整形外科 整形外科

一部
新専門医制度
整形外科
一部
新専門医制度
整形外科
1 プログラムの名称
⑶学問的姿勢
臨床的な疑問点を見出して解明しようとする意欲を持ち、
その解答を科学的に
7 修了基準
久留米大学病院整形外科 専門研修プログラム
導き出し、論理的に正しくまとめる能力を習得することができることを一般目標
⑴各習得すべき領域分野に求められている必要単位をすべて満たしていること。
とし、
以下の行動目標を定めています。
⑵行動目標のすべての必須項目について目標を達成していること。
ⅰ.経験症例から研究テーマを立案しプロトコールを作成できる
⑶臨床医として十分な適性が備わっていること。
2 プログラムの理念と使命
基礎医学の知識を基盤として、整形外科医としての知識や技術を用いた診療、
ⅱ.研究に参考となる文献を検索し、
適切に引用することができる。
⑷研修期間中に日本整形外科学会が主催または認定する教育研修会を受講
検査、診断、
そして手術、薬物療法、
リハビリテーションなどの治療を行います。
ⅲ.結果を科学的かつ論理的にまとめ、口頭ならびに論文として報告できる。
し、所定の手続により30単位を修得していること。
常に各分野の最新医療を取り入れ、毎日の診療に役立てることが診療の基本
ⅳ.研究・発表媒体には個人情報を含め無いように留意できる。
⑸1回以上の学会発表を行い、
また筆頭著者として1編以上の論文があること。
方針です。
ⅴ.研究・発表に用いた個人情報を厳重に管理できる
以上⑴∼⑸の修了認定基準をもとに、専攻研修4年目の3月に、研修基幹施設
また我々は先進医療を患者さんに届ける前に、国内外の研修実績を積み手術
ⅵ.統計学的手法を選択し、
解析できる。
の整形外科専門研修プログラム管理委員会において、各専門研修連携施設の
手技訓練などを積極的に行い、常に安全に手技を提供できるように日々励んで
さらに本研修プログラムでは学術活動として、下記2項目を義務的努力目標と
指導管理責任者を交えて修了判定を行います。
います。診療分野ごとに、十分な研修を積んだ専門の医師を配置して対応して
して定めています。
います。
ⅰ.久留米大学整形外科講座開講記念会・同門会への参加(年2回)および開講
8 採用方法・処遇
記念会での研究発表
(1施設1回以上)
応募資格
ⅱ.外部の学会での発表(年1回以上)
と論文作成(専攻医研修期間中1編以上)
まず初期臨床研修修了見込みの者であること。
3 プログラムのモデルケース
前期研修が終了した先生方がわれわれのプログラムに参加した初年は原則と
基幹施設である久留米大学医学部付属病院整形外科に置かれた整形外科
して大学病院での研修を行っていただきます。
その後連携病院内で研修をして
⑷医師としての倫理性、
社会性など
いただき4年目に日本整形外科学会専門医試験を受験していただきます。無
専門研修プログラム管理委員会が、整形外科専門研修プログラムをホーム
ⅰ.医師としての責務を自律的に果たし信頼されること
(プロフェッショナリズム)
事専門医を取得したのちにサブスペシャリティを獲得していただきます。
その
ページや印刷物により毎年公表します。毎年7月頃より説明会を複数回行い、整
医療専門家である医師と患者を含む社会との契約を十分に理解し、患者、家族
際基幹病院である久留米大学病院、
また国内外への施設で研鑽を積むことも
形外科専攻医を募集します。
から信頼される知識・技能および態度を身につけます。本研修プログラムでは、
可能です。整形外科専門医の一回目の更新また専門医講習を受けることで日
翌年度のプログラムへの応募者は、研修プログラム責任者宛に所定の形式
指導医とともに患者・家族でお診断・治療に関する説明に参加し、実際の治癒
本専門医機構の指導医となり後進の指導をしていただくことになります。
の『久留米大学整形外科専門研修プログラム応募申請書』および履歴書を提出
過程においては受け持ち医として直接患者・家族と接して行く中で医師として
します。申請書は⑴医局に電話で問い合わせ(0942-31-7568)、医局にe-mail
の倫理性や社会性を理解し身につけていきます。
で問い合わせ([email protected])、のいずれの方法でも入手可能で
ⅱ.患者中心の医療を実践し、
医の倫理・医療安全に配慮すること
久留米大学整形外科研修プログラムの施設群を構成する連携病院は以下の通
