2 0 2 0 年に向けた 世田谷区の取組み

世田谷区
〜東京2020大会後を見据えて〜 (素案)
2020年に向けた世田谷区の取組み
2016年8月
CON T E N T S
第 1 章 策定にあたって
●
背景
●
目的
●
3 つの視点
●
内容の構成
1
●「世田谷区の取組み」
の位置づけ
●
取組みの優先順位について
●
取組みを進めるにあたっての連携
●
財源について
第 2 章 世田谷区と東京 2020 大会
3
第 3 章 世田谷区の取組み
5
テーマと方向性
世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、
1 国内外にその魅力を発信していきます
5
7
馬術競技の開催やアメリカ選手団のキャンプの足跡を
12
大会を盛り上げるとともに、
16
いつでも、だれでもスポーツに親しみ、
22
5 つながることのできる社会を実現します
誰もが言葉や文化の違いを越えて認め合い、
26
6 文化・芸術の力で心豊かに暮らせる環境づくりを進めます
30
7 豊かな生活環境を次世代に引き継いでいきます
環境に配慮した持続可能なライフスタイルの実現により、
34
8 多様性を尊重する共生社会づくりを進めます
38
2 区民の貴重な財産として未来に引き継ぎます
3 平和の尊さを啓発していきます
4 いつまでも健康に過ごしていける社会を実現します
第
1
章
策定にあたって
背 景
2013年9月に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京
2020大会」という。)の開催が決定しました。以降、世田谷区では馬術競技の開
催やアメリカ選手団のキャンプ実施が決まり、今後、2020年に向けて準備を加
速していく必要があります。
そして、東京2020大会は区が大きく発展するチャンスとなります。東京2020
大会を絶好の機会と捉え、2020年に向けて様々な分野から取組みを進めていく
ことで、世田谷区の将来に、価値ある多くの財産を残していくことができます。
また、区民一人ひとりにとって東京2020大会が素晴らしい大会となり、かけが
えのない記憶として後世に引き継いでいく必要があります。そのためには、多く
の区民が東京2020大会に「する」、
「観る」、
「支える」などの形で携わり、大会の
当事者となることが大切です。
世田谷区では、2020年までの限られた時間の中で、区として必要な取組みを効
率的かつ効果的に進め、大会を契機として、区民にとって、そして世田谷区に
とって、多くのレガシーを創出していきます。
レガシーとは
国際オリンピック委員会が定めたオリンピック憲章には、「オリンピック競技大会の有益
な遺産(=レガシー)を、開催国と開催都市が引き継ぐよう奨励する」と記載されています。
区では、東京 2020 大会を契機として、スポーツや文化、教育などの様々な分野で残ってい
く有形・無形の遺産のことを「レガシー」と捉えています。例えば、大会を契機に「区民のスポー
ツ実施率が向上した」、「ボランティア活動をする区民が増えた」、「子どもたちの国際理解が
進んだ」といったことがレガシーとして挙げられます。
1
世田谷区の2020年に向けた取組みを明らかにすることで、
目 的
3つの視点
内容の構成
Ⅰ.区民が主役となる取組みを進めます
Ⅱ.オール世田谷で取組みを進めます
Ⅲ.レガシーを創出するための取組みを進めます
1
東京2020大会を「契機」として捉え、
大会後のレガシー創出を見据えたものとします。
2
馬事公苑がオリンピック・パラリンピックの馬術競技会場に
決定していることを踏まえたものとします。
3
世田谷区がアメリカ選手団のキャンプ地に決定していることを
踏まえたものとします。
8つのテーマを掲げ、取組みの方向性と具体的な内容を示しています。
「世田谷区の取組み」
の位置づけ
世田谷区基本計画や各分野の計画を踏まえて、世田谷区が2020年に向
取組みの
優先順位について
取組みについては、国や東京都、東京オリンピック・パラリンピック競
取組みを進めるに
あたっての連携
けて取り組む内容を取りまとめたものです。
技大会組織委員会などの動向も踏まえながら、優先度を考慮して進めて
いきます。
行政だけで取組みを進めるのではなく、区内商店街や商工会議所、町
会・自治会、NPO団体、大学等と連携を図り、オール世田谷で取組みを
進めていきます。
限られた財源の中で、効率的かつ効果的に取組みを進めていく必要があ
財源について
ります。そのため、国や東京都の補助金を積極的に活用するとともに、
民間活力の利用も検討します。また、区としての事業の必要性を見極め
ながら、国や東京都との役割分担、他区市との連携等を考慮したうえ
で、取組みを進めていきます。
2
第
2
章
世田谷区と東京2020大会
2020年に世田谷区では、
馬術競技の開催とアメリカ合衆国の選手団のキャンプが
予定されています。
3
馬 術 競 技の開催
JRA馬事公苑(世田谷区上用賀2-1-1)でオリンピック・パラリンピックの馬術競技が
開催されます。馬事公苑は、前回1964年の大会でも馬術競技の会場になりました。
■オリンピック
馬場馬術
定められた馬場の中で馬をいかに正確で優雅に運動させることができるかを
審査する競技です。運動項目が規定されている「規定演技」と音楽に合わせ
て自由な演技をする「自由演技」の2種類があります。
障害馬術
予め設置された障害物を定められた順序・方向から飛越し、スピードと減点
がいかに少ないかで勝敗が決まります。障害物の落下や馬の拒否・逃避等の
反抗があると減点され、経路違反や落馬は失権となります。
総合馬術※
※クロスカントリーは海の森公園で実施
3日間をかけて行われる競技で、初日に馬場馬術競技、2日目にクロスカン
トリー、3日目に障害馬術競技が行われ、合計の減点によって順位が決定し
ます。
■パラリンピック
馬 術
人馬一体となった演技の正確性と芸術性を男女混合で競い合う競技。規定演
技を行う「チャンピオンシップテスト」と音楽に合わせて演技を組み合わせ
ていく「フリースタイルテスト」があります。障害の程度に応じてグレード
に分かれて、各グレードで競技を行います。
(出典:馬事公苑パンフレット、日本パラリンピック委員会 HP より抜粋)
ア メ リ カ合衆国の選手団のキャンプ実施
オリンピック大会期間中に世田谷区立大蔵運動場(世田谷区大蔵4-6-1)及び大蔵第二
運動場(世田谷区大蔵4-7-1)で、アメリカ合衆国の選手団がキャンプを実施します。
今回のアメリカ合衆国のキャンプは、選手が選手村に入ってから、大会期間中のコン
ディショニングなどを目的に実施するものです。
4
第
テーマ
1
方向性
テーマ
2
方向性
3 世田谷区の取組み
章
世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、
国内外にその魅力を発信していきます
1
世田谷を国内外から訪れたくなる観光のまちにします
2
区民の視点を踏まえた安全・安心の街づくりを推進します
3
国内外に対して積極的な PR 活動を行います
馬術競技の開催やアメリカ選手団のキャンプの足跡を
区民の貴重な財産として未来に引き継ぎます
1
