資料5 「港区における子どもと子育て家庭の生活と意識に関する調査」の 再分析による子どもの貧困の実態把握 平成25年度に実施した「港区における子どもと子育て家庭の生活と意識に関する調査」に ついて、子どもの貧困の実態把握の観点から、改めて集計・再分析を実施しました。 Ⅰ 港区における子どもと子育て家庭の生活と意識に関する調査の概要 1 調査主体 港区政策創造研究所 2 調査時点 平成25年5月1日現在 3 調査期間 平成25年5月31日にアンケート用紙を発送し、平成25年6月17日をアンケートの回答 期限としました。 4 調査の種類 調査の種類 抽出数 全体 有効回収数 有効回収率 11,729 人 5,579 人 47.6% 第1調査 未就学児の親 4,310 人 2,361 人 54.8% 第2調査 小・中学生の親 4,410 人 2,067 人 46.9% 小学 1∼6 年生 3,018 人 1,505 人 49.9% 中学 2 年生 1,392 人 562 人 40.4% 3,009 人 1,151 人 38.3% 小学 4 年生 1,599 人 621 人 38.8% 中学 2 年生 1,410 人 530 人 37.6% 第3調査 小・中学生本人 - 41 - Ⅱ 再分析の結果 子どもの教育・学習や生活と家庭の経済状況との相関関係を把握するため、関連する設問に ついて世帯年収(第3調査では「家庭の経済状況」)とのクロス集計を行いました。 なお、調査実施時の集計では、世帯年収 200 万円未満、200 万円以上 300 万円未満、300 万円以上 400 万円未満の3階層を 1 つにまとめて集計していましたが、今回の再分析では年収 の低い世帯の実態を把握するため、細分化した収入階層のまま集計を行いました。 再分析結果から見えた課題 《教育・学習》 家庭の経済状況によって、学校での授業の理解度や、学校以外での学習の 機会に差が生じている状況を改善することにより、学ぶことの楽しさを実感 できる環境を実現する。 《生 活》 家庭の経済状況によって、規則正しい食生活や親とのコミュニケーション の機会に差が生じている状況の改善や、不安・心配ごとの要因の解消により、 子どもが充実感をもって生活できる環境を実現する。 ※ 収入階層によっては回答数が少なく、再分析結果の精度が必ずしも十分でないこ とから、今後の調査等により、さらに詳細な実態把握が必要です。 1 世帯の状況 (1)世帯年収と家族構成【第1調査(未就学児の親)及び第2調査(小・中学生の親) 】 収入階層別の家族構成を見ると、年収が低い階層において母と子のひとり親世帯(祖父 母との同居を含む。以下同じ)の割合が高いことから、家族構成を「母と子」と「その他」に分 類してクロス集計を行いました。 なお、父と子のひとり親世帯の数は全体で 18 件とわずかでした。 ①全体 合 計 合計 200 万円未満 200∼300 万円未満 300∼400 万円未満 400∼500 万円未満 500∼700 万円未満 700∼1000 万円未満 1000∼2000 万円未満 2000 万円以上 わからない 4,269 125 135 184 254 496 861 1,420 595 199 (100%) (2.9%) (3.2%) (4.3%) (5.9%) (11.6%) (20.2%) (33.3%) (13.9%) (4.7%) 各収入階層における家族構成 母と子 その他 332 (7.8%) 3,937 (92.2%) 75 (60.0%) 50 (40.0%) 45 (33.3%) 90 (66.7%) 28 (15.2%) 156 (84.8%) 23 (9.1%) 231 (90.9%) 28 (5.6%) 468 (94.4%) 41 (4.8%) 820 (95.2%) 48 (3.4%) 1,372 (96.6%) 21 (3.5%) 574 (96.5%) 23 (11.6%) 176 (88.4%) ※ 世帯年収は、税込み金額です。(以下同じ) ※ 百分率(%)については、小数第2位を四捨五入し、小数第1位までを表示しています。このため、 比率の合計が100%を前後する場合があります。(以下同じ) - 42 - ※ 個別の設問に対する回答の記載がない場合は、集計から除外しています。(以下同じ) ※ 収入階層等を細分化したため、回答数が少ない階層があります。