最近の管内経済概況(PDF形式/463KB)

(平成28年7月の経済指標を中心として)
~ 緩やかに持ち直している ~
最近の動きをみると、
○生産活動は、一進一退の動きとなっている。
○個人消費は、持ち直している。
○観光は、改善している。
○公共工事は、増加している。
○住宅建設は、持ち直しの動きがみられる。
○民間設備投資は、減少している。
○雇用動向は、改善している。
○企業倒産は、件数、負債総額とも減少している。
全体として、管内経済は、緩やかに持ち直している。
なお、先行きについては、台風被害が管内経済に与える影響や国際経済等を十分注視する必要が
ある。
平成28年9月16日
照会先 : 経済産業省北海道経済産業局
総務企画部企画調査課
T E L: 011-709-2311 内線 2525
E-mail: [email protected]
U R L: http://www.hkd.meti.go.jp
管内経済概況判断の推移
(平成28年9月現在)
発 表 月
総 括 判 断
全 国
平成28年4月
緩やかに持ち直している
5月
緩やかに持ち直している
6月
緩やかに持ち直している
7月
8月
一部に弱い動きがみられる 緩やかに持ち直している
ものの、緩やかに持ち直し
ている
9月
前月との
判断比較
緩やかに持ち直している
景気は、このところ弱さも 景気は、このところ弱さも 景気は、このところ弱さも 景気は、このところ弱さも 景気は、このところ弱さも
みられるが、緩やかな回復 みられるが、緩やかな回復 みられるが、緩やかな回復 みられるが、緩やかな回復 みられるが、緩やかな回復
基調が続いている
基調が続いている
基調が続いている
基調が続いている
基調が続いている
生 産 活 動
横ばいとなっている
横ばいとなっている
横ばいとなっている
弱含みとなっている
一進一退の動きとなってい 一進一退の動きとなってい
る
る
個 人 消 費
持ち直している
持ち直している
持ち直している
持ち直している
持ち直している
持ち直している
観 光
改善している
改善している
改善している
改善している
改善している
改善している
公 共 工 事
減少している
増加に転じている
増加している
増加している
増加している
増加している
住 宅 建 設
持ち直しの兆しがみられる 持ち直しの兆しがみられる 持ち直しの動きがみられる 持ち直しの動きがみられる 持ち直しの動きがみられる 持ち直しの動きがみられる
民 間 設 備 投 資 増加している
増加している
減少している
減少している
減少している
減少している
改善している
改善している
改善している
改善している
雇 用 動 向
改善している
改善している
企 業 倒 産
件数、負債総額とも減少
件数は減少、負債総額は増 件数、負債総額とも増加
加
※全国は、内閣府「月例経済報告」の基調判断。
件数は増加、負債総額は減 件数は増加、負債総額は減 件数、負債総額とも減少
少
少
上方修正
据え置き
下方修正
生産活動
生産活動
~ 一進一退の動きとなっている ~
・7月の鉱工業生産は、前月比▲0.1%と2か月ぶりに低下した。
・需要減少による設備縮小作業でラインを一時を停止したため、自動車用部品の生産が減少した。
一方、情報機器で新製品の生産が増加したことなどから、一進一退の動きとなっている。
<7月>
季節調整済指数
北海道(速報) 95.3(前月比▲0.1%)
全 国(確報) 96.5(前月比▲0.4%)
鉱 工 業 生 産 指 数 (平成22年=100)
15.0
110.0
105.0
10.0
5.0
95.0
指数
前年同月比(%)
100.0
90.0
0.0
85.0
-5.0
80.0
75.0
前年同月比
指数(北海道)
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
9
H25/7
-10.0
指数(全国)
(資料:経済産業省、北海道経済産業局)
-1-
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・原油価格の下落による海外石油大手の設備投資需要の減少及び安価な
海外製品との受注競争により、大型化学機械の生産が減少した。(一
般機械工業)
・海外需要の増加により、現地での直接生産を強化したため、輸出向け