大蔵運動公園を誰もが訪れたいと思える施設にします
2
馬事公苑がある地元自治体としての役割を積極的に果たしていきます
3
アメリカ選手団のキャンプを選手と区民にとってかけがえのない財産とします
テーマ
3
方向性
テーマ
4
方向性
大会を盛り上げるとともに、平和の尊さを啓発していきます
1
区民とともに大会を盛り上げていきます
2
世田谷らしい“おもてなし”を演出します
3
大会を契機として平和の尊さを啓発します
いつでも、だれでもスポーツに親しみ、
いつまでも健康に過ごしていける社会を実現します
1
区民の生涯スポーツを推進します
2
地域スポーツの振興を図っていきます
3
スポーツの場を整備します
5
テーマ
と
方向性
テーマ
5
方向性
観光、スポーツ、国際、文化・芸術、環境、福祉、教育などの観点を踏まえ、
8つのテーマと取組みの方向性を示しています。
2020年に向けて、各テーマに沿った取組みを進めていきます。
誰もが言葉や文化の違いを越えて認め合い、
つながることのできる社会を実現します
1
外国人及び外国人とつながりのある方々の生活課題の解消を図ります
2
日本人と外国人が地域で助け合い、支えあえる関係を築きます
3
国内外の自治体などとの連携・交流を推進・加速します
テーマ
6
方向性
テーマ
7
方向性
文化・芸術の力で心豊かに暮らせる環境づくりを進めます
1
あらゆる人が文化・芸術に触れることができる環境を整備します
2
世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に発信します
環境に配慮した持続可能なライフスタイルの実現により、
豊かな生活環境を次世代に引き継いでいきます
1
持続可能な都市の実現のための環境対策を推進します
2
環境に関する情報発信を行い世田谷の安全・安心な環境を PR します
テーマ
8
方向性
多様性を尊重する共生社会づくりを進めます
1
障害のある人もない人も互いに尊重し支えあう共生社会をめざします
2
未来を担う子どもたちを育て共生社会を実現します
6
世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、
国内外にその魅力を発信していきます
1
東京 2020 大会は、多くの外国人観光客や日本人観光客
に世田谷を訪れていただき、世田谷を知っていただく大き
なチャンスとなります。また、2020 年をきっかけとして、
何度も世田谷を訪れたいと思っていただけるような、魅力
あふれるまちづくりを進めていく必要があります。
そのために、世田谷の魅力向上を図るとともに、観光し
やすい環境の整備や安全・安心の街づくりを進めていきま
す。また、国内外に対する積極的な PR 活動を行い、世田谷
を SETAGAYA として情報発信していきます。
そして、大会終了後には、世田谷区民一人ひとりにとっ
て、暮らしやすい魅力あふれるまちにするとともに、多く
の人々に世田谷を好きになっていただき、リピーターとし
て何度も訪れていただけるようにします。
方 向 性
D irectionalit y
1
世田谷を国内外から訪れたくなる観光のまちにします
2
区民の視点を踏まえた安全・安心の街づくりを
推進します
3
国内外に対して積極的な PR 活動を行います
7
1
世田谷を国内外から訪れたくなる観光のまちにします
世田谷の魅力をより一層向上させ、国内外
から人々が訪れたくなるような観光のまちに
等を開催して、まちを活性化していくととも
に、海外からの来訪者などのために、Wi-Fi の
整備や観光案内の多言語対応など、観光しや
すい環境の整備を進めていきます。
具体的な取組み
Match in detail
世田谷の観光資源の魅力向上
新たな魅力の創造や既存イベントの有効活用など、世田谷の観光資源の魅力をより一層向上
させるとともに、区民も来訪者も楽しむことのできる取組みを進めていきます。
○世田谷の魅力の充実
◦世田谷ブランド(「世田谷みやげ」や「せたがやそだち」等)の充実と認知度向上
商業課、都市農業課
○魅力を活かしたイベント等の開催
◦地域の歴史や文化的な見どころを掲載したウォーキングマップの作成
砧総合支所健康づくり課、商業課
◦ウォークラリー 各総合支所地域振興課、商業課
◦アプリを活用したスタンプラリー 商業課
◦ものづくりワークショップの開催 工業・雇用促進課
◦区内のものづくりや農業等を体験できるイベントの開催 工業・雇用促進課、都市農業課
◦盆栽・活け花・フラワーアレンジメントワークショップの開催 都市農業課
◦区内の観光スポットや、土産、健康メニューを提供する店舗等を巡る
スタンプラリー 健康企画課
8
世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、国内外にその魅力を発信していきます
していきます。そのために、様々なイベント
1
具体的な取組み
Match in detail
観光しやすい環境整備
SETAGAYA Free Wi-Fi の整備を進め、海外からの来訪者などに向けて、世田谷の観光
情報などを発信することができる環境を整備していきます。
また、観光案内の多言語化や主要な導線ルートの地点名標識の英語表記を進めるなど、外
国人観光客が安心して観光できる環境を整えていきます。
○観光案内の充実 ◦観光マップなどの多言語化 各総合支所地域振興課、商業課、国際課
◦支所内や主要駅等への外国人対応可能な観光案内所の設置
各総合支所地域振興課、商業課、国際課
◦語学ボランティアを活用した観光ガイドの養成 各総合支所地域振興課、商業課、国際課
◦観光ポイントを解説する案内表示の多言語化 商業課
◦観光案内標識やデジタルサイネージの設置 商業課
○外国人観光客の受入環境整備
◦SETAGAYA Free Wi-Fi の整備 政策企画課、市民活動・生涯現役推進課、商業課
◦飲食店への多言語対応可能表示物の掲示呼びかけ 国際課、商業課
◦飲食店での指差しメニュー、多言語対応メニュー(EAT 東京)
の普及 商業課
◦飲食店における国旗の店頭掲示 商業課
◦主要な導線ルートの地点名標識の英語表記 土木計画課
◦馬事公苑周辺道路の通称名の設定 土木計画課
○住宅を活用した宿泊場所の提供
◦民泊サービスのあり方についての検討 生活保健課
9
2
区民の視点を踏まえた
安全・安心の街づくりを推進します
年齢、性別、国籍、能力などに関わらず、ユニバーサルデザイン
の視点による街づくりを推進していきます。公園トイレなどの改修
道路の拡幅や建築物の耐震化・不燃化の促進など、防災街づくりの
視点も踏まえ、安全・安心の街づくりを推進していきます。
具体的な取組み
Match in detail
人にやさしいまちづくり
馬事公苑や大蔵運動公園周辺をはじめとして、公園トイレの改修や電線類地中化整備、自
転車利用環境の整備などを進めていきます。
○誰もが利用しやすい施設整備
◦公園トイレの改修 公園緑地課
○移動しやすい環境の整備
◦馬事公苑周辺の電線類地中化整備 土木計画課、工事第一課、工事第二課
◦馬事公苑周辺のバス停の改良 交通政策課
◦自転車利用環境の整備 交通安全自転車課
◦分かりやすいサイン等の整備推進 都市デザイン課、関係各課
防災街づくりの促進
