2種類の廃温水を1台のジェネリンクで利用可能! ! 日立廃熱投入ガス吸収冷温水機 2 温水回収ジェネリンク EXJTシリーズ 422∼3,516kW[120∼1,000USRT] HAU-BGN120EXAJT 2 温水回収ジェネリンク 新 登 場! ! 温度帯や流量の異なる2種類の廃温水 (2温水) を同時に利用できるナチュラルチラー新登場です。 コージェネレーションや空気圧縮機等からの2種類の廃温水を、 1台で回収し利用することが 可能なため、省エネルギーやスペースの有効活用、設備導入費用の低減が可能です。 1 特長 2種類の廃温水を1台のジェネリンクで利用可能 温度帯や流量・熱量の異なる2種類の廃温水 が回収可能なジェネリンクです。 廃温水の回収経路が2系統有り、各々の運転に 合わせ個別に制御します。 廃温水1と廃温水2を回収し、冷房に必要な 都市ガス燃料を削減することができます。 廃温水が回収できない場合は、都市ガス燃料 のみで冷房運転が可能です。 廃温水を高い温度のまま直接回収するため、 回収量が低下せずに省エネルギーが図れます。 廃温水再生器 制御弁 凝縮器へ 廃温水1 廃温水2 低温再生器 廃温水熱交換器 高温再生器 希溶液 (吸収器から) 濃溶液 (吸収器へ) 都市ガス システム構築が容易(省スペース・設備導入費抑制) 廃温水 1 78℃ 廃温水 1 80℃ 2温水回収ジェネリンク 3 特長 2温水回収ジェネリンク [回収量100% (基準) ] 従来型ジェネリンク 2温水回収の場合 (回収量約76%に低下) 従来型ジェネリンク 従来型ジェネリンクで2温水を回収する場合は、 2台のジェネリンクが必要となり、設置スペース 及び設備導入費が増加します。 また、 1台のジェネリンクで2温水を回収する 場合は、熱交換器を介するため回収温度が 低下してジェネリンクでの回収量が低下します (右図の条件で約76%に低下)。 さらに、熱交換器に加え循環ポンプの設置が 必要となり設備導入費が増加します。 50%熱量 90℃ 83℃ 50%熱量 86℃ 88℃ 熱交換器 廃温水 2 80℃ 50%熱量 90℃ 83℃ 50%熱量 88℃ 廃温水 2 冷房定格運転時にガス消費量を約25%削減 2種類の廃温水を回収し、冷房に必要な都市ガス燃料を 約25%削減 (冷水温度15→7℃・廃温水90→80℃の場合) することができます。 約25%削減 100 80 ガス消費率(%) 2 特長 60 廃温水投入無し 40 2種類の 2種類の 廃温水投入有り 廃温水投入有り 20 冷却水入口温度:JIS 廃温水入口温度:90℃ 0 20 40 60 80 冷房負荷率(%) 100 計画事例1(太陽熱+コージェネ廃熱) マイクロコージェネレーション 日立2温水回収ジェネリンク 発電出力35kW 太陽熱集熱器 冷房能力120USRT 集熱面積125㎡ 廃温水88℃ 廃熱量51.5kW 廃温水80℃ 集熱量25kW 冷水15→7℃ 年間メリット計算例 ● ①条件:年間運転時間3000Hr・ (廃熱無・HHV) ・原油換算値38,200MJ/kL 2温水回収ジェネリンクCOP1.35 ● 廃熱による冷房能力17.3USRT 廃熱によるガス削減率14.4% ②年間省エネルギー (原油換算) :約12.8kL/年 計画事例2(空気圧縮機廃熱+コージェネ廃熱) 日立スクリュー空気圧縮機 日立2温水回収ジェネリンク 電動機出力280kW ガスエンジンコージェネレーション 冷房能力270USRT 発電出力400kW 廃温水90℃ 熱量130kW 廃温水88℃ 熱量151.5kW 冷水12→7℃ 主仕様例 ①スクリュー空気圧縮機 電動機出力280kW・取出可能廃温水90→80℃・130kW 年間メリット計算例 ②ガスエンジン 発電機出力400kW・廃温水88→83℃・151.5kW (廃蒸気は別利用) ③2温水回収ジェネリンク (冷水温度12−7℃) 定格冷房能力: (130÷1.02) + (151.5÷1.16) =258USRTより270USRTを選定 廃熱による冷房能力60.8USRT: [ (130×0.76) + (151.5×0.76) ] ÷3.52kW/USRT=60.8USRT (廃熱によるガス削減率22.5%:60.8÷270=0.225) ①条件:年間運転時間4000Hr・ 2温水回収ジェネリンクCOP1.32 (廃熱無・HHV) ・ 原油換算値38,200MJ/kL ②年間省エネルギー (原油換算) :約61.3kL (=60.8USRT×12.7MJ/USRT÷1.32×4000Hr÷38,200MJ/kL) スクリュー空気圧縮機の廃熱利用 空気圧縮機改造範囲図 改造範囲 スクリュー空気圧縮機にインター・アフター温水回収器を増設する ことで、冷却塔に捨てていた廃熱の約半分を90℃の温水で取り出し、 2温水回収ジェネリンクで冷水に変換することができます。 ( ) ジェネリンクへ 80℃ スクリュー圧縮機 暖房用に60℃廃温水を利用する場合は、捨てていた熱の約2/3を取り 出すことができます。暖房用には、暖房専用の熱交換器が必要です。 回収可能廃温水熱量 (kW) 500 450 AIR 吸込 アフタークーラ インタークーラ 1st 2nd 170℃ 温水回収器 40℃ 170℃ 温水回収器 オイルクーラ 400 200 60→50℃ 150 70→60℃ 100 80→70℃ 50 0 90→80℃ 100 200 300 400 500 主電動機定格出力 (kW) 600 700 800 放熱HEX 冷却塔へ 40℃ 廃温水温度 250 40℃ 圧縮AIR 吐出 0.7∼0.8MPa 32℃ 350 300 90℃ 2温水回収 検討条件 ・対象機器:日立オイルフリースクリュー圧縮機 ・吐出圧力:0.69 Mpa ・吸込空気条件:30℃・RH75% ・廃温水温度:給水温度80℃∼50℃/ ・負荷率:100% ・定格容量範囲:185kW∼680kW ・駆動電源周波数:50/60Hz 回収温度90℃∼60℃・ 温度差10℃ ジェネリンク容量選定・製造可能冷水量計算 1.60 冷水 15→7℃ 1.29 廃熱回収量(kW/USRT) 計算方法 (例) ①計算例 Ⅰ・ ・ ・ ・冷水温度12→7℃ 廃温水1:温度90→80℃・熱量130kW 廃温水2:温度88→83℃・熱量151.5kW 計 算 式:熱量÷廃熱回収単位より定格冷房容量算出 (130÷1.02) + (151.5÷1.16) =258USRTより270USRTを選定 計 算 式:熱量÷温水COPより廃熱から製造可能冷水量算出 [ (130×0.76) + (151.5×0.76) ] ÷3.52kW/USRT=60.8USRT ②計算例 Ⅱ・ ・ ・ ・冷水温度15→7℃ 廃温水1:温度88→83℃・熱量51.5kW 廃温水2:温度80→75℃・熱量25kW (51.5÷1.29) + (25÷0.33) =116USRTより120USRTを選定 計 算 式:熱量÷温水COPより廃熱から製造可能冷水量算出 1.20 冷水 12→7℃ 1.16 0.80 廃温水 88→83℃ 0.40 0.00 75 80 [ (51.5×0.82) + (25×0.75) ] ÷3.52kW/USRT=17.3USRT 廃温水温度 冷水温度15→7℃ 温水COP 0.82 0.82 0.79 0.75 ガス削減率 30% 25% 20% 7% 88→83℃ (90→80)℃ 85→80℃ 80→75℃ 85 廃熱回収原単位 1.29kW/USRT 1.07kW/USRT 0.89kW/USRT 0.33kW/USRT 冷水温度12→7℃ 温水COP 0.76 0.76 0.75 ー ガス削減率 25% 22% 16% ー 廃熱回収原単位 1.16kW/USRT 1.02kW/USRT 0.75kW/USRT ー 2温水回収ジェネリンク 主仕様表 型式 HAU-BGN 冷房能力 暖房能力 冷温水 冷水出入口温度 88 90 廃温水入口温度(℃・温度差 5℃) 廃温水源(例) ガスエンジン 空気圧縮機、 ガスエンジン ガスエンジン、工場廃熱 工場廃熱、太陽熱 【COP (HHV) :1.35(廃熱無時)】 120EXAJT 210EXAJT 300EXAJT 400EXAJT 500EXAJT 630EXAJT 700EXAJT 800EXAJT 900EXAJT 1000EXAJT USRT 120 210 270 400 500 600 700 800 900 1,000 kW 422 738 949 1,407 1,758 2,110 2,461 2,813 3,165 3,516 kW 337 591 844 913 1,141 1,437 1,597 1,824 2,052 2,280 15.0→7.0 ̊C 冷却水 温水出入口温度 ̊C 53.6→60.0 53.6→60.0 52.9→60.0 54.8→60.0 54.8→60.0 54.8→60.0 ᵔ 54.8→60.0 54.8→60.0 54.8→60.0 54.8→60.0 流量 ㎡/h 45.4 79.4 102.1 151.2 189.0 226.8 264.6 302.4 340.2 378.0 出入口温度 ̊C 700 800 900 1,000 32.0→37.4 120 210 