巻末資料 中小水力発電に係る有望仮想発電所のカルテ 中小水力発電 カルテ 札幌 (開発有望箇所調書) 1 北海道富良野市 長 岡 牧場の沢川 凡例 川 九 号沢 八 号沢 川 沢W) 設備容量(のk 布 礼 別川 三 五ノ 沢 富 丘沢川 -100 川 一の沢 100-200 200-500 布 部川 礼別川 ポン布 500-1, 000 94 5. 8 1, 000-5, 000 鳥川 中白 5, 000-10, 000 10, 000 川 東布 礼別 45 0. 1 有望 箇所 北 白鳥川 7 833. ポン布 部川 35 7. 4 下神木の沢 川 下 の沢川 261. 3 12 7. 7 白鳥川 616. 5 本沢 フタ マタ川 神木の沢川 上神 木の沢川 平 沢 の 熊 [ 0 1 36 5. 8 奥 の沢 川 沢 岩魚 川松 川 沢川 川 沢 1 . 139 川 川 布 達 西 2 4 km 図中の数値は、設備容量(kW)を示します。 作 成者より コメ ン ト 扇状地で傾斜があり、流量も一 定確保 でき、道路アクセスも良い。 農業用水との 調整が必要かもしれない。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 北海道富良野市 所在 河川名 白鳥川 有効落差 74. 6 設備 容量 833. 7 1. 58 設備 容量上 の 最大流量 注) m kW m3/s 490万 kWh/年 年間発電電力量 概算工事 費 推定流況曲線 1, 141 百万 円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 金山ダム ダム ・ 観 測所名称 北海道空知郡南富良野町 所在地 2003年~2012年 参照した日流量デ ー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ (開発有望箇所調書) 2 岩手県八幡平市 仙台 新潟 29 7. 8 凡例 設備容量(k W)長 川 堤沢 -100 100-200 シドノ沢川 鴨田 川 648. 8 200-500 500-1, 000 日影 沢 1, 000-5, 000 アセ沼川 田沼 5, 000-10, 000 鴨 40 5. 3 379 1, 093. 8 4 313. 11 2. 9 2 557. 夜 沼 赤川 赤川 後藤 川 川 1 786. 1, 668. 8 川 小沢 松川 若 2 5. 21 イ 25 8. 6 283 7 110. 15 6. 6 2 2. 45 沢 タザ ヶ沢 洞 9 . 722 柳 沢 3 45. 6 95. 赤川 5 0. 66 又沢 一ノ 7 . 290 6 107. 2, 北ノ又川 沢川 旗 1 140. 根別川 968. 7 松川 北ノ 又川 深沢 若旗 グンタリ沢 有望箇所 3 . 392 赤川 黒沢 10, 000 鴨 田川 焼切 32 沢 6 106. 大 左 保沢 地 獄 谷 澄 有根沢 川 [ 0 1 2 4 km 図中の数 値は、設備容量(kW)を示します。 作 成者より コメント 流量が多く傾 斜もある。農業用水取水後の流量が充 分 あれば 可能性が高い ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 岩手県 八 幡平市 所在 推定流況曲線 注) 松川 河川名 有効 落差 66. 4 設 備 容量 1, 786. 1 kW 3. 81 設 備 容量上 の最大流量 m3/s 1, 421万kWh/年 年間発 電電力 量 概算工事 費 m 1, 950 百万円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 四十 四田ダム ダム・観測所名称 岩手県 盛岡市上 田字松屋敷 所在地 2002年~2012年 参照した日流量デー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ (開発有望箇所調書) 秋田県湯沢市 沢 関沢 脇 萱又 大 小沢 川 5 50. 川 7 4. 16 合 川 新潟 ノ沢 川 3 仙台 凡例 落 川 沢 の 沖 大谷 川 設備容量(k W) 4 . 101 川 沢 杉 の子 -100 100-200 1, 19 9. 1 川 板沢 沼 32 9. 