す。原則として10月中に書類選考および面接を行い、採否を決定して本人に文
整形外科専門医として、患者の社会的・遺伝学的背景もふまえ患者ごとに的確
りです。専門研修連携施設の認定基準を満たしています。
書で通知します。応募者および選考結果については12月の久留米大学医学部
な医療を実践できること、医療安全の重要性を理解し事故防止、事故後の対応
・久留米大学付属医療センター ・社会保険田川病院
付属病院整形外科専門研修プログラム管理委員会において報告します。
がマニュアルに沿って実践できることが必要です。本専門研修プログラムで
・豊堂 岩尾整形外科病院 ・潤心会 熊本セントラル病院
は、専門研修(基幹および連携)施設で、義務付けられる職員研修(医療安全、感
・済生会日田病院 ・薩摩郡医師会病院 ・聖医会 藤川病院
染、
情報管理、
保険診療など)への参加を必須とします。
また、
インシデント、
アク
・安寿会 田中病院 ・啓心会 啓心会病院 ・真仁会 境野病院
シデントの意義、重要性を理解し、
これを積極的に活用することを学びます。
イ
・済生会福岡総合病院 ・大牟田市立病院 ・公立八女総合病院
ンシデントなどが診療において生じた場合には、指導医とともに報告と速やか
・筑後市立病院 ・ゆうかり医療養育センター ・原鶴温泉病院
な対応を行い、
その経験と反省を施設全体で共有し、安全な医療を提供してい
4 連携病院・地域医療
・高邦会 柳川リハビリテーション病院 ・雪の聖母会 聖マリア病院
くことが求められます。
・恒生堂 永田整形外科病院 ・慶仁会 川崎病院
ⅲ.臨床の現場から学ぶ態度を習得すること
・俊聖会 甘木中央病院 ・高邦会 高木病院 ・宗像水光会総合病院
臨床の現場から学び続けることの重要性を認識し、
その方法を身につけます。
・済生会二日市病院 ・成田整形外科病院 ・村上外科病院
本専門研修プログラムでは、知識を単に暗記するのではなく
「患者から学ぶ」
を
・共愛会 戸畑共立病院 ・JCHO久留米総合病院
実践し、個々の症例に対して、診断・治療の計画を立てて診療していく中で指導
5 プログラム統括責任者・指導医数
医とともに考え、調べながら学ぶプログラムとなっています。
また毎週行われる
症例検討会や術前・術後カンファレンス、抄読会では個々の症例や文献から幅
プログラム統括責任者:志波直人 久留米大学整形外科教室主任教授、
広い知識を得たり共有したりすることからより深く学ぶことができます。
指導医数 44名(H27年度時点)
ⅳ.チーム医療の一員として行動すること整形外科専門医として、
チーム医療の
6 到達目標と評価方法
⑴専門知識
専攻医は、整形外科研修カリキュラムに沿って研修し、整形外科専門医として、
あらゆる運動器に関する科学的知識と高い社会倫理観を涵養します。
さらに、
進歩する医学の新しい知識を取得できるように、幅広く基本的、専門的知識を
習得します。
⑵専門技能(診察、検査、診断、処置、手術など)
専攻医は、整形外科研修カリキュラムに沿って研修し、整形外科専門医として、
あらゆる運動器に関する幅広い基本的な専門技能(診察、検査、診断、処置、手
術など)
を身につけます。
必要性を理解しチームのリーダーとして活動できること、的確なコンサルテー
ションができること、他のメディカルスタッフと協調して診療にあたることが求
められます。本研修プログラムでは、指導医とともに個々の症例に対して、他の
メディカルスタッフと議論・協調しながら、診断・治療の計画を立てて診療して
いく中でチーム医療の一員として参加し学ぶことができます。
また、毎週行われ
る症例検討会や術前・術後カンファレンスでは、指導医・他のメディカルスタッ
フとともにチーム医療に一員として、
症例の提示や問題点を議論していきます。
9 プログラム統括責任者から一言
当プログラムは整形外科分野すべてを網羅し、所属し学ぶことで先生方はより
質の高い医療について研鑽を積むことができます。われわれは常に若い先生
方と共に学び、前進することだけを考え日々診療にあたっています。やる気のあ
る先生方には非常に働きがいのあるプログラムと自負してますので、当プログ
ラムへの参加について是非ご検討してください。
10 担当者の連絡先
久留米大学整形外科 医局長 井上英豪(いのうえ ひでたけ)
E-mail:inoue_hidetake@[email protected]
11 問合せ先
[email protected]