八戸市下水道台帳管理システム基本計画策定業務 特記仕様書 1 適用

八戸市下水道台帳管理システム基本計画策定業務
1
特記仕様書
適用
本仕様書は「八戸市下水道台帳管理システム基本計画策定業務委託」に適用す
る。
2
目的
本業務は、日常の下水道管路の維持管理業務向上を図るとともに、今後直面す
る「下水道法に基づくストックマネジメント計画策定」及び「下水道事業の公営
企業会計移行業務」を見据え、効率的で発展性が高い最適な下水道台帳システム
構築のための基本計画を作成することを目的とする。
3
業務内容
今後直面する業務を見据え、現有下水道台帳システムの課題を検証し、今後の
業務に向けて最適な下水道台帳管理システム構築のための基本計画を策定する。
4
委託業者選定方法
公募型プロポーザルとする。プロポーザルの詳細については「八戸市下水道台
帳管理システム基本計画策定業務実施要綱」を参照のこと。
5
現有下水道台帳管理システムの課題
(1)公共下水道台帳管理システム
①現在のシステムは平成 18 年度にそれまでの紙ベースの図面管理から PC 上での
検索を可能とするために必要最低限の機能を備えて導入したものである。
■地図情報
No
地図名称
形式
縮尺
範囲
備考
1 下水道台帳図(汚水)
ラスタ
1/500
A1判336枚
都市計画図1/2500
2 下水道台帳図(雨水)
ラスタ
1/500
A1判336枚
都市計画図1/2500
3 道路台帳図
数値地図
4
1/200,000
数値地図
5
1/25,000
数値地図
6
1/25,000
ラスタ
1/500
A1判1437枚
ラスタ
1/200,000 八戸市全域
ラスタ
1/25,000
八戸市全域
ベクトル
1/25,000
八戸市全域
特記-1
■下水道施設属性
種別
2 MH
属性
材質、管径、勾配、マンホール間距離、上下流管
底高、サービス管有無、竣工年度
種別、MH高さ、副管有無、竣工年度
3 ます
種別、深さ、竣工年度
4 取付管
材質、管径、延長、上流MHからの距離、竣工年度
No
1 管渠
②導入以来約 10 年が経過した現時点における維持管理業務上の主要な課題(改
善点)は下記のとおり。
区分
課題
地図情報
①地形図が古い
②住宅地図なし
①165kmが未入力
下水道情報
②管渠番号なし
③処理分区なし
④調査・清掃・修繕等維持管理記録なし
機能
①ネットワーク化(上下流追跡)なし
(2)農業集落排水台帳管理システム
①現行システムは平成 12 年度導入したものである。
②課題については次のとおりである。
区分
OS
地図情報
課題
WindowsXP
住宅地図なし
①一日市地区、豊崎地区未入力
下水道情報 ②管番号なし
③調査・清掃・修繕記録なし
機能
下流追跡のみ(上流追跡なし)
(3)未入力データ数
特記-2
■公共下水道
管きょ
未入力データ
規格
延長km
入力済
未入力
竣工図
(紙ベース)
合計
スパン
818
23,219
164
不明
982
マンホール
(箇所)
ます
(箇所)
21,867
62,021
4,400
12,800
26,267
74,821
■農業集落排水事業
地区名
6
未入力データ
管路延長
マンホール
ます
規格
(km)
(箇所)
(箇所)
入力済
市野沢
15.7
540
470
入力済
島守
19.8
720
510
小計
35.5
1,260
980
10.8
370
330
15.2
440
550
小計
26.0
810
880
合計
61.5
2,070
1,860
未入力
一日市
未入力
豊崎
竣工図
(紙ベース)
CAD
今後直面する業務を見据えた課題
今後直面する業務は次のとおり。
①腐食の恐れがある大きい管渠の抽出(改正下水道法)
②ストックマネジメント計画の策定(改正下水道法)
③公営企業会計移行(平成 32 年4月移行予定)
7
今後下水道台帳管理システムに必要な情報・機能(案)
○地図情報
①背景は最新都市計画図(1/2500)
②住宅地図
③航空写真
○下水道施設属性及び機能
①下水道管路ストックマネジメント計画策定に必要な情報及び機能
②下水道台帳調書出力
③公営企業会計移行業務への活用
特記-3
備考
H25まで
8
基本計画書の構成内容(案)
①下水道台帳管理システムに求められるもの
②最適なシステム構築
ア)現有システムの課題と活用
イ)維持管理業務の最適化を図るための機能
ウ)ストックマネジメント計画策定への活用
エ)公営企業会計移行業務への活用
③推奨する下水道台帳管理システムの参考見積価格
④データ入力業務参考見積価格
9
提供資料
一次審査で選定された事業者に対し、現有システムのデータ(一部)を提供す
る
10
準拠する法令等
本業務の実施に当たっては本仕様書によるほか、下記法令並びに規定等に準拠
するものとする。
(1)下水道法及び下水道法施行令
(2)下水道維持管理指針
(3)測量法及び測量法施行令
(4)公共測量作業規程
(5)下水道台帳システム標準仕様(案)・導入の手引き
(6)八戸市財務規則及び諸規則
(7)その他関係法令
11
質疑
受託者は関係法令及び本仕様書に明示されていない事項及び質疑を生じた事
項については委託者の指示を受けるものとする。
12
秘密の保持
受託者は、業務の遂行上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。なお、デ
ータ作成業務においては、個人情報を含むデータ等貸与するデータについて外部
への遺漏がないよう管理を徹底することとする。
以上
特記-4