脱臭剤951W仕様書 /エアーケム951M(MSDS)

脱臭剤 951W 仕様書
用
途
性 状
pH
比 重
溶 解 性
引 火 点
安 定 性
毒性その他
使用方法
主 成 分
硫化水素・メルカプタン・アミン・アセトン・アルコール・重油臭
ラッカー臭
植物性精油を含むOW型の緑色液体
5.5∼7.0(月日と共にpHが低下するが性能には影響がない)
1.00(20℃)
全ての割合で水に溶ける。
なし(不燃性)
常温で一年以上安定。凍結すると乳化が破壊され分離することがあるが、
溶解すれば十分使用できる。直射日光の当たる場所及び50℃以上の場所
に保管しないこと。
月日と共に白濁する場合があるが性能には影響がない。
皮膚に触れても炎症は起こらない。衣服に付着しても差支えがない。
酸性・燐酸・ホルムアルデヒト及び、その重合物は含まない。
難成分解性物質を含有しない。 眼に入った時は十分に水洗する。
30倍に薄めて使用する。
植物性精油(天然品)
イオノンテルペン油・ジフェニールメタン・シィダーウッド油・オレンジ油
d−リモネン・スペアミント・ベニローヤル油・ベンズアルデヒロ・他精油
951Wの脱臭原理
951Wの脱臭原理は中和脱臭と言われる方法で、自然界の臭いの組合せに
よる中和作用を利用したもの。
中和脱臭とは・・・・自然界のそれぞれの臭気が相殺されて、臭気の減少,
あるいは無臭となる原理を応用したものです。
噴霧実施例
1.鋳造工場の実施例
悪
臭
発
生
源
原 臭
(臭気濃度)
951W 脱臭後
(臭気濃度)
備
考
生型造型ライン
(中子なし)
注 湯
冷 却
枠バラシ
730
410
230
54
40
20
E・P排気
〃
〃
生型造型ライン
(中子あり)
注 湯
冷 却
枠バラシ
970
550
540
73
30
30
E・P排気
〃
〃
排 気 量
:1,500㎥/分
951W水溶液(10%)噴霧量:1,050∼1,500ml./分(一流体方式)
試料採取場所
:排気ダクト出口
2.鋳造工場の実施例
悪
臭
発
生
源
原 臭
(臭気濃度)
951W 脱臭後
(臭気濃度)
生型造型ライン
(中子なし)
金型(開)
砂ブロー
焼 成 中
410
730
310
130
230
100
生型造型ライン
(中子あり)
金型(開)
砂ブロー
焼 成 中
550
550
550
130
230
230
混 練 中
〃
〃
〃
1400
550
230
730
180
80
55
130
混
練
場
備
考
中子造型排気量
300㎥/分
951W
5%水溶液噴霧量
120∼150
ml./分
排気量
1,500㎥/分
951W
5%水溶液噴霧量
200ml./分
試料採取場所:造型機排気ダクト出口
造型ライン:シェルマシン1機に付、金型テーブル2台回転式運転時とする。
3.印刷・塗装・繊維工場の実施例(3%∼5%の水溶液)
事
業
所
発
生
源
原
臭
処 理 臭
評価(脱臭率)
A:印刷・塗装工場
工場排気
550
130
76%
B:印刷・塗装工場
工場排気
2,300
730
68%
C:塗装工場
工場排気
3,100
550
82%
D:塗装工場
工場排気
1,300
230
83%
E:塗装工場
工場排気
970
230
76%
F:塗装工場
工場排気
1,700
550
68%
G:塗装工場
工場排気
2,300
550
76%
H:繊維製造工場
工場排気
13,000
5,500
57%
I:染色工場
工場排気
170
55
67%
J:紡績工場
工場排気(ベーキング)
2,300
970
57%
K:繊維工場
キュアリング排気
2,300
730
68%
L:染色工場
工場排気
1,700
410
75%
M:紡績工場
工場排気
9,800
1,300
86%
製品安全データシート(MSDS)
製造者情報
会 社
第一工業製薬株式会社
住 所 京都市下京区西七条東久保町55
担当部門 品質保証部
電話番号 075-322-2541 FAX番号
075-322-2539
作成 改定①
7月
4月
整理番号 AK028
製品名
担当 (作成者) 寺石昌次
1955年
1999年
1日
1日
(化学名、商品名など)
エアーケム 951M
物質の特定
単一製品・混合物の区分
: 混合物
化学名
: 植物性精油水溶液
成分及び含有量
: 植物性精油
化学式又は構造式
:
