PDF(58KB)

CDR による重症度アセスメント
疑わしい
(0.5 点)
なし(0 点)
記憶
地域
社会
の活動
家庭
および
趣味
身の回
りの世
話
計算す
るポイ
ントは
中等度(2 点)
重度(3 点)
記憶障害なし,あ
るいは軽度の断続
的な物忘れ
軽度の物忘れ
が常に存在出
来事を部分的
に思い出す
“良性”健忘
中等度の記憶障害
障害は最近の出来事
についてより著しい.
障害は日々の生活を
妨げる
重度の記憶障害
十分に学習したこと
のみ保持新しいこと
は急速に記憶から消
失
重度の記憶障害
断片的なことのみ
記憶に残存
十分に見当識があ
る
時間的前後関
係に軽度の困
難があること
を除き十分に
見当識がある
時間的前後関係に中
等度の困難がある
検査の場所について
の見当識は正常.他の
場所についての地理
的見当識障害がある
かもしれない
時間的前後関係に重
度の困難がある.た
いていの場合,時間
的見当識は障害さ
れ,地理的見当識も
しばしば障害される
自分についての見
当識のみが保たれ
ている
日常の問題を解決
し,仕事上および
金銭上の問題を十
分処理できる
過去の実績と比較
し,遜色のないす
ぐれた判断力
問題解決,類似
点および相違
点に軽度の障
害がある.
問題解決,類似点およ
び相違点に中等度の
困難がある
たいていの場合,社会
的判断力は保持され
ている.
問題解決,類似点お
よび相違点に重度の
障害
たいていの場合,社
会的判断力は障害さ
れている
判断あるいは問題
解決ができない
仕事,買い物,ボ
ランティア,社会
集団において,通
常のレベルでは自
立して機能する
左記の活動に
軽度の障害が
ある
左記の活動のいくつ
かに,まだ携わってい
るかもしれないが,自
立して機能できない
通り一遍の検査だと
正常そうに見える
家庭外において,自立して機能するように
は見えない
家庭外の会合に連れ
て行ってもらえるく
らい健康そうに見え
る
家庭外の会合に連
れて行ってもらう
には,具合が悪す
ぎるように見える
家庭生活,趣味お
よび知的興味の十
分な保持
家庭生活,趣味
および知的興
味は軽度に障
害されている
家庭における機能は
軽度だが明確に障害
されている
より困難な家事はや
めている
より複雑な趣味や興
味の喪失
単純な家事のみの維
持.非常に限られた
興味が不十分に保持
されている.
家庭において,重
要な機能が果たせ
ない.
促すことが必要
着衣,衛生,身の回
りの品の保管などに
手伝いが必要
身の回りの世話に
おいて,多くの助
けが必要頻繁に失
禁がある
見当識
判断力
と
問題解
決能力
軽度(1 点)
自分の面倒は自分で十分みること
ができる
①原則として、
記憶の評価が
優先される。
たとえば、記憶
が 0.5 点で、そ
れ以外の項目
が 0 点の場合、
CDR は 0.5 点と
なる。
②記憶が 0 の場合、
ア)記憶以外の2つ
以上の項目の点数
が 0.5 以上の点数で
なければ、CDR は 0
である。
イ)記憶以外の 2 つ
以上の項目が 0.5 の
場合、CDR は 0.5 と
なる。
③記憶以外の項目
の 1 つもしくは 2 つ
が記憶の点数と同
じである場合、3つ
以上の記憶以外の
項目が記憶よりも 1
ランク大きい(小さ
い)場合を除いて、
記憶の点数が CDR
となる。
④記憶以外の項目が 3 つ以上同点の場合、
ウ)記憶と同じ点数である場合は、CDR は
記憶の点数となる。
エ)記憶の点数よりも 1 ランク大きいか小
さい場合、CDR の点数は、記憶以外の 3
つ以上の項目が示す数となる。
オ)記憶の点数よりも 1 ランク大きく(も
しくは小さく)、かつ残り 2 つの記憶以外
の項目が記憶の点数よりも 1 ランク小さ
い(もしくは大きい)場合、CDR は記憶の
点数となる。