﹃熱海温泉 図彙 ず

赤松文庫所蔵資料
あたみおんせん ず
い
﹃熱海温泉図彙﹄
さんとう
きょうざん
天保三︵一八三二︶年刊
いわせ
岩瀬︵山東︶ 京 山 /編
岩瀬京水、渓齋英泉、歌川国安/画
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山東京山︵一七六九 一八五八︶は、江
戸時代後期に活躍した戯作者です。
彼は、文政一三︵一八三〇︶七月、腕と
背中の痛みを癒すため、息子の京水を伴い
熱海温泉に二週間滞在しました。この書は、
彼が熱海に滞在中に執筆したものです。
温泉に関する記述にとどまらず、熱海の
寺社や名所、名産品、年間を通しての観光
客の娯楽、旅館などの事柄が、挿絵ととも
に書かれています。