地域公共交通再編実施計画の認定について~九州管内で

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国土交通省
九 州 運 輸 局
平成28年9月15日
地域公共交通再編実施計画の認定について
~九州管内で新たに1件、離島内交通の再編~
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律(平成19年法律第59号)
に基づき、対馬市地域公共交通再編実施計画について、本日15日、九州管
内で新たに1件の認定を行いましたのでお知らせいたします(これで九州管
内の認定案件は2件)
。
○地域公共交通再編実施計画とは、路線網の再編を行い地域公共交通ネット
ワークの再構築を図るための事業(地域公共交通再編事業)を具体的に実
施する計画で、一昨年11月に施行された地域公共交通活性化再生法の一
部改正法により創設されたものです。
○今回、新たに認定された本計画は、自治体、関係交通事業者の同意を得た
上で作成されており、その特徴は下記のとおりです(計画の詳細は別添参
照)
。
□対馬市地域公共交通再編実施計画
・・・離島内交通の再編を行うものであり、路線の廃止・統合のほか、ス
クールバスの混乗によるコスト削減などを行う。全国で初の離島内交通
の再編。10月1日より全運行開始。
○なお、認定書の交付については、下記のとおり交付式を開催し実施します
(プレス取材・カメラ撮り可)。
□対馬市地域公共交通再編実施計画認定書交付式
9月27日(火) 14:00~ 於:対馬市役所 4階応接室
出席者:佐々木 九州運輸局長、比田勝 対馬市長 ほか
<お問い合わせ先>
国土交通省 九州運輸局 交通政策部
担 当:交通企画課 前川、西脇
TEL:092-472-2315
FAX:092-472-2316
国土交通省
九州運輸局
対馬市地域公共交通再編実施計画
○南北に長大に走る幹線路線の各系統について、対馬市の新たなまちの拠点と連携しながら効率的に見直すと
ともに、支線路線についても効率的に再編することで、持続的な公共交通ネットワークを再構築する。
けち
A:縦貫線・空港線・雞知線
・対馬病院を起点とした南北両系統の再編
・厳原―空港間の幹線系統の再編による
経営効率化
・対馬病院―比田勝国際ターミナル間の
増便・延伸
「新たなまちの拠点づくりと需要動向を踏まえた幹線系統の再編」
観光情報館「ふれあい処つしま」や対馬病院などの新たな拠点への移動
需要にあわせて、幹線系統を再編する。
A
比田勝国際ターミナル
ひたかつ・ごねお
F:比田勝・五根緒線
・乗合タクシーの比田勝・
上対馬病院までの延伸
による利便性の向上
F
みね・ししみ
D:三根・鹿見線
・スクール混乗による三根方面への
アクセス手段の新設
・交通空白地(津柳地区)の解消
上対馬病院
上対馬病院
対馬空港
B
D
にい・きん
B:仁位・琴線
・スクール混乗による利便性
の向上と経営効率化
にい・まわり
10便
8便
44便
対馬病院
対馬空港
32便
対馬病院
47便
厳原
E:仁位・廻線
・スクール混乗による縦貫線
への接続強化
43便
空港線が大きな不採算路線となって
いたため、飛行機の便にあわせて適
正化
それに伴い、対馬病院を拠点に系統
を効率的に再構築
北部を運行する縦貫線については、
韓国人観光客の多い比田勝国際ター
ミナルまで延伸するとともに、対馬病
院を拠点として路線を短縮
厳原
E
たけしき
C
けち・ひるがうら
C:竹敷線、雞知・昼ヶ浦線
・黒瀬地区を雞知・昼ヶ浦線(スクール
混乗)が経由するルートに見直すこと
による竹敷線(路線バス)の所要時間
の短縮と利便性の向上
「支線系統の再編」
幹線ネットワークの再構築にあわせて、支線系統のダイヤの調整等を行うと
ともに、以下のとおり、それぞれの路線の利便性の向上と効率化を図る。
1.スクールバスが豊富に運行していることから、混乗化が可能な路線につい
ては、スクールバスの一般混乗化による自家用有償旅客運送を導入
こうつき
G
G:上槻線
・幹線再編に合わせたダイヤ見直し
による接続強化
2.乗合タクシーを、需要に応じて比田勝・上対馬病院まで延伸(比田勝・五
根緒線)