(以下同じ) アンケート全体における収入階層比率 ②第1調査(未就学児の親) 合 計 合計 200 万円未満 200∼300 万円未満 300∼400 万円未満 400∼500 万円未満 500∼700 万円未満 700∼1000 万円未満 1000∼2000 万円未満 2000 万円以上 わからない 2,263 53 64 96 144 267 466 789 303 81 (100%) (2.3%) (2.8%) (4.2%) (6.4%) (11.8%) (20.6%) (34.9%) (13.4%) (3.6%) 各収入階層における家族構成 母と子 その他 124 (5.5%) 2,139 (94.5%) 24 (45.3%) 29 (54.7%) 10 (15.6%) 54 (84.4%) 12 (12.5%) 84 (87.5%) 10 (6.9%) 134 (93.1%) 13 (4.9%) 254 (95.1%) 13 (2.8%) 453 (97.2%) 24 (3.0%) 765 (97.0%) 8 (2.6%) 295 (97.4%) 10 (12.3%) 71 (87.7%) 未就学児の親のアンケートにおける収入階層比率 - 43 - ③第2調査(小学 1∼6 年生の親) 合 計 合計 200 万円未満 200∼300 万円未満 300∼400 万円未満 400∼500 万円未満 500∼700 万円未満 700∼1000 万円未満 1000∼2000 万円未満 2000 万円以上 わからない 1,474 36 49 64 84 175 284 479 214 89 (100%) (2.4%) (3.3%) (4.3%) (5.7%) (11.9%) (19.3%) (32.5%) (14.5%) (6.0%) 各収入階層における家族構成 母と子 その他 133 (9.0%) 1,341 (91.0%) 21 (58.3%) 15 (41.7%) 25 (51.0%) 24 (49.0%) 11 (17.2%) 53 (82.8%) 9 (10.7%) 75 (89.3%) 12 (6.9%) 163 (93.1%) 20 (7.0%) 264 (93.0%) 17 (3.5%) 462 (96.5%) 10 (4.7%) 204 (95.3%) 8 (9.0%) 81 (91.0%) 小学 1∼6 年生の親のアンケートにおける収入階層比率 ④第2調査(中学 2 年生の親) 合 計 合計 200 万円未満 200∼300 万円未満 300∼400 万円未満 400∼500 万円未満 500∼700 万円未満 700∼1000 万円未満 1000∼2000 万円未満 2000 万円以上 わからない 532 36 22 24 26 54 111 152 78 29 (100%) (6.8%) (4.1%) (4.5%) (4.9%) (10.2%) (20.9%) (28.6%) (14.7%) (5.5%) 各収入階層における家族構成 母と子 その他 75 (14.1%) 457 (85.9%) 30 (83.3%) 6 (16.7%) 10 (45.5%) 12 (54.5%) 5 (20.8%) 19 (79.2%) 4 (15.4%) 22 (84.6%) 3 (5.6%) 51 (94.4%) 8 (7.2%) 103 (92.8%) 7 (4.6%) 145 (95.4%) 3 (3.8%) 75 (96.2%) 5 (17.2%) 24 (82.8%) 中学 2 年生の親のアンケートにおける収入階層比率 - 44 - (2)家庭の経済状況と家族構成【第3調査(小・中学生本人)】 ①全体 合 計 合計 豊かだと思う 普通 困っていると思う わからない 1,086 352 489 101 144 (100%) (32.4%) (45.0%) (9.3%) (13.3%) 各経済状況区分における家族構成 母と子 その他 124 (11.4%) 962 (88.6%) 27 (7.7%) 325 (92.3%) 54 (11.0%) 435 (89.0%) 29 (28.7%) 72 (71.3%) 14 (9.7%) 130 (90.3%) アンケート全体における経済状況比率 ②小学 4 年生本人 合 計 合計 豊かだと思う 普通 困っていると思う わからない 593 218 260 30 85 (100%) (36.8%) (43.8%) (5.1%) (14.3%) 各経済状況区分における家族構成 