2016年9月23日(金曜日)の一般質問要旨(PDF:300KB)

平成 28 年9月焼津市議会定例会
一般質問者及び質問要旨
第4日(9月 23 日)
13
鈴木浩己議員(質問方式
答弁を求める者
1
一問一答)
市長
公共データの利用促進と民間開放(オープンデータ)について
国のIT総合戦略本部において、公共データの活用促進に取り組むための戦略として「電子行
政オープンデータ戦略」を策定し、昨年2月に内閣官房から地方公共団体オープンデータ推進
ガイドラインが公開され、自治体が取り組む際には、地域の課題を解決するという視点が重要
であるとした上で、取組体制や公開ルール、情報公開制度との関係などについての方針を示し
ており、オープンデータ化を推進しています。
少子高齢人口減少社会を迎える中で、行政の保有する多種多様な公共データの利活用は、市
民への行政サービスの向上、地域経済の活性化等を通じ、地方創生にも資するものと言われて
おります。
(1) 公共データの情報管理について
ア 情報の種類と管理所管について
イ 情報の活用と共有など運用について
(2) オープンデータ化の推進について
ア オープンデータ化の現状と今後の計画
イ オープンデータ化で想定される効果
(3) 地域課題の解決や生活に役立つ情報提供アプリについて
ア 情報提供アプリの現状と課題
イ 情報提供アプリの今後の取り組み
ウ 市民協働でのアプリ開発
2
若者の政策形成過程への参画について
本市は、焼津未来創生総合戦略の目標人口として2020年までに20歳から34歳までの若者世代
の人口を約1 , 8 0 0人増加させることとしており、基本目標にも「若者とともに未来のまちをつ
くる(若者との共創)」が掲げられています。
今夏の参院選から選挙年齢が18歳以上になり、改めて若者の政治的関心を高めることが求め
られています。少子高齢化が急速に進む中で、若者の政治離れが進行すれば、若者の政治的影
響力は低下し、社会の沈滞化に繋がります。若者の政策形成過程への参画を促進するなど、若
者が社会における影響力を実感できるような取り組みを積極的に進めることが重要であると考
えます。
(1) 各種審議会等の若者の登用状況と今後の取り組み
(2) 若者が議論をして政策提言ができる仕組みづくりについて
14
杉田源太郎議員(質問方式
答弁を求める者
一問一答)
市長
1
新庁舎建設候補地選択とその後の住民合意形成について
昨年11月候補地を提案、5ヵ所での説明会、基本計画策定を2月議会で採択・ ・ ・「市民の意
見」は本当に反映されてきたのでしょうか。
1
新庁舎問題はさまざまな角度から本議会一般質問で何回も取り上げられてきました。多くの
市民は市「当局の決定」に対し防災、庁舎のあり方、税金の使い方等声を上げています。そし
てこの「決定」から今日までの当局の進め方ついて、またそれを受けて議会が何をしてきたの
かに疑問を投げかけています。
市が行ったアンケート、2年半「市民会議」が行ってきた議論・ ・ ・これらは市が候補地を決
定する前のものです。3候補地 から市長の「総合的判 断」で現位置決定にな りました 。「決
定」を受けてからの市民の声を十分聞き、議会で市民の負託を受けた議員が議会で責任ある議
論を行い、その経緯を市民に明らかにして市民合意を諮る民主主義が貫かれなければなりませ
ん。
「決定」「説明会」「2月議会」わずか3ヶ月です。市民の間には行政・議会への怒り、失
望が渦巻き落胆、諦めも多く感じます。「公共施設は誰のものか」、「巨額の税金が使われる
再編についてもう一度原点に帰るべき」との大きな声が起こっています。
公共施設は究極的には住民のもの、公共施設は住民による自治計画として位置づけられなけ
ればなりません。この観点を欠いた公共施設再編・統廃合は早晩行き詰まるか、行政と地域住
民との間で深刻な対立を引き起こします。
市民説明会で市長選がらみの発言もありました。6月議会深田議員の質問「まだ十分使用可
能な庁舎、分庁舎方式も含めて住民合意へのアンケート提案」に「長い時間を掛けて各段階を
適切に積み重ねて得られた結論」だからアンケート調査はやらない、また「市議会では特別委
員会や本会議で議論を重ねた」と答弁しました。
