News Release

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国土交通省
九州運輸局
平成28年9月21日
「地域資源を活用した観光地魅力創造事業(九州枠)」
の支援地域の選定について
○観光庁では、平成 27 年度に「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」を創設
し、地域の観光資源の磨き上げに取り組んでいるところです。
○本年4月の熊本地震からの早期復興に向けた対策の一つとして、政府が策定した
「九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」を受けて、平成28年度の本
事業において「九州枠」が新たに創設されました。
○この度、この九州枠に4地域(熊本県熊本市、大分県大分市、宮崎県川南町、鹿
児島県薩摩川内市)から応募があり、全ての地域が選定されました。
○九州運輸局では、これらの地域において地域資源を活用した、滞在型コンテンツ
の充実・強化や受入環境整備、交通アクセスの円滑化などの取り組みに対する支
援を通じ、九州の観光復興を加速化させます。
○今回の選定地域及びテーマ
 熊本県熊本市(熊本魅力創造・復旧復興推進協議会)
『新生“くまもと”』~熊本地震からの復活へ向けた滞在型交流人口の促進~
 大分県大分市(仮称 西大分地区魅力創造推進協議会)
『海・山・サルと出会う街』
~ピンチはチャンス!震災後の観光客激減を乗り越えて~
 宮崎県川南町(川南パーキングエリア利活用協議会)
『川南パーキングエリアを宮崎県観光の玄関口に!』
~情報発信で周遊観光ルートの核に~
 鹿児島県薩摩川内市(薩摩川内市観光DMO連絡会)
『薩摩川内市観光DMO実践事業』
~サムライツーリズム(外国人誘致)によるDMO組織の確立を目指して~
○添付資料
別紙1 :平成 28 年度 地域資源を活用した観光地魅力創造事業 実施地域(地図)
別紙2 :平成 28 年度 地域資源を活用した観光地魅力創造事業(九州枠)事業概要
別紙3 :今回の選定地域における取組内容
【お問合せ先】
九州運輸局 観光部 観光地域振興課
中村、牟田、曵田
TEL:092-472-2920 FAX:092-472-2334
HPhttp://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu
九 州 運 輸 局
平成28年度 地域資源を活用した観光地魅力創造事業 実施地域
福岡県宗像市
(むなかた観光戦略協議会)
佐賀県有田町
(有田観光まちづくり協議会)
長崎県長崎市
(アジア・国際観光推進に係
る官民連携協議会)
熊本県熊本市
(熊本魅力創造・復旧復興推進協議会)
別紙1
国土交通省
九州運輸局
大分県日田市
(奥日田デザイン会議)
大分県大分市
(仮称 西大分地区魅力創造推進協議会)
宮崎県川南町
(川南パーキングエリア利活用協議会)
宮崎県日南市
(日南市観光推進協議会)
鹿児島県指宿市
(いぶすきの農漁村力協同推進協議会)
H28年度九州枠
鹿児島県薩摩川内市
(薩摩川内市観光DMO連絡会)
H28年度当初事業
H27年度補正事業
国土交通省
九州運輸局
別紙2
平成28年度 地域資源を活用した観光地魅力創造事業(九州枠)
地域の観光資源を活かした地域づくり施策と、体制づくり、受入環境整備、二次交通の充実等の観光振興のため
の施策を地域と連携して取り組むことで、熊本地震により被害を受けた九州の観光需要の創出や回復を支援。
協議会等
観光関係者による取組
体験型・交流型滞在プログラムの
企画・開発・提供
協議会:単一市町村、観光協会、交通事業者、地域づくりの取組を実施
する者等により構成
案内ガイドの育成・研修
計画の策定(数値目標、取組体制、事業内容等)
名産品の開発
地域の魅力を高める取組の実施
①滞在コンテンツの充実・強化
・着地型旅行商品の造成
・地産地消の推進
・街歩き、見所を理解するための
ガイドの育成
・宿泊施設の魅力向上
③来訪者の利便性等向上
・観光地周遊バスの実証運行
・美観の維持、トイレ改修
・遊休施設を活用した情報発信、
商品販売機能の強化
②地元での消費拡大
・着地型旅行商品の
予約システム の構築
・地域の農産品等を
活かした、名産品の開発
国によるパッケージ支援
取組の評価を踏まえた計画の見直し
マーケティングの実施
対象地
i
無料公衆無線
LANの整備
遊休施設を活用した
情報発信・商品販売施設
④外国人受入環境整備
・観光案内の多言語表記化
・Wi-Fi環境の整備
・免税店の導入検討
二次交通の確保
支援内容
等
個別事業の実施に必要な経費の総額の2分の1以内の金額を
予算の範囲内で負担する。
近隣駅
地域資源を活用した観光地魅力創造事業(熊本県熊本市)
別紙3
国土交通省
九州運輸局
○熊本城を熊本地震復興のシンボルと位置づけ、復興の過程を各種コンテンツとして発信するほか、熊
本城を 機軸としたツアーを造成することで、震災前よりも魅力的な観光地として国内外に発信する。
○地域資源を活用したユニークベニューの開発や地元商店街のイベントを活用し、滞在型交流人口の増
加及び地元経済活性化を図る。