母と子 その他 58 (9.8%) 535 (90.2%) 15 (6.9%) 203 (93.1%) 28 (10.8%) 232 (89.2%) 7 (23.3%) 23 (76.7%) 8 (9.4%) 77 (90.6%) 小学 4 年生本人のアンケートにおける経済状況比率 - 45 - ③中学 2 年生本人 各経済状況区分における家族構成 母と子 その他 66 (13.4%) 427 (86.6%) 12 (9.0%) 122 (91.0%) 26 (11.4%) 203 (88.6%) 22 (31.0%) 49 (69.0%) 6 (10.2%) 53 (89.8%) 合 計 合計 豊かだと思う 普通 困っていると思う わからない 493 134 229 71 59 (100%) (27.2%) (46.5%) (14.4%) (12.0%) 中学 2 年生本人のアンケートにおける経済状況比率 (3)母と子のひとり親世帯の状況 世帯年収が 300 万円未満の世帯では、「母と子」のひとり親世帯の割合が高く、さらに、 子どもの年齢が上がるにつれて、その割合が高くなっています。特に中学生の世帯では、 約7割が「母と子」のひとり親世帯です。 なお、全世帯における年収が 300 万円未満の世帯の割合は、子どもの年齢が上がるに つれて高くなる傾向にあり(未就学児 5.2%、小学生 5.8%、中学2年生 10.9%)、全世帯に おける「母と子」のひとり親世帯の割合についても、子どもの年齢が上がるにつれて高くなる 傾向にあります(未就学児 5.5%、小学生 9.0%、中学2年生 14.1%)。 《世帯年収が 300 万円未満の世帯の構成》 母と子の世帯 それ以外の世帯 69 % 中学2年生の世帯 31 % 45.9 % 54.1 % 小学生の世帯 29.1 % 未就学児の世帯 0% 20% 70.9 % 40% - 46 - 60% 80% 100% 2 教育・学習について (1)学校での学習 ① 家庭が経済的に豊かだと思っている子どもに、学校での授業の理解度が高い傾向が見 られます。また、中学生では、家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、授業の 理解度が低い傾向が見られます(第3調査)。 なお、保護者においても、年収の高い世帯ほど、子どもの授業の理解度が高いと認識 している傾向が見られ、特に中学生ではそれが顕著となっています(第2調査)。 《第3調査(小学 4 年生) Q9 授業の理解度×Q44 家庭の経済状況》 よくわかる ふつう わからない わからないことが多い 48.8% 50.0% 1.2% 困っていると思う 53.3% 43.3% 普通 52.6% 46.2% 豊かだと思う 69.7% 0% 20% 3.3% 1.1% 29.0% 40% 60% 80% 1.4% 100% 《第3調査(中学 2 年生) Q9 授業の理解度×Q44 家庭の経済状況》 よくわかる ふつう わからない 29.7% 困っていると思う 30.7% 普通 31.9% 64.1% 豊かだと思う 6.3% 58.7% 10.7% 63.0% 48.6% 0% ② わからないことが多い 5.1% 47.9% 20% 40% 60% 3.5% 80% 100% 小学生では、家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、登校意欲の低下の傾 向が見られます。 《第3調査(小学 4 年生) Q6 学校を休みたいと思うか×Q44 家庭の経済状況》 ほとんどない たまにある わからない 46.5% 困っていると思う 46.7% よくある 9.3% 44.2% 6.7% 46.7% 普通 63.8% 32.5% 3.7% 豊かだと思う 63.6% 32.3% 4.1% 0% 20% 40% - 47 - 60% 80% 100% ③ 家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、授業を楽しく思わない傾向や、授業 や勉強・成績に対する不安が強い傾向が見られます。特に、中学生でこうした傾向が顕著 となっています。 