現位置での建設予算70億円、合併推進債90%(その半分は交付金でまかなわれる)公共施設
建設基金からの繰り出しを予定されていると思います。「これが一番安上がり」「説明会を開
きその経過を広報で知らせる、手続きは踏んでいる」と言いたいのだと思います。公共施設の
あり方の議論は、本当はそこからが本番であって、住民合意形成過程が抜け落ちた予算執行は
「公共施設は究極的には住民のもの」であるという観点を欠いたものになり税金の使い方とし
て正しくありません。
議会傍聴は公民館でもできる、本来他の庁舎での手続きもどこの庁舎でもできる、行政レベ
ルのあるいは職員間討議、会議については移動しなくても出来る様々な技術を駆使してそのム
ダを省く。民間では当たり前のこと、知恵を絞りましょう。やれることはまだまだあります。
職員の視察(スペースの有効利用等)での成果を発揮するときです。
下田市では過去3回の市長選で新庁舎問題が争点となり住民合意を得ない建設方針提案が2
度市民から否決されその都度市長交代となっています。
日本共産党は先に提案させていただいていますがまだ使用できる各庁舎は使い、分庁舎とし
て市民が不便を感じる事案は行政の努力でできるだけ解消していこうではありませんか。
今日の日本全国で起きている自然災害は想定を超えるものが増えてきています。今は職員も
住民とともに命・財産・くらしを守る地震・津波避難対策を最優先で取組むべきです。
(1) 具体的な提案がされてからこそ市民の意見を十分時間を掛けて聞き、議論がされなければ
なりません。「市民から計画の見直しを求める署名や要望書、推進を期待する意見書が あ
る」と答弁されています。
それらの声をどのように取り扱うのでしょうか
(2) 現在焼津市の置かれた厳しい財政状況の下、庁舎のあり方・建設時期についてどのような
検討をしましたか
(3) 特別委員会提言(H26.11定例会)から
ア 「市民会議などで市民の声を広くかつ十分に聞き、できる限り合意形成に努力するこ
と」とあります。市民会議は市民の声を十分聞きそれが反映されたのでしょうか。
市長はどの報告等をもって反映されたと判断されましたか
イ 「市議会の意見・提言を尊重」とあります。
2
市長が尊重した意見・提言とは具体的に何か示してください
(4) 今までのそしてこれからの議論、市民からの意見はこれからの行政運営でムダになるどこ
ろか、焼津市の誇るべき財産にもなります。
公僕としてムダを省く、耐用年数を考慮して基金の積み立てもしながら庁舎のあるべき姿
を議論しなおすことを求めます。
いかがですか
2
図書館のハード面整備における市の考え方ついて
今年2月定例会で市立図書館のあり方、進むべき方向を主にソフト面からサービス指数で焼
津の図書館がどのような位置にいるかを示し質問しました。県内図書館と比較をしてサービス
指数の県内平均は残念ながらほとんどが低いのが現実です。
しかし教育長答弁では図書館運営の基本姿勢、基本理念について「図書館は市民が誰でも利
用できる知の拠点であり、創造の芽を育てる場」とし「生涯学び、人と地域が育つ、つなげる
図書館」と明確です。
また図書館のサービス・運営改善の重点項目についても「市民のニーズに応える資料の充
実」、「児童サービスを提供」、「市民の研究や課題解決に適切な資料を提供できる相談業務
を充実」と位置づけされています。
そしてその運営改善について基本姿勢、基本理念に立ち返り職員間でさまざまな角度から提
案し討議を重ね、行動を起こし振り返り、次のアクションを討議して行動に移しています。私
自身も図書館カウンターでのレファレンスやBGMの試行等職員のみなさんのモチベーション
の高さを感じています。ソフト面での構えはできています。
昨年3月の「再編プラン行動計画」で示されていた「機能改善」「統合・集約等」からの
「基本方針」決定が平成28年度と1年延期されましたがソフト面での準備は着実に進んでいま
す。
総務文教委員会では那覇市に続き田原市の図書館視察で、想像をはるかに超える機能と実践
を目の前にしてカルチャーショックを受けてきました。行政内で一番アグレッシブな部署とし
て評価され、ハード・ソフト両面で行政と市民を結ぶ発信基地となって行政側からも、市民も