狭あい道路の拡幅整備に努めるとともに、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化や不燃化建
替えを促進します。
○狭あい道路の拡幅の推進
◦狭あい道路の拡幅整備の PR 建築安全課
○建築物の耐震化及び不燃化の促進 防災街づくり課
◦緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進
◦木造住宅、非木造建築物の耐震化促進
◦不燃化建替え支援等
○用賀中町通り拡幅整備の可能性の検討 道路計画課
補助 215 号線(用賀中町通り)について、大会開催に伴う会場整備を契機とした
道路整備の可能性を検討します。
10
世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、国内外にその魅力を発信していきます
や誰もが快適に移動できる環境整備などを進めるとともに、狭あい
1
3
国内外に対して積極的なPR活動を行います
区の広報媒体などを活用し、区内の観光資源や
世田谷ブランドなどの魅力を国内外に積極的に
発信していきます。
具体的な取組み
Match in detail
広報媒体等を活用した PR
区の公式ホームページ、ツイッター、FM放送等を活用した、積極的な情報発信を行うと
ともに、民間事業者などと連動した効果的な情報発信を検討していきます。
また、外国人を含む旅行者への情報発信手法として、都内宿泊施設へのパンフレットの
設置や、外国人向けの観光案内情報誌等への情報掲載、世田谷の魅力を紹介するプロモー
ションビデオの作成などに取り組みます。
○広報媒体等を活用した PR 活動の推進
◦広報紙や公式ホームページ、ツイッター、メルマガ、FM放送等の充実
広報広聴課、関係各課
◦民間事業者との連携による情報冊子・マップ等の発行 商業課
◦マスメディアへの積極的な情報提供 商業課、広報広聴課
◦世田谷の観光情報誌の充実及び発行・配布 商業課
◦世田谷を紹介するプロモーションビデオの作成・配信 商業課、広報広聴課
◦世田谷オリジナルステッカーの作成・活用 オリンピック・パラリンピック担当課、商業課
○各種イベントや公共空間における PR 活動 関係各課
各種イベントやけやき広場などの公共空間を活用した PR 活動を進めていきます。
商業課、都市農業課
11
区民の貴重な財産として未来に引き継ぎます
馬術競技の開催やアメリカ選手団のキャンプの足跡を
2
東京 2020 大会では、区内にあるJRA馬事公苑で馬術
競技が開催されます。また、区立大蔵運動場と大蔵第二運
動場ではアメリカ選手団のキャンプが実施されます。東
京 2020 大会を成功に導くため、馬術競技の会場がある
地元自治体としての役割を積極的に果たしていきます。
また、アメリカ選手団が大会で最高のパフォーマンス
を発揮し、選手一人ひとりにとって充実した大会となる
ようサポートしていくとともに、アメリカ選手団のキャ
ンプを契機として、区民のさらなるスポーツへの参加の
推進や興味・関心の向上、国際理解や障害(者)理解の推
進、子どもたちの夢や希望の創出を図っていきます。
そして、大会終了後には、東京 2020 大会の馬術競技や
アメリカ選手団のキャンプを過去の記憶にしてしまうの
ではなく、いつまでも区民の心に生き続ける「財産」とし
て未来に引き継いでいきます。
方 向 性
D irectionalit y
1
大蔵運動公園を誰もが訪れたいと思える
施設にします
2
馬事公苑がある地元自治体としての役割を
積極的に果たしていきます
3
アメリカ選手団のキャンプを選手と区民にとって
かけがえのない財産とします
12
1
大蔵運動公園を誰もが訪れたいと思える施設にします 大蔵運動公園を訪れる誰もが憩える開かれた
公園にするとともに、大蔵運動場と大蔵第二運
動場についても、活気あふれるスポーツ・レク
リエーション施設として、アメリカ選手団キャ
ンプの受け入れと、その後の区民が利用するス
ポーツ施設の環境改善のため、バリアフリー化
工事を含め老朽化した施設の更新を図ります。
具体的な取組み
Match in detail
大蔵運動公園やその周辺の魅力向上
多くの方々にとって、憩いの場となるように、大蔵運動公園やその周辺の魅力向上を図っ
ていきます。
○快適な利用環境の整備 公園緑地課
◦公園内の案内標識の多言語化
◦公園内の遮熱性舗装による夏の温度上昇の軽減
○子どもたちの遊び場の創出 児童課、公園緑地課
◦砧地域へのプレーパークの設置の検討
○国分寺崖線のみどりの拠点づくり みどり政策課、公園緑地課
◦案内板、解説板の設置
◦国分寺崖線のパンフレット作成
◦生物多様性に配慮した樹林、湧水地の環境整備
13
2
馬事公苑がある地元自治体としての役割を
積極的に果たしていきます
馬事公苑が、東京 2020 大会後も日本の馬術振興の
して提供できるよう、JRA の協力を得ながら地元自治
体としての役割を積極的に果たしていきます。
併せて、みどりの拠点にふさわしい「馬のいる緑豊
かな公苑」として、多様な人々が集い、快適に過ごせ
る、活気あふれるスポーツ・レクリエーション施設と
して維持できるように JRA と協議していきます。
具体的な取組み
Match in detail
JRA と協力して推進する取組み
世田谷区スポーツ施設整備方針で位置付けられた『国際スポーツ交流の軸』の中で、引き
続き馬事公苑全体が公益上必要な施設になるよう、JRA と協力して次のことに取り組んで
いきます。
○日本の馬術振興の拠点施設の継続
○みどりの維持保存の継続
○馬のいる公苑、みどりの公苑としての地域貢献
○広域避難場所としての機能充実
◦都市公園に準ずる機能の維持
○これまで開催していたイベントの継続
◦せたがやふるさと区民まつり等の開催
14
馬術競技の開催やアメリカ選手団のキャンプの足跡を区民の貴重な財産として未来に引き継ぎます
拠点として継続し、今まで以上に公益性のある施設と
2
3
アメリカ選手団のキャンプを選手と区民にとって
かけがえのない財産とします
アメリカ選手団が、大会で最高のパフォーマンスを発揮し、選手一人ひとりにとって充実した大
会となるようにサポートしていきます。また、区民とアメリカ選手団との交流事業などを展開する
とともに、アメリカ選手団の世田谷における足跡と活躍の記録を継承していきます。
具体的な取組み
Match in detail
アメリカ選手団のキャンプのサポート
アメリカ選手の皆さんが、東京 2020 大会で最高のパフォーマンスを発揮することができる
ように、キャンプ実施に向けた準備を着実に進め、区が一丸となってサポートしていきます。
○キャンプ受け入れに向けた準備
◦バリアフリーなどの施設整備 スポーツ推進課、オリンピック・パラリンピック担当課
◦パラリンピック選手団のキャンプ受け入れに向けた検討
オリンピック・パラリンピック担当課
区民によるアメリカ選手団の応援
アメリカ選手の皆さんが大会で活躍できるように、区が一丸となってアメリカ選手を応援します。
○アメリカ選手の応援
◦パブリックビューイングの実施 オリンピック・パラリンピック担当課、関係各課
◦アメリカ選手団の応援グッズの作成・配布 オリンピック・パラリンピック担当課
アメリカ選手団と区民との交流
