(6191・マザーズ) 【新規 Overweight】国内線航空券

Morningstar Equity Research Report 2016.9.26
国内線全社の航空券を取り扱うオンライン旅行会社
投資判断(9/23)
エボラブルアジア(6191・マザーズ)
株価
投資単位
1,437円
時価総額
年初来高値
239.7億円
100株
(9/23)
新規 Overweight
年初来安値
2,297円
(9/23)
PER
(予)
821円
(16/7/5)
64.6倍
(16/3/31)
(9/23)
国内線航空券比較検索で首位、
オフショア開発にも強み
■16年9月期業績上ブレの公算大
16 年 9 月期 3Q 累計の連結業績は、売上高 2,757 百万
円、営業利益 431 百万円だった。前年同期の連結財務
諸表はないものの、非監査の参考値との比較では売上高
が 51.4%増、営業利益が 2.1 倍と実質大幅増収増益とな
った。主力のオンライン旅行事業で取扱高が順調に伸び
たことに伴い、航空券等の仕入コスト率が低下。取扱高
から仕入れコストを差し引き、IT オフショア開発事業
売上を加算した正味収益(連結売上高)の増収効果によ
り、売上総利益率が 82.2%(前年同期比 14.8 ポイント
増)
、営業利益率が 15.6%(同 4.4 ポイント増)と大幅
に上昇した。
第 3 四半期決算発表前の 7 月 19 日に上方修正された
16 年 9 月期連結業績予想は、売上高 3,987 百万円(前
期比 44.7%増)
、営業利益 610 百万円(同 95.0%増)
。
例年第 4 四半期(7 - 9 月)は夏休みの旅行需要が盛り
上がる書き入れ時。足元の 7 月、8 月の取扱高は前年同
月比で 18%増、20%増といずれも単月で過去最高を更
新(速報ベース)しており、9 月が横ばいだったとして
も会社想定の 262 億円(16 年 9 月期見通し)を上回る
推移となる。このため、モーニングスターでは、16 年
9 月期業績について会社計画からの 10%前後の上ブレ
を予想する。
■高い競争優位性に株価評価余地残す
同社は 20 年の東京五輪までに年間取扱高 1,000 億円
突破を目指している。足元の年間取扱高から年率 30%
超の成長イメージだが、オンライン旅行市場における国
内航空券のシェアはまだ小さく、伸びシロは大きい。モ
ーニングスターでは、取扱高の目標値から逆算し、目標
期間の初期で事業規模の拡大途上となる 17 年 9 月期の
売上高は前期比 6 割増を想定。営業利益も戦略投資がか
さむものの、6 割程度の成長を見込んでいる。
株価は 7 月 4 日に株主優待制度を発表した翌日に上場
1,700円~ 2,300円
想定株価レンジ
(円)
2,500
2,297
2,000
1,500
25日線
1,000
500
821
5日線
(千株)
15,000
出来高
(月)
34
10,000
25日平均線
5
6
7
5,000
8
9
0
5日移動平均線
25日移動平均線
出来高
(25日平均)
1,447円
1,423円
170,804株
来高値 2,297 円を付けたが、その後は調整局面にある。
この間、通期計画の上方修正、3Q 決算発表を迎え反発
する局面もあったが、相対的な割高感もあり上値の重い
展開が続いている。ただ、同社は国内航空全 14 キャリ
アの航空券を予約・購入できる比較検索サイトを運営す
る唯一のプレーヤーで、国内線オンライン航空券市場で
トップシェア。競合も増収増益基調で市場の成長性は高
い。自社サイト以外にも多様な販路を持つ他、自社サイ
ト開発で培ったノウハウを基とするシステム開発力を外
販化した IT オフショア開発事業も堅調だ。
こうした優位性に対するプレミアムを考慮した今後 5
年間の収益予想をベースに DCF(ディスカウント・キ
ャッシュフロー)法で算出した想定株価レンジは 1,700
~ 2,300 円。フリーキャッシュフローの永久成長率を 5
年予想 GDP(国内総生産)成長率平均 0.47%で算出し
た値と、5 年の予想 EBITDA、業界平均 EV/EBITDA 倍
率約 10 倍を乗じた継続価値で算出した値を加味した。
WACC(加重平均資本コスト)は 10.5%。23 日終値か
らレンジの中間値 2,000 円までは 39.2%と上値余地は
大きいことから、
投資判断は新規「Overweight」とする。
(有村 孝浩)
業績動向(9/23時点)
売上高
(百万円)
前年比
(%)
営業利益
(百万円)
前年比
(%)
経常利益
(百万円)
前年比
(%)
純利益
(百万円)
前年比
(%)
EPS
(円)
14 年 9 月期
実績
1,451
-
99
-
93
-
44
-
3.3
15 年 9 月期
実績
2,754
21.1
312
47.8
305
35.0
172
36.4
12.6
16 年 9 月期
17 年 9 月期
会社予想
3,987
44.7
610
95.0
569
86.4
341
97.7
22.2
MS 予想
4,350
58.0
675
116.3
630
106.6
385
123.8
23.1
MS 予想
7,000
60.9
1,050
55.6
1,030
63.5
620
61.0
37.2
※ 14 年 9 月期から連結決算 ※ 15 年 12 月 18 日付で普通株式 1 株につき 300 株の株式分割を実施
※ 14 年 9 月期および 15 年 9 月期の EPS は遡及修正 ※ 16 年 8 月 1 日付で普通株式 1 株につき 3 株の株式分割を実施
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