ここで基本理念に基づくサービスを受けていました。市外・県外からも多数の来館があり、
「生きる力」に魅せられ「住みたいまち」を感じているようです。
総合計画で示される6つの「まちづくり」政策、「みんなが安心して暮らす」「安全で快
適」「豊かな心を育てる」「活力ある産業とにぎわい」「人と自然が調和する」「市民と行
政がともに創る」、図書館はこれら全ての発信基地になることができます。「第5次焼津市
総合計画」後期基本計画における図書館の施策は「 生き る力を 伸ばす 社会 教育 の充実 」 で
す。ここで市長に伺います。
公共施設マネジメント基本計画に基づき、公共施設の再編を検討しているところですが、
焼津市の図書館の延床面積、設置地域についてどのようにあるべきとお考えですか
3
交通事故のないまちづくり、犯罪のないまちづくりについて
焼津市総合計画の後期基本計画策定:2安全で快適なまちづくり(5)・(6)の関連で質
問します。
行政そして市民参加の様々な交通安全、防犯組織が情報発信を行い交通事故、犯罪行為をな
くすために活動し、私たち市民のくらしの安全を見守っています。
小中学生の登校下校時間帯に交通安全で保護者の見守り、ビブスをつけた地域の「見守り
隊」が随行。自治会や市の行事で会場及び周辺での交通安全、防犯活動、目に付くところに交
通安全・防犯ののぼり・ ・ ・が安心な市民活動・市民生活を支える大きな役割を果たしていると
いつも感じています。
3
(1) 交通安全について(交通事故のないまちづくり:成果指標)
2012年交通(人身)事故件数1452件(高齢者444、児童生徒183)、2014年:1206件、2015
年:1215件(高齢者439、児童生徒167:幼児31小59中59高57)10万人当たりの事故件数とし
て高齢者は県内ワースト3
後期基本計画の2018年目標値は1200件(高齢者361、児童生徒130)です。
ア 交通安全については定期的に関係部署で報告点検見直しが行われていると思います。
交差点での事故、幼児児童生徒、高齢者の事故発生・ ・ ・事故の発生を極力減らす、目標
値を大幅に減少させ少しでも早く達成するため行われている重点対策はなんですか
イ 交通安全関係では活動休止中含め11の組織があり、各組織の名称が似かよっています。
どこから委嘱されているのか、自主組織なのか、個人的にやられているのかわかりにくい
ところがあります。行政・市民各組織が相互にどのように情報を共有し連携をとっていま
すか。
各組織の活動が報告され事故事件未然防止に向けての年4回の会議で対策が検討されて
いるとのことですがその具体的取り組みはどのようなものですか
(2) 防犯について
防犯関係では焼津警察署から委嘱を受けている市民組織(地域安全推進員)のみなさんは
市内8ヶ所交番単位で活動しています。
昨年大井川地区自治会のみなさんとの懇談の席で「大井川地区地域安全推進員総会資料」
の資料をいただき、活動をされている方たちのお話を伺ってきました。年間61事業のボラン
ティア活動で市民のくらしの「安全」と「防犯」に携わっていることを知りました。驚きと
改めて敬意を示すものです。多くの方が長期にわたって交通安全、小中学生の登下校の安全
を「見守り隊」等も兼務して活動していただいています。
「防犯」の活動と「交通安全」の活動は互いに重なる部分が多くあります。交通安全関係
組織名と似かよっていることもあり各組織、その活動主体が市なのか・警察なのか市民にと
って各組織の活動内容、構成、規模そして運営わかりにくいです。
毎年年度末、地域の小学校の生徒のみなさん主催の「感謝のつどい」があります。見守
り、交通安全、防犯、学校図書館、お米作り、商工会・ ・ ・様々な分野で学校と係わった方た
ち、私もその一人として招待されます。生徒のみなさんの気持ちを伝えてもらうだけでこち
らが感謝です。他の小学校でも取組まれているかもしれません。地域の子どもさんとふれあ
うことで多くのボランティアのみなさんの心が温かくなり安全への思いも強くなってい ま
す。
ア くらし安全課に防犯担当はあるが地域安全推進員との連携はないようです。「県からの
いろいろな防犯活動の働きかけにもう少し積極的に」活動してほしいという推進員の方か