《第3調査(小学4年生) Q10 授業の楽しさ×Q44 家庭の経済状況》 とても楽しい わからない 楽しい あまり楽しくない 31.8% 困っていると思う 楽しくない 1.2% 10.6% 56.5% 37.9% 20.7% 37.9% 3.4% .8% 普通 29.7% 8.4% 61.2% .9% 豊かだと思う 45.4% 0% 46.3% 20% 40% 60% 7.3% 80% 100% 《第3調査(中学2年生) Q10 授業の楽しさ×Q44 家庭の経済状況》 とても楽しい わからない 17.2% 困っていると思う 17.6% 普通 楽しい 楽しくない 59.4% 21.9% 48.6% 10.7% 豊かだと思う あまり楽しくない 6.8% 27.0% 19.2% 67.5% 20.8% 20% 40% 2.6% 9.7% 3.5% 66.0% 0% 1.6% 60% 80% 100% 《第3調査(小学4年生) Q18(1)授業や勉強・成績についての不安や心配×Q44 家庭の経済状況》 感じている 感じていない 30.2% わからない 69.8% 43.3% 困っていると思う 56.7% 普通 27.0% 73.0% 豊かだと思う 26.4% 73.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 《第3調査(中学2年生) Q18(1)授業や勉強・成績についての不安や心配×Q44 家庭の経済状況》 感じている 感じていない 45.3% 54.7% わからない 30.7% 69.3% 困っていると思う 46.6% 53.4% 普通 51.0% 豊かだと思う 0% 10% 20% 30% 49.0% 40% - 48 - 50% 60% 70% 80% 90% 100% (2)学校以外での学習 ① 年収が高い世帯の子どもほど、学習塾・家庭教師を利用する割合や学習以外の習い事 を利用する割合が高い傾向が見られます。特に年収 200 万円未満の世帯は、利用しない 割合が高くなっています(第2調査、第3調査とも同様の傾向)。 なお、未就学児の習い事についても同様の傾向が見られます。 《第2調査(小学 1∼6 年生保護者) Q26 学習塾・家庭教師の利用×Q38 世帯年収》 学習塾のみ(通信教育含む) 家庭教師のみ 56.2% わからない 63.8% 2000万円以上 1000∼2000万円未満 60.8% 700∼1000万円未満 59.4% 200∼300万円未満 39.2% 200万円未満 38.9% 0% 37.8% 1.2% 1.7% 2.4% 2.4% 43.0% 51.2% 1.6% .0% 48.4% 5.9% 5.9% 2.8% .0% 20% 22.5% 34.0% 1.4% 1.4% 50.0% 300∼400万円未満 40.4% 7.0% 6.6% 44.0% 400∼500万円未満 いずれもさせていない 1.9% 3.4% 54.1% 500∼700万円未満 ② 両方 1.1% 2.2% 40% 49.0% 58.3% 60% 80% 100% 家庭が経済的に困っていると思っている子どもは、家族が勉強をみてくれる頻度が低い 傾向が見られます(第3調査)。 《第3調査(小学 4 年生) Q26 家族が勉強をみてくれること×Q44 経済状況》 よくある たまにある わからない ほとんどない 52.3% 困っていると思う 40.7% 43.3% 普通 50.0% 56.8% 豊かだと思う 10% 20% 30% 6.7% 38.0% 62.0% 0% 7.0% 5.3% 34.4% 40% - 49 - 50% 60% 70% 80% 3.6% 90% 100% ③ 年収が高い世帯ほど、子どもに高学歴を持ってほしいと希望する割合が高い傾向が見ら れます(第1調査、第2調査)。また、子ども自身も、家庭が経済的に困っていると思ってい る子どもほど、高学歴を望まない傾向が見られます(第3調査)。 《第2調査(小学 1∼6 年生保護者) Q41 子どもの進学希望×Q38 世帯年収》 高校卒業 専門学校卒業 3.4% 1.1% 2.2% わからない .5% .5%.0% 2000万円以上 .6%.4%.6% 1000∼2000万円未満 .7% .4% 2.5% 700∼1000万円未満 .6% 500∼700万円未満 2.9% 3.4% 短大卒業 8.3% 300∼400万円未満 9.4% 200∼300万円未満 2.0% 7.8% 5.9% わからない 88.8% 4.5% 97.2% 1.9% 96.0% 2.3% 90.5% 6.0% 85.1% 3.6% 3.6% 400∼500万円未満 4年制大学卒業以上 8.0% 75.0% 9.5% 3.1% 13.9% 200万円未満 0% 6.3% 70.3% 10.9% 76.5% 8.3% 20% 7.8% 58.3% 8.3% 40% - 50 - 60% 11.1% 80% 100% 3 生活について (1)未就学児 「自分の子育てに不安を感じること」や「イライラすること」がある割合について、年収に よる特段の傾向はみられませんでしたが、「子どもに衝動的に手をあげること」や「子どもを 大声で怒ること」については、年収の低い世帯での割合が高くなっています。 