セミナー会場 7780 メニコン セミナー内容 株式会社メニコン 事業内容と今後の成長戦略 瞳への信念を、次のステージへ。 コンタクトレンズで培った技術と人で、社会に役立つ 商品やサービスを世界に提供し続けることを目指し、事業活動を行っているメニコ ン。事業内容や事業モデル、顧客サービスシステム、そして今後の成長戦略について 説明がなされた。 執行役 経営戦略室長 太田章徳氏 日本初の角膜コンタクトレンズ開発を起源に、創業65周年 社名のメニコンは「目にコンタクトレンズ」に由来し、 「コンタクトレンズ事業」で創業から60年以上続くリー ディングカンパニー。創業者の研究開発への情熱を脈々と受け継ぎ、日本初、世界初を冠する製品を数多く生 み出している。現在では「動物医療事業」 「 環境バイオ事業」 「ライフサイエンス事業」まで幅広く展開し、近年 ではM&Aを含め海外の拠点を徐々に増やしてグローバル企業としての成長を目指している。 研究開発から製造、販売までを持つ事業モデルで、業績も好調 「コンタクトレンズ事業」は、製品の研究開発から製造、販売まで行う事業モデルで、マーケットインからマー ケットアウトまでバランスよく行えるのが最大の強み。国内市場では使い捨てコンタクトレンズ、特に1DAY が市場を牽引し、さらにコンタクトレンズ装用者の低年齢化、カラーコンタクトレンズ装用者の伸び、遠近両用 コンタクトレンズを使用するシニア層の増加等で市場が拡大傾向にあることを受け業績も伸長。2016年3 月期は増収増益となり、2017年3月期は増配を予定している。 メニコン独自のサービスシステム「メルスプラン(Menicon Eye Life Support Plan)」 売上高の半分を占める 「メルスプラン」は、コンタクトレンズを月々定額で利用できるサービスで、眼科医の判 断のもと、度数・種類の変更、紛失保証、一年ごとの新品交換など、継続的なサポートを提供。顧客会員は料金 を気にせず、安心で手厚い保証サービスを受けながら快適なアイライフを送ることができる。会員とメーカー が継続的なパートナーシップを結ぶことで、これまでの卸取引から直取引に流通構造を改革。 「 顧客」 「 販売 店」 「メニコン」の3者それぞれにメリットのある循環システムとなり、安定的な収入基盤として次世代製品の 研究開発・新規投資に貢献している。 成長戦略∼長期計画「Vision2020」でさらなる成長を目指す 売上高1,000億円、営業利益率10%の実現へ向け、メルスプラン会員数拡大、新製品戦略、海外事業の強 化・拡大、新規事業への投資を積極的にはかる。また、乱視用サークルレンズ「2WEEK Menicon Rei Toric」や遠近両用レンズ「2WEEK Menicon Premio 遠近両用」を市場導入。さらに1DAY市場の伸長に 対 応して生 産 工 場を新 設 。海 外 事 業 戦 略としては、北 米を重 点 地 域に欧 州やアジアで海 外 向けブランド 「Miru」を拡販し、中国のオルソケラトロジー(視力矯正)市場の開拓にも注力。さらにコンタクトレンズ事業 の技術を活かし、犬用眼内レンズや動物用医療機器、畜産・農業分野、不妊治療向け機器等に応用し、新たな 収益基盤の確立を目指す。
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