地域資源
・熊本城、城彩苑
・アーケード街
・水前寺成趣園
活用方法
・熊本城
復興のシンボルとしての
コンテンツ作成、情報発信
・城彩苑
従来の歴史文化体験の
ほか、復興発信及び復興
ツーリズムの発着拠点
・アーケード
地元商店街イベントとの
連携やユニークベニュー
・水前寺成趣園
復興ツーリズム周遊先や
レセプション会場として活
用
取組内容
取組内容
○マーケティング調査
・九州・熊本への観光客、MICE関係者への調査
・全国の熊本城一口城主へのアンケート調査
○コンテンツの制作・発信
・復興する熊本を魅せるブックレット、WEBサイト
等の構築
・WEBやプロモーションによる制作コンテンツの発
信
○ユニークベニュー開発
・地域資源を活用したレセプションメニューの開発
・MICE開催とアーケードや商店街のイベントとの
連携
○復興ツーリズム
・熊本城、城彩苑を拠点とする宿泊型復興ツーリズ
ムの造成
○復興割(飲食店等)
・売上が減少している地元飲食物販店舗を中心とし
た復興割メニューの作成
地域資源を活用した観光地魅力創造事業(大分県大分市)
別紙3
国土交通省
九州運輸局
『海・山・サルと出会う街』
~ピンチはチャンス!震災後の観光客激減を乗り越えて~
様々な魅力が凝縮された大分市西大分エリア。震災というピンチをチャンスに変えて、高崎山への年間来場者数が100万人
を超えていた全盛期の勢いをとり戻すべく、大規模なマーケティング調査を実施し真の顧客ニーズを把握する。その結果に基
づき、観光戦略プランの策定、観光PR映像の製作、各観光資源の連携、着地型観光拠点施設の整備、2次交通の充実などに向
けた取り組みを行い、当該エリアへの誘客を図るとともに、将来的には、市内全体の周遊へ繋げる仕組みを構築する。
地域資源
活用方法
①国道沿いの美しい
景観
②高崎山自然動物園
③水族館うみたまご
④田ノ浦ビーチ
①スポーツツーリズム
の拠点へ
②自然(山)とサルと
触れ合う観光拠点へ
③海獣と触れ合う観光
拠点へ
④家族と恋人が集う癒
しのレジャーエリアへ
※こうした魅力エリア
への2次交通の充実・
着地型観光拠点整備の
検討も併せて行う。
取組内容
取組内容
・マーケティング調査
・県内留学生へのアンケート
・受入環境整備サポーターによる調査
・広域でのアンケート調査
・着地型観光拠点施設整備に向けた調査
・2次交通充実に向けた調査
・来訪需要の喚起
・観光戦略プラン策定
・観光PR映像の製作
地域資源を活用した観光地魅力創造事業(宮崎県川南町)
別紙3
国土交通省
九州運輸局
『川南パーキングエリアを宮崎県観光の玄関口に!』 ~情報発信で周遊観光ルートの核に~
宮崎県を縦断する東九州自動車道のほぼ中央に位置する川南パーキングエリアを、宮崎県・西都児湯地
域の観光の玄関口として活用し、地域の特性を生かし連携した観光周遊ルート確立ための計画を策定す
る
地域資源
活用方法
・多様な地域の地場産品
・交流人口を増やすイベント
・気候を生かしたレジャー
・川南PA
・川南PAの背後に隣接する
町有地
・宮崎県観光の玄関口として広
く情報を発信(レジャー・食)
・現行のイベントとの連携
・川南PAと隣接町有地を一体と
して利用
・物産販売施設を整備して魅力あ
る立ち寄り所に
取組内容
取組内容
・マーケティング調査
○川南PAへの立ち寄り台数
(平日休日の、車種、県内外の別)
○観光地への立ち寄り数
○トイレ、既存のコンテナハウスの利用者数
○食事ができる施設等、利用者が求める施設の掘り
起し
・来訪需要の喚起
○インターネットを利用した地域の魅力PR
○東九州道に少ない休憩施設であることのPR
○事故防止への注意喚起
・来訪者の利便性等向上
○観光やレジャー、食など連携した地域情報
○既存のPAと一体となった利便性の高い施設整備
○駐車場などの既存施設の見直し
地域資源を活用した観光地魅力創造事業(薩摩川内市の事例)
別紙3
国土交通省
九州運輸局
○薩摩川内市観光DMO実践事業 ~サムライツーリズム(外国人誘致)によるDMO組織の確立を目
指して~
概要:薩摩川内市観光物産協会は、日本版DMO候補法人(地域DMO)に認定された。外国のお客様
に本物のサムライ文化を体験してもらう事業を通じてDMO組織の確立に向けて実践する。
地域資源
・入来麓武家屋敷群
・体験プラン「きゃ
んぱく」
・川内高城温泉
・市比野温泉
・甑島
・人形浄瑠璃
活用方法
・武家屋敷群を活用し、
昔の武家の暮らしぶり
を外国人にモニター体
験してもらう。
・武家屋敷群に音声ガ
イドシステム(3カ
国)の導入。
・外国人向け体験プラ
ンの作成
・観光ウェブサイトや
体験プランウェブサイ
トの外国語表記
取組内容
取組内容
・マーケティング調査
DMO連絡会開催、マーケティング調査、報告書作
成、観光入込客数、来訪者満足度、旅行消費額等を
調査
・滞在型コンテンツの充実、強化
サムライツーリズム事業
観光地域音声ガイドシステム導入事業
体験プログラムきゃんぱく※事業
・外国人受入環境整備
体験プランきゃんぱくWebの外国語表記
観光物産ガイドこころWebの外国語表記
※きゃんぱく:薩摩川内スピリッツ・きやんせ博覧会の略。「き
やんせ」とは鹿児島弁でお越しくださいの意。