らの声もありますがどう応えていただきますか
イ ボランティアですからおのずとその活動にも限界もあると思います。大井川交番管内23
名がこれだけたくさんの活動をされ、その予算は大井川地域自治会から協力をもらってい
るだけです。青パト巡回のガソリン代は自腹とのことです。活動プラン・アイデアそして
やる気はあっても資金がなく活動に活かせません。
「感謝の気持ち」と同時に活動に対する資金的援助は検討できないでしょうか
ウ くらし安全課HPに「地区安全会議」が説明されています。「犯罪の起きにくい地域づ
くりを目的として自主的に結成された防犯組織」と定義され、市内7地区9つの組織が設
立されその活動内容が紹介されています。その具体的な活動と「交通安全関連組織」「地
域安全推進員」の活動との関係はどのようになっていて、市は活動にどのように係わって
いますか。
市はまだ立ち上がっていない「 地 区 安 全 会 議 」の立ち上げに市は係わっていくのです
か。
4
(3) 市民情報への対応
市民からの交通安全、防犯に関する情報提供は「事故事件をなんとか未然に防ぎたい」と
いう切実な思いからです。「決め事」に則った自治会への報告、自治会からの要望書等も必
要かもしれません。予算、危険度、重 要 度 等 か ら 優 先順 位も 決 ま っ て く る もの だと 思 い ま
す。
交通安全、防犯は共通する分野が多くあります。関係する部署団体市全体で、自分の地域
でどのような情報提案がされているか共通の認識ができることが大切です。
交通安全・防犯に関する市民からの情報、要望がどのように出されているか。そしてそ
の対応がどのようにされ、どのような状態になっているか、現在行われている検討会議と
も連携しながら定期的にHP等で地域ごと、時系列で関係者が、一般市民が確認できる体
制を検討できますか。
行政と市民が有機的に協同して対応していくことが市の目的(交通事故を未然に防ぎ事
故件数を減らす、犯罪から市民を守り被害を減らす)にあったことではないでしょうか
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小栁津健二郎議員(質問方式
答弁を求める者
一問一答)
市長
1 豊田公民館の建て替えについて
(1) スケジュールについて
平成29年度に豊田公民館建設基本構想を策定予定と聞いているが、今後のスケジュール
について伺う
(2) 地域住民の意見の反映について
基本構想の策定など建て替えまでの過程において、住民の意見を充分に反映して丁寧に
進めていただきたいと考えるが、具体的にはどのように進めていく予定か
(3) 施設及び敷地について
ア 東益津公民館や和田公民館のような他の施設との合築・複合化について、どのように考
えるか
イ 現状は駐車場が不足しているとの声が多く聞かれるが、敷地規模はどのように考えるか
2 狭あい道路整備事業について
(1) 狭あい道路の状況について
ア 市内狭あい道路の状況について伺う
イ 平成15年度の事業開始から現在までの整備状況について伺う
(2) 事業推進に向けた取り組みについて
ア 狭あい道路整備に係る課題や問題点をどのように捉えているか
イ 課題や問題点を踏まえ、事業推進のため、どのような取り組みを行っているか
ウ 事業推進のため、現行の手法(路線単位)・制度(助成)について検討が必要と考える
がどうか
3 電線類の地中化(無電柱化)について
(1) 電線類の地中化(無電柱化)の状況について
市内道路における電線類の地中化(無電柱化)の状況について伺う。
(2) 電線類の地中化(無電柱化)によるメリットと今後の取り組みについて
電線類の地中化(無電柱化)により、道路交通の円滑性や安全性の確保、台風や地震等
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の災害時に、電柱倒壊による直接的な被害や道路上への電柱倒壊による避難・救援活動の
妨げなどの未然防止、市街地等の良好な景観形成などのメリットがあるが、今後の取り組
みについてどのように考えているか
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