《第1調査(未就学児保護者) Q34 子どもに衝動的に手をあげる×Q39 世帯年収》 ある ない わからない 9.6% 90.4% 2000万円以上 8.7% 91.3% 1000∼2000万円未満 9.3% 90.7% 700∼1000万円未満 11.3% 88.7% 500∼700万円未満 9.7% 90.3% 400∼500万円未満 14.0% 86.0% 300∼400万円未満 14.7% 85.3% 200∼300万円未満 16.4% 83.6% 200万円未満 20.8% 0% 79.2% 20% 40% 60% 80% 100% 《第1調査(未就学児保護者) Q34 子どもを大声で怒る×Q39 世帯年収》 ある ない 48.2% わからない 51.8% 2000万円以上 42.4% 57.6% 1000∼2000万円未満 40.4% 59.6% 700∼1000万円未満 46.3% 53.7% 500∼700万円未満 47.6% 52.4% 42.4% 400∼500万円未満 57.6% 300∼400万円未満 49.5% 50.5% 200∼300万円未満 50.7% 49.3% 55.6% 200万円未満 0% 20% 44.4% 40% 60% 80% ※上記以外では、年収の多寡によっての特段の傾向は見られませんでした。 - 51 - 100% (2)小・中学生 ① 小学生、中学生とも世帯の年収の違いによって放課後の遊び場所に違いが見られます。 小学生では、年収が 400 万円以上の世帯は「家の中(友人宅を含む)」の割合が一番多く、 400 万円未満の世帯では「家の中(友人宅を含む)」と「児童館や子ども中高生プラザ」の 割合が同程度となっています。 中学生では、全ての階層で「家の中(友人宅を含む)」の割合が一番多くなっています が、2番目に多い割合を見ると年収 500 万円未満の世帯では「公園などの屋外」、500 万円 以上の世帯では「学校」となっています。 《第2調査(小学 1∼6 年生保護者) Q28 遊び場所×Q38 世帯年収》 家の中(友人宅を含む) わからない 2000万円以上 1000∼2000万円未満 700∼1000万円未満 500∼700万円未満 400∼500万円未満 300∼400万円未満 200∼300万円未満 200万円未満 0% 学校 児童館や中高生プラザ その他 .0% 48.2% 23.5% 12.9% 10.6% 4.7% .0% 50.3% 11.9% 21.2% 8.8% 7.8% .0% 7.1% 37.0% 13.4% 24.9% 17.6% .0% 4.1% 39.0% 12.4% 22.8% 21.7% .0% 7.3% 37.6% 16.4% 20.0% 18.8% .0% 4.2% 41.7% 9.7% 29.2% 15.3% 1.7% 31.7% 16.7% 31.7% 16.7% 1.7% .0% 6.4% 25.5% 6.4% 36.2% 25.5% .0% 15.2% 27.3% 18.2% 27.3% 12.1% 20% 公園などの屋外 40% 繁華街 60% 80% 100% 《第2調査(中学 2 年生保護者) Q28 遊び場所×Q38 世帯年収》 家の中(友人宅を含む) 学校 児童館や中高生プラザ 公園などの屋外 繁華街 その他 .0% 38.1% わからない 4.8% 19.0% 52.8% 2000万円以上 3.7% 7.4% 47.6% 300∼400万円未満 4.8% 4.8% 200万円未満 0% 20% 19.0% 40% - 52 - 60% 9.6% 2.0% 10.2% 3.7% 11.1% 23.8% 10.0% 10.0% .0% .0% 12.1% 6.1% 57.6% 3.8% 16.3% 11.1% .0% 13.9% 15.8% 11.5% .0% 65.0% 200∼300万円未満 4.1% 20.4% 63.0% 400∼500万円未満 2.9% 16.3% 46.9% 500∼700万円未満 4.8% 6.2% 2.1% 20.5% 55.8% 700∼1000万円未満 .0% 1.4% 2.8% 29.2% 50.7% 1000∼2000万円未満 19.0% 19.0% 80% .0% 15.0% 24.2% 100% ② 年収が低い世帯では、保護者が子どもの非行を心配する割合が高くなっています。 