帆走指示書 - 江の島ヨットクラブジュニア

だい
かい お ざ わ きち た ろ う き ね ん しょうねんしょうじょ
第30回小沢吉太郎記念 少 年 少 女 ヨットレース
は ん そ う し じ し ょ
帆走指示書
ほんた いかい
きそく
こくさい
て い ぎ
きょうぎ き そ く
き そ く
本大会は、「2013-2016国際セーリング競技規則」(以下RRSとする)に定義された「規則」
1.規則
てきよう
を適用する。
きょうぎしゃ
2. 競 技 者 へ
こうしき
けいじばん
掲示板に掲示される。
つうこく
の通 告
はんそうしじしょ
3.帆走指示書
へんこう
こうしき
さいしょ
帆走指示書に変更がある場合は、その日最初のレースのスタート60分前までに公式
けいじばん
にってい
掲示板に掲示する。ただし、第2日目の日程についての変更がある場合には、第1日目の
18:00までに公式掲示板に掲示する。
の変 更
りくじょう
4. 陸 上 およ
せ っ ち
(1)
び海上で 発 す
陸上で発する信号は、陸上本部(江の島ヨットクラブジュニア教室前)に設置され
あ
たフラッグポールに揚げられる。
はっ
しんごう
せ っ ち
りくじょう ほ ん ぶ
競技者への通告は、陸上本部(江の島ヨットクラブジュニア教室前)に設置された公式
回答旗が陸上で掲揚された場合、レース信号回答旗説明文中の「1分」を「30分
お
る信 号
し ん ご う か い と う き せつめい
けいよう
か い と う き
(2)
か
以降」と置き換える。
おんきょう
(3)
せい
音響信号1声と共に掲揚されるD旗は、「予告信号は、D旗の掲揚後30分以降に
てい
発する。この信号を発するまでは、艇はハーバーを離れてはいけない」ことを意味
する。
うんえ いてい
(4)
けいよう
海上にて、運営艇にN/H旗、N/A旗、AP/H旗またはAP/A旗が掲揚されたときに
き そ く
すみ
は、規則レース信号に定められたそれぞれの意味に加え、「速やかにハーバーに
きちゃくしんこく
帰り帰着申告しなさい」を意味する。
1
5.レースの
9月18日(日)
8:45~9:00
にってい
日程
9:55
10:00
9月19日(月)
9:25
9:30
OP級Aクラス2日目の最初のレース予告信号
OP級Bクラス2日目の最初のレース予告信号
14:25より後には、予告信号を発しない。
16:30(予定)
6.レースの
せいりつ
開会式およびスキッパーズミーティング
(江の島ヨットクラブジュニア教室前)
OP級Aクラス第1レース予告信号
OP級Bクラス第1レース予告信号
以降のレースは順次行います。
ひょうしょうしき
表彰式、閉会式(江の島ヨットクラブジュニア教室前)
てんこう
しょうか
レースは全6回戦とする。ただし、天候その他の事情によりすべてのレースが消化できなく
じ っ し
成立
ても、1レース以上の実施をもって成立とする。
じゅんえん
また、1レースも実施できない場合の順延は行わない。
き
7.クラス旗
クラス
OP級Aクラス(上級)
OP級Bクラス(初中級)
旗
OPマーク+A(白地に黒文字)
OPマーク+B(赤地に黒文字)
8.レースエリア
レースエリアは、湘南港江の島沖A海面とする。
ふうこう
は こ う
さいりょう
ただし、レースエリアは、風向や波高その他の理由により、レース委員会の裁量で変更で
きるものとする。
(a) D旗掲揚前に変更する場合には、公式フラッグポールにL旗を掲揚し、公式掲示板に
掲示する。
(b) D旗掲揚後に変更する場合には、「江の島ヨットクラブジュニア旗」を掲揚する運営艇
せんどう
(以下「本部艇」という)にL旗を掲揚し、変更したレース海面に先導する。
9.コース
つ う か
(1)
各レグのおおよその角度、通過するマークの順序、およびそれぞれのマークの通
て ん ぷ
(2)
(3)
(4)
10.マーク
(1)
(2)
(3)
過する側を含むコースは、帆走指示書の添付図とする。
予告信号以前に、レース委員会の本部艇に、最初のレグのおおよそのコンパス