自動車用部品の生産が減少した。(輸送機械工業)
・季節限定の新製品発売により、ビールの生産が増加した。(食料品工
業)
■先行き
・北海道に上陸した台風により、収穫前のビートに被害が出たことか
ら、秋から始まる砂糖の生産への影響が懸念される。(食料品工業)
・サンマ、サケ、イカ等の不漁により、今後ピークを迎える冷凍水産物につい
ては生産の伸び悩みが懸念される。 (食料品工業)
個人消費
~ 持ち直している ~
個人消費①
7月の個人消費は、飲食料品や化粧品などが堅調で、全体として持ち直している。
・百貨店は、セールの効果などから前年同月比+1.9%と7か月ぶりに前年を上回った。
・スーパーは、飲食料品の堅調な動きにより同+2.6%と16か月連続で前年を上回った。
・コンビニエンスストアは、弁当、デザートなどが堅調で同+0.0%と34か月連続で前年を上回った。
・ドラッグストアは同+5.8%と15か月連続で前年を上回り、ホームセンターは同▲1.1%と2か月連続で前年を下回った。
百貨店、スーパー販売額増減率の推移(全店)
前年同月比(%)
30.0
20.0
スーパー
10.0
+2.6%
0.0
百貨店
-10.0
+1.9%
-20.0
百貨店
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
9
H25/7
-30.0
ス-パ-
コンビニエンスストア販売額等増減率の推移(全店)
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・売り尽くしセールが好調で、夏物衣料、寝具、バッグ、靴などの売上が
大幅に伸びた。(百貨店)
・7月は前年よりも土日が2日多いこともあり、生鮮品などの売上が増加。
健康志向が続いており、機能性ヨーグルトも伸びている。(スーパー)
・外国人客のまとめ買いは減少しているが、国内客向けに高単価のオリジ
ナル化粧品の販売が好調。(ドラッグストア)
・週末に雨が降り気温も上がらなかったため、バーベキュー用品などの
レジャー関係が動かなかった。(ホームセンター)
■先行き
・気温の上昇により来店客数が伸びており、7月に苦戦した飲料、アイス
クリーム、冷たい麺類などの夏に動く商品が好調。(コンビニエンスス
トア)
・春からの天候不順により農産物の生育に影響が出ているところに、台風
が連続して上陸し大きな被害が出ており、今後の品薄や高値が懸念され
る。(スーパー)
10.0
ドラッグストア、ホームセンター販売額増減率の推移
0.0
+0.0%
前年同月比(%)
5.0
ドラッグストア
+5.8%
20.0
10.0
0.0
‐10.0
ホームセンター
▲1.1%
‐20.0
7
-2-
ホームセンター
7
6
5
4
3
2
12
11
10
9
8
7
5
4
3
6
ドラッグストア
H28/1
(資料:北海道経済産業局)
2
‐30.0
H27/1
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
9
‐5.0
H25/7
前年同月比(%)
30.0
個人消費②
・家電販売は、テレビ、洗濯機などの動きが良く、前年同月比+3.4%と4か月連続で前年を上回った。
・新車販売は、小型乗用車が前年を下回り、全体では同▲2.2%と3か月連続で前年を下回った。
<7月>
北海道
▲ 2.2%
普通乗用車 + 3.0%
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
+ 3.0%
(資料:(一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会)
(資料:北海道経済産業局)
【ヒアリング内容】
■家電大型専門店
・オリンピック効果により、テレビと全録タイプのレコーダーが好調。
・洗濯機は6月に発売された新製品が好調。省エネ性能が高く、高価格帯
の機種が売れている。
・気温が上がらなかったため、エアコン、扇風機が伸びなかった。
3
7
6
5
4
3
2
H28/1
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
-60.0
H26/1
-45.0
11
-30.0
小型乗用車 ▲ 9.1%
軽乗用車
H25/7
