再掲】
C
ゼオライトなどの地下資源や森林資源などを活かした産業
の創出を検討する。
C
市内の通信インフラについては、一定の整備は完了してい
る。
C
C
躍進するおおだの企業サポート事業(未実施、事業再構
築)
「おおだでチャレンジ!」企業支援事業(未実施、事業
再構築)
B
B
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
C
C
基本目標②「結婚」「出産」「子育て」の希望をかなえる環境をつくる 推進施策ごとの評価
中項目
小項目
細項目(推進施策)
評価
関連事業、または取り組み
① はっぴぃこーでぃねーたーの登録者数
の増加を目指す。
A
県や市の呼びかけにより、H28年8月に「大田は
ぴこ会」が発足。登録者数は23人であり、月1回
の結婚相談会を実施する予定。
(2) 出会いの場の創出
支援
① 出会い創出イベント・交流会などの婚活
事業を支援する。
A
2 妊娠・出産の支 (1) 経済的負担の軽減
援
① 一般不妊治療等に要する費用の一部を
助成する。
A
1 結婚支援の充
実
(1)
相談・マッチング支
援
(2)
相談体制の充実と
次世代育成
3 子育てしやすい (1) 経済的負担の軽減
環境づくり
② 妊婦健診費用助成に加え、妊婦歯科検
診等について助成する。
① 24時間対応できる電話による健康相談
や、休日診療に取り組む。
② 小中学生を対象に、乳児とのふれあい
を通じて、生命の尊さ、家族の絆の大切
さの理解を深める。
① 中学校卒業年齢までを対象に医療費を
無料化する。
② 保育料の軽減など子育て世帯への経済
的負担を軽減する。
(2) 多子世帯への支援
(3) 相談体制の充実
① 認可外保育所を含め、第3子以降の保
育料を無料化する。
② 3人以上の子どもを養育する保護者へ
の支援などを拡充する。
① 母子保健推進員を各町に配置し乳児が
いる家庭を訪問し、悩み相談や情報を
提供するとともに、適切なサービス提供
に結び付ける。
② 乳幼児期に、疾病等の早期発見を行う
ため健診を実施する。
(4) 多様な子育てニー
ズへの対応
③ 結婚から子育てまで切れ目なく相談で
きる窓口を設け、制度に精通するコン
シェルジュを配置し、啓発活動と情報を
発信する。
① 保育施設等での一時預かり等の各種保
育サービスを充実させるとともに、受入
体制を整える。
A
B
(5)
多世代同居・近居
への支援
(6) 地域における子育
て支援の充実
妊婦・乳児健康診査事業
地域医療確保対策事業
A
A
A
A
B
A
A
C
① 子育て負担の軽減などが期待できる多
世代同居・近居を望む家族を支援する。
A
A
子ども医療費助成事業
A
認可外保育施設保育料軽減事業
A
部活動補助
A
認可外保育施設保育料軽減事業【再掲】
H28年度より、第3子以降の保育料軽減の年齢制
限を撤廃した。今後はさらなる支援の拡充につ
いて検討していく。
こんにちは赤ちゃん訪問事業
- 13 -
A
A
母子保健活動事業【再掲】
A
母子保健活動事業【再掲】
A
妊婦・乳児健康診査事業【再掲】
A
窓口設置・コンシェルジュの配置に向けて、今
後検討していく。
仁摩保育所管理料
B
久手保育園管理料
B
保育所特別事業
B
障がい児保育事業補助
A
民間保育所運営対策費補助
A
A
保育士さんいらっしゃい奨励金交付事業
A
定住促進事業
B
地域子育て応援事業
子ども・若者支援体制等整備事業
A
仁摩保育所管理料【再掲】
A
B
B
A
放課後児童健全育成事業
A
B
B
③ 一人ひとりの人権が尊重される社会とな
るよう啓発等をする。
④ 事業主に対して、働く親を支援するさま
ざまな法律や制度について周知する。
A
乳幼児等医療給付事業
学校・家庭・地域の連携による教育支援事業【再掲】
4 仕事と子育ての (1) ワーク・ライフ・バラ
両立支援
ンスの推進
A
A
A
A
② 放課後を安全安心に過ごすため、放課
後児童クラブや放課後子ども教室を充実
する。
① 固定的な男女の役割分担意識の解消