方位を掲示する。
OP級Aクラスのコースは、スタート→①→②→③(ゲート)→フィニッシュとする。
OP級Bクラスのコースは、スタート→①→フィニッシュとする。
マーク①、②、③は、高さ約1.5mのオレンジ色の円筒形のブイとする。
スタート・マークは、スターボードエンドに位置する「江の島ヨットクラブジュニア旗」
を掲揚する本部艇とポートエンドに位置する「オレンジ色旗」を揚げたブイとする。
ただし、本部艇のラダーを保護するために、そのスターンの直近に浮かべたオレ
ンジ色のブイがある場合それもマークの一部である。
フィニッシュ・マークは、スターボードエンドに位置する「青色旗」を掲揚する運営艇
とポートエンドに位置する「オレンジ色旗」を揚げたブイとする。但し、OP級Bクラス
えんとうけい
(4)
は黄色の円筒形ブイとする。
規則33に基づきC旗を掲揚している運営艇もマークである。
2
11.スタート
(1)
レースは、RRS.26を用いて、下表の通り予告信号をスタート信号の前5分として
スタートさせる。ただし、レース委員会は、スタート順序を、予告信号で掲揚するク
ラス旗の種類により変更することができる。
こうぞく
(2)
かんかく
じゅんじ
後続のクラスは、5分間隔で順次スタートする。後続のクラスの予告信号は、通
常、先にスタートするクラスのスタート信号と共に発せられる。
ただし、先にスタートするクラスがゼネラルリコールとなり、再スタートする場合は、
じ ど う て き
(3)
(4)
(5)
自動的に後続クラスのスタートは遅れる。その場合、先のクラスのスタート信号と
共に掲げられた後続クラスの予告信号旗は、速やかに降下される。この項は、
RRS.26を変更している。
スタート・ラインは、スタート・マーク上に「オレンジ色旗」を掲揚しているポールの
間とする。
スタート信号の4分より後にスタートする艇は、DNSと記録される。この項は、
RRS.A4を変更している。
予告信号が発せられていない艇は、スタートエリアから離れ、予告信号が発せら
さ
れたすべての艇を避けなければならない。
ていたい
(6)
U旗が準備信号として掲揚された場合には、スタート信号前の1分間に、 艇体、
じょういん
そ う び
りょうたん
乗員または装備の一部でも、スタート・ラインの両端と最初のマークとで作られる
い は ん
とくてい
三角形に中にあってはならない。 艇がこの規則に違反して、特定された場合に
しんもん
しっかく
は、その艇は審問なしに失格とされる。ただし、レースが再スタートまたは再レー
え ん き
ちゅうし
しっかく
ス、またはスタート信号前に延期または中止された場合には、失格とはされない。
これはRRS. 26を変更している。
てきよう
(7)
クラス
OP級Bクラスのスタートには、RRS.30(スタートのペナルティ)は適用しない。
時間
信号
予告信号の5分
以前
旗の動作
音響信号
レース実施
「オレンジ色旗」を掲揚
音響1声
スタート5分前
予告信号
「OPA旗」を掲揚
音響1声
4分前
準備信号
P旗、I旗、U旗または黒色旗を掲揚
音響1声
1分前
1分前信号
P旗、I旗、U旗または黒色旗を降下
長音1声
スタート信号
「OPA旗」を降下
音響1声
スタート5分前
予告信号
「OPB旗」を掲揚
音響1声
4分前
準備信号
P旗を掲揚
音響1声
1分前
1分前信号
P旗を降下
長音1声
スタート信号
「OPB旗」を降下
音響1声
OPA
0
OPB
0
12.コースの
つぎ
次 のレグの
へんこう
変更
せ ん と うてい
かいこう
いちじる
先頭艇が第3マークを回航する以前に 著 しい風向の変化があった場合、レース委員会は
フィニッシュ・ラインをRRS.33に従い移動することができる。この変更については、新しい
せ っ ち
つうこく
マークがまだ設置されていなくても、先頭艇が次のレグに入る前に通告する。この項は、
きゅうさいようきゅう
RRS.33を変更している。ただし、元のコースの形が崩れたことは、艇による救済要求の根