アメリカ選手団との交流事業や練習の公開などを実施していきます。
○アメリカ選手団との交流事業などの実施 オリンピック・パラリンピック担当課
◦アメリカ選手団と区民との交流事業
◦アメリカ選手団の練習の公開
アメリカ選手団の世田谷における足跡と活躍の継承
アメリカ選手団の活躍の記録を残し、世田谷の財産として継承していきます。
○アメリカ選手団の活躍の記録 オリンピック・パラリンピック担当課
◦アメリカ選手団の姿を写真や映像で記録
◦アメリカ選手団の写真やサイン等の展示
◦アメリカ選手団の大会の活躍の記録
*アメリカ選手団との交流事業や活躍の記録については、実施に向けて、アメリカオリンピック
委員会と協議を進めていきます。
15
平和の尊さを啓発していきます
大会を盛り上げるとともに、
3
東京 2020 大会が、区民にとっていつまでも心に残る素
晴らしい大会となるように、区民とともに大会を盛り上げ
ていきます。
そのためには、区民一人ひとりが様々な形で大会に携わ
り、オリンピック・パラリンピックを当事者として体験で
きることが大切です。
区では、様々な気運醸成のイベントを開催するととも
に、東京都のイベントなども活用し、区民が大会を身近
に感じることのできる環境を提供していきます。また、
2020 年には、国内外から訪れる方々に、世田谷ならでは
の「おもてなし」を提供し、世田谷の魅力を堪能していた
だけるように、区民ボランティアの育成などを進めていき
ます。
さらに、オリンピック・パラリンピックは平和の祭典で
もあります。大会を契機として、区民の皆さんが「平和」に
ついて考え、学ぶことができるように、啓発活動を行って
いきます。
そして、大会終了後には、東京 2020 大会が区民にとっ
てかけがえのない大会となり、素晴らしい記憶として後世
に受け継がれていくとともに、ボランティアとして活躍し
た区民が、引き続き区のボランティアの担い手として、地
域のために活躍していただける環境を整備します。
方 向 性
D irectionalit y
1
区民とともに大会を盛り上げていきます
2
世田谷らしい“おもてなし”を演出します
3
大会を契機として平和の尊さを啓発します
16
1
区民とともに大会を盛り上げていきます
大会を身近に感じていただくため、
区民が参加できる気運醸成イベント
を開催するとともに、東京都が実施す
る多種多様なプログラムを活用する
等、区民と一緒に東京 2020 大会を盛
り上げていきます。
具体的な取組み
Match in detail
東京 2020 大会に向けた気運の醸成
様々な機会を捉えて、区民が参加できるイベントを開催し、大会に向けた気運を醸成し
ていきます。
○気運醸成イベントの開催
◦フラッグツアー*の実施 オリンピック・パラリンピック担当課
◦区内イベント等での PR ブースの出展 オリンピック・パラリンピック担当課
◦カウントダウンイベントの開催 オリンピック・パラリンピック担当課
◦馬術競技大会の観戦ツアーの実施 オリンピック・パラリンピック担当課
◦アメリカのトップアスリートが使用した物品の展示会の開催
オリンピック・パラリンピック担当課
◦ご当地キャラクターの製作 商業課、オリンピック・パラリンピック担当課
◦キャラリンピックの開催 商業課
* フラッグツアー:リオ 2016 大会閉会式で引き継いだオリ
ンピックフラッグ・パラリンピックフラッグを各地 ( 世田谷
区 ) でお披露目するイベントです。
○気運醸成ツールの作成・活用 オリンピック・パラリンピック担当課
◦馬をモチーフとしたグッズの作成・活用
◦アメリカオリンピック委員会とコラボしたフラッグの作成・活用
◦アメリカオリンピック委員会のホームページを活用したアメリカ選手の紹介
*気運醸成ツールの作成・活用については、実施に向けて、アメリカオリンピック委員会と協議
を進めていきます。
17
具体的な取組み
Match in detail
東京 2020 大会時の盛り上げイベントの開催
区民一人ひとりが大会を楽しむことができるように、世田谷ゆかりの選手の壮行会やパ
ブリックビューイング等のイベントを開催します。
○大会盛り上げイベントの開催 オリンピック・パラリンピック担当課
◦ウェルカムイベントの開催 ◦世田谷ゆかりの選手の応援 ◦パブリックビューイング等の実施
区の広報媒体等を活用し、東京 2020 大会に関する情報を区民向けに発信していきます。
特に、パラリンピックの認知度の向上を図るため、パラリンピックの競技内容やこれに関
する様々な情報を発信していきます。また、商店街等の関係団体と連携して、大会の魅力等
を積極的に PR していきます。
○広報媒体等を活用した情報発信 広報広聴課、オリンピック・パラリンピック担当課
◦区公式ホームページに東京 2020 大会に関する特設ページを開設
◦区のおしらせによるオリンピック・パラリンピックのコラム掲載
◦ツイッター、メルマガ、FM放送等の積極的な活用
○パラリンピックの認知度の向上 オリンピック・パラリンピック担当課
◦パラリンピックに関する情報の発信
◦パラリンピックに関する普及啓発グッズの配布
18
大会を盛り上げるとともに、平和の尊さを啓発していきます
東京 2020 大会についての情報発信
3
2
世田谷らしい
“おもてなし”
を演出します
国内外から世田谷を訪れる方々を世田谷ならではの
「おもてなし」の心でお迎えします。そのために、区民ボ
ランティアを育成し、大会時に活躍していただくととも
に、大会後も継続してボランティア活動を行っていただ
けるような環境をつくっていきます。
また、世田谷区と縁組協定を結ぶ群馬県川場村を訪れ
てもらうことにより、
「日本の素晴らしさ」の体験機会
を提供していきます。
具体的な取組み
Match in detail
ボランティア育成とボランティア文化の定着
大会に向けて、区民ボランティアの育成を図るとともに、大会終了後も、区民にボラン
ティア文化が定着するような取組みを進めていきます。
○ボランティアの育成 市民活動・生涯現役推進課、国際課
◦仕事で培ってきた知識や技術を活かしたボランティアデビュー
◦大会時の活躍が期待されるボランティア入門
○大会時のボランティアの充実 市民活動・生涯現役推進課、国際課
◦まちなかや区内の見所を案内するボランティア
◦語学ボランティア
◦会場周辺の美化活動ボランティア
などの育成・活動の場の提供
○大会後のボランティア活動の推進 市民活動・生涯現役推進課、国際課
大会終了後も、区民にボランティア文化が定着するような取組みを進めて
いきます。
19
具体的な取組み
Match in detail
「世田谷おもてなし」のプレゼント
東京 2020 大会時に、街中のフラッグ掲出や会場への華やかな植栽などにより歓迎雰囲
気を醸成するなど、国内外から世田谷を訪れる方々をおもてなしします。また、町会・自治
会や地域で活動する区民団体などを対象とした「おもてなし」に関するセミナー等を開催
し、地域コミュニティの一体感や区民のおもてなしの心を醸成して、世田谷が「世界一親切
なまち」になります。
○区民が臆せず親切心を発揮できるような雰囲気づくり 市民活動・生涯現役推進課
◦親切の勘どころについてのセミナー等の開催