や仕事と家庭の両立を推進する。
② 従業員の子育てを積極的に支援してい
る企業を表彰する。
A
学校・家庭・地域の連携による教育支援事業
③ 保育環境の充実に向け、保育士をター
ゲットとした移住希望者などを確保する。
① 地域全体で子育てを担うという意識のも
と、地域の子育て支援機能の充実を図
り、子どもの健やかな育ちを総合的に支
援する。
母子保健活動事業
B
母子保健活動事業【再掲】
A
② 親学ファシリテーター等を活用し、すべて
の親が安心して家庭教育を行うための
活動を支援する。
定住促進事業
評価
B
B
A
男女共同参画推進事業
B
H27実績なし。企業のワークライフバランスの取
り組みに対するよりいっそうの効果的なインセ
ンティブとなるよう基準等の見直しについて検
討するとともに、企業への周知を改めて行う。
人権啓発推進事業
事業主に対して周知のための文書を送付してい
る。
B
基本目標③新たな「ひとの流れ」をつくる 推進施策ごとの評価
中項目
小項目
細項目(推進施策)
1 産業体
(1) 伝統産業の保存・ ① 市内にある優れた伝統産業等を広く情報発信するとと
活用
もに、その技術を学び、体験するための体験教室を開
験・暮らし
催する。
体験を通
じた交流
②
既存の伝統産業を保存・活用するため「ものづくり名人
からはじま
登録制度」を発展させ、大人も対象とした名人の技を学
る定住促
ぶための宿泊体験教室を開催する。
進
(2) 地域資源の有効活 ① 豊富な自然・歴史・文化の魅力について再認識するとと
用
もに、さらに磨き上げ、広く情報を発信する。
② 地域資源を活かした農林水産業の活性化による新たな
ひとの流れを作る。
(3) 移住・定住の推進 ① 定住推進員を配置し、定住相談や「空き家バンク制度」
等を推進し、ニーズに沿った支援を行うことで移住者を
増やすとともに、定住に向けた支援をする。
② 単身者や女性の居住環境の向上に向けた支援をする。
2 特色ある (1) 魅力ある教育環境
教育と環
の創出
境づくりか
ら教育移
住へ
(2) 学力の向上
③ 移住希望者の雇用の場を確保するため、体制整備を行
い、求職・求人など雇用の仲介を行うなど、きめ細かく
対応する。
④ 雇用の場の確保につながる日本版CCRC構想につい
て、国の動向を見極めながら検討する。
⑤ 国等の研究機関の市内への移転に向けて働きかけ
る。
⑥ ふるさとへの誇りと愛着を高め、若者の流入に向けた機
運醸成の仕組みを作る。
⑦ 移住希望者などを対象とした、家族の支え合いによる
生活環境の向上が期待される多世代同居・近居を支援
する。
① 市内外の子どもたちに、社会教育施設と連携しながら
自然文化体験活動と集団生活・体験活動を通して自ら
考え生きる知恵を修得する場を提供する。
評価
C
A
C
C
C
C
B
B
企業、個人からのニーズは高い。積極的に検
討する。
空き家バンクに相談員を置いているのと同
様、雇用についても相談員を設置。引き続き
検討。
国の動向を注視する。
農研機構大田研究拠点において研究者拡充の
動きあり。
定住促進事業【再掲】
B
B
山村留学推進事業
B
B
コミュニティ・スクール推進事業
B
A
地域おこし協力隊員等受入れ事業
A
高校の魅力化推進事業(教育魅力化推進事業)
英語指導外国青年招致事業
ICT環境整備事業
学力・教育力向上プロジェクト事業
派遣指導主事配置事業
「読み調べ学ぶ力漲る学校図書館」事業
子ども読書活動推進事業
子ども読書活動推進事業【再掲】
A
A
A
A
A
A
A
B
A
地域おこし協力隊員等受入れ事業【再掲】
A
① 市内外の小中学生を対象とした山村留学センターを活
用する魅力ある教育環境の創出に取り組む。
B
② 恵まれた自然環境と、歴史環境に立地している小、中、
高等学校のさらなる魅力化により、移住の受け入れを
行い、定住に繋げる。
A
- 14 -
B
B
A
③ 地域の課題解決に取り組む学習を通じて、まちづくりに
進んで参画しようとする意欲を高める。
具体的事業を、引き続き検討する。
