日隈 正守 - 鹿児島県

黎明館企画特別展
「八幡神の遺宝
-南九州の八幡信仰-」
記念講演会の御案内
■ 演題
「九州地方における八幡宮勢力の拡大過程」
■ 講師
鹿児島大学
日 時:平成28年
教授
ひのくま
まさもり
日隈
正守
氏
10月23日(日)午後1:30~午後3:00
会 場:黎明館 2階講堂(245席)
※ 入場無料,申込み不要(当日先着順受付)
※ 講演会終了後,第2特別展示室で展示解説を行います。その際は,団体観覧料が必要です。
講師略歴
1959年,熊本県八代市生まれ。1992年3月,九州大学大学院文学研究科博士後期課程単
位修得満期退学。同年4月,同文学部研究生。1993年10月,鹿児島大学教育学部助教授。
2009年4月,同教授。専門は,日本中世史
講演内容
九州地方は, 日本列島を構成する主要な島の中で,朝鮮半島や中国大陸の最も近くに位置して
し
ら
ぎ
いる。八幡神は,奈良時代前期の日本と新羅との緊迫した関係の中で歴史上に登場し,10世紀
ふじわらの す み と も
たいらの す え も と
の奄美島人による大宰府管内諸国の襲撃事件,藤原純友の乱や 平 季基による大隅国府焼き討ち事
かんじょう
く に いちのみや
件など,日本国内外の諸事件を背景に,九州地方に勧請されていった。本講演では,国一宮の多
くが八幡宮である九州地方において,様々な八幡宮が勧請されていく過程について考察していく。
■ 主な著書・論文
『鹿児島県の歴史』(共著)(山川出版社,1999 年)
「薩摩国における国一宮の形成過程」(『中世諸国一宮制の歴史的展開(上)』(岩田書院,2004 年))
「大隅国における国一宮の形成過程に関する一考察」(『年報中世史研究』31,平成 2006 年)
「八幡新田宮の入来院・祁答院支配に関する一考察」(『新薩摩学』8,2011 年)
「大隅国正八幡宮領の形成過程一大隅国の事例を中心に一」(『古代文化』66-2,2014 年)
「『桑幡家文書』所収「年月日不詳大隅正八幡宮神社次第」に関する一考察」(『鹿児島大学教育学部
研究紀要人文・社会科学編』67,2016 年)
お問合せ
TEL 099-222-5100 (代表)
鹿児島県歴史資料センター黎明館
鹿児島県鹿児島市城山町7番2号