官報公示整理番号 化審法番号
: 天然物
CAS
:
No
国連分類及び国連番号
危険有害性の分類 分類の名称
応急処置
火災時の処置
--
安衛法番号 :
該当なし
--
: 該当せず
: 分類基準に該当しない。
危険性
: 水溶性のため火災・爆発の可能性はない。
有害性
: 安全な物質と推定される。
環境影響
: 難生分解性物質を含有せず。
目に入った場合
: 直ちに流水で15分以上洗顔し、後医者の診断を受ける。
皮膚に付着した場合
: 石鹸及び水でよく洗い流す。
吸入した場合
: 不快感を覚えたら、換気の良い場所に移る。水にてうがいをする。
飲み込んだ場合
: 直ちに吐き出させ、速やかに医者の手当てを受ける。
消化方法
: 火災の危険はない。
消化剤
: --
エアーケム951M
抽出時の処置
作業の際には必ず保護具(眼鏡、ゴム手袋)を着用する。
こぼれた場合は水で洗い流す。
取扱い及び
保管上の注意
取扱
:
保護眼鏡、ゴム手袋など保護具の着用
容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、または引きずる等の粗暴な取扱をしない。
保管
:
容器を密閉し、直射日光を避け、屋内・常温(30℃以下)にて保管する。
ボイラーなどの熱源の近くに置かない。
暴露防止処置
管理濃度
: 設定されていない。
許容濃度
: 日本産業衛生学会
ACGI
設備対策
保護具
物理/化学的
性 質
(1994年度版) : 設定されていない。
(1997年度版) : 設定されていない。
: 特別な設備対策は要しないが、換気を充分に行うと共に洗眼設備等を設けることが
望ましい。
呼吸用保護具 : 不要
保護眼鏡
: 普通型保護眼鏡など
保護手袋
: ゴム手袋など
保護具
: 定められた作業衣、安全靴を着用する。
外観等
: 緑色液体(固有の臭気あり)
沸点
: (水溶性)
揮発性
: なし
融点
: (水溶性)
比重
: 約1.0(20℃)
溶解度/水 : 任意に溶解
その他
危険性情報
(安定性・
反応性)
: pH 約 6.0
引火点
: なし
発火点
:
なし
爆発限界 上限
: 該当せず
爆発限界 下限
:
該当せず
可燃性
: 該当せず
発火性 (自然発火性、水との反応性) : なし
酸化性
: なし
自己反応性・爆発性 : なし
粉塵爆発性
: なし
安定性・反応性
: 通常の取扱条件(屋内・常温)においては安定
その他
: なし
エアーケム951M
有害性情報
(人についての症状、疫学的情報を含む)
皮膚腐食性 : なし
刺激性
皮膚刺激 :
データなし
眼刺激
データなし
:
急性毒性(50%致死量等を含む)
: データなし
亜急性毒性 : データなし
慢性毒性
: データなし
ガン原生
: IARCのリストになし
変異原生(微生物、染色体異常)
催奇形性
: データなし
: データなし
その他(水と反応して有害なガスを発生する等を含む) :なし
環境影響情報
分解性
: 生分解性は比較的良好
蓄積性
: 濃縮姓はない、または低い。(分解性良好)
魚毒性
: データなし
その他
: B.O.D
8,870mg/L
廃棄上の注意
大量の水で希釈する。
輸送上の注意
陸上・海上輸送
C.O.D
8,550mg/L(製品0.1%水溶液)
: 非危険物
運搬に際しては容器に漏れのないことを確かめ、転倒・落下・損傷がないよう積み込み、荷崩れ
の防止を確実に行う。
適用法令
消防法 :
安衛法 :
危険物
表 示
有機則
特化則
毒物劇物取締法
その他法規・法令
:
:
:
:
:
:
該当・否
該当・否
該当・否
該当・否
該当・否
なし
その他
問合わせ先
: 第一クリーンケミカル株式会社
・ 東部営業所 (TEL 03-3274-6068、 FAX 03-3274-6440)
・ 中部営業所 (TEL 052-571-6331、 FAX 052-586-4597)
・ 西部営業所 (TEL 075-343-5002、 FAX 075-343-1421)
引用文献
(1)外部機関測定データ
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ません。すべての化学品には未知の有害性があり得る為、取り扱いには細心の注意が必要です。
本品の適性に関する決定は使用者の責任において行って下さい。