生駒山麓公園内の公園施設の運営に関する奈良県知 事からの

【報道資料】
平成 28 年 9 月 12 日
奈良県生駒市
生駒山麓公園内の公園施設の運営に関する奈良県知
事からの文書送付について
今般、平成 28 年 9 月 7 日付公緑第 64 号により、奈良県知事から別紙のとおり、生駒山麓公園内の
公園施設の運営について、レストランにおいて調理された加工品の一部が都市公園区域外に出荷され
ている事実は、都市公園法第 2 条第 2 項に抵触しており不適切であるので改善するよう文書が送付さ
れました。
一方、本件については、6 月 22 日に、国土交通省より奈良県を通じて、
「公園施設の運営の話であ
り公園管理者(注:生駒市長のことを指す)の責任において判断し行うべき事項であり、国からの行
政指導などという話ではない。」との見解をすでにいただいております。これを受け、当市はすでに都
市公園法の趣旨に即した形で山麓公園の運営を行うべく一層の改善に向けた取組を進めているところ
です。
いずれにせよ、当市は、これまでの取組を今後も継続し、都市公園法の趣旨を踏まえ、利用者に喜
んでいただける公園づくり、また、障がい者就労支援の推進などに全力で取り組んでまいります。
公園施設使用料を免除している理由
平成 22 年度以前、生駒山麓公園は都市公園管理者である市が自ら公園施設全てを管理(業務は委
託)
していましたが長年大幅な赤字経営であったことから平成 23 年度から指定管理者制度を活用する
こととしました。その中でフィールドアスレチックと特に赤字が大きかった野外活動センター、食堂
等についてはその管理を指定管理者に委ね、指定管理者の自主事業、独立採算による運営により維持
存続、活性化を目指しました。
公園施設の管理を都市公園管理者(市)自らではなく他者(指定管理者)に委ねる際には、都市公
園法や市の条例の手続きに基づき使用料を算出することとされています。しかしながら、生駒山麓公
園はたいへん広い公園であること、指定管理期間が 10 年であることから、条例の規定どおり形式的に
計算すると 10 年間で 96 億円という莫大な使用料となりますが、指定管理者が 96 億円分得をするとい
うようなものでもなく、単に「利用者の満足度を上げるため、市の保有する生駒山麓公園の土地、施
設を活用しても良い」という意味です。
なお、生駒山麓公園については、従来大幅な赤字であったものを指定管理者が自主事業として、市
に赤字を求めない形式で「独立採算」として運営していただく、さらには、指定管理者=民間の専門
的ノウハウ、企画力を生かして利用促進を期待していることからからその使用料は免除しています。
なお、現在の指定管理者に限らず、以前の指定管理者にも同じ形で免除しておりましたし、市が平
成 22 年度以前のようにこれらの施設の管理者となる場合でも使用料は収入されないのは同じです。
この件に関する報道関係からのお問い合せ
生駒市みどり公園課(担当:林、石田) 0743-74-1111(内線 581)