市長賞 「小さな一歩が大きな力に」 楠田ほなみ きるのです。わたしは、アジサイ ギーとなり変化を起こすことがで しかし、どんなに小さなことで も行動を起こせば、大きなエネル しょう。 ちに飲み込まれてしまったことで わたしは、今まで何回、この気持 れてしまったことはありませんか。 めよう」という気持ちに飲み込ま みなさんは、「何か改善しよう」 と心に決めても、途中で「もうや 「 田 代 に つ い て 調 べ よ う 」 と い うテーマのもと、わたしは地域で 習がきっかけです。 知りました。それは、総合的な学 このアジサイに田代の人々の願い 持 ち に な り 元 気 が 出 ま す。 実 は、 ジサイに見守られているような気 気に花開くアジサイを見ると、ア もつらいのですが、雨の中でも元 で四キロの道のりは、雨の日とて 田代小学校6年 の花を見て、そのことを強く感じ 行われているアジサイウォーキン グについて、祖父にいくつか質問 豊かな表現力で 堂々と意見発表しました 平成 年度阿久根市小・中学校 弁論大会が8月1日、鶴川内中学 知ったのです。 がいっぱいつまっていることを サイには田代の方々の大きな願い 受けた方々への思いを綴ったり いを馳せたり、熊本地震で被害を タの鳴き声を聞いて命について思 年からア ごみのポイ捨てもなくなるんじゃ 道にきれいなアジサイを植えれば、 だから、校区の人と話し合い、沿 が 沿 道 に あ ふ れ る よ う に な っ た。 缶や紙くずなど、いろいろなごみ を堂々と発表し、すばらしい弁論 人の弁士の子どもたちが自分 の主張したいこと、訴えたいこと く思い、安心いたしました。 育を受けていることを大変うれし 阿久根の子どもたちが、常日頃 から豊かな感性が育まれる心の教 たけど、ごみのポイ捨てで、空き ないかと考えて、平成 大会でした。』 等々、子どもたちの豊かな表現力 と感性の鋭さを感じました。 田代の道路に咲いているアジサ イの花を見て感銘を受けたり、ブ した。 方々に聴いてほしいものばかりで 『どの弁論も素晴らしい内容で、 本市の全ての子どもたちや大人の を述べられました。 審 査 委 員 長 の 萩 野 継 雄 さ ん は、 大会を振り返り、次のように講評 堂々と発表しました。 は、自分の思いを豊かな表現力で 校で行われました。各校の代表者 28 ジ サ イ を 植 え 始 め た ん だ。」 と 教 えてくれました。 最初のころは、夏の日差しでか 13 ほこっていました。家から学校ま ています。 してみました。すると、このアジ 46 19 がこめられていることをつい最近 わたしの通学路には、先月まで 色あざやかなアジサイの花が咲き 阿久根市 小・中学校 弁論大会 「 田 代 の 道 路 は、 県 道 号 線 の 開通で、交通量が増え便利になっ 平成28年度 Akune 18 標語を看板にして道路に設置した ました。他にも、地域で募集した やっと安定して花開くようになり で 一 本 一 本 に 水 を か け た り し て、 ん定をしたり、夏は大きなタンク きらめずに草かりをしたり花のせ なかったそうです。それでも、あ 食べられたりして思うように育た れて、台風でたおれたり、シカに ても空き缶や紙くずが毎日見つか ました。残念ながら、拾っても拾っ を用意してごみを拾うようになり わたしは、この話にとても感動 して登下校する時、小さなレジ袋 始まったということです。 かけに、アジサイウォーキングが 大輪の花が咲き出したことをきっ す。そして、平成 見学」をすることもあったそうで る」という、すがすがしい気持ち ことで「田代の美化に役立ってい 思います。しかし、一つ一つ拾う のわたしなら絶対にしなかったと るし、手もよごれるので、今まで はランドセル以外にも荷物が増え たしかに、ごみを拾うということ と 思 う 人 が い る か も し れ ま せ ん。 もしかしたら、小さなレジ袋で ごみ拾いをして、何が変わるのか くなります。 日もわたしはごみを拾います。 います。そんな願いをこめて、今 大きく広がっていくことを願って 拾う」というほんの小さな取組も に、「ポイ捨てをしない」「ごみは 田代の方の願いとアジサイが沿 道いっぱいに広がっていったよう しいです。 も何か感じ取ってくださるとうれ を拾う姿を見て、ドライバーの方 では、友達も拾うようになってき 【教育長賞】 小川 心(折多小6年) 「私のゴール」 外園 遙(大川小6年) 「リーダーになるために」 江口 翔己(尾崎小6年) 「信頼されるリーダーを目指して」 松﨑 康太郎(脇本小6年) 「言葉にしない思い」 山下 幹太(鶴川内小6年) 「大切にしたい、心のつながり」 中野 総一郎(西目小6年) 「美しい阿久根を守るために」 桝田 佳花(阿久根小6年) 「ブタさんに一言」 山平 愛澄(大川中3年) 「今、私にできること」 野村 あかり(三笠中3年) 「命を絆ぐ人」 ※入賞者は発表順です ました。わたしたち小学生がごみ り、地域清そうを行ったりした結 ります。しかし、前の日と比べて がエネルギーになるのです。最近 尾上 綾海(阿久根中3年) 「元気は幸せ」 【入賞】 年にようやく 果、 沿 道 が 美 し く 生 ま れ 変 わ り、 ごみの量が少ないととてもうれし 19 Akune 飛松 優花(山下小6年) 「一人じゃないんだ」 奥園 涼(鶴川内中3年) 「都会の生活と田舎の暮らし」 観 光 バ ス が 止 ま っ て、「 ア ジ サ イ 【議長賞】 25 楠田 ほなみ(田代小6年) 「小さな一歩が大きな力に」 大会結果 (敬称略 ) 【市長賞】
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