◦おもてなし啓発ポスターなどによる歓迎ムードづくり
◦商店街街路灯への歓迎フラッグなどの掲出 商業課、オリンピック・パラリンピック担当課
◦大蔵運動公園や上用賀公園などに夏季に開花する植物の植栽 みどり政策課、公園緑地課
◦世田谷産の工芸品、花卉、世田谷みやげなどの配布 商業課、工業・雇用促進課、都市農業課
○「各団体によるおもてなし」の支援 関係各課
区内商店街等の各団体が実施するおもてなしの取組みを支援していきます。
○大会期間中の来訪者の移動の支援 関係各課
大会期間中に世田谷に来訪される方々が、区内を容易に移動することができる
ように支援していきます。
川場村での「日本の素晴らしさ」の体験機会の提供
国内外から訪れる方々に世田谷区内へ一時的に滞在してもらうだけでなく、世田谷区と
縁組協定を結ぶ川場村を訪れてもらうことにより、美しい自然や日本の原風景である「ふ
るさと」の情景、また地元食材による和食や温泉、里山など『日本文化の素晴らしさ』の体
験機会を提供し、おもてなし態勢の強化を図ります。
○歓迎雰囲気の醸成 区民健康村・ふるさと交流課
◦川場村と連携しての村内案内板・表示板や施設内表示等の多言語化
○川場村の自然・里山文化の紹介 区民健康村・ふるさと交流課
◦スマートフォンなどITを活用した川場村の自然や里山文化の紹介
○世田谷区民健康村施設の充実 区民健康村・ふるさと交流課
◦ふじやまビレジ敷地内への新たな温泉温浴施設の増築
◦ふじやまビレジ既存温泉施設の改修
◦客室内での Free Wi-Fi の整備
20
大会を盛り上げるとともに、平和の尊さを啓発していきます
○歓迎雰囲気の醸成
3
3
大会を契機として平和の尊さを啓発します
オリンピック・パラリンピックをきっかけ
に、区民が平和の尊さについて考え、学ぶこ
とのできる機会を提供していきます。
具体的な取組み
Match in detail
オリンピック・パラリンピック等をテーマとした平和の啓発
オリンピック・パラリンピックやスポーツ等をテーマとして、平和に関する啓発活動を
行っていきます。
○平和に関する普及啓発活動 人権・男女共同参画担当課
◦平和映画祭での啓発
◦平和に関する企画展の開催
世田谷区「平和都市」の推進
「平和都市宣言」の PR 活動を実施していくとともに、
「せたがや未来の平和館(平和資料
館)」の充実を図ります。
○「平和都市宣言」の PR 人権・男女共同参画担当課
◦フラッグや横断幕を活用した PR 活動
◦「せたがや未来の平和館(平和資料館)」の充実
*せたがや未来の平和館:大きな犠牲
と悲劇を生んだ太平洋戦争の体験や
記憶を後世に伝えるとともに、戦争
の悲惨さと平和の尊さを知っていた
だくことを目的に、設置・運営して
います。年間を通じた「常設展」と 8
月から 12 月にかけて行う「特別展」
「地域巡回展」を実施しています。
21
いつまでも健康に過ごしていける社会を実現します
いつでも、だれでもスポーツに親しみ、
4
東京 2020 大会はスポーツの祭典です。大会をきっかけ
に、区民が生涯を通じて身近な地域で「いつでも」
「どこで
も」
「だれでも」
「いつまでも」気軽にスポーツ・レクリエー
ションに親しみ、楽しむことのできる生涯スポーツ社会の
実現をめざしていきます。
そのために、成人の週一回以上のスポーツ実施率 65%
以上を目標として、スポーツの場の整備を進めるととも
に、子どもから高齢者まで、また障害があっても、スポー
ツに親しみ、楽しむことのできる環境をつくっていきま
す。
そして、大会終了後には、いつでも、だれでもスポーツ
に親しみ、いつまでも健康に過ごしていける社会を実現し
ます。
方 向 性
D irectionalit y
1
区民の生涯スポーツを推進します
2
地域スポーツの振興を図っていきます
3
スポーツの場を整備します
22
1
区民の生涯スポーツを推進します
区民の生涯スポーツを推進するため、スポーツを担当する
部署と各関係部署等が横断的に連携し、様々なスポーツ事業
を展開していきます。
具体的な取組み
Match in detail
関係団体と連携したスポーツの推進
区内大学等の関係団体と連携して、区のスポーツ推進に取り組みます。
○様々なスポーツ事業の展開 スポーツ推進課、健康企画課
各関係団体と連携し、運動習慣の動機づけイベントや障害者向けのスポーツ事業
等を実施するなど、子どもから高齢者まで、また障害があっても、スポーツに親
しむことのできるよう、様々な事業を展開していきます。
障害者スポーツの振興
関係所管と連携しながら、障害のある区民も安心してスポーツを楽しむことができるよ
う、障害者スポーツを充実させていきます。
○障害者スポーツの充実 スポーツ推進課
◦スポーツに参加する機会の充実
◦スポーツをする新たな場の拡充
◦障害のある方に配慮した施設整備
子どもの遊びを通した運動能力、体力の向上
日常的な遊びの充実をめざした事業を実施することにより、子どもたちの運動能力、体
力を育んでいきます。
○体を使った遊びの充実 児童課
◦児童館、新 BOP、プレーパーク等での遊びの充実
女性のスポーツの推進
生涯にわたる女性の健康を維持するため、女性のスポーツへの参加とスポーツ分野での
活躍を推進します。
○女性のスポーツ参加とスポーツ分野での活躍推進 人権・男女共同参画担当課
◦女性のこころとからだをテーマとした講座の実施
◦女性アスリートのパネル展示による啓発
◦男女共同参画推進情報紙“らぷらす”による情報発信
23
2
地域スポーツの振興を図っていきます
スポーツ推進委員や総合型地域スポー
ツクラブと連携し、地域スポーツの振興を
図っていきます。
Match in detail
地域スポーツの振興
身近な場所でいつでもスポーツができる環境をつくるとともに、スポーツによる地域の
活性化を図っていきます。
○スポーツ推進委員や総合型地域スポーツクラブとの連携 スポーツ推進課
◦身近な地域でスポーツに親しむ機会の創出
◦いつでも誰でもスポーツに親しめる生涯スポーツ活動の推進
○総合型地域スポーツクラブの育成・支援 スポーツ推進課
◦(公財)世田谷区スポーツ振興財団と連携したクラブの育成・支援
◦世田谷区スポーツ推進計画に基づきスポーツ推進委員等の関係機関と連携した
新たなクラブの設立
いつでも、だれでもスポーツに親しみ、いつまでも健康に過ごしていける社会を実現します
具体的な取組み
4
24
3
スポーツの場を整備します
競技スポーツから健康づくりのための
運動まで、多様化しているニーズに対応
するため、スポーツの場の確保や整備を
行っていきます。
具体的な取組み
Match in detail
スポーツの場の整備
適正なスポーツ施設の配置、ユニバーサルデザインの導入を視野に入れたスポーツ施設
の機能充実、合理的で質の高い管理運営をめざし、スポーツの場の整備に取り組みます。
○ 89 万区民の世田谷区にふさわしい拠点スポーツ施設の整備 スポーツ推進課
◦大規模な全区的なスポーツ大会等が開催可能な施設としての整備
◦拠点スポーツ施設の考えに基づく施設整備
◦国際スポーツ交流の軸を中心にした施設整備と機能の充実
◦大蔵運動場と大蔵第二運動場の一体化整備に向けた諸課題に対する環境整備
○5つの地域の核となる地域スポーツ施設の整備 スポーツ推進課