定住促進事業【再掲】
③ 地元高校と地域等との協議・連携の場を設置し、高校
の魅力化を進める。
3 ふるさとの (1) 地域を担うひとづくり ① 産業振興のための専門家や、地域課題解決のための
魅力や課
地域おこし協力隊など市外からの人財を積極的に誘致
題を発見
するなど新しい人の流れを作る。
し、活用や
② 自然、歴史、文化、伝統行事、産業といった地域資源を
解決に向
再認識し、学校・家庭・地域が一体となって、ふるさとに
けて取り
誇りを持ち心豊かでたくましい子どもを育てる。
組む人づく
り
A
定住促進事業
③ 地元高校をはじめとする教育機関との連携を進める。
(3) 教育移住の推進
石見銀山遺跡世界遺産登録10周年事業
A
B
② 0~18歳までを連続した期間ととらえ、子どもを育てると
いう観点を持ち、保幼小中高の連携により、効果的な
学習指導体制を作る。
評価
C
② フィールドワークを通じ豊かな地域資源のすばらしさを
肌で感じることで、地域に誇りを持つ子どもを育てる。
① 全国及び県学力調査への参加、学習支援員・学習習
慣サポーターなどの配置を行い、学習環境を充実させる
とともに、家庭学習の取り組みを支援する。
関連事業、または取り組み
「ものづくり名人登録制度」はあるが、予算
措置がされていない。拡充した事業実施を検
討する。
高校の魅力化推進事業
(教育魅力化推進事業)【再掲】
地域おこし協力隊員等受入れ事業【再掲】
山村留学推進事業【再掲】
山村留学あり方検討事業
高校の魅力化推進事業
(教育魅力化推進事業)【再掲】
地域おこし協力隊員等受入れ事業【再掲】
A
A
A
B
B
A
A
地域おこし協力隊員等受入れ事業【再掲】
A
A
C
A
石見銀山世界遺産登録10周年事業【再掲】
ESD推進事業
ふるさと教育推進事業
「文化はまちの力」推進事業、
本因坊道策顕彰等囲碁振興事業
石見銀山学形成事業
キャリア教育推進事業【再掲】
具体的事業を、引き続き検討する。
A
A
A
A
A
A
A
基本目標④「交流」「連携」「協働」により住みよいまちをつくる 推進施策ごとの評価
中項目
小項目
細項目(推進施策)
1 コンパクトで持続 (1) 持続可能な地 ① 医療・福祉、買い物などの日常生活に必要な機
可能なまちの形
域の維持・活性
能・サービスや公共施設の集約化により、コンパ
成
化
クトで利便性の高い持続可能な住みよいまちづく
りを目指す。
(2) 地域拠点の
ネットワーク化
による生活環
境の維持
① 既存施設、民間の空き店舗などを活用し、生活に
必要な各種機能を持たせた交流拠点を整備す
る。
② 空き校舎を拠点にICT等を活用し、地元で生涯学
習やキャリア教育を受けることができるよう環境を
整備する。
(3) 交通・買物弱者 ① 住民ニーズに合った生活拠点を結ぶ公共交通網
への支援
の再編及びデマンド交通システム等を導入する。
② 地元商店を活用した宅配による買物サポートや、
市内拠点施設への販売施設整備及び移動販売
車による買物弱者を支援する。
2 健康で安心して (1) 健康づくりと介 ① 医療・介護・予防・住まい及び生活支援サービス
を切れ目なく提供する地域包括ケアシステムの構
暮らせる地域づく
護予防の充実
築をめざす。
りの推進
② 高齢者が自立した生活を確保できるよう、各種生
活支援サービスが受けられる住宅整備を検討す
る。
③ 介護予防事業の推進、住宅・施設での介護サー
ビスを充実する。
④ 地域の自主的な介護予防グループづくりの支援や
人材バンク登録・介護予防ボランティアの育成支
援により、介護予防のまちづくりを推進する。
⑤ 疾病の予防のための各種がん検診や特定健診の
受診奨励や啓発を行う。
⑥ 地域資源である温泉を活用した健康増進の取り
組みも併せて行い、健康で安心して暮らせるまち
づくりを実現する。
⑦ 医療機関への通院を支援する。
(2) 地域医療等の
確保
⑧ 食育の推進および食育ボランティア活動を支援す
る。
⑨ 各地域の健康づくり活動が自主的な取り組みにな
るよう支援する。
