欧州旅行博出展及び航空会社と連携したプロモーション事業 仕 様 書

欧州旅行博出展及び航空会社と連携したプロモーション事業
仕 様
書
1. 目的及び概要
欧州市場は、折からの円安傾向や日本ブームにより訪日旅行の拡大が続いている。
中部地域を中心とする昇龍道エリアへは、中部国際空港と欧州間の直行便が限られる
こと、また、主に製造業を中心とするビジネス渡航がこれまで中心であることから、
観光目的の需要を伸ばしていくことが大きな課題となっている。
欧州市場はFIT比率が非常に高く、航空券をWEBで購入し渡航する形態が一般化
するなど、従前の旅行会社中心の商品造成施策だけでは利用者増が難しくなっている。
また、欧州からの訪日は滞在期間が比較的長期になることから、中部地域を中心と
する昇龍道エリアを唯一の目的地とする旅行者だけでなく、同エリアを訪日旅行の起
点又は終点とする旅行者も取り込んでいく必要がある。
本事業では、中部国際空港に就航するルフトハンザドイツ航空(中部=フランクフ
ルト路線)、およびフィンランド航空(中部=ヘルシンキ路線)と連携して主にFI
Tをターゲットとしたプロモーションを実施し、欧州から中部地域を中心とする昇龍
道エリアへの訪日旅客数の増加を図ることを目的とする。
2. 契約期間
契約日から平成29年3月10日(金)まで
3.事業概要
(1)「CMT(シュツットガルト)」への出展
シュツットガルト(ドイツ)で開催される同旅行博における、JNTOが出展する
「JAPANブース」内にて、中部地域を中心とした昇龍道エリアのPR・観光情報
の提供を行う。
(CMT概要)
日程:平成29年1月15日~22日
場所:ドイツ シュツットガルト
(2)「MATKA(ヘルシンキ)」への出展
ヘルシンキ(フィンランド)で開催される同旅行博における、JNTOが出展する
「JAPANブース」内において、中部地域を中心とした昇龍道エリアのPR・観光
情報の提供を行う。
(MATKA概要)
日程:平成29年1月19日~22日
場所:フィンランド ヘルシンキ
(3)WEB 等を活用した広告宣伝事業
航空会社等と連携し、出展旅行博でのPR効果が最大となるよう、告知宣伝事業を
行う。
(4)事業の分析・考察
本事業を通じて分析を行い、昇龍道における欧州のさらなる誘客を図るための考察
を行う。
4.委託業務内容
① 出展全体に関すること
ア 現地出張手配
・ 旅行博出展事業に必要な参加者の航空券、宿泊、現地移動交通手段等の予約手
配に関する一切
※いずれの出展も、1/19~22 日の 4 日間の出展を予定
※事業費には事務局 1 名分のみに係る費用を含むこととする
イ 現地通訳の手配
ウ CMTおよびMATKA会場での補助業務
エ 全体の行程管理
オ 参加者および関係者との清算事務
② CMT出展
ア JNTO(CMT日本事務局)への各種申込み、連絡調整
イ 来場者促進のためのブース内企画の実施・運営、ノベルティ等必要物品の購
入・作成
・来場者に対して強いアピールが可能な、参加型のイベントを実施すること
により、当地域への中部就航路線を利用した訪日の動機づけが行えるよう
にすること
・資料(パンフレット等)の取りまとめ、日本から現地への輸送及び搬入、
その他ブース出展のための一切の手配を行うこと
・ターゲット層は、30代~40代の男女FIT層とする
・ブース内企画の実施は、1月19日~22日の4日間とする
ウ 来場者アンケートの実施、分析
来場者アンケートを作成し必要な言語に翻訳の上、同会場にて実施するこ
と。また、結果を分析の上報告書にまとめること
エ ブース出展の効果把握
③ MATKA出展
ア JNTO(MATKA日本事務局)への各種申込み、連絡調整
イ 来場者促進のためのブース内企画の実施・運営、ノベルティ等必要物品の購
入・作成
・来場者に対して強いアピールが可能な、参加型のイベントを実施すること
により、中部就航路線を利用し、当地域への訪日の動機づけが行えるよう
にすること
・資料(パンフレット等)の取りまとめ、日本から現地への輸送及び搬入、
その他ブース出展のための一切の手配を行うこと
・ターゲット層は、30代~40代の男女FIT層とする
・ブース内企画の実施は、1月19日~22日の4日間とする
ウ 来場者アンケートの実施、分析
来場者アンケートを作成し必要な言語に翻訳の上、同会場にて実施すること。
また、結果を分析の上報告書にまとめること
エ ブース出展の効果把握
④WEB 等を活用した告知宣伝事業
・ 上記旅行博に合わせ、WEB 等を活用し、発注者が別途指定するランディング
ページへの誘引増及び名古屋を中心とした中部地域への誘客増を目的とした、
広告活動を英語で実施すること。
・ 対象国は以下のとおり
1)ルフトハンザ航空との共同ランディングページへの誘導対象国:ドイツ
2)フィンランド航空との共同ランディングページへの誘導対象国:フィンラ
ンド、英国、スペイン
⑤事業の分析・考察
本事業を通じて分析を行い、昇龍道における欧州のさらなる誘客を図るための考
察を行う。
5. 報告書の提出
本事業終了後、履行期限までに、事業実績に係る報告書を紙媒体3部、電子データ
(CD-R 等)2部を提出すること。なお、造成状況に関する事項については、報告書と
は別に随時報告するものとし、報告書への記載事項及び提出先は、次のとおりとする。
(1)報告書記載事項
(ア)旅行博覧会出展事業に関すること
・開催概要(ブース来場者数含む)
・行程、参加者名簿
・ブースの装飾、外形等の概要および、イベント等含む実施状況及び写真(キ
ャプションを入れること)
・アンケートの内容、集計結果及び分析結果
(イ)広告宣伝事業の実施内容及び実績・効果
(ウ)その他、監督職員が指示したもの
(2)提出先:
中部運輸局観光部国際観光課 報告書 1 部、CD-R 又は DVD-R1部
中部国際空港利用促進協議会 報告書 2 部、CD-R 等 1 部
(3)提出期限:
平成29年3月10日(金)
6. 事業実績評価について
中部運輸局が指示する成果システムに、目標値と成果を迅速に入力すること。
詳細については、中部運輸局観光部国際観光課に確認すること。
7. 著作権等について
(1)本事業により制作された制作物の著作権は、中部運輸局、中部国際空港利用
促進協議会に帰属するものとする。
(2)ただし、受託者が従前より保有している著作物の著作権に関しては、受託者
に帰属するものとするが、中部運輸局、中部国際空港利用促進協議会が本事
業において、その使用権及び翻訳権を有するものとする。
8. 瑕疵担保責任
本委託業務における瑕疵担保期間は、契約終了の日から1年間とする。この間
に瑕疵が発見された場合は、受託者の責任において補修を行うものとする。
9. 疑義等
事業の円滑かつ効率的な進捗を図るために、主催者である中部運輸局、中部国
際空港利用促進協議会の担当者と密接な連携を図りながら事業を進めるものとし、
本仕様に定めのない事項について疑義が生じた場合は、その都度協議のうえ対処
するものとする。
また、個人情報に関連する業務については関係法令を遵守し、本仕様に定めの
ない事項については、その都度協議の上対応するものとする。
10.業務請負者の選定について
企画競争により請負業者を特定する。ただし、参加業者の辞退等により企画書
の提出が1者となった場合においても、仕様を満たしている場合は、その業者を
特定することとする。
11.監督職員
中部運輸局観光部国際観光課課長補佐
以
上