報 道 発 表 井伊氏ゆかりの石塔群の詳細が判明しました!

平成28年9月6日
浜松市
報 道 発 表
市民部
文化財課 埋蔵文化財グループ
℡ 053-457-2466
井伊氏ゆかりの石塔群の詳細が判明しました!
平成29年1月から始まる大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放映に合わせ、浜松市文化財課で
は、井伊氏ゆかりの石塔(供養塔)の詳細調査を実施し、その内容をまとめたリーフレットを作
成しました。主要な調査は平成28年3月に実施。ドラマの舞台となる北区井伊谷を中心に 10
箇所の石造物について、形状や銘文、材質の調査を行い、とくに重要な2箇所(井殿(いどの)の
塚、龍潭寺井伊家墓所)については三次元計測を実施し、現状を詳細に記録しました。
調査成果をまとめたリーフレット「井伊氏ゆかりの石塔」はA4版8頁、オールカラーで 5000
部を作成。
今回調査した井伊氏ゆかりの石塔を写真や図面を交え紹介し、造営時期や後世の改修、
整備の過程について解説しています。三次元計測を実施した井殿の塚(井伊直満、直義供養塔、
戦国時代に造営)と龍潭寺井伊家墓所(直虎の墓石を含む供養塔群、江戸時代初期~明治時代に
造営)については3D画像も掲載。両者ともに3D画像の作成は初めての事例で、全体を俯瞰し
て観察することが難しい石塔群について、一目で特徴がつかめるように紹介しています。
石塔の調査成果は、9月10日(土)に実施する現地見学会で市民向けに解説いたします。リ
ーフレットも見学会で無料配布を開始。9月12日(月)からは、引佐町にある埋蔵文化財調査
事務所(1月からは地域遺産センター)で取り扱います。
記
1
事業名
井伊氏ゆかりの石塔総合調査
2
調査対象
①井伊共保出生の井戸(石碑)、②井伊直平 廟 所 、③井 殿 の塚(井伊直満、直義供養塔)、④井
びょうしょ
い どの
伊直親廟所、⑤ふろんぼ様(仏坂の戦いの供養塔)、⑥龍潭寺井伊家墓所、⑦龍潭寺井伊家家臣墓所、
⑧井平氏廟所、⑨旧西楽寺墓地五輪塔、⑩渋川井伊家墓所
3
調査成果
引佐町には、井殿の塚やふろんぼ様など、井伊直虎が生きた
戦国時代(16 世紀)に遡る石塔が数多く残されていることが明ら
かになった。また、井伊直政以降の井伊氏の繁栄によって、江戸
時代から明治時代にわたり井伊氏ゆかりの石塔群が整備されてい
ることもあわせて確認できた。井伊氏石塔3D画像の作成は初めて。
4
見学会
「井伊氏ゆかりの石塔を訪ねて」
日
時
平成 28 年 9 月 10 日(土)
午前 10 時から正午
集
合
引佐協働センター(北区引佐町井伊谷 616-5)1階ロビー
内
容
井殿の塚、龍潭寺井伊家墓所などの解説
井殿の塚
3D画像
(リーフレット「井伊氏ゆかりの石塔」を配布します)
備
5
問合せ
考
少雨決行・参加費無料・申込不要
浜松市埋蔵文化財調査事務所
(引佐協働センター内)
電話 053-542-3660
井殿の塚 3D画像
報道発表
井伊氏ゆかりの石塔
平成28年9月6日
直親墓
直虎墓
龍潭寺井伊家墓所(3D画像)
龍潭寺伽藍の西方に造営された石塔群であり、井伊氏の初代、共保(ともやす)から直政にいた
る当主・夫人の墓石13基が現存する。初代共保と龍潭寺殿を法名とする井伊直盛の石塔を正面に、
11基の五輪塔が並んでいる。井伊直虎の墓は正面に向かって左側、奥から2番目。許婚であった
直親はその手前、両者並んで造営されている。
リーフレット
書 名
『井伊氏ゆかりの石塔』
内 容
A4版、8頁、オールカラー
印刷部数 5000 部
内 容
井伊氏ゆかりの石塔10箇所を図面、写
真、3D画像などを交えて紹介
井伊氏の歴史や系図についても触れる
配 布
無料
配布窓口 浜松市埋蔵文化財調査事務所
(引佐協働センター内)
〒431-2295
浜松市北区引佐町井伊谷 616-5
電話 053-542-3660
※ 平成29年1月に開館する
地域遺産センターでも配布予定
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