◦地域スポーツ施設の考えに基づく施設の整備
◦公立施設の更新時等を契機とした施設の複合化・複合利用化による整備
◦公園施設、学校施設等と連携した施設整備
○身近なスポーツ活動の場となる地区スポーツ施設の整備 スポーツ推進課
◦学校施設や地区体育室など地区スポーツ施設の考えに基づく施設整備
◦地区の特性に応じた場の確保及び整備
◦区内大学や民間施設等との連携によるスポーツの場の拡充
25
誰もが言葉や文化の違いを越えて認め合い、
つながることのできる社会を実現します
5
東京 2020 大会は、日本と異なる多様な文化を背景とす
る区内在住の方々が、活き活きと暮らせる、より魅力ある
まちに世田谷が発展するチャンスです。国際化への取組み
を進め、多様性があたりまえのものとして称えられる地域
社会の土壌づくりや世田谷がさらに平和な地域社会へと
発展するきっかけとします。
そのために、外国人や外国人とつながりのある区民の
方々が希望をもって暮らすことのできる環境を整備する
とともに、日本人と外国人が地域で助け合い、支えあえる
関係を築いていきます。また、外国人の生活環境の整備、
多文化共生社会の実現に必要な基盤として、国内外の自治
体同士、住民同士で互いに信頼関係を構築していきます。
そして、大会終了後には、国籍を問わず、住んでいる人
や訪れる人の満足度が高まり、地域で助け合える関係を構
築するとともに、日本人、外国人がお互いを尊重しながら
共に生きる「世界とつながるまちせたがや」を実現します。
方 向 性
D irectionalit y
1
外国人及び外国人とつながりのある方々の
生活課題の解消を図ります
2
日本人と外国人が地域で助け合い、
支えあえる関係を築きます
3
国内外の自治体などとの連携・交流を
推進・加速します
26
1
外国人及び外国人とつながりのある方々の
生活課題の解消を図ります
区内在住外国人及び外国人とつながりのある区民の
生活課題の解消及び区を訪れる方々の満足度の向上を
図り、人々が希望をもって暮らすことができる環境を
整備します。
赤ちゃん休憩室
Baby resting room
小宝宝休息室
갓난아기 휴게실
具体的な取組み
Match in detail
多言語対応の推進
区内在住外国人や外国人観光客などの言葉の壁を解消する多言語対応の取組みを推進し
ます。
○多言語対応の推進
◦区ホームページ等の多言語対応の強化 国際課
◦公共施設の多言語化対応の支援 国際課
◦健康・医療の多言語による情報提供 健康企画課、生活保健課
外国人への生活支援の実施
外国人の生活を考慮した生活相談、災害時対応などの生活支援を実施します。
○在住外国人の生活支援の充実 国際課
◦生活相談
◦災害時への備え
27
2
日本人と外国人が地域で助け合い、支えあえる
関係を築きます
国籍に関わらず、多様な文化・生活様式が尊重され、
共存できる多文化共生社会の実現を図ります。
具体的な取組み
Match in detail
シンポジウムやワークショップを開催するなど、地域の国際化に向けた気運醸成の取組
みを進めていきます。また、地域の国際化を見据えたボランティアネットワークの構築を
図り、ボランティア活動を推進していきます。
○気運醸成イベントの開催 国際課
◦シンポジウムの開催
◦ワークショップの開催
○地域の国際化を見据えたボランティアネットワークの構築
国際課、市民活動・生涯現役推進課 ◦(仮称)せたがやタウンボランティアの育成・活動推進
*(仮称)せたがやタウンボランティア:オリンピック・パラリンピッ
クを契機として世田谷に来訪する旅行者や区内在住外国人を対象に、
世田谷での生活や滞在の魅力を伝える活動を支えるボランティア
○大会後のボランティア活動の推進 国際課、市民活動・生涯現役推進課
大会終了後も(仮称)せたがやタウンボランティアに参加した区民が継続的にボ
ランティアに関わり、区内の外国人と区民がつながる仕組みを整備します。
多文化共生のまちづくり
区民の国際理解活動への支援を行うなど、多文化共生の啓発を図っていきます。
○多文化共生の啓発 国際課
◦区内在住外国人の実態把握
◦区民の国際理解活動への支援
28
誰もが言葉や文化の違いを越えて認め合い、つながることのできる社会を実現します
国際化に向けた気運醸成
5
3
国内外の自治体などとの連携・交流を推進・加速します
外国人の生活環境の整備、多文化共生社会の実現
に必要な基盤として、国内外の自治体同士、住民同
士で互いに信頼関係を築きます。また、アメリカ合
衆国のホストタウンとして、国際交流活動を推進し
ていきます。
具体的な取組み
Match in detail
国内外の自治体などとの連携・交流の推進
外国人観光客への支援や海外への情報発信を行うとともに、姉妹都市との交流事業を継
続・拡充していきます。また、アメリカ合衆国のホストタウンとして、アメリカ選手団など
との交流を図っていきます。
○外国人を招く取組みの充実 区民健康村・ふるさと交流課、国際課、商業課
◦多言語での情報提供の強化(ホームページ等の充実)
◦外国人との協働作成による観光、里山体験ツアー等の実施
○姉妹都市交流事業の継続・拡充 国際課
◦カナダ・ウィニペグ市交流事業
◦オーストリア・ウィーン市ドゥブリング区交流事業
◦オーストラリア・バンバリー市交流事業
○多様な国際交流活動 国際課、オリンピック・パラリンピック担当課
◦ホストタウンとしてのアメリカ合衆国との交流
* ホストタウン:全国の自治体と東京 2020 大会参加国・
地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図るととも
に、スポーツ立国、共生社会の実現、グローバル化の推進、
地域の活性化、観光振興などに資する観点から、内閣官
房が推進している取組み。ホストタウンの登録を希望す
る自治体が、ホストタウンとして交流する国を決め、交
流計画を策定する。
29
文化・芸術の力で心豊かに暮らせる
環境づくりを進めます
6
東京 2020 大会は文化の祭典でもあります。区では、大
会を契機として、様々な文化プログラムを展開し、より一
層世田谷の文化・芸術振興を推進するとともに、その魅力
を国内外に発信していきます。
現在、世田谷には、世田谷美術館や世田谷文学館、世田
谷パブリックシアターなどの区立文化施設をはじめとし
て、数多くの文化財や歴史的資産、緑あふれる豊かな自然、
近代建築など、数多くの文化資源があります。また、区民
の文化・芸術に関する興味・関心も高く、個人や団体によ
る様々な文化・芸術活動が行われています。
これらの世田谷にある財産を活用し、区民がより一層文
化・芸術に親しみ、楽しむことのできる環境づくりを進め
ていくとともに、世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に向
けて発信し、2020 年には多くの方々に、その魅力に触れ
ていただくことができるよう取り組んでいきます。
そして、大会終了後には、誰もが文化・芸術に親しみ、
楽しむことのできる「心豊かに暮らせるまち世田谷」を実
現します。
方 向 性
D irectionalit y
1
あらゆる人が文化・芸術に触れることができる
環境を整備します
2
