「児童虐待防止と家族支援~父親の成長支援に着目したフィンランドの

特
別
講
演
児童虐待防止と家族支援
~父親の成長支援に着目したフィンランドの取り組み~
児童虐待は世代間連鎖の傾向が強いことや、不幸な転機として解離性障害や児童、青年期の多重性人
格障害の発生率と密接に関連していることが明らかになっています。児童虐待の治療や予防に対する
活動は世界的に取り組まれていますが、今回の講演ではフィンランドにおける児童虐待防止の問題に
取り組んでいるピリヨ・コトカモさんの報告を受けます。
フィンランドの児童虐待の防止と支援の取り組みは、行政の活動と母子支援施設やシェルターなど
において家庭のなかでの男性の役割に着目して展開しています。これまでの貴重な知見からどのよう
な支援を行うことが世代間連鎖を断つための支援になるのかを検討し、加害男性の「外傷体験」に注
目しています。父親である男性の安定を抜きには再発や適切な予防につながらないからです。ピリヨ
さんたちは「父性を強める」にはどのような介入が必要なのかを研究、実践し、母親や子どもたちの
権利と安全が守られるための成果を挙げてきました。この活動は民間団体からスタートしましたが、
今では公的な予算を得た施策となっています。対象家族の経済的脆弱性や家族の関係性の希薄さなど
への支援とともに、「父性」を意識した家族支援を学ぶことで、わが国の虐待防止活動に新たな知見
を得ることができると思います。今回は、支援者への支援を含めた講演をしていただき、我が国にお
ける児童虐待防止の支援活動における視野を広げ、活動のヒントを得る機会としたい。
講師:ピリヨ・コトカモ氏 (フィンランド母子支援施設・シェルター連盟)
小児看護、訪問看護、児童精神科での看護経験を経て現職。心理療法士。
精神科の専門看護師としてヘルシンキ、およびウーシマー病院地区の精神科外来、デイケア、学生への支援や鬱、
依存症を抱えた人への支援を担当した。2014年~現在:母子支援施設・シェルターにおいて加害者である男性に働
きかける部署において計画と支援、および評価を担当。傷つきながら生きている男性の父性を強化していくことを
重点的な課題とするケアを展開している。これらの活動を通して児童の安全と家庭の安定を図るために民間団体が
果たす役割を強化するための関係機関との連携業務も担っている。
日程
11月22日
(火)
11月24日
(木)
時間
13時~17時
13時~17時
開催場所
東京
日精看
東京研修センター
京都
日精看
京都研修センター
〒108−0075
東京都港区港南2-12-33
品川キャナルビル7F
〒604−8166
京都府京都市中京区三条
通烏丸西入御倉町85−1烏
烏丸ビル8F
当日は同時通訳があります。
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参加費:受講料(税込み)会員3,240円、非会員4,860円会※資料代を含む
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申し込み締め切り:2016年11月11日(金)(先着順)
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FAXでお申込みください。
【お問い合わせ・申込み】日本精神科看護協会 事務局
〒108−0075 東京都港区港南2-12-33 品川キャナルビル7F
TEL:03-5796-7033 FAX:03-5796-7034 E-Mail:[email protected]
主催/日本精神科看護協会
協賛:東洋羽毛工業株式会社 ニプロ株式会社
特
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講
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①
日精看 東京研修会場
(平成 28 年 11 月 22 日)
⇒ 03-5796-7034
(日精看東京)
②
日精看 京都研修センター
(平成 28 年 11 月 24 日)
⇒ 075-229-6771
(日精看京都)
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□ 非会員
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日本精神科看護協会事務局TEL:03-5796-7033