+3.4%
-15.0
前年同月比(%)
0.0
H27/1
前年同月比(%)
15.0
新車登録・届出台数増減率の推移
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
-10.0
-20.0
-30.0
-40.0
9
家電大型専門店販売額増減率の推移
30.0
【ヒアリング内容】
■新車販売(ディーラー)
・燃費不正問題により販売を停止していた軽自動車の販売が再開され、購
入待ちの顧客を中心に売れているようだ。
・小型車は、このところ新型車の発売がなく売上が伸びずにいたが、最新
システムを搭載した新型車への反響が大きい。販売増を期待している。
-3-
観光
~ 改善している ~
観
光
・7月の来道客数は、前年同月比+6.7%と21か月連続で前年を上回った。
・道内外国人入国者数は、同+10.0%と2か月連続で前年を上回った。
<7月>
来道客数 1,303千人(+ 6.7%)
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・新千歳空港への海外LCCの就航が増加しており、旅客数が伸びてい
る。(関係機関)
・新幹線効果により、昨年オープンした函館アリーナへのMICE誘致が
好調。関係者の函館市内への宿泊者数も増加している。(関係機関)
■先行き
・台風の影響で、8月末に本州客からのキャンセルが多く出ている。客室
稼働率は下がる見込み。(ホテル)
航空機 1,079千人(+ 2.3%)
JR
123千人(+83.9%)
フェリー 101千人(+ 1.0%)
来道客数推移
16.0
1,800
14.0
1,600
12.0
1,400
1,000
6.0
800
4.0
<7月>
入国者数 143千人(+10.0%)
道内外国人入国者数
600
400
200
0
7
100
20.0
50
0.0
入国者数
(p) 7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
9
7
11
前年同月比
5
0
3
‐20.0
H26/1
5
3
H28/1
11
9
7
5
40.0
H25/7
来道客数(千人)
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
9
-4.0
150
11
-2.0
60.0
9
0.0
200
80.0
前年同月比(%)
2.0
前年同月比
(資料:(公社)北海道観光振興機構)
注)”p”は速報値 (資料:法務省)
-4-
入国者数(千人)
8.0
来道客数(千人)
1,200
H25/7
前年同月比(%)
10.0
公共工事 ~ 増加している ~
公共工事
・7月の公共工事請負金額は、市町村は前年を下回ったものの、国、道が前年を上回り、全体では前年同月比+1.6%と5か
月連続で前年を上回った。平成28年4月~7月の累計では前年同期比+8.7%となった。
<7月>
2,000
1,800
40.0
1,600
1,400
20.0
1,000
800
-20.0
600
請負金額(億円)
0.0
<7月>
発注者別公共工事請負金額推移
100.0
400
-40.0
80.0
200
道
+ 13.1%
20.0
0.0
-20.0
-40.0
-60.0
国
-5-
道
市町村
H28/1
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
12
11
10
H27/1
(資料:北海道建設業信用保証(株))
9
-80.0
8
(請負金額は国、道、市町村、独立行政法人等の合計額)
+ 11.2%
40.0
H26/7
<4-7月計 前年同期比>
北海道 + 8.7%
全 国 + 1.3%
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
9
請負金額(億円)
前年同月比 (北海道)
前年同月比(全国)
国
市町村 ▲ 17.1%
60.0
前年同月比(%)
0
-60.0
H25/7
前年同月比(%)
1,200
7
60.0
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・受注高が前年を大きく上回っていて、冬まで仕事が埋まっている状