5 皆瀬 川 5, 000生 -1 内0 , 000 沢 川 沢 10, 000中の台沢 宮 川 3 193. 高松川 432. 6 1, 000-5, 000 16 4. 8 の 沢川 川 大 檜内沢 500-1, 000 6 . 117 98 9. 9 200-500 20 9. 2 宇留 院内 奥 有 望 箇所 8 3. 95 葦名 沢 寒沢 1 558. 44 4. 8 沢 小安 尻沢 湯 桑 ノ沢 66 5. 4 川 9 4. 23 250. 3 沢川 山葵 5 239. 9 5. 9 48 . 146 仁勢 沢 [ 9 4. 02 1, 役 内川 .1 62 0 79 5. 5 1 50 . 2 沢 安 小 川 又沢 湯の 高 倉沢 川 2 4 km 図 中の数値は、設備容量(kW)を示します。 作成者より コメント 山間地 で落差があるが、谷が深いので取 水地 点や水路ルートが 課題 である。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 秋田県湯沢市 所在 注) 高松川 河川名 102. 3m 有効 落差 設備 容量 推定流況曲線 558. 1 設備 容量 上の最大 流量 年間発電電力 量 概算工事費 0. 77 kW m3/s 322万kWh/年 623 百万円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 川井観測所 ダ ム・観測所名 称 岩手県宮古市川井 所在 地 2002年~2012年 参 照した日流量 データ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ 4 仙台 新潟 (開発有望箇所調書) 宮城県色麻町 凡例 孫 大 道川 沢 設備容量( k W) 川 西沢 田川 -100 100-200 200-500 大滝 川 500-1, 000 614 鳴瀬 川 226. 3 鹿又 川 1, 000-5, 000 旧長 谷川 5, 000-10, 000 川 保野 10, 000 655 8 1. 51 大滝 川 青野 川 有望箇所 水 花沢 深川 実沢 長谷 川 新花 川 73 6. 9 9 2. 05 , 1 子 沢 猪 の 910 保野 川 蛭沢 保野 川 2 828. 焼 切川 川 4 495. 1 3. 67 1, 631. 4 260. 1 1 1. 花川 48 花川 花川 岩ヶ沢 川 善川 善川 田 1 吉 2. 25 花 升沢 川 荒 川 川 川 種 沢 [ 0 1 2 4 km 図中の数値は、設備容量(kW)を示します。 作成者より コメント 流量が一定程度あり傾 斜もある。農業用水との調 整が課題である。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 宮城 県色麻町 所在 河川名 保 野川 有効落差 85. 1 設備 容量 1, 052. 9 kW 1. 75 設備 容量上の最大流量 注) m m3/s 629万kWh/年 年間発電電力 量 概算工事 費 推定流況曲線 1, 805 百万円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 漆沢ダム ダム・観測所名 称 宮城 県加 美郡 加 美町字漆沢 所在 地 2003年~2012年 参 照した日流量データ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ 仙台 新潟 (開発有望箇所調書) 5 山形県米沢市 さいたま 川 8 833. 羽 設備容 量(k W) 前 ヶ沢川 4 . 845 7 015. 1, 8 . 145 1, おそ の沢 凡例 黒 -100 100-200 200-500 49. 2 7 堀立 川 3 羽黒 9. 1, 00025, 000 川 6 29 田 大佐 500刈 -1, 000 3 . 720 1, 691 . 5 安 川 川 大石 沢 5, 000-10, 000 有望箇所 3 6. 22 綱 木 布 沢 8 864. 白 大 川 10 7. 2 14 . 2 291. 6 46 1. 9 佐 原 沢 40 9. 6 沢 180. 5 櫃 6 237. 沢 間々川 明 道沢 知 沢 48 小 6 343. 須 和 1 80. 