拠とはならない。この項は、RRS.62.1への追加である。
3
13.フィニッシュ フィニッシュ・ラインは、フィニッシュ・マーク上の「オレンジ色旗」を揚げたポールの間とす
てきよう
る。この項は、RRS.32.2が実施される場合は適用されない。
14.ペナルティ
い は ん
そ く じ
RRS.42違反に対する即時のペナルティとして付則Pを適用する。
ふ そ く
こ う ぎ い こ う
ただし、付則P2.3は適用せず、付則P2.2を「最初の抗議以降の抗議に適用する」と変更
する。
15.タイムリミッ
ト
こうぎ
16.抗議と
きゅうさい
それぞれ各クラスの先頭艇がコースを帆走して、フィニッシュ後15分以内にフィニッシュし
ない艇は、DNFと記録される。この項は、RRS.35、A4とA5を変更している。
(1)
ようきゅう
抗議する時には、最初の適当な機会に「プロテスト」と声をかけ相手に意思を伝え
るとともに、フィニッシュ後にフィニッシュボートのスターボード側から運営に対して
たいしょう て い
救 済の要 求
その意思と対象艇を伝えること。なお、フィニッシュ後レース委員会に対してその
し え ん てい
せっしょく
意思を伝えるまでの間に、支援艇の乗員とはいかなる接触もしてはならない。
こ う ぎ し ょ
しめきり
(2)
抗議書は、陸上本部で入手できる。抗議は、抗議締切時間内に陸上本部に提出
されなければならない。
(3)
抗議締切時間はすべてのクラスに共通で、その日の最終終了クラスのレース終
了後、60分とする。また、同じ抗議締切時間をレース委員会とプロテスト委員会に
よる、レースエリアで目撃したケースに対する抗議および救済の要求に適用す
る。この項は、RRS.61.3と62.2を変更している。
(4)
当事者であるか、または証人として名前があげられている審問に関わっている競
技者に通告するために、抗議締切時間後15分以内に公示を掲示する。審問は、
と う じ し ゃ
しょうにん
しんもん
しんもんじょ
陸上本部が指定する審問所において始められる。
(5)
RRS.61.1(b)「レースエリアで目撃した… 抗議締切時間内にその艇に伝えなけれ
こうしきけいじばん
ばならない。」を「レースエリアで目撃した…抗議締切時間内に、公式掲示板に掲
示しなければならない。」に変更する。
い は ん
(6)
SI 14に基づきRRS.42違反を認めたか、またはプロテスト委員会により失格とさ
れた艇のリストは、抗議締切時間前に掲示される。
(7)
SI 18、19、21の違反は、艇による抗議の根拠とはならない。これはRRS.60.1(a)
を変更している。これらの違反に対するペナルティは、プロテスト委員会が決めた
こんきょ
しっかく
けいげん
場合には、失格より軽減することができる。
とくてん
17.得点
本大会の得点合計の算出は以下の通りとする。
せいりつ
(1)
4~6回のレースが成立した場合、その艇の得点は、最も悪い得点を除外した得
点合計となる。
(2)
1~3回のレースが成立した場合、その艇の得点は、除外なしの得点合計となる。
この項は、RRS付則A2を変更している。
4
あんぜんきてい
18.安全規定
い ふ く
こ じ ん よ う ふ よ う
(1)
衣服を一時的に追加したり脱いだりする場合を除き、各競技者は、個人用浮揚用
具を水上にいる間は常に適切に着用しなければならない。これは、規則40を変更
している。
(2)
選手は、出艇前の予告信号予定時刻の70分前から20分前までの間に出艇申告
所に用意された 申告用紙に出艇のサインをしなければならない。また、帰着後は
すみやかに申告用紙 に帰着のサインをしなければならない。申告は、出場する
選手自身で行い、他人に頼んではならない。
(3)
レースからリタイアする艇は、できるだけ早くレース委員会またはレスキュー艇に
伝えなければならない。 また、出艇申告所にある申告用紙にリタイアしたレースを
記入しなければならない。
(4)
選手の帰着を早急に確認するため、陸上でB旗が掲揚された場合、選手は、B旗
