IPE トレーニングコース -草津セミナー2016- 報告

IPE トレーニングコース -草津セミナー2016- 報告
群馬大学多職種連携教育研究研修センター(WHO 協力センター)Activity 5
目的:
様々な教育社会環境に対応した多職種連携教育の普及と発展
期間:
2016 年 8 月 21 日から 8 月 27 日
場所:
草津セミナーハウス
群馬県吾妻郡草津町
合同行事:
 国内の教員・医療従事者向け多職種連携教育トレーニングコース
参加者(合計 46 名):
 海外の大学教員 9 名:
インドネシア 3 名、モンゴル 2 名、ラオス 1 名、韓国 3 名
 国内の大学教員 6 大学から 8 名
 国内の JIPWEN 大学
 群馬大学
3 大学から 3 名
26 名
WHO 協力センター所属教職員 18 名
教員 1 名
大学院生 1 名
学部生 6 名
コース内容
 IPE プログラム作成のためのツールキット使用説明
 JIPWEN 大学の IPE プログラムの説明
 参加大学の現状説明
 意見交換
意見交換での討議内容:
1) 医療安全における IPE の重要性が指摘された。特に、飛行機事故に学ぶ、
職位に関係なく briefing と debriefing ができる能力の育成が大切であるこ
とが指摘された。
2) 全体カリキュラムの中での IPE の位置付けについては、様々な角度からの
意見があった。札幌医科大学、昭和大学では、段階的取り組みが紹介され
た。
3) 促進要因は、教育省の認可、学部長や学長の指導力、教員のやる気である。
また、GP など外部からの評価はプログラムの促進に役立つ。
4)「地域包括ケアシステム」の観点から、多職種間で患者の情報を共有する
ことは、患者に対して包括的な治療を提供することにつながることが指摘
されたが、このシステムそのものの理解を深める必要性が共有された。
8 月 24 日の海外参加者の発表では、
優秀な発表に対する投票が行われて、
Gwangju Health University(韓国)の Dr. Il Bong Moon 氏が最高点を獲得して、
当日の草津音楽祭コンサートに招待され、「管楽アンサンブル/ドボルザーク」
の演奏を楽しんだ。
全体的に、参加者は互いに活発に交流を図り、大部分の参加者はツール
キットを参考に自分たち独自の多職種連携教育プログラム作り、進捗状況を各
自の website に掲載することに同意した。
主催:
群馬大学多職種連携教育研究研修センター(WHO 協力センター)
後援:
日本インタープロフェッショナル教育機関ネットワーク (JIPWEN)
参加者