92 長倉 座 々沢 湯ノ入 門沢 8 右ェ . 222 藤 7 . 36 117. 6 5 145. 川 井 4 625. 39 .9 長 2 . 085 2, 131. 5 4 3. 93 松 9 643. 矢 淀沢 沢 矢 46 6. 4 大 3 141. 沢 迷 滝沢 3 162. 20 .5 川 3 235. 4 241. 2 25. 175. 5 横 3 3. 56 1, 8 1. 77 大沢 川 沢 二ノ 丸沢 中 45 4. 1 渋川 5 . 25 9 . 52 95 5. 7 貝少沢 川 6 241. 最上 31 8. 1 1, 39 0. 8 間 々川 大 7 353. 1, 10, 000 樽川 中 津川 [ 0 1 2 4 km 図中の数値 は、設備容 量(kW)を示します。 作 成者より コメン ト 流量 ・傾斜があり、道路アクセス、送電線アクセスもある 。 山間地で大きな農業用水はない。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 山形県米沢市 所在 注) 大樽川 河川名 106. 1m 有効落差 設備 容量 推定流況曲線 1, 563. 3 kW 2. 09 設備 容量 上 の最大流量 925万 年間発電電力 量 概算工事 費 1, 609 m3/s kWh/ 年 百万 円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 白川ダム ダム・観測所名 称 山形県西 置賜郡飯豊 町大字高峰 所在地 2003年~2012年 参照した日流量 デー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ 仙台 新潟 (開発有望箇所調書) 6 福島県福島市 さいたま 45 0. 1 5 44. 天戸 21 3. 8 川 107 水沢 東京 凡例 18 5. 2 設備容量(k W) -100 沢 徳 天戸川 100-200 344. 3 25 須川 2 248. 59 0. 6 200-500 500-1, 000 4 9. 16 不動沢 1, 000-5, 000 5, 000-10, 000 13 6 0. 44 荒川 白 津 川 4 218. 10, 000 有望箇所 川 大森 5 . 210 5 . 44 210. 8 1, 46 9. 6 鍛冶屋 川 1, 120 73 塩 ノ川 12 1. 3 42 6. 7 濁川 6 1. 16 荒川 8 荒川 184. 9 228. 東 八 川 15 8. 1 250. 1 荒川 沢 6 46. 3 . 70 水原 川 ヶ 西 鴉川 6 22. 産 東 鴉川 170 油 井川 湯 川 油 井川 [ 0 1 2 4 km 図中の数値は、設備容量(kW)を示します。 作 成者より コメン ト 扇状地で傾斜があり、流量も一 定確保 できる。道路ア クセス・ 水路ルー トが課題である。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 福 島県福 島市 所在 注) 荒川 河川名 136. 8m 有効落差 設備 容量 推定流況曲線 1, 469. 6 kW 1. 52 設備 容量上 の最大流量 m3/s 919万 kWh/年 年間発電電力量 1, 636 概算工事 費 百万 円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 三 春ダム ダム・観測所名称 所在地 福 島県田村郡三 春町大字西方字向山263番地先 2003年~2012年 参照した日流量デー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 中小水力発電 カルテ 仙台 新潟 (開発有望箇所調書) 7 福島県南会津町 さいたま 箕 沢 8 5. 39 鴨沼 富貴沢 24. 6 相模原 沢 2 313 39 .1 沢川 賀川 阿 12 8. 3 46 8. 8 川崎 凡例 設備容量(k W) 小 -100 塩川 小桂 川 100-200 黒森 200-500 川 沢 穴 沢 川 長沢 19 3. 4 500-1, 000 川 165. 8 川 地 赤芝 5 89. 阿賀 金 6 . 591 沢 423. 