普及現地情報 発信年月日:平成 28 年(2016 年) 8月 17 日 所 属 名:東近江農産普及課東部 番 号:D16009 部 門 分 類:170(花き) 発 信 者 名:籠、丸山、溝口 仏花用中輪ギクの市場出荷が始まる! 仏花需要に対応した短茎中輪ギクの出荷が8月3日から 10 日にかけて行われました。 中輪ギクは一般的に 80 cm 規格で流通していますが、組花加工業者には関西仏花に対応 した短茎中輪ギクが欲しいとの声が根強くありました。 そこで、このニーズに対応した規格の中輪ギクの栽培を当課から働きかけ、今年から集 落営農法人や大規模水稲農家など6戸の農家で始まりました。 当課はJA、農業革新支援部と協力して栽培技術指導とともに市場とのマッチング活動 を支援してきました。その結果、8月3日から 10 日の需要期に約 18,000 本の短茎中輪ギ クが市場へ出荷されました。 取り組まれた農家からは、栽培が5月下旬から始まるので水稲育苗後のハウスに導入で きること、電照により収穫時期を調整できること、少量土壌培地耕システムの利用により 栽培管理が容易であることが評価され、また、市場とのマッチング活動により安定した価 格で取引されたことから、次年度以降、面積を増やしたいとの声が聞かれました。また、 組花加工業者等の実需者には廃棄する茎葉が少なく、廃棄コストの削減につながると好評 でした。 市場における仏花用中輪ギクの需要はまだまだ大きく、当課では今後も短茎中輪ギクの 栽培を推進します。 収穫直前の中輪ギク 収穫作業 調整作業 箱詰め指導
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