国民年金基金(NPF) 財務省 財政事務局 貯蓄・投資政策事務局 1 退職時社会保障制度の概要 老齢福祉 公的負担 公務員 退職金 年金 • 中央政府 公務員 • 地方政府 公務員 老齢手当 • 政府から 年金を受 給していな い60歳以 上のタイ 国民 • 600-1000 バーツ/月 第1の柱 第2の柱 第3の柱 “基礎” “十分” “追加” 強制加入 任意加入 確定拠出型年金 確定給付型年金 社会保障 基金 (第33条、39条) GPF 政府 年金 基金 私立学校 教員社会 保険基金 • 民間企業従業 • 1997年 • 私立学 員 3月27日 校校長 • 臨時雇用公務 以降の および 員 公務員 教員 • 準公務員 • 旧制度 ( 公務員以外) 政府年金 • 第33条該当者 基金加入 (退職+異動) の公務員 退職金 または 退職金 退職金 年金 退職金 積立基金 (PVD) 社会保障 基金 (第40条) • 民間企業 従業員 • 国営企業 社員 • 正規公務 員 • 制度外の 労働者 15-60歳 国民貯蓄 基金 (NSF) 年金 202万 人 780万 人 1,150万 人 97万 人 10万人 290万人 424基金 220万人 40万人 財務省/内務省 社会開発・人間 安全保障省/ 内務省 労働省 財務省 教育省 財務省 労働省 財務省 退職金 生命 保険 • 制度外の •一般 労働者 国民 政府や雇用 主の老齢基 金に属さな い15-60 歳 退職金 または 年金 退職金 R MF 年金 条件に 従い 受給 または 生活保障金 RMF 155種 保険 2,400 万種 2 財務省 老後に備える積立制度の評価 “世界銀行の成果評価基準” 包括性 • あらゆる層の労働者世代を包 括した手段であるか否か • 労働者世代に老後に備える積 立が普及しているか否か 評価 • 退職前収入に対する 退職後収入の割合 (置換率) 充実度 持続性 • 予算負担 • 運営および良き統治 3 論理的根拠 “高齢社会” “高齢化社会” 10 2,700億バーツ (2015年度予算の 10.42%) 20 14 2015年 2008年 • • 6,700億バーツ (2025年度予算の 14.41%) 2015年 2025年 2025年 タイは2008年以降高齢化社会に突 入した。 2025年には高齢社会になると予想さ れる。 政府は高齢者が基本的生活を営むことができるよう世話するという 課題に直面しなくてはならない。老齢福祉の実現に向け予算態勢を整 えた財政運営が求められている。 老齢福祉予算は年々増加している。 4 NPFの主旨 構成員 15‐60歳の労働者は 民間企業従業員や非常勤公務員、 政府従業員、国営企業従業員である。 (例外 公務員、常勤公務員、 私立学校教員およびPVD加入者) 計 1,137万人 NPF制度への加入 NPF加入 (段階的に導入): 即時加入 (2019年): 1) 従業員100名以上の民間企業 2) 政府認可企業 3) 上場企業 4) 国営企業、国営公社 5) GPF(政府年金基金)法制下にない政府 機関 6) 投資奨励企業 7) 基金加入意思のある企業 4年目: 従業員10名以上の企業 6年目:従業員1名以上の企業 拠出 従業員と雇用主のNPFへの拠出は給与の最大15% 1-3年 双方 賃金の3%以上 4-6年 双方 賃金の5%以上 7-10年 双方 賃金の7%以上 10年以上 双方 賃金の10%以上 月収1万バーツ以下の従業員については雇用主が全額 拠出する 政策の監督指示 NPF委員会による 給付金 加入者は60歳以降 一括または分割で受け取る 基金の資金運用 分散型資金運用 5 NPFの実施 人口構成 (6,510万人 ) 60歳以上 1,035万人 15-60歳 4,296 万人 制度内労働者 1,649万人 制度外労働者 1,793万人 失業者、 勤労の 必要がない人 854万人 除外 公務員202万人 正規雇用者20万 人 私立学校教員10 万人 PVD加入者280 万人 NPF加入者 1,137万人 民間企業従業員 (私立学校教員は 除く) 政府臨時雇用者 政府従業員 国営企業従業員 NPFの収入 資金運用 基金からの受給 NPF加入が可能な 制度内労働者 1,417万人 分散型 退職* 従業員 雇用主 給与の 3% 給与の 3% 基準をクリア した基金から 選択 給与 従業員 雇用主 計 10,000 - 給与の 3% 給与の 3% 給与の 3% 給与の 3% 給与の 6% バーツ以下 10,000 – 60,000 バーツ 60,000 バーツ以上 1,800 バーツ 1,800 バーツ 3,600 バーツ 基金運用者 規定と投資 方針 一括受給 資産 運用 A 資産 運用 B 分割受給 資産 運用 C 備考:10年以内に10%にまで増加 (双方) 0-14歳 1,179万人 6 *退職は60歳以上 定年退職後の収入増加 社会保障基金の 被保険者の場合 老齢年金 最終給与の19%* 給与1万バーツ以下の場合 社会保障基金とNPFの 被保険者の場合 老齢年金 最終給与の19%* 給与1万バーツ以下の場合 NPFからの給付金 最終給与の31%** 仮説: • 25歳で働き始め60歳で定年。給与1万バーツ以下、社会保障基金およびNPFに加入。 • 毎月定額の年金を20年もしくは240か月受給 • 賃金上昇率5%はインフラ率3%と実質成長率3%から算出 • 投資による配当率5% 備考: *老齢年金 7,500バーツは20+1.5% の代替配当公式を使用 **NPFは貯蓄+双方3%(5%(1-3年目)、7%(7-9年面)、10%(10年以上))の割合の 支払いを定めた保険料にに基づく利息を得る。給与1万バーツ以下については、雇用主が全額拠出、1万バーツ以上は 双方拠出、賃金は最高6万バーツとする。 7 影響 プラス 従業員の定年退職後のの収入 の増加(定年退職前賃金の平 均50%) 国内貯蓄額の増加 平均XXXX万バーツ/年 投資市場の発展促進 マイナス 従業員と雇用主からの強制徴収は 雇用主がより高い資本を有している一方で、従業員は基金へ拠出するより は支出に費やす必要があり、老後用の貯金の重要性に賛同しないため、 プロジェクトの反対意見となり得る。 8 実施計画 実施計画 1. 年金制度統合委員会および役員会を設置し、制度内労働者のための強 期限 2016年2月ー4月 制的生活保障基金設置のガイドラインを検討する。 2. 財務省に見解を提示し、閣議に諮り承認が得られるようにする。 3. 関連法令の修正もしくは発布を行い、基金の実施体制を整える。 2016年5月-8月 2016年11月ー 2017年2月 4. 基金を実施する。 2018年 9
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