270 400 600 500 ㎡/h ̊C 流量合計 ㎡/h 11.5 20.2 25.9 38.4 48.0 57.6 67.2 76.8 86.4 96.0 廃熱回収量合計 kW 130 227 292 433 541 650 758 866 975 1,083 冷房(廃熱有) ㎥N/h 18.8/18.3 32.8/32.1 42.2/41.2 62.6/61.1 78.2/76.4 93.8/91.6 109.5/106.9 125.1/122.2 140.7/137.5 156.4/152.7 冷房(廃熱無) ㎥N/h 25.0/24.4 43.8/42.8 56.3/55.0 83.4/81.5 104.3/101.8 125.1/122.2 146.0/142.5 166.8/162.9 187.7/183.3 208.5/203.6 (45/46MJ/㎥N) 暖房 (廃熱無) ㎥N/h 30.8/30.1 54.0/52.8 77.2/75.4 83.4/81.6 104.3/101.9 131.4/128.4 145.9/142.7 166.8/163.0 187.6/183.3 208.5/203.7 7.8/7.7 10/9.9 10.9/10.7 14.6/13.9 16.5/15.7 19.6/19.5 19.6/19.5 23.1/23.0 23.1/23.0 25.4/25.3 2温水 流量 2温水出入口温度 燃 料 13Aガス 消費量 電源容量(200V 50/60Hz 3φ) KVA 2温水とも 入口90→出口80℃の場合※ 寸 法 質量 長さ mm 3,730 4,300 5,080 5,370 6,300 7,585 8,285 9,570 10,570 11,570 幅 mm 2,500 2,500 2,500 2,300 2,300 2,395 2,520 2,610 2,610 2,840 高さ mm 2,650 2,650 2,650 3,100 3,100 3,100 3,100 3,100 3,100 3,100 チューブ引抜き長さ mm 2,000 3,200 4,000 4,000 5,000 6,300 7,000 8,000 9,000 10,000 搬入質量 t 7.0 9.7 11.3 18.5 22.0 26.0 28.0 309 33.6 37.9 運転質量 t 7.6 10.6 12.3 20.0 24.0 28.5 31.0 34.4 37.4 42.0 ※冷水運転の場合、2温水の入口温度は80℃から90℃で選定ください。 ■ お引き合いに際してご指示いただきたい事項 1.用 途 (一般空調・工場空調用など) 2.仕 様 3.設置条件 [屋内 ・ 屋外 ・ 特殊雰囲気の有無 (塩害など) ●冷房能力[kW、USRT] ●暖房能力[kW、kcal/h] ●冷 水[入口・出口温度(℃)・ 流量(m3/h) ] 騒音規制の有無 ・ 排ガス規制の有無 (NOxなど) ] 4.運転条件 [年間冷房・24時間運転 ・ 遠隔操作 (発停) 有無 ・ 年間運転時間など] ●温 水[入口・出口温度(℃)・ 流量(m3/h) ] ●冷 却 水[入口・出口温度(℃)・ 流量 (m3/h) ] ●廃 温 水[入口・出口温度(℃)・ 流量(m3/h) ] ●電 源[電圧・周波数] ●燃 料[ガスの供給圧力] 空調事業部 お問い合わせは下記へどうぞ。 大型冷熱本部 北日本支店 中 部 支 店 関 西 支 店 中四国支店 九 州 支 店 〒105-0022 〒980-0802 〒460-0008 〒550-0005 〒730-0051 〒815-0031 お問い合わせは─ 東京都港区海岸一丁目16番1号(ニューピア竹芝サウスタワー)(03)6403-4500 仙台市青葉区二日町9番7号(大木青葉ビル) (022)266-1321(代) 名古屋市中区栄三丁目13番20号(栄センタービル) (052)251-0371(代) 大阪市西区西本町一丁目10番10号(オーエックス西本町ビル)(06)6531-9111(代) 広島市中区大手町三丁目2番31号(損保ジャパン広島大手町ビル)(082)240-6156 福岡市南区清水四丁目9番17号 (092)561-4851(代) ●このカタログは日本国内用です。海外向けの場合は別途お問い合わせください。 ●無断転載・複写を禁止します。 ●このカタログに掲載した内容は、 予告なく変更することがありますのでご了承ください。 49 Printed in Japan (H)
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