1 No.159 9/10 のが一番のプロフェッショナル。そ た自伝的小説『放蕩記』 (11 年)も こを目指したいんですけどね」 。 話題を集めた。最新作『ラヴィアン 物心ついたときから、いつも近く ローズ』 (集英社)は、夫のモラハラ にはネコがいた。今も 4 匹に囲まれ に悩み、年下デザイナーとの恋に溺 て暮らし、Twitter でも愛猫の話題を れる女性の心情を書いた長編サスペ よく発信する。16 年間、寄り添って ンス。23 年間の作家生活で初めてテ きたメスの長老もみじは、言わばソ の花が夏の日差しを浴びていた。 つ一つの物事をより深く考えられる 緑の生い茂る庭には、色とりどり 化されて見えやすくなったのか、一 in しなの鉄道が軽井沢町へ申し入れ。今後の課題は の作品を発表し、母娘の確執を描い in 今はだいぶ良くなってきている」 。 にいたときより、人との関わりが純 すね。咲季子の庭ほどではないけど、 不安もあった。が、 「都会のど真ん中 殺伐としていると、庭も荒れるんで 井沢で満ち足りた生活を送ることに 「不思議なもので、自分の気持ちが 小説を書けなくなった経験から、軽 25 とではないし、目に見えることだけ (旧)軽井沢駅舎活用を検討 で、どん底も、幸せの頂点も書ける G7交通大臣会合まであと少し 活動内容などを紹介する軽井沢英語通訳ガイドの会の メンバー(9 月 5 日) 。 の一つ。 の維持保全を設置目的に定め 研究室など ブースが出展し、 ていることから、条例改正も 電動カートや足こぎ車椅子な また、記念館は博物館類似 施設に該当し、条例で展示物 必要となる。 ど約 種の次世代の乗り物の 体験試乗を行った。主催のネ クストモビリティ・コミュニ 交通やおもてなしの直前イベント、多彩に開催 ティのメンバーで、東京大学 名誉教授の大野秀敏さんは、 「高齢化が進む今後の日本で で「未来へ発進!エコカーふ は、自動車と歩行の間となる 9月 〜 日に軽井沢町で 開くG7交通大臣会合が間近 れあいフェスタ 軽井沢」 (主 『第3の交通』が重要となって に迫り、直前イベントが活発 催・G7交通大臣会合長野県 くる」とした。試乗を行った に行われている。 推進協議会ほか)があった。 眞鍋篤生くん(6歳)は、 「ス 電気自動車や燃料電池自動車、 ピードが出て楽しかった」と 9月4日には軽井沢アイス パークや屋外スケートリンク 1人乗りの小型移動機器など 笑顔で話していた。 約 台の展示や試乗会を開催。 町民会議と通訳・翻訳業の いすゞ自動車とユーグレナ社 「軽井沢ガイドサービス」は5 が共同開発した、ミドリムシ 日、外国人のおもてなしにつ から作ったバイオディーゼル いて考えるシンポジウムを、 を燃料とするバス「デューゼ 軽井沢万平ホテルで開いた。 ル」の展示や乗車体験なども イギリスやフランスなどの政 行った。 府関係者が、自国の観光資源 4日は風越公園総合体育 や外国人向けの観光政策につ 3、 館で、 「ネクストモビリティ・ いて講演。松本大学の学生は、 バザール2016 かるいざ 千曲市の戸倉上山田温泉で実 わ」が開かれた。企業や大学 施している自転車を活用した 電動カートに試乗する子ども。 外国人向けのツアーなどを紹 介した。 軽井沢高校の生徒は外国人 に知ってほしい地元の名産な どを発表。2年の金井百合さ んは佐久市の「佐久鯉」 、3年 の小野沢宏海さんは「和太鼓」 について英語も織り交ぜ紹介 した。交通大臣会合に向け、 小野沢さんは「軽井沢は自然 がきれいな場所。大臣にはゆ っくり過ごしてほしい」と話 した。 を受賞。恋愛、性愛をテーマに数々 20 ようになりました。満たされた状態 50 育てている。 移住。私生活が癒されているときに も、自宅の庭で様々な品種の薔薇を 求めて 2009 年、東京から軽井沢へ ヴィアンローズ』の主人公・咲季子 ものの置き場所に悩み、広い家を 味の庭いじりに没頭することも。 『ラ りじゃないと思える」 。 執筆のエンジンがかかるまで、趣 題に気付いてくれれば、私自身も独 て楽になるんじゃないかな」 んです。読んでくれた人が自分の問 ネコに限らず、誰かを見送ることっ けていく作業のようなものだと思う 「そばにいることだけが一緒にいるこ 状態。私にとって小説を書くことは、 が全てではない。そう考えられたら、 一言で言い表せないことに名前をつ 23 思っていたけど、心はしーんとした 日を思い書いた。 ときっきり。もっと激しい感情だと は、いつか訪れるもみじとの別れの 「そこまで切羽詰まった気持ちはその ールド』 (16 年)収録の「TSUNAMI」 際に抱いた感情を元にしている。 ウルメイト。短編集『ワンダフル・ワ ーマに据えた「殺意」は、自身が実 とから、再び駅舎として使用 する構想もある。開業からち ょうど 年を迎える2017 年 月までに整備し、観光誘 客などに繋げたい考えだ。 申し出を受けた町は「有効 活用してほしい考えはあるが、 乗り越えないといけないハー ドルは多い。施設の貸し出し が可能かどうか検討している」 (町企画課都市デザイン室)と した。 記念館は長野新幹線開業に 伴い取り壊された(旧)軽井 沢駅舎を再築し、2000年 に 開 館。 鉄 道 関 連 の 展 示 物 145種を設置し、屋外には 鉄道機関車両も置いている。 展示品の中には、町が預かり 管理しているものも多く含ま れ、それらの保管方法も課題 23 年間の作家生活で初めて、 かつて抱いた「殺意」を描く 10 『星々の舟』 (2003 年)で直木賞 しなの鉄道(上田市)は8 月9日、軽井沢町が所有、管 理する駅隣接の「 (旧)軽井沢 駅舎記念館」を活用したい意 向を町に申し入れた。記念館 と旧ホームが繋がっているこ 村山 由佳 さん 軽井沢駅西側に建つ「 (旧)軽井沢駅舎記念館」 。 作家 September 2016 15 10
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