5 姥神 富貴 東京 千葉 1, 000-5, 000 5, 000-10, 000 川 10, 000 阿賀 1 125. 阿賀 有 望箇所 川 6 . 494 程窪沢 2 . 89 35 6. 6 阿 賀川 阿 賀川 糸沢 羽塩 沢 15 6. 1 5 . 597 ヒラナメ沢 99 大倉 岐 川 450. 6 451. 9 鎌越 中沢 沢 分木 ノ沢 9 3. 14 157 . 2 3 . 88 沢 戸石 沢 万坂 龍沢 山王 川 恋 7 7. 10 路 沢 4 . 273 賀川 阿 川 沢 荒海 越路 沢 沢 1 2 20. 8 沢 倉 松 焼山 [ 0 水上 356 . 5 朝日 岐沢 沢 峠 川 男鹿 4 km 図 中の数 値は、設備容量(kW)を示します。 作 成者より コメント 山間地で傾 斜がある。道路アクセス・水路ルートが課題である。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 福島県南 会 津町 所在 河川名 推定流況曲線 注) ヒラナメ沢 有効落差 41. 8 設備 容量 338. 5 設備 容量上 の最大流量 年間発電電力 量 概算工事 費 1. 15 m kW m3/s 383万kWh/年 570 百万円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 田島ダム ダム・観測所名称 所在地 福島県南 会 津郡 南 会 津町高野字猿窪山 2003年~2012年 参 照した日流量データ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 仙台 新潟 中小水力発電 カルテ (開発有望箇所調書) 8 さいたま 栃木県日光市 相模原 浜松 静岡 東京 千葉 川崎 沢 下唐 沢 唐 上 野門 沢 凡例 川 6 75. 六方 沢 設備容量( W) 小 k 百 川 100-200 板穴 川 1 . 638 アカ 沢 ナ -100 200-500 七滝沢 9 . 150 16 0 500-1, 000 中ノ 沢 荷川 鳴 沢川 田 19 5. 8 根通 沢 1 . 027 3, 2, 685 1, 41 2. 9 荒沢川 油川 渕川 志渡 渕川 沢 8, 701 . 9 志渡 九桜 4, 57 8. 5 荒沢 川 7, 05 3. 1 41 6 丸見 川 23 9. 4 2 669. 2, 65 5. 6 40有望 箇所 7. 7 2 . 532 2 2. 55 2, 47 2. 2 10, 000 柳沢 3 . 200 1, 2 213 135. .3 8 8. 15 27 4. 9 川 赤沢 49 1. 1 50. 1 5, 000-10, 000 6 67. 997 研堀 114 . 8 75 . 1 2 7. 16 薬 2 64. 861 . 5 4 8. 19 1, 川 .2 86 44. 9 1 2. 57 母 天狗 沢 6 4 沢 1, 000-5, 000 8 66. 58 .8 ヒネリギ沢 稲 大谷川 左沢 川 1 8. 11 行川 角石 荒川 沢 20. 7 本沢 71 . 3 6 20. 沢 光 日 東 大芦川 川 西黒 [ 0 1 2 東沢 4 km 黒川 図中の数 値は、設備容量(kW)を示します。 作 成者 より コメ ント 勾配 が大きく、道路アクセスもある。堰堤利 用等 取水が課題である。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 栃木県日光 市 所在 河川名 田母沢川 有効落差 144. 2m 設備 容量 472. 2 設備 容量上 の最大流量 年間発電電力量 概算工事 費 0. 46 推定流況曲線 注) kW m3/s 1, 880万 kWh/年 485 百万 円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 中 禅寺ダム ダム・ 観測所名称 栃木県日光 市中 宮祠 所在地 2003年~2012年 参照した日流量デー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。 新潟 中小水力発電 カルテ さいたま 相模原 (開発有望箇所調書) 9 名古屋 群馬県下仁田町 川崎 静岡 浜松 東京 千葉 打 越川 沢 高石 奴 居 出川 塩 の入 川 凡 例 6 7. 