態。(建設)
・今年は農業農村整備工事が多くなっているが、圃場の工事は専門分野
で実績が必要なので、実績の少ない当社が取るのは難しい。(建設)
■先行き
・秋口に工事が増加する農業農村整備工事に加え、道内全域で台風被害
による復旧工事が集中的に行われることで、重機や資材、人繰りの確
保が懸念されている。(関係機関)
・早期発注により秋枯れを懸念する中、大幅増額された2次補正予算に
期待している。(関係機関)
6
▲ 6.9%
国
5
全
4
+ 1.6%
3
北海道
2
公共工事請負金額推移
住宅建設
~ 持ち直しの動きがみられる ~
住宅建設
・7月の新設住宅着工戸数は、持家と分譲が前年を上回ったものの、貸家が前年を下回った。全体では前年同月比▲1.7%
と8か月ぶりに前年を下回った。
北海道
▲ 1.7%
6,000
全
+ 8.9%
国
着工戸数(戸)
前年同月比 (北海道)
【分譲】 (7⽉+7.5%)
(戸)
700
前年同月比(全国)
【貸家】 (7⽉▲8.8%)
(戸)
2500
600
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・持家は、住宅用木材価格が落ち着いていることと、住宅ローン低金利
の影響により消費者に動きが出てきたように思われる。(住宅メー
カー)
・貸家は、相続税対策で増加していたが、需要が鈍化し、空室率が上がって
いる。(関係機関)
■先行き
・分譲マンションは建築費の高止まりにより、販売価格が上昇してい
る。販売価格帯の低い郊外では採算が取れないため、建築に至らなく
なってきている。今後も販売価格の上昇が続くことを懸念している。
(関係機関)
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
0
3
-60.0
H27/1
1,000
11
-40.0
9
2,000
7
-20.0
5
3,000
3
0.0
H26/1
4,000
11
20.0
9
5,000
H25/7
40.0
着工戸数(戸)
60.0
前年同月比(%)
<7月>
新設住宅着工戸数推移
1200
2000
500
1000
1500
400
300
800
1,811⼾
1000
200
316⼾
100
400
200
0
1月
2月
(資料:国土交通省)
3月
4月
5月
6月
7月
8月
27年1月-27年12月
28年1月-28年12月
9月 10月 11月 12月
1,195⼾
600
500
0
【持家】 (7⽉+10.2%)
(戸)
1400
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
27年1月-27年12月
28年1月-28年12月
-6-
9月 10月 11月 12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
27年1月-27年12月
28年1月-28年12月
9月 10月 11月 12月
民間設備投資 ~ 減少している ~
民間設備投資
・28年度の設備投資計画は、高水準だった前年度の反動から、製造業、非製造業ともに前年度を下回る計画となっている。
日銀短観の設備投資動向(製造業、非製造業別)
平成28年7月1日発表
70.0
<
60.0
50.0
北海道
40.0
前年度比(%)
30.0
20.0
10.0
>
<28年度計画>
+
7.7%
▲ 15.8%
製 造 業
+
5.9%
▲
非製造業
+
8.4%
▲ 19.9%
+
5.0%
+
全 国
0.0
27年度
5.1%
0.4%
-10.0
-20.0
-30.0
-40.0
-50.0
-60.0
製造業(北海道)
(資料:日本銀行札幌支店)
非製造業(北海道)
全産業(北海道)
全産業(全国)
注)土地投資額を含み、ソフトウェア投資額を除く。
法人企業景気予測調査(設備投資)
平成28年9月13日発表
対前年(同期)比
増減率(%)
全産業
製造業
非製造業
(資料:北海道財務局)
28年度
(計画) 上期
下期
▲ 7.6
▲ 4.7
▲ 10.0
▲ 11.8
▲ 28.8
6.1
▲ 5.2
11.8
▲ 17.6
注)ソフトウェア投資額を含み、土地購入額を除く。
-7-
【ヒアリング内容】
■製造業