掲揚後60分以内に帰着のサインをしなければならない。B旗は帰着前のレースが
終了、中止または 延期された時刻以降に掲揚される。
(5)
救助を求める選手は、笛を吹き手のひらを広げて大きく振ること。なお、レース委
ふえ
けんげん
員会は、参加者の意向に関わらず救助する権限を持つ。このことは規則62.1(a)
による救済の根拠とはならない。
そうび
19.装備と
(1)
けいそく
計測 のチェック
(2)
うんえいてい
20.運 営 艇
(1)
(2)
(3)
しえんてい
21.支援艇
(1)
(2)
むせんつうしん
22.無線 通信
艇または装備は、レース委員会またはプロテスト委員会により、クラス規則と帆走
指示書に従っていることを確認するため、いつでも検査されることがある。水上で
艇は、レース委員会計測員により検査のために直ちに指定したエリアに向かうこ
とを指示されることがある。
前項の規定はOP級Bクラスには適用されない。
運営艇の標識は、黄色旗とする。
プロテスト委員会艇の標識は、白地に黒文字で「PROTEST」を記された旗とす
る。
レース委員会に指定された支援艇がレスキュー・ボートとして行動する時の標識
は、「ピンク色旗」+「黄色旗」とする。
支援艇は、レース委員会より支給されるピンク色旗の標識をつけなければならな
い。安全かつ円滑なレース運営のため、支援艇には430MHz無線を携帯すること
が望まれる。
チームリーダー、コーチその他の支援要員は、下記の指示に従うものとする。
・OP級Bクラスに対しては、安全・指導のためレース海面内で常時支援すること。
ただし、レースの障害になってはならない。
・運営艇にグリーン旗が掲げられた場合には、「すべての支援艇はコース内に入
り救助活動をせよ」を意味する。
・運営艇にグリーン旗が掲げられていない場合には、OP級Bクラスの支援時以外
は「支援艇はコースの100m以上外側にいなければならない」を意味する。
きんきゅう
(1)
緊急の場合を除き、艇は、レース中無線送信も、すべての艇が利用できない無線
じゅしん
(2)
せいげん
けいたい で ん わ
通信の受信もしてはならない。またこの制限は、携帯電話にも適用する。
コース取りの勉強のため、GPSコース記録装置は、事前に申請があった場合に
許可される。ただし、レース中、GPSを操作したり、画面に表示される数値を読み
取ってはならない。
5
しょう
23. 賞
せきにん
24.責 任 の
ひにん
否認
ほけん
25.保険
(1)OP級Aクラス優勝者に、小沢吉太郎杯(持ち回り)、なぎさパーク賞を授与する。
(2)賞状を次の通り与える。その他レース委員会が別に定める賞が与えられる。
OP級Aクラス
1位から3位 トロフィーおよび賞状、4位から6位 賞状
小学生の部
1位から3位 トロフィーおよび賞状、4位から6位 賞状
OP級Bクラス
1位から3位 トロフィーおよび賞状、4位から6位 賞状
(3)OP級Aクラス上位者は、2017年全日本OP選手権出場枠を日本OP 協会に推薦す
る。
みずか
競技者は、完全に 自 らのリスクでレガッタに参加している。規則4(レースをすることの決
定)参照。主催団体は、各レガッタ前、レガッタ中またはレガッタ後、と関連して受けた物的
損害または個人の負傷もしくは死亡による対する責任を否認する。
それぞれの参加艇は、参加に際し当日有効なスポーツ保険に参加していなければならな
い。
6
添付図
1マーク
オレンジ色、円筒型
60°
2マーク
フィニッシュアウター
120°
スタートアウター
フィニッシュ
ライン
フィニッシュボート
スタートライン
本部船
本部艇
3マーク
3マーク
3S
3S
3P
3P
コース図その1
スタート
①
②
③
コース図その2
③
フィニッシュ
図1 コース図 OP級Aクラス
7
1マーク
オレンジ色 円筒形
黄色 円筒形
スタートライン
スタートアウター
フィニッシュ
ライン
本部艇
フィニッシュ時に掲揚
スタート → ① → フィニッシュ
図2 コース図 OP級Bクラス
8