平成 28 年度 武蔵野大学 卒後教育プログラム 専門家ワークショップ 武蔵野大学卒後教育プログラムは、臨床家としての道を歩まれ始めた方を対象に、具体的、実践 的な技法を学ぶための入門コースとして、今年度は心理臨床におけるアセスメントをテーマに 5 つ のワークショップを開催します。 犯罪・触法事例に関わる際には、通常の心理臨床以上に、適確なアセスメントが重要になります。個々の 事例がなぜ犯罪・触法行為に走ったのか解き明かし、どのように処遇すべきか検討したり、再犯可能性を予 測したりするためには、それらの事例の病態や病理性、知的能力、性格、犯罪傾向、他者との関係性、職業 的・家庭的・社会的適応能力、将来的に活用できる資源などを把握しなくてはなりませんし、そのためには、 適切なテストバッテリーを組んで心理検査を行うに止まらず、家族歴や既往歴、病前性格、生活歴、現病歴、 犯行前後の状況などを多角的に捉え、得られた情報を吟味して、その事例の人物像をつまびらかにしていく 必要があります。 今回の講義では、具体的な犯罪・触法事例の検討を通して、上記の過程を再現してみたいと思います。 ◆日 時 : 平成 28 年 9 月 24 日(土) 13:00~18:00 ◆講 師 : 辻 惠介(本学教授/精神科医) ◆場 所 : 武蔵野大学 有明キャンパス (りんかい線「国際展示場」駅より徒歩 7 分) ◆参 加 費 : 一般 8,000 円 本学卒業生 5,000 円 ◆参加資格 : 臨床心理士、原則として臨床経験を持つ専門家(ソーシャルワーカー、 相談員など) ◆定 員 : 30 名 ◆プログラム: 1.はじめに 2.家族歴、生活歴、現病歴 3.犯行前後の経緯等 4.鑑定時の精神状態 5.心理検査および身体的諸検査 6.精神医学的診断 7.考察 8.ディスカッション 9.まとめ 講師紹介 東京都生まれ。横浜市立大学医学部卒業、自治医科大学大学院修了。自治医科大学助手、獨協医科大学講師(医 局長) 、武蔵野大学准教授を経て平成 21 年より現職。専門は司法精神医学および精神病理学。学会活動に加 え、 (社)被害者支援センターとちぎ理事、栃木県臨床心理士会理事等、地域福祉にも力を注ぐ。主要著書と して「犯罪心理学を学ぶための精神鑑定事例集」 (青山社) 、 「 〔改訂版〕精神保健の基礎と実際」 (文化書房博 文社:共編著) 、 「発達障害とキャリア支援」 (金剛出版:共編著)など。平成 18 年 3 月、多年の精神鑑定へ の寄与により東京高等検察庁検事長より感謝状拝受。 医学博士、臨床心理士、日本精神神経学会認定精神科専門医・指導医、精神保健指定医。 本講習会は、 「臨床心理士」の教育・研修機会として、 (財)日本臨床心理士資格認定協会に 申請の予定です。承認された場合は、同協会より実績 2 ポイントが認められます。 平成 28 年度 武蔵野大学 卒後教育プログラム 9 月 24 日(土) 犯罪・触法事例のアセスメントと心理臨床 FAX 送付先 お申込書 武蔵野大学社会連携センター FAX:042-468-3211 申込日 : 平成 年 月 日 1.氏名: 2.ふりがな: 3.所属: 4.職種: 臨床心理士登録番号をお持ちの方は番号をお書きください( 5.連絡先: 勤務先 ・ ご自宅 ) (どちらのご住所か○を付けてください) ① 〒 ② 住所: ③ 電話番号: ④ FAX: ⑤ メールアドレス: 6.心理・精神科医等での臨床経験年数: 年 7.本ワークショップを何でお知りになりましたか 8.本学大学院修了生の方は、指導教員をご記入ください( ) 9.通信欄 ※参加お申込から受講案内の流れ ①メール または FAX にてお申込ください。 ②受信確認後、こちらからお申込確認のメール(または FAX)をお送りいたします。 ③ご受講いただける方には、別途、 「受講のご案内」 「郵便振替払込取扱票」をお送りしますので、指定期日まで にお払込手続きをお願いします。指定期日までに入金確認ができない場合はキャンセル扱いとなることがあり ますのでご注意ください。
© Copyright 2024 ExpyDoc