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エボラブルアジア(6191・マザーズ)
■ 会社概要
同社のオンライン旅行事業をめぐる市場環境
オンライン旅行事業、訪日旅行事業、IT オフショア
開発事業を手掛ける。オンライン旅行事業は国内・海外
航空券を簡単に比較・予約できるサイトや、海外ホテル
予約サイトを多ブランドで展開。OEM(相手先ブラン
ドによる生産)で、航空券や、旅行・ホテル商材の提供
も行っている。訪日旅行事業では、自社直営サイトを多
言語対応し、オンライン旅行事業で蓄積したノウハウを
訪日外国人向けサービスとして展開中。IT オフショア
開発事業はベトナム子会社が手掛ける。受託型開発とは
異なり、顧客企業の選出したプロジェクトマネージャー
がベトナム人スタッフと専属チームを組んで開発を行
う、ラボ型開発という形態で行っている。16 年 9 月期
第 3 四半期累計の売上構成比は、オンライン旅行事業が
70%、IT オフショア開発事業が 30%。
オンライン旅行業界において国内航空券が花形市場へ
国内オンライン航空券取扱No.1(*3)
オンライン航空券
2,342億
オンライン航空券
( * 1)
1,388億
14社
10社
オンライン旅行市場
2兆4,907億
オンライン旅行市場
9,895億
(*1)
6社
3社
1990年
2011年度
2015年度
1997年
2008年
2014年
航空会社数の推移(*2)
(*1)平成26年12月時点 フォーカスライトJapanから会社計算
(全旅行商材は年率26%、航空券は年率14%にて計算)
(*2) 会社調べ (*3)2016年2月時点、会社調べ 出所:会社資料
同社のBtoCサイトとBtoBtoCサイト
↓アスクルに提供する
同社の BtoBtoC サイト
(国内航空機検索部分)
http://www.askul.co.jp/oshigoto/trip/airline/
■ 事業環境と展望
訪日外国人旅行者の増加などを追い風に、オンライン
旅行市場は 15 年 2 兆 4,907 億円(11 年比 2.5 倍)と伸
び、うちオンライン航空券市場は 2,342 億円(同 68.7
%増)と 7 割近い成長を遂げている。こうした中、同社
の国内オンライン航空券の年間取扱高は 196 億円(16
年 2 月時点)に上り、国内オンライン航空券市場で首位
(右図参照)
。
「国内航空券といえばエボラブルアジア」
というブランド強化を志向し、20 年の東京五輪までに
年間取扱高 1,000 億円突破を目指す。
多ブランド戦略の下、自社サイトのブランドごとのマ
ーケティング施策が奏功し、取扱高が前年同期比 40%
増となる中で自社サイトでの直販取扱高は同 79%とさ
らに大きな伸びを示す(いずれも 16 年 9 月期 3Q 累計実
績)
。法人向けでは出張業務に関するチケット手配・管
理業務システム「旅 Pro」が好評で、16 年 8 月のみで
16 社が新規導入。取扱高の増加に寄与している。この他、
業務提携を軸にした民泊事業、キャンピングカー米事業
会社の子会社化などにより、訪日外国人の宿泊需要取り
込みにも力を入れる。
比較検索ニーズの増加
196億
↑自社運営 BtoC サイト
「空旅 .com」
http://www.soratabi.com/
リスク要因
ITオフショア開発事業においては、ベトナムに拠点
を置き、500名規模のエンジニアを擁する。ただ、業
界の特性として価格競争になりやすく、エンジニアの
引き抜き等により、競争がもたらされる可能性もある。
また、競合他社が同社の「ラボ型」オフショア開発モ
デルを模倣するようなことがあれば、同社業績に悪影
響を与える恐れがある。なお、
同社では常時雇用者の他、
6,000名近くの入社希望者リストを併せ持ち、開発案
件の受注状況に応じて増員が図れるよう対策している。
株主還元(9/23時点)
■ 株主優待
■ 配当の状況
1株当たり配当金
中間期末
期末
年間
14年9月期
実績
0円
0円
0円
15年9月期
実績
0円
0円
0円
16年9月期
会社予想
0円
0円
0円
※ 15 年 12 月 18 日付で普通株式 1 株につき 300 株の株式分割を実施
※ 16 年 8 月 1 日付で普通株式 1 株につき 3 株の株式分割を実施
毎年 9 月末日、3 月末日の株主名簿に記載された 100 株以上所有する株主を
対象。保有株式数に応じたポイント(1 ポイント= 1 円)を贈呈。
ポイント数に応じて食品、電化製品、ギフト、同社オリジナル航空券、社会
貢献活動への寄付など 500 点以上の商品から選好可。
ポイント有効期限はポイント付与日より 3 年間。
【保有株式数と贈呈ポイント】
100 株…初年度 1,000 ポイント/ 1 年以上保有 1,100 ポイント
200 株…初年度 3,000 ポイント/ 1 年以上保有 3,300 ポイント
300 株…初年度 4,000 ポイント/ 1 年以上保有 4,400 ポイント
400 株…初年度 6,000 ポイント/ 1 年以上保有 6,600 ポイント
500 株…初年度 7,000 ポイント/ 1 年以上保有 7,700 ポイント
600 株…初年度 10,000 ポイント/ 1 年以上保有 11,000 ポイント
700 株および 800 株…初年度 12,000 ポイント /1 年以上保有 13,200 ポイント
900 株以上…初年度 15,000 ポイント/ 1 年以上保有 16,500 ポイント
※ 1 年以上保有株主の条件:毎年 9 月末日・3 月末日の株主名簿に同一株主