世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に発信します
30
1
あらゆる人が文化・芸術に触れることができる環境を
整備します
あらゆる人が日常生活の中で文化・芸術に触れ、親しみ、楽しむ
ことのできる環境整備を進めていきます。また、世田谷にある文化
財の魅力向上を図っていきます。
具体的な取組み
Match in detail
文化・芸術に親しむことのできる環境づくり
美術、音楽、演劇などに触れることで、多くの人が文化・芸術に興味・関心を持ち、親し
むことのできる環境づくりを進めていきます。
○文化・芸術に関する様々な展示 文化・芸術振興課
◦世田谷美術館、文学館における企画展の実施
○パブリックシアター公演の充実 文化・芸術振興課
◦演劇における国際共同制作公演事業の実施
◦地域活性化文化事業の実施
◦伝統芸能上演
○世田谷美術館と世田谷文学館のサービス向上 文化・芸術振興課
◦開館時間の延長
◦無料開放日の検討
○音楽を中心とした文化事業 文化・芸術振興課
◦多様な音楽ジャンルの演奏会の実施
○生活デザイン事業の実施 文化・芸術振興課
◦体験型プログラムの実施
◦衣食住に関わるデザインアートの展示
○民間美術館等との連携 文化・芸術振興課
◦周遊性を持たせる企画の実施
◦統一テーマによる企画展
○伝統文化・行事、生活文化の体験 文化・芸術振興課
◦世田谷らしい文化の鑑賞・体験の機会づくり
○日本の伝統的な遊びの体験 児童課
◦児童館、新 BOP、プレーパークなどでの日本の伝統的な遊びの体験
(ベーゴマ、カルタ、メンコ、お手玉など)
31
具体的な取組み
Match in detail
文化財の魅力向上
民家園での体験事業の充実や次大夫堀公園の再整備構想の検討など、世田谷にある文化
財の魅力向上を図ります。また、文化財保護の担い手の育成を進めていきます。
○民家園での体験事業の充実 生涯学習・地域・学校連携課
◦民家園での生活(衣食住)体験の充実
◦郷土資料館などと連携した体験事業の充実
○次大夫堀公園の再整備構想の検討 生涯学習・地域・学校連携課
◦民家園の機能の検証と施設の再配置等の検討
◦民家園ボランティアの充実にあわせた施設の機能拡充の検討
○文化財保護の担い手の育成 生涯学習・地域・学校連携課
◦文化財保護の担い手育成のための講習の開催
◦無形民俗文化財の継承の支援
◦文化財ボランティア、文化財解説ボランティア、民家園ボランティアの充実
文化・芸術の力で心豊かに暮らせる環境づくりを進めます
6
32
2
世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に発信します
世田谷にある素晴らしい文化・芸術の魅力を
国内外に発信し、たくさんの外国人観光客が世田
谷を訪れ、世田谷の文化・芸術に触れることので
きる機会を創出します。
具体的な取組み
Match in detail
世田谷の文化・芸術の情報発信
文化財のパンフレットの作成や案内用タブレットの設置など、世田谷にある文化・芸術
を国内外に発信していくための取組みを進めていきます。
○情報発信の充実
◦(仮称)世田谷デジタル・ミュージアム(電子博物館)の構築
生涯学習・地域・学校連携課
:区の
*(仮称)世田谷デジタル・ミュージアム(電子博物館)
歴史や文化、芸術などに関する様々な資料をデジタルデー
タに変換して保管し、インターネット上で閲覧できる美術
館や博物館です。
◦インターネットによる情報提供の充実 文化・芸術振興課、生涯学習・地域・学校連携課
◦民家園での外国人向け体験事業の充実 生涯学習・地域・学校連携課
◦文化財標識等の多言語化対応 生涯学習・地域・学校連携課
◦まちなか観光と連携した世田谷の魅力の発信 生涯学習・地域・学校連携課、商業課
◦文化財のパンフレット等の作成 公園緑地課
○世田谷の外遊びや日本の伝統的な遊びの PR
◦せたがや文化の体験 生涯学習・地域・学校連携課
◦外遊び啓発、推進に向けた事業の展開 児童課
33
豊かな生活環境を次世代に引き継いでいきます
環境に配慮した持続可能なライフスタイルの実現により、
7
東京 2020 大会は、世田谷の魅力ある自然豊かな環境を
再確認し、より充実させていくとともに、それを将来に引
き継いでいく好機となります。
世田谷区には、緑豊かで湧水も豊富な国分寺崖線があ
り、23 区内では貴重な自然の渓谷である等々力渓谷もあ
ります。また、区内には農地や公園が点在しており、住宅
地の中に緑を感じることができる場所がたくさん存在し
ています。
これらの豊かで多様な自然や環境を将来の世代に引き
継いでいかなくてはいけません。また、自然エネルギーや
次世代エネルギーの活用、ごみ発生の抑制などを進め、環
境に配慮した持続可能な社会をつくりあげていくことが
大切です。
2020 年を一つの契機として、自分たちが暮らす世田谷
の環境について考え、豊かな生活環境の実現に向けたライ
フスタイルへの転換など、未来に向けてアクションを起こ
していきます。さらに、生物多様性に配慮した自然の保全・
再生を進め、自然と人々が共存し、豊かな環境で暮らすこ
とのできる世田谷をつくりあげていきます。
そして、大会終了後には、自信を持って将来の世代に引
き継いでいける「環境共生都市」の実現をめざします。
方 向 性
D irectionalit y
1
持続可能な都市の実現のための環境対策を
推進します
2
環境に関する情報発信を行い世田谷の
安全・安心な環境を PR します
34
1
持続可能な都市の実現のための環境対策を推進します
馬事公苑や大蔵運動場、大蔵第二運動場などの会場やその周辺を
中心に、自然エネルギーや次世代エネルギーの活用などを検討する
とともに、省エネルギーのための取組みを進めていきます。また、
大会に向けて、ごみの発生を抑えるための取組みを展開し、区民の
ごみ減量に対する意識の醸成を図ります。さらに、受動喫煙のない
まちづくりや生物多様性に配慮したまちづくりを進めていきます。
具体的な取組み
Match in detail
自然エネルギーなどの活用
自然エネルギーや次世代エネルギーの活用を図るとともに、普及啓発などを実施してい
きます。
○自然エネルギー及び次世代エネルギーの活用 エネルギー施策推進課
◦環境に配慮した自然エネルギーなどについての理解促進
◦次代を担う水素エネルギーの活用及び理解促進
◦電気自動車や燃料電池車など環境にやさしい交通の普及啓発
ごみ発生量の抑制
ごみ減量・リサイクルに取り組む地域活動団体などの協力のもと、資源・ごみ集積所の
美化活動や不適正廃棄物排出防止対策を進めていきます。また、外国人にも分かりやすく、
ごみの分別や再生利用をアピールするとともに、商店街などと連携してごみの発生抑制に
取り組んでいきます。
○資源・ごみ集積所の美化活動の展開 清掃・リサイクル部 管理課、事業課、各清掃事務所
◦地域活動団体と連携した美化キャンペーンの実施
◦海外からの来訪者等に向けたごみ排出ルール等の啓発や情報提供の推進
◦清掃事務所ふれあい指導班による資源・ごみ集積所の点検・指導
○廃棄物発生の抑制の推進 清掃・リサイクル部 管理課、事業課、各清掃事務所
◦食品廃棄物の削減に向けたフードドライブの更なる充実