① 休日・夜間・救急時の医療体制の充実、在宅医
療・介護連携の推進に向けた体制づくりに取り組
む。
② 小中学生時における地域医療教育や中高時の医
療現場体験など、医療・福祉従事者の育成に取り
組む。
③ 医療・福祉人財を確保するため、就職説明会をは
じめとする就業支援対策に取り組む。
① シルバー人材センターの設置に向けて取り組む。
(3) 高齢者の就労
を通じた社会参
加の推進
3 地域の課題解決 (1) 地域の実情に ① 市民自らが地域課題解決のために行う地域コミュ
に向けた取り組
応じた課題解
ニティの活性化、集落の維持活動や住み続けるこ
みへの支援
決への支援
とができる継続可能な地域づくりに向けた活動を
支援する。
② 地域おこし協力隊等、地域外の人財による魅力あ
る地域づくり・人づくりに取り組む。
(2) 消防・防災体制 ① 災害に対応できる安心・安全な地域を、ハード対
の充実強化
策とソフト対策の両面から支える。
評価
B
(1) 広域連携・交流 ① 交通、医療、教育など近隣自治体が抱える共通
課題の解決に向け、自治体が連携して取り組み、
による地域の
地域の自立と生活環境を向上する。
活性化
② 高速道路の開通や国県道等の改良等により、近
隣市町村への短時間移動が容易となることから、
沿線自治体との連携により、都市部からの交流人
口の増加を目指す。
③ 歴史等で繋がりを持つ自治体と連携を深め、相互
交流を促進し、地域の活性化へ繋げる。
④ 姉妹都市等からの修学旅行など学生の田舎体
験、大学等のフィールドワークや共同研究の場の
提供により、若者に大田市への興味を深めてもら
う。
- 15 -
評価
B
A
宗岡家住宅公開活用事業
C
B
A
具体的事業について、引き続き検討す
る。
地域交通対策事業
B
おおだ発しごと支援事業【再掲】
B
A
在宅医療・介護連携推進事業
B
C
B
C
B
C
C
A
A
A
A
具体的事業について、引き続き検討す
る。
在宅医療・介護連携推進事業【再掲】
A
具体的事業について、引き続き検討す
る。
がん検診事業
A
具体的事業について、引き続き検討す
る。
具体的事業について、引き続き検討す
る。
食育推進事業
健康づくりはまちづくり推進事業
A
A
地域医療確保対策事業
A
総合医療学講座事業
A
地域医療確保対策事業【再掲】
A
A
C
A
地域医療確保対策事業【再掲】
A
A
具体的事業について、引き続き検討す
る。
協働によるまちづくり推進事業
A
「公民館はまちの力」推進事業
A
A
A
A
4 産業振興などさ
らなる広域的な
連携・交流の促
進
都市計画マスタープラン見直し事業
C
② 消防団や自主防災組織等の充実強化、連携を推
進する。
③ 災害対応・防災におけるICTの利活用を推進す
る。
関連事業、または取り組み
大田市駅東側まちづくり事業
A
地域おこし協力隊員等受入れ事業【再掲】
A
防災対策事業
防災行政無線増設整備事業
A
消防団装備充実強化事業
防火水槽整備事業
消防ホース等購入事業
防災対策事業
小型動力ポンプ更新事業
避難行動要支援者名簿システム整備事業
防災対策事業【再掲】
A
A
A
A
A
A
A
A
次期可燃ごみ処理システム調査検討事業
B
A
B
C
A
各種要望活動により、関係機関へ道路整
備を働きかけている。
交流推進事業
具体的事業について、引き続き検討す
る。
B
平成26年度繰越「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)」に係る事業実施結果
№
1
2
事業名
おおだに住もう田舎暮らし
促進事業
おおだの輝き発信事業
- 16 3
4
5
おおだ発しごと支援事業
健康でつながる地域資源
魅力アップ事業
おおだの輝き世界発信事
業
事業概要
移住促進の為のPR:
①田舎体験・空き家見学ツアーの実施②情報誌等で
の情報発信③PRツール作成
定住に対する助成:
①産業体験就業者1名につき12万円/月の助成を行
う。
②UIJターン者または空き家所有者の空き家改修に対