38 峯 沢 設備容 量(k W) 蚊沼 川 中沢 川 詰川 -100 坂 小 坂 川-2 鏑0 10 00 川 沢 沢 日 入 沢 ノ入 川 鎌 田 日 小 倉 川 高畑ヶ沢 春 松 川 4 落沢 59. 沢 葉 500-1, 000 沢 5, 000-10, 000 横 6 9. 64 1, 沢 10, 000 瀬川 有望箇所 口川 244. 6 525 . 1 4 . 194 沢 494. 6 賀 小 原 川 原 倉 青 23. 2 22 . 6 8 2. 22 68 .7 雄 川 9 35. 涸沢 椚 沢川 7 1. 27 396. 5 川 石 山沢 6 7. 18 118. 1 田 61 .4 45 . 1 川 川 沢 平 檜沢川 8 282. 沢 沢 弁天 仁 大 栗 山川 桑 本川 千 本 南牧 川 高 倉川 2 3. 32 3 . 292 野沢 吉 岩 4 36. オオカ ヤ沢 木戸 小 塩 沢川 2 43. 沢川 川 沢 塩 沢 川 時田 川 西 原 大 又沢 四つ 6 . 78 高 14 3. 5 沢 1, 000-5, 000 梅 赤津 7 39. 田 200-500 梅沢 川 諸 馬 川 空 沢川 馬居 6 . 84 沢 川 平沢 清水 83 5. 3 川 川 西沢 9 62. 根草 沢 沢 向山 日 橋 51 .4 倉川 98 .4 住居 附 川 [ 0 1 2 4 km 図中の数値は、設備容 量(kW)を示します。 作 成者 より コメント 流量はあるが、勾配 がや や 緩く、人家との関係 でルー トが課題 である。さらに上 流の支流にも可能性がある。 ●仮想発電所諸元及び付近の流 況 群馬県下 仁 田町 所在 河川名 青倉 川 有効落差 96. 2 設備 容量 525. 1 設備 容量上 の最大流量 年間発電電力量 概算工事 費 0. 77 推定流況曲線 注) m kW m3/s 321万 kWh/年 782 百万 円 注 ) 流 況は、近傍の流 量観測所・ダムの実測流 量データ(下表)に基づいて推計したものです。 ●仮想発電所近傍の流 量観測地点の情報 大仁 田ダム ダム・ 観測所名称 群馬県甘楽郡南牧村大字大仁 田 所在地 2003年~2012年 参照した日流量デー タ 本カルテの説明、データの使い方 ①「導入ポテンシャル」算定方法 中小水力発電の導入ポテンシャルは、以下の手順で計算し ています。 ・ 公 開されている地形データ(1 0mメ ッシュ 標高データ)から 得ら れる河川の勾 配と、既設の流量観測所において記録された過去 10 年分の日流量データを用い、河川の一定区間を「仮想発電所」と定義し て発電賦存量(設備容量:k W )を計算する。 ・ 発電所の開発に要する概算工事 費を推計し 、発電単価を求めて、経済性のある仮想発電所を抽出する。 ・ 中小水力発電開発の制約条件(地形、法規制等)によ り、適切 でない仮想発電所を除外する。 ・ 上記によ って残った仮想発電所の発電賦存量を、 「導入ポテンシャル」とする。 「導入ポテンシャル」は、上記のとおり賦存量だけでなく、実際の開発にあたっての制約条件も加味して計算された値であり、これ から中小水力発電の開発を 検討される方にとって、適地選定を する上で有用な情報となりえます。 ②データの構成 仮想発電所は、一般に公 開されている河川の線形データ(河道中心線)における、河川の合流点から 合流点までを一つの発電単位 とし て定義し たものです。上流側の合流点を取水点、下流側の合流点を放水点(発電所)とし て、流れ込み式の発電所が河川に設置 されていると想定する考え方です。 この考え方によ り、全国 を対象に仮想発電所を設置することで、全国 の発電賦存量、導入ポテンシャルを計算することができます。 ③中小水力発電開発のためのデータの使い方 提供するデータは、GI S (地理情報システム)の形式になっており、仮想発電所の位置情報に、上表の諸元情報が組み合わされたも のになっています。発電を検討される箇所を任 意に選定し 、当該箇所の導入ポテンシャル、発電所を設置し た場合の諸元情報を知る ことができます。 データフォーマットは汎用性の高い Sh ap e形式ですので、フリーウエアを含めた多くの GI Sソフトで内容を確認、編集する等の使 い方が可 能です。
© Copyright 2024 ExpyDoc