番号で連続 2 回以上掲載されている者
● 同社オリジナル国内航空券(10,000 ポイントでの特別優待)
・正規普通運賃より 50%オフの航空券を 2 枚購入可(往復での利用可)
・出発地、行先は自由に選択可能
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
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Morningstar Equity Research Report 2016.9.26
エボラブルアジア(6191・マザーズ)
競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(9/23時点)
エボラブルアジア
(6191・マザーズ)
株価
基本事項
投資単位
最低投資金額
決算月
株価指標
5,860円
2,970円
100株
100株
100株
143,700円
586,000円
297,000円
9月
6月
3月
55.1倍
PBR
(実)
19.2倍
11.3倍
44.2倍
5.6倍
0.0%
0.0%
0.0%
44.8%
95.5%
115.1%
30.5%
23.6%
46.9%
35.5%
63.1%
26.0%
15.3%
12.0%
37.7%
営業利益成長率
(予)
EPS成長率
(予)
売上高営業利益率
(予)
財務安定性
1,437円
64.6倍
売上高成長率
(予)
収益性
オープンドア
(3926・マザーズ)
PER
(予)
配当利回り
(予)
成長性
アドベンチャー
(6030・マザーズ)
67.5%
13.3%
23.9%
総資産経常利益率
(実)
14.8%
12.4%
自己資本比率
(実)
16.5%
45.7%
デット・エクイティ・レシオ
(実)
129.6%
30.1%
流動比率
(実)
102.3%
352.6%
30.4%
82.4%
0.0%
514.5%
自己資本当期純利益率
(実)
同社と事業領域で競合するアドベンチャー( 6030)と、一部事業で旅行比較サイトを展開するオープンドア( 3926)を選定した。
■ 成長性
■ 収益性
■ 財務安定性
成長性は競合他社と比べ優位な
位置にある。新規顧客獲得のため
のサーチエンジンマーケティング
強化やリピーター増加のためのイ
ンターフェース改善などによりサ
イト訪問者の購入率が向上、7 月に
16 年 9 月期業績予想を上方修正、
成長率が一段と引き上がる格好と
なっている。
競合他社では、16 年 6 月期に 8
割増収・営業増益を達成したアド
ベンチャーが 17 年 6 月期予想で 3
割増収・5 割営業増益に鈍化する
他、オープンドアも 16 年 3 月期の
営業利益 2.6 倍から 17 年 3 月期 35
%増益に減速する見通しだ。
ROE(自己資本利益率)では同
社が群を抜いて高い値となってい
る。総資産回転率と財務レバレッ
ジの高さが高 ROE につながってい
る(15 年 9 月 期 実 績 )
。16 年 3 月
の IPO で調達した資金が 16 年 9 月
期に計上されることで財務レバレ
ッジが低下し、ROE を若干下押し
する可能性はあるものの、高水準
を維持するとみられる。
競 合 他 社 で は、17 年 3 月 期 中
に収益性の高い課金モデルにシフ
トしていくとするオープンドアが
営業利益率見通しで優位。同社は
15.3%と中位。一方、タレントを
起用して広告宣伝を強化したアド
ベンチャーの営業利益率は相対的
に低くなっている。
同社の財務安定性はいずれの項
目においても相対的にさえないが、
上場前の 15 年 9 月期の実績値であ
り、IPO で得た資金により 16 年 9
月期の財務安定性は好転する。
競合他社では、有利子負債がな
く、流動資産の厚いオープンドア
が相対的に優位。
モーニングスター株式会社
プロダクト開発本部 株式分析部 アナリスト 有村 孝浩
03-6229-0810 [email protected]
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
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りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(3/3)
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方
特 徴
Overweight (オーバーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると
予測される場合
Neutral (ニュートラル)
今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に
とどまると予測される場合
Underweight(アンダーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると
予測される場合
(1)第三者機関として中立的な立場を重視
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、
モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場
を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま
す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ
スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評
価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業
績予想を決定しています。
(2)カバー銘柄のユニバース
カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し
ています。
【銘柄選定基準】
●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄
●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券
のデータを参考)
●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安)
●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く
(3)3 段階の投資判断
カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各
アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会
の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最
上位から「Overweight 」
(オーバーウエート)
、
「Neutral」
(ニュートラル)
、
「Underweight」
(アンダーウエート)
)
で予測しています。
モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値
動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を
変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか
となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under
Review」
(保留)とする場合があります。また、取引時間
中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した
場合などは投資判断をいったん「Suspension」
(停止)と
する可能性があります。
(4)中期的な想定株価レンジ
向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株
価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ
目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など
テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な
上値メド、下値メドを決定しています。
項目説明
■ アナリストコメント
直近の業績動向や事業環境につい
て、取材に基づいた評価をコメント
しています。投資判断の根拠や業績
予想に対する見方、今後の事業展望
などを記載し、株式投資をするうえ
で最も重要な情報を掲載していま
す。
また、
読みやすさを考慮してテー
マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに
まとめているほか、重要なポイント
を太字で強調しております。
■ 業績動向
通期決算の実績 2 期分と会社予
想、およびモーニングスターの独自
予想を今期、来期の 2 期分掲載し
ております。
各銘柄への取材に加え、
四半期毎での過去の業績傾向やセグ
メント毎での分析に基づいて業績数
値を予測しています。
■ 会社概要
各銘柄がどのようなビジネスを展
開しているのか、どこに収益源があ
るのかなどを詳しく解説するほか、
今後どの事業に力を入れていくの
か、中期的にはどのような事業展開
を図っていくのかなどの中期的な見
通しも取材を踏まえて掲載します。
■ 事業環境と展望
各銘柄が属する業界について、足
元の状況や将来の成長性などの観点
から解説します。競合他社への取材
も実施することで業界全体を多方面
から捉えるほか、業界団体のデータ
など具体的な数値も掲載します。
■ リスク要因
各銘柄が有するリスクを解説しま
す。事業面でのリスクに加え、業績
面や財務面、株式市場独自のリスク
なども考慮して様々な角度から見た
リスクを示します。
■ 成長性
今期会社計画の売上高成長率、営
業利益成長率、EPS 成長率を競合他
社と比較するほか、過去の経緯や主
力事業の成長力などを評価します。
■ 収益性
今期会社計画の売上高営業利益率
と前期実績の自己資本当期純利益
率、総資産経常利益率を競合他社と
比較するほか、過去からの収益性の
変動などを評価します。
■ 財務安定性
前期実績の自己資本比率、
デット・
エクイティ・レシオ(=有利子負債
/ 自己資本× 100)、流動比率(=流
動資産 / 流動負債× 100)を競合他
社と比較するほか、現預金やキャッ
シュフローなどの観点から財務安定
性を評価します。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に
おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知
的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。