電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について(通達)の一部改正 (整合規格の採用)に対する意見募集の結果について 平成28年9月30日 経 済 産 業 省 商務流通保安グループ 製 品 安 全 課 平成28年7月12日付けで電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈につい て(20130605商局第3号)の一部改正に対する意見募集を行いましたところ、 3件の御意見をいただきました。 寄せられた御意見と、これに対する考え方をとりまとめましたので、公表いたしま す。 皆様方の御協力に深く感謝申し上げます。 <意見募集結果> 1.パブリックコメント実施方法 ・意見募集期間:平成28年7月12日(火)~平成28年8月10日(水) ・実施方法:電子政府の総合窓口(e-Gov)及び経済産業省 HP に掲載 ・意見提出方法:電子メール、FAX又は郵送 2.意見総数 3件 3.御意見及び御意見に対する考え方 別紙のとおり 1 (別紙) 御意見及び御意見に対する考え方 番号 御意見 御意見に対する考え方 1 電気製品の技術向上をというな いただいた御意見は今回の改正 ら、50hz と 60hz の壁を無くして統 に直接関係がございませんが、今後 一するべき。 の参考とさせていただきます。 50hz 圏と 60hz 圏がなくなれば自 由競争になり、技術向上につなが る。 ついでに電気も自由化している ことですし、電気の真の自由化のた めにはやはり 50hz60hz の壁をなく すべき。 国が周波数で業者を守るのは自 由化とはいえない。 2 モバイルバッテリー等に関して いただいた御意見は今後の参考 なのですが、学術研究用途や試作開 とさせていただき、今後の改正の際 発等で一品もので販売する場合、今 JIS 作成関係者に申し伝えます。 回の規制に関して JIS C8712 は非常 に妥当と思いますが、試験費用が高 額となり実質的に販売できない状 態になる事が予想できます。 大量に販売する場合はコストを 甘受できるのですが、特に特殊医療 機器や試作等など少数販売になる 事が確定している場合、試験費用高 額になり非常用電源が確保できず 停電等の非常事態に対応できなく なる等が予測されます。 また、輸入の際 CE マーク等で判 別できればいいのですが、試験結果 の公的証明等を取得する場合 1000 $以上掛かることがあり開発費の 高騰や国際競争力の低下につなが る恐れがあります。 現在も小ロットの充電器輸入で も PSE 適合試験が高額となるため 2 高圧電圧のリチウムイオンバッテ リーが販売できない状況となって おります。この場合は他の輸入代行 業者を紹介しお客様が直接輸入す ることにて対応するよう手配して います。(この場合は PSE 法の適応 除外になります。) これは、海外で販売されているリ チウムイオンバッテリーを使用し た製品を 1 点のみ輸入する場合、当 方では最低限危険性がないか試験 してからして販売しておりますが、 輸入代行なら問題なしで、正規の手 順を踏むために多額のコストが必 要になるのでは輸入代行業者を優 遇して危険な製品の個人輸入を同 調させることになるかと思います。 小ロットの販売に関して何かし らの配慮を求めます。 (例) 輸入した原付自転車の場合、国土 交通省の型式認定が義務となる販 売台数は 2000 台以上です。 また、アーク溶接装置に関してで すが、当方の前職では形状の関係や 大きさ等で自動車用のブースター ケーブルを代用したりクリップ等 を加工して使用するよう上司等か ら指導されることがありました。 (被服等がすぐにダメになり非常に 危険です。) こちらも一般的な形状については 改正に賛成ですが、特殊形状の物は 対象からはずしていただけるよう 配慮してほしいと願います。 規制に関しては納得できる部分も 3 多いのですが、真面目に商売する小 規模事業者の事も考えていただけ たらと思いました。 3 こちらは、JIS C 1602 の原案作 いただいた御意見は今回の改正 成団体です。 に直接関係がございませんが、今後 改正案(別表第十二 国際規格等 の参考とさせていただきます。 に準拠した基準(案))の 8 ページ 基準番号 J60584-1 熱電対の別紙 115 に記載されている JIS C 1602 は 改 正 さ れ て お り 、 JIS C 1602 (2015)です。付表はありません。 付表は附属書Aに改正しており、C 熱 電 対 を 追 加 し て い ま す 。 IEC 6084-1 は、2013 年です。 4
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