・海外の好調な自動車需要に対応するため、電子部品の生産ラインを新設
する。(電子部品・デバイス・電子回路製造業)
・冷凍ホタテ貝柱の輸出強化を図るため、生産工場を新設する。
(食料品製造業)
■非製造業
・平成28年度は新規の設備投資は行わず、維持補修工事のみを行う予定
である。(小売業)
・外国人観光客が好む化粧品や医薬品を充実させた店舗を温泉地に出店す
る。(小売業)
雇用動向 ~ 改善している ~
雇用動向
・7月の有効求人倍率は、1.05倍と前年同月差0.09ポイント上昇し、78か月連続で前年を上回った。
・新規求人数は、前年同月比▲1.3%と4か月ぶりに前年を下回った。
・新規求職申込件数は、同▲11.4%と7か月連続で前年を下回った。
<7月>
有効求人倍率(常用) 1.05倍
新規求人数
▲ 1.3%
新規求職申込件数
▲11.4%
全国
有効求人倍率(常用)
1.18倍
1.50
新規求職・新規求人・有効求人倍率
100.0
<職種別有効求人倍率の例>
一般事務員
0.26倍
会計・経理事務員 0.61倍
型枠大工・とび工
6.03倍
医師、薬剤師等
4.49倍
給仕、接客サービス員
2.66倍
金属加工、溶接・溶断工 2.21倍
販売店員、訪問販売員
1.39倍
90.0
1.25
80.0
70.0
40.0
0.75
30.0
0.50
20.0
10.0
0.0
0.25
-10.0
北海道
完全失業率(原数値)
新規求人数前年同月比(北海道)
有効求人倍率(常用:北海道)
有効求人倍率(常用:全国)
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
新規求職申込件数前年同月比(北海道)
全国
5.0
0.00
9
-20.0
H25/7
4.5
4.0
3.4%
3.5
-8-
7
5
3
H28/1
11
9
7
5
3
H27/1
11
9
7
5
3
H26/1
11
(資料:厚生労働省、北海道労働局)
9
3.0
H25/7
前年同月比(%)
50.0
有効求人倍率
1.00
60.0
【ヒアリング内容】
■製造業
・会社全体の生産体制を見直すに当たり、不足する人員確保のため、派遣
社員の増員や中途採用を実施する予定である。
(電子部品・デバイス・電子回路製造業)
■非製造業
・技術者不足に対応するため、社内に技能職の訓練学校を設け、人材の養
成を行っている。(建設業)
・パート従業員も不足しているが、特に、薬剤師は絶対数が少なく慢性的
に不足している。(小売業)
・子供を持つ従業員の働きやすい労働環境をつくるため、事業所内に保育
所の開設を検討している。(小売業)
3.0%
(資料:総務省)
企業倒産 ~ 件数、負債総額とも減少 ~
企業倒産
・8月の倒産件数は22件で、前年同月比▲15.4%(4件減)と4か月ぶりに前年を下回った。
・負債総額は27.2億円で、同▲2.5%と3か月連続で前年を下回った。
<8月>
企業倒産件数推移
【ヒアリング内容】
■現在の状況
・運輸業界は、燃料安の恩恵により倒産は少ないものの、後継者不足に
よる廃業の話は時々聞く。(運輸業)
■先行き
・台風被害による農林水産業や食品関連企業への影響が懸念されており、
倒産が増加する可能性がある。(関係機関)
▲ 15.4 %
+ 14.8 %
80
40.0
70
20.0
60
<8月>
0.0
企業倒産負債総額推移
北海道
全 国
-20.0
40
-40.0
倒産件数(件)
400.0
20
-80.0
10
4,000
3,500
30
-60.0
4,500
300.0
200.0
前年同月比(%)
前年同月比(%)
50
▲ 2.5 %
+ 28.7
5,000 %
3,000
2,500
100.0
2,000
0.0
1,500
1,000
‐100.0
0
8
‐200.0
負債総額(千万円)
(資料:(株)東京商工リサ-チ)
-9-
前年同月比(北海道)
8
6
4
12
H28/2
10
8
6
4
12
H27/2
10
8
6
4
H26/2
前年同月比(全国)
12
0
10
6
4
H28/2
12
10
8
6
4
H27/2
12
10
8
前年同月比(北海道)
500
H25/8
件数
6
4
H26/2
12
10
H25/8
-100.0
前年同月比(全国)
負債総額(千万円)
北海道
全 国