《第2調査(小学 1∼6 年生保護者) Q30 非行の心配×Q38 世帯年収》 ある ない 2.3% 97.7% わからない 4.3% 95.7% 2000万円以上 2.5% 97.5% 1000∼2000万円未満 4.0% 96.0% 700∼1000万円未満 4.1% 95.9% 500∼700万円未満 400∼500万円未満 12.3% 3.3% 87.7% 96.7% 300∼400万円未満 200∼300万円未満 15.7% 84.3% 200万円未満 16.7% 83.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ③ 年収 200 万円未満の世帯では、朝食を毎日とっている子どもの割合が低くなっています。 《第2調査(小学 1∼6 年生保護者) Q17 朝食の有無×Q38 世帯年収》 毎日とってから行く たまにとらないで行く わからない 97.8% 2000万円以上 97.7% 1000∼2000万円未満 98.1% ほとんどとらない 2.2% .0% 1.5% .4% .6% .6% 98.8% 500∼700万円未満 1.2% 6.0% 92.9% 400∼500万円未満 .0% 3.9% 96.1% 700∼1000万円未満 .5% 1.9% .0% 1.6% 98.4% 300∼400万円未満 70% 75% 2.8% 8.3% 88.9% 200万円未満 80% .0% 3.9% 96.1% 200∼300万円未満 85% 90% 95% 100% ※ 一方で、中学2年生の保護者に対する、子どもの夕食の相手についての質問では、 「子どもだけで食べる場合が多い」の割合が、年収 400 万円未満では全ての階層が 0%であったのに対し、400 万円以上の各階層では3%前後であり、特に 2000 万円以 上の世帯では 5.2%と高くなっています。 - 53 - ④ 家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、家族との関係への不安や心配が やや強い傾向や、親とのコミュニケーションの機会が少ない傾向が見られます。 《第3調査(小学 4 年生) Q18(4)家族との関係についての不安や心配×Q44 経済状況》 感じている わからない 感じていない 7.1% 困っていると思う 92.9% 16.7% 83.3% 普通 8.3% 91.7% 豊かだと思う 8.7% 91.3% 0% ⑤ 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 中学生では、家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、いじめへの不安や心 配がやや強い傾向が見られます。 《第3調査(中学 2 年生) Q18(5)いじめについての不安や心配×Q44 経済状》 感じている わからない 感じていない 6.3% 93.8% 16.0% 困っていると思う 84.0% 10.3% 普通 89.7% 豊かだと思う 4.3% 0% ⑥ 95.7% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 家庭が経済的に困っていると思っている子どもに、生活の満足度が低い傾向が顕著に 見られます。 《第3調査(小学 4 年生) Q41(1)生活に満足しているか×Q44 経済状況》 満足している 満足していない わからない 73.3% 困っていると思う 26.7% 53.6% 普通 46.4% 15.8% 84.2% 豊かだと思う 10.0% 90.0% 0% 10% 20% 30% 40% - 54 - 50% 60% 70% 80% 90% 100%
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