* フードドライブ:家庭で余っている食品を持ち寄り、広く
地域の福祉団体や施設等に寄附するボランティア活動
◦イベントにより排出された廃棄物の分別排出指導の強化
◦区民主体による資源の集団回収活動の拡充に向けた取組みの推進
35
具体的な取組み
Match in detail
受動喫煙のないまち世田谷
受動喫煙防止対策を推進し、誰もが快適にまち歩きできる環境を提供します。
○たばこ対策の推進 環境計画課、健康企画課
◦路上禁煙地区の拡大
◦指定喫煙場所の増設
◦受動喫煙防止協力店登録制度の拡充
◦禁煙気運の醸成
区民が生きものと共にある暮らしの大切さを理解し実感できるように、公園緑地の整備
を行うとともに、拠点と拠点をつなぐ民有地の生物生息空間づくりを推進します。また、生
物多様性への理解と関心の向上を図るためのイベントの実施や、活動団体や事業者など多
様な主体が参加できる情報共有の場の運営に取り組みます。
○生きものと共にある暮らしの浸透 みどり政策課、公園緑地課
◦生きもの拠点の整備
◦ちょこっと空間の創出
◦普及啓発イベントの実施
◦生きもの会議の運営
環境に配慮した持続可能なライフスタイルの実現により、豊かな生活環境を次世代に引き継いでいきます
生物多様性に配慮したまちづくり
7
36
2
環境に関する情報発信を行い世田谷の安全・安心な
環境をPRします
区民や国内外から世田谷を訪れる方々に対して、
世田谷の安全・安心な環境を PR していきます。
具体的な取組み
Match in detail
安全・安心を届ける情報発信
区内における大気汚染物質等に関する情報を提供し、区民や世田谷を訪れる方々に対し
て、安全・安心を届けます。また、熱中症や食中毒等に関する情報提供を行うとともに、感
染症などへの予防意識も醸成していきます。
○安全・安心な環境の情報提供 環境保全課
◦光化学スモッグ情報による注意喚起
◦放射線量測定の情報提供
○熱中症、食中毒や感染症などに関する正しい知識の情報発信
◦せたがや食品衛生月間のポスターの掲示やうちわの配布 生活保健課
◦食とくらしの健康フェスタで食中毒予防等の普及啓発イベントの開催 生活保健課
◦熱中症予防、感染症予防、食中毒等に関する多言語パンフレットの配布による啓発
37
健康企画課、感染症対策課、生活保健課
多様性を尊重する共生社会づくりを進めます
8
東京 2020 大会は、国内外から多くの方々が東京に集
います。そして、区民が多くの方々と交流を図ることで、
様々な文化や歴史などに触れることができる好機となり
ます。
2020 年に向けて、地域や学校で障害のある人とない人
が出会い、ともに過ごす時間を通じて、障害について理解
する機会を持つことができるように努めていきます。
また、様々な交流機会を創出し、外国人との交流などを
通して、特に子どもたちや若者が国際理解を学ぶことがで
きる取組みを進めていきます。
さらに、世田谷の子どもたちが、異文化や人権などにつ
いて学ぶとともに、自国の日本文化についても深く理解
し、未来の共生社会の担い手となるよう、オリンピック・
パラリンピック教育を推進していきます。
そして、大会終了後には、誰もが分け隔てなくまちに溶
け込み、年齢や性別、国籍、障害の有無などの違いに関わ
らず、多様性を尊重しお互いを支えあうことのできる共生
社会の実現をめざします。
方 向 性
D irectionalit y
1
障害のある人もない人も互いに尊重し支えあう
共生社会をめざします
2
未来を担う子どもたちを育て共生社会を実現します
38
1
障害のある人もない人も互いに尊重し支えあう
共生社会をめざします
区民が、地域や学校において、様々な人々と出会い、触れ合いな
がらともに過ごす時間を通じて、障害の捉え方や特性を理解する
機会を持てるように努めていきます。また、スポーツ・文化等を
はじめ、障害者の社会参加を進めるとともに、あらゆる場面で、障
害を理由とする差別が生じることなく、合理的な配慮の提供を受
けられるよう取組みを進めます。
具体的な取組み
Match in detail
ノーマライゼーションの推進
障害理解の促進や権利擁護の推進を図るとともに、情報アクセシビリティの向上や職員
一人ひとりの正しい知識の共有などを進めていきます。
○障害理解の促進 障害施策推進課、関係各課
◦区民や事業者に向けた普及啓発
◦区職員の正しい知識の共有
○権利擁護の推進 障害施策推進課、関係各課
◦障害を理由とする不当な差別的取り扱いの禁止・合理的配慮の提供
◦障害者の権利擁護及び虐待防止に向けた普及啓発
○情報アクセシビリティの向上 障害施策推進課、関係各課
◦手話通訳、要約筆記、文字通訳などの意思疎通支援
◦区の印刷物やホームページの適切な運用
39
2
未来を担う子どもたちを育て共生社会を実現します
オリンピック・パラリンピックを題材として、
異文化教育や人権教育を行うとともに、オリ
ンピアンやパラリンピアン、在日外国人や留
学生との交流などを通して、未来を担う子ど
もたちを育てます。
具体的な取組み
Match in detail
オリンピック・パラリンピック教育の推進
オリンピック・パラリンピック教育を推進し、異文化教育や人権教育について学ぶなど、
共生社会を担える子どもたちを育てます。
○異文化教育や人権教育の推進 教育総務課、教育指導課
◦東京都が製作したオリンピック・パラリンピック学習読本の活用
◦障害者スポーツの体験・交流
○オリンピアン・パラリンピアンとの交流 教育総務課、教育指導課
◦学校訪問
◦部活動中学生へのスポーツクリニック(実技指導)
◦運動やスポーツに興味・関心を持てる体験の場の提供
◦「世田谷3快プログラム~快眠・快食・快運動~」
(体力向上と健康推進)の
全区立小・中学校・幼稚園での取組み
多様性を尊重する共生社会づくりを進めます
○子どもの体力(運動能力)の向上 教育総務課、教育指導課
8
40
具体的な取組み
Match in detail
子どもの国際交流の推進
在日外国人や留学生との交流などを通して、多様な文化を尊重するとともに、日本の文
化について深く考えることのできる取組を進めていきます。
○多様性を尊重する意識と国際感覚の醸成 教育総務課、教育指導課
◦在日外国人や留学生との交流
◦区内大使館との交流
○「世界ともだちプロジェクト」学習の推進 教育総務課、教育指導課
◦各学校の交流相手国の歴史・文化・芸能等の特徴や多様性を学習
◦各国料理の特別給食の実施
○郷土の伝統文化や国際的な儀礼・マナーの理解 教育総務課、教育指導課
◦日本の伝統文化・芸能等の鑑賞と体験
◦「日本語」の学習の充実
若者の国際交流と活動の推進
オリンピック・パラリンピックのイベントや情報発信、ボランティアなどの様々な機会
を捉え、若者が参加・体験できる場面を設け、交流と活動の幅を広げる契機とします。
○若者の交流や活動の推進
◦オリンピアン・パラリンピアンとの交流 若者支援担当課
◦イベント等への参加・参画 若者支援担当課
◦若者の地域イベント等の企画・運営の支援 各総合支所地域振興課
41
2020年に向けた世田谷区の取組み
~東京2020大会後を見据えて~
(素案)
世田谷区スポーツ推進担当部
オリンピック・パラリンピック担当課
電話:03-5432-2743 FAX:03-5432-3080