看護師(PDF/302KB)

青年海外協力隊の「看護師」ってどんなシゴト?
世界の現状は?
開発途上国では、基礎的な保健医療サービスを受けられずに、多くの
人々が命を失っています。妊娠や出産を原因として命を落とす女性は毎
年約30万人おり、600万人近い子どもが5歳を迎える前に亡くなっています。
また、HIV/エイズ、結核、マラリア等の感染症は、開発途上国の人々の健
康を脅かしており、特にサブサハラ・アフリカの多くの国においては、経済
や社会の発展を阻む要因にもなっています。
世界の全ての人が基礎的保健医療サービスを受けられること(ユニバー
サル・ヘルス・カバレッジ)を推進し、人々の命を守り、社会や経済の発展
を支えることが求められています。
「看護師」隊員とは?
活動場所は病院や地域が中心で、看護業務や啓発活動を行います。
看護学校で学生に指導を行う活動もあります。
<活動内容例>
・地域の中核病院で、看護業務を通して、医療事故や院内感染防止、
患者中心ケアを病院スタッフに指導
・県病院のICUで、看護技術の向上や看護ケア改善のための指導
・地域の保健センターや村落部を巡回して、妊婦健診受診率向上のた
めの啓発活動、母子手帳の普及
・看護の専門学校で、同僚とともに実習を中心に学生を指導 など
「看護師」隊員になるには何が必要?
看護師の国家資格が必要です。
保健師や助産師の資格や実務経験もあると、対応できる活動範囲が
広がります。実務経験年数は3年以上、専門性が求められる場合は5
年以上が望ましいです。
その他、活動内容によって、特定の疾患や部署での知識や実務経験、
プライマリ・ヘルスケアや母子保健、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に
ついての体系的な知識等が求められます。
そして、生活環境が厳しい開発途上国での活動となるため、何よりも
ご自身が健康であることが重要となります!
(C)JICA/Kenshiro Imamura
参考資料は?
1.JICAホームページ情報:「JICAボランティア」で検索
2.クロスロード(青年海外協力隊事務局発行)
お問合せ先: (独)JICA青年海外協力隊事務局 応募相談窓口
03-5226-9813
[email protected]