平成２８年度情報化促進貢献個人等表彰者一覧１大臣表彰：個人氏名所属ふじえかずまさ独立行政法人情報処理推進機構前理事長たけさこよしのりＳＥＣＣＯＮ実行委員長藤江竹迫一正良範業績【業績】独立行政法人情報処理推進機構の理事長として、セキュリティ施策に係る標的型サイバー攻撃対策体制の整備、国家試験である情報処理技術者試験におけるセキュリティマネジメント試験の創設等に尽力した。また、長年の「インターネットITS協議会」における活動において、自動車産業をはじめとするモノと、実践的なデータの連携を促進するため、技術的課題やニーズに基づく取組みを提言するなど、長きにわたりIT産業の発展に貢献し、高度IT人材の育成、ITを活用した社会課題の解決に大きく貢献した。【業績】 2012年より、NPO日本ネットワークセキュリティ協会主催のセキュリティコンテスト、「SECCON 」の実行委員長を務め、産学官連携のオールジャパン体制を築いた。2015年には多くの参加国、人数の予選参加のある日本最大の国際競技大会に成長させ、高度な技術を持つ日本の若手セキュリティ人材の育成と発掘に貢献、高度IT人材の育成に顕著な成果をあげた。平成２８年度情報化促進貢献個人等表彰者一覧２大臣表彰：企業・団体等企業等の名称トヨタ自動車株式会社代表者代表取締役社長豊田大阪ガス株式会社章男代表取締役社長本荘武宏株式会社ワークスアプリ代表取締役最高経ケーションズ営責任者牧野正幸業績【業績】自動車産業で培ったトヨタ生産方式の考え方を応用した稲作のIT管理ツール「豊作計画」を開発。農業の生産管理の仕組みを作り、現場改善支援と組み合わせたサービスを展開。これにより、組織開発とモチベーション向上を図り、農業法人の産業組織化と生産性向上を実現しており、ITを使った農業の継続・成長に新しいアプローチを創出し、IT利活用の促進に大きく貢献した。【業績】「分析力で業務改革を起こす組織」を15年間かけて作り上げ、営業から製造まで社内の全組織においてデータ分析を用いた業務改革を支援し、事業部と協力してコストダウンやサービス向上、新規事業開発など、経営に大きなインパクトを与える業績に貢献した。教科書的な分析に終始することなく、現場で実際に活用されるまでを追求、意味のある意思決定にどれだけ貢献できたかを突き詰める取組は、他企業におけるデータ分析専門組織を立ち上げる原動力となるものとして、IT利活用の先導的役割を果たした。【業績】世界の ERP 市場は、グローバル企業が市場を席巻している。ワークスアプリケーションズはグローバル市場の獲得を目指し、ERP システムでは誰もチャレンジしてこなかった応答速度 0.1 秒という卓越したユーザエクスペリエンスやユーザー業務を学習する AI 機能等実現するため、従来型のリレーショナル・データベース技術から脱却し、NoSQL データベース型のクラウド分散技術を世界に先駆けて ERP システムに採用した革新的な ERP システム「HUE」（ヒュー）を開発した。 ERP ソフト分野でグローバル市場を獲得するべく、多額の研究開発投資を行い、世界に先駆けて製品を市場に投入したことは高く評価できる。