して上限100万円の助成を行う。
③UIJターン者または空き家所有者の空き家の家財撤
去に対して上限15万円の助成を行う。
④夫婦いずれも40歳未満の新婚世帯の家賃を月額1
万円助成する。(UIJターン者への上乗せ有)
専門知識を有する人材の招聘:
大田市観光協会が招聘する専門知識を有する人材の
人件費及び活動費に対する助成、観光協会が観光振
興の中心的役割を果たす組織となるための人員への
人件費補助
観光資源の活用:
①新たな観光分野への進出:インバウンド(専門員設
置、情報発信業務委託、ARによる多言語情報提供及
びWiFi整備)、健康ウオーク事業の展開
②石見銀山を中心とした観光プロモーション展開及びイ
ンバウンドも視野に入れたサイン計画の策定
商品開発等に対する助成:
新商品開発、知的財産権取得、販路開拓、産学連携に
対する助成
販売拡支援:
首都圏・広島県での取引先開拓及び地域産品の食材
活用提案(セールスのための職員旅費含む)、おおだブ
ランド商品展開を行う。
人材育成:
人材育成講座の開設及び資格取得費への助成並びに
失業者の育成委託を行う
買い物弱者対策:移動販売車の取得・維持及び消費機
能向上のための商業機能整備に対する助成
・世界遺産石見銀山や国立公園三瓶山など大田市が
有する多様な資源を、「健康」という新たな視点を持っ
た、さらに魅力ある資源として活用するための調査・研
究委託。
・国立公園三瓶山をステージとして展開する健康増進
の取組みに医療が関わる可能性の共同研究(島根大
学医学部)
大田市(島根県)とのつながりを有する各国及び現在観
光客の取り込み図りたい地域に対する世界遺産を有す
る大田市のセミナー及び旅行会社セールス委託(大田
市観光協会)。
①台湾 ②ハワイ ③フランス
事業費
(千円)
16,795
33,846
8,963
交付金充当
額(千円)
重要業績評価指標
15,335 UIターン数 200人
5,244
平成28年3月
実績値
(H27年度末)
154人
事業効果
事業の評価 今後の方針
方針の理由
総合戦略の
定住促進事業に事業
地方創生に
KPI達成に有 事業の継続 統合し引き続きUIター
成果があった
効であった
ン者の確保を図る。
観光客5%増
平成28年3月
宿泊客数1万人増
平成28年3月
市内観光消費額10%増
平成28年3月
宿泊客数や観光消費
額は増加し、一定程度
の成果があった。引き
続き石見銀山10周年
2,472
総合戦略の 事業内容の 事業を軸に、情報発信
地方創生に
や受入環境整備を行
KPI達成に有 見直し(改
成果があった
い、持続可能な観光地
効であった 善)
+48.5%
作りを目指す。
Wi-Fiアクセス200回/月
平成28年3月
44回/月
31,339
7,344 雇用者数5名増
調査・研究報告書2件作成
5,202
目標年月
付属資料②
5,000 新規法人の設立
平成28年3月
平成28年3月
平成32年3月
雇用者数5名増
平成32年3月
セミナー開催3回
平成28年3月
外国人観光客数1,170人増
(平成26年比)
平成32年3月
5,000
▲5.54%
交付対象事業のメ
ニューの一つである
「大田市版雇用創出事
業」で新規雇用1名の
実績となったが、当該
総合戦略の 事業内容の 事業は平成28年度末
地方創生に
1人
KPI達成に有 見直し(改
で廃止とする。その他
成果があった
効であった 善)
メニューの事業は見直
しを行う。
目標達成に向け、平成
27年度に基礎調査・研
究を行った。今年度さ
総合戦略の
地方創生に
らに調査を行い、来年
KPI達成に有
事業の継続
0件 成果があった
度以降に実践に取り組
効であった
む。
0件
2件
外国人観光入込客数
は増加傾向にあること
から、引き続きセール
総合戦略の
ス等の誘客に努める。
地方創生に
KPI達成に有 事業の継続 また、受地整備の取り
成果があった
効であった
組みを進め、外国人が
H27年 466人
スムーズに旅行ができ
るようにしていく。
1回