資料1 株式会社越生特産物加工研究所に対する食品表示法に基づく指示について 平 成 28 年 9 月 21 日 埼玉県農林部農産物安全課 県は、平成 28 年 9 月 21 日付けで株式会社越生特産物加工研究所(法人番号:5030001069250)に対して、 食品表示法第 6 条第 1 項の規定に基づき指示を行いましたのでその内容について公表します。 1 事業者の概要 (1) 名 称 株式会社越生特産物加工研究所(以下、「越生特産物加工研究所」という。) (2) 代 表 者 代表取締役 新井 雄啓 (3) 所 在 地 埼玉県入間郡越生町大字大満 662 番地 1 (4) 設立年月日 昭和 62 年 12 月 1 日 (5) 事 業 内 容 梅・柚子製品等の製造販売 2 経過 (1) 県は、越生特産物加工研究所に対し平成 28 年 8 月 8 日から平成 28 年 8 月 31 日までの間、立入調査を 行いました。 (2) この結果、県は、越生特産物加工研究所が、原料に群馬県産の梅を使用している飲料について越生町産 の梅を使用したと誤認させる表示をするなど、別紙「不適正表示一覧表」の「不適正表示の内容」のとおり、 加工食品に不適正な表示をして一般消費者及び小売業者に販売していたことを確認しました。 3 措置 越生特産物加工研究所が行った別紙「不適正表示一覧表」の「不適正表示の内容」は、食品表示法(平成 25 年法律第 70 号)第 4 条第1項の規定により定められた食品表示基準(平成 27 年内閣府令第 10 号。以下 「食品表示基準」という。)附則第 3 条及び第 4 条の規定による改正前の農林物資の規格化及び品質表示の 適正化に関する法律(昭和 25 年法律第 175 号。以下「旧 JAS 法」という。)第 19 条の 13 第 1 項の規定によ り定められた加工食品品質表示基準(平成 12 年 3 月 31 日農林水産省告示第 513 号)、旧 JAS 法第 19 条の 13 第 2 項の規定により定められたジャム類品質表示基準(平成 12 年 12 月 19 日農林水産省告示第 1637 号)、 ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料品質表示基準(平成12 年12 月19 日農林水産省告示第1667 号)、 果実飲料品質表示基準(平成 12 年 12 月 19 日農林水産省告示第 1683 号)、農産物漬物品質表示基準(平 成 12 年 12 月 28 日農林水産省告示第 1747 号)の規定にそれぞれ違反するものです。 このため、県は越生特産物加工研究所に対し食品表示法第6 条第1 項の規定に基づき、次のとおり表示の 是正を指示するとともに、これに基づき講じた措置について平成 28 年 10 月 21 日までに埼玉県知事あて提 出することを求めました。 (指示の内容) (1) 製造・販売している全ての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な表示の食品については、速 やかに、食品表示基準に従って適正な表示に是正した上で販売すること。 (2) 製造・販売した食品の一部について、食品表示基準で定められた遵守事項が遵守されていなかった主た る原因として、消費者に対し正しい表示を行うという意識及び食品表示に関する認識の著しい欠如並びに表 示内容の確認とその管理体制に不備があると考えざるを得ないことから、これを含めた原因の究明・分析を 徹底すること。 (3) (2)の結果を踏まえ、食品表示に関する責任の所在を明確にし、食品表示のチェック体制の強化、拡充等 の再発防止対策を実施するとともに、当該対策によるチェック体制等が有効に機能していることを定期的に 検証し、必要な改善を行うこと。これにより、今後製造・販売する食品について、食品表示基準に違反する表 示を行わないこと。 (4) 食品表示を適正に行うため、製造・販売している全ての食品について、表示する情報が記載された書類を 整備し、これを保存するよう努めること。 (5) 全役員及び全従業員に対して、食品表示制度について啓発を行い、その遵守を徹底すること。 <別添> ・ 別紙 不適正表示一覧表 ・ 参考資料 関係条文(抜粋) 問い合わせ先 農林部農産物安全課 総務